Amazonスポンサープロダクトやその他の広告の設定方法と効果【6つの手順で売上up!】

Amazonで商品を新規出品する場合を中心にスポンサープロダクトの活用は必要不可欠な時代に突入しています。

Amazon内SEO対策には初動の商品の売れ行きが大事になりますがキーワードの調整や画像の改善だけでは強いライバルが数多くいる商品カテゴリで上位表示させることは出来ません。

スポンサープロダクトの使い方を学んで早い段階で売上を安定させましょう。

目次

Amazonの広告の種類

Amazonにはスポンサープロダクト以外にも幾つか広告枠があります。

Amazonで出稿できる広告の種類は以下の通りです。

  1. スポンサープロダクト
  2. 商品ディスプレイ広告
  3. ヘッドライン検索広告
  4. スタンダード広告
  5. ターゲティング広告
  6. インシップ・ブックカバー広告
  7. セラーセントラル広告

それぞれの特徴・活用法について見ていきたいと思います。

スポンサープロダクト

スポンサープロダクトはキーワードで検索した際の結果表示の画面で最上段と中間位の位置に表示されるクリック課金型の広告です。

以前は表示位置が最上段と最下部でしたが商品の途中に表示させることで広告であることを一見わかりづらくして購入につなげる意図があるとAmazonのスポンサープロダクト事業部の人から聞いています。

実際に以前よりクリック率は高くなっています。

広告を出稿する上で最優先で考えるべきポイントです。

商品ディスプレイ広告の特徴

ユーザーの興味・関心、もしくは商品単位でのターゲティングで商品詳細ページ右下に掲載される広告です。

“ブランドや商品の認知を目的に使われる”とAmazonに記載がありましたがユーザーが閲覧している商品ページとの比較をされることになるのでブランド認知よりもカスタマーレビューの評価が高く、商品情報が充実した商品を宣伝する際に向いていると思います。

そのため商品によるターゲティングの場合、競合となる商品をぶつけるのではなく関連性の高い商品を掲載することをおすすめします。

例えば以下の例ではモバイルバッテリーの商品ページに格安simの広告を出していてこれは上手い使い方です。

ヘッドライン検索広告の特徴

キーワード検索をした際に検索結果の上部に表示される広告です。

売上拡大やブランド認知の向上を図るためのものです。

あまり知られていないのですが非常に効果の高い広告なので使っていない方は活用すべきです。

スタンダード広告の特徴

スタンダード広告とはAmazonのトップページや商品ページ・決済完了ページなどに表示するバナー広告のことです。

スタンダード広告は基本的に単価が100万円以上のため多くの場合法人企業の方が対象となってきます。

スタンダード広告には以下の11種類があります。

  • マーキー
  • トップレクタングルA
  • トップレクタングルB
  • 検索結果スカイスクレイパー
  • 検索結果スーパーバナー
  • 商品詳細レクタングル
  • 商品詳細スーパーバナー
  • レビュー一覧レクタングル
  • 決済完了カンバス
  • 決済完了レクタングル
  • 出品一覧 ストライプ

それぞれの広告の特徴や料金を見ていきたいと思います。

※広告の在庫状況や料金に関しては変動があるので利用の際はAmazon.co.jpメディア事業部にお問い合わせください。

マーキー

ページ最上部に表示されるマーキーは、Amazonを訪れるユーザーへ強烈な印象を与えることが可能高で高いブランディング効果が期待できます。

トップレクタンダルA

Amazonのトップページに掲載できる広告でスタンダード広告の中では最も人気が高いと言われています。ターゲティングとの相性も抜群です。

CPC(クリック単価)が高いので個人的にはAmazonが宣伝するほどはオススメできません。

CTRが文句なしに高いので広告費の採算が合う場合は利用を検討してもいいでしょう。

トップレクタンダルB

検索結果ページの左側に現れるスカイスクレイパー型の広告枠です。

ちなみにスカイスクレイパーとは摩天楼の意味で、縦長の広告をスカイスクレイパー型広告と呼びます。

縦長のバナーは注目率が高く、ブランドを認知や他社からのブランドスイッチを目的としている場合におすすめとなっています。

検索結果スカイスクレイパー

検索結果スーパーバナー

検索結果ページの最下部まで隈なくチェックするヘビーユーザーにリーチできるメニューです。

ページ中部に広告別のインプレッション巣をまとめたデータを載せていますがインプレッション数は意外と高いです。

商品詳細レクタングル

商品詳細ページ右下部に掲載される広告でブランド認知の意味合いが大きいスタンダード広告の中では比較的購買につながりやすいです。

商品詳細スーパーバナー

買い物をするほぼ全てのユーザーが訪れる商品詳細ページの下部(関連商品としておすすめされる商品の部分)に掲載される広告です。

こちらもクリック率は高くないものの購入に繋がりやすい広告の一つです。

レビュー一覧レクタングル

全てのカスタマーレビューを表示するページのファーストビューに表示され購入検討中のユーザーへアプローチが可能なため、高いインプレッション効果も期待できます。

実はクリック率が高く購入に繋がりやすい広告で2番目におすすめです。

決済完了カンバス

唯一のカンバスバナーで決済完了ページの大きなスペースを占有し、ユーザーの興味を惹くことが可能。クリックだけでなくコンバージョンも期待できるメニューです。

商品の購入後は心理的にも次の商品への購入のハードルが下がっている時なので購入率が高くなります。

決済完了レクタングル

決済完了ページの右下に表示されるメニュー。こちらも買い物直後のユーザーへ低単価で訴求可能です。

CPCが低く比較的CTRも高いので一番オススメです。

出品一覧 ストライプ

Amazonのコア・ユーザーである購買意欲の高いカスタマーにリーチ可能な広告です。

スタンダード広告の掲載位置まとめ

広告掲載料金

出典: Amazon.co.jp

ターゲティング広告の特徴

Amazonでは以下の属性を指定してターゲティング広告を出すことが可能です。

  1. ライフスタイル
  2. ホットカスタマー
  3. ストア
  4. ジェンダー
  5. エリア
  6. ニューカスタマー

ライフスタイル

購買・閲覧履歴に基づいてターゲティングを行いファミリー、教育、パーソナルファイナンス、スポーツ、健康、エンターテイメント、ゲーム、トラベル、キャリアアップ、IT、語学学習、英語学習、デジタルライフ、パソコン、プリンター・スキャナー、カメラ、オーディオ機器、生活家電、携帯電話、アート&デザイン、グルメ&クッキング、ディズニーファン、ペットオーナー、医療、 ビューティー、車の26セグメントの他、商品カテゴリからからカスタマイズすることも可能な広告です。

ホットカスタマー

直近の閲覧履歴に基づきターゲットしなおかつ購買に至ったユーザーをタイムリーに対象から除外することが出来る広告です。

ストア

指定カテゴリの検索結果ページと商品詳細ページいずれかに露出可能なターゲティング広告です。特定のカテゴリに興味を持つユーザーに有効です。

エリア

IPアドレスに基づき、希望の地域にターゲティング可能な広告です。複数を指定した地域単位でのターゲティングも可能です。

ジェンダー

購入実績のあるユーザーの氏名から性別を分析し、性別を絞って広告表示をさせることで高いパフォーマンスが期待できる広告です。

ニューカスタマー

90日以内にAmazon.co.jp で初めて購入したユーザーだけにターゲティング可能な広告です。

ターゲットとしてはWebのライト層が多いのでクレジットカードの新規発行案件などに用いられています。

インシップ・ブックカバー広告の特徴

商品配送の梱包箱内にチラシやブックカバー広告を同梱するインシップ広告です。

セラーセントラル広告の特徴

出品企業・事業主向けの「セラーセントラル」に表示される広告枠です。

ここまで様々な広告を見てきましたが多くの出品者にとって最も重要となるのはスポンサープロダクトなのでその設定方法・活用方法を見ていきたいと思います。

Amazonスポンサープロダクトを出稿するべきか否かのチェック項目

まず商品ページ自体がきちんと出来ていないと成約率(コンバーション率)を落とすことになるので初めにチェックしましょう。

チェック項目は以下の通りです。

  1. タイトルの長さは200文字以内か
  2. 箇条書き部分は5つあるか
  3. 画像の枚数は6枚以上あるか
  4. 商品説明の文字数が1000文字以上か
  5. レビュー平均点が4点以上か
  6. レビュー数は15以上あるか

なお新規で売り始めたばかりの場合当然レビューはありませんのでAmazonで評価を上げる方法を参考にレビューを獲得することが大切です。

レビュー0の状態の商品ページに対しスポンサープロダクトを使うことだけはやめましょう。

Amazonスポンサープロダクトの設定方法

キャンペーンを作成する

オートターゲティングとマニュアルターゲティングがありますが基本的にはマニュアルターゲティングを使います。

オート=自動=便利そうという印象だけでオートターゲティングを選択する方が多いですがオートターゲティングはあなたの商品に関係あるであろうキーワードを洗い出す時に使うものであって利益を追従する場合は必ずマニュアルターゲティングを使ってください。

予算は決まっています。
限られた予算をどのキーワードにどの配分で割り振っていくかということはオートターゲティングでは決して出来ないことでオートで全て解決するのであれば世の中にスポンサープロダクトの運用代行の会社はいないはずです。

広告グループを作成する

この時入札するキーワードはオートターゲティングで表示されたキーワードを入れるのもいいですがコンバージョン率が悪いとCPC(クリック単価)は上がってしまうので出品している商品との関連性を一度きちんと考えてから出稿するようにしましょう。

具体的には例えば「iPhone ケース 頑丈」というキーワードで出稿するとしたら実際にAmazonの検索バーにそのキーワードを入れて表示されるライバル商品をチェックしましょう。

その商品と比べて自社の商品がそのキーワードでの関連性が強い・より魅力的であるという確信が持てない限りはコストの無駄になるので出稿はやめましょう。

マッチタイプを選択する

Amazonスポンサープロダクトでは以下の3つのマッチタイプの中から一つを選んで広告を出稿することになります。

  1. 完全一致
  2. フレーズ一致
  3. 部分一致

以下「レディース 時計」というキーワードで調べた際の結果を例としてかいせつし

完全一致

完全一致では「入札キーワードと検索クエリー(インターネットユーザーが検索窓に入力した語句)が、語順、スペースまで完全に一致した場合」にのみ広告を表示します。

時間がある・管理体制が用意できている場合は最もオススメできる入札方法です。

レディース 時計 時計 レディース 時計
レディース 腕時計 女性 時計 時計 革ベルト
レディース 時計 ソーラー 女性 時計 デジタル レディース 時計 革ベルト
レディース 時計 人気 時計 防水 女性 時計 カシオ

フレーズ一致

フレーズ一致では「入札キーワードと完全に一致するフレーズが、検索クエリーの中に語順通りに含まれた場合」にだけ広告を表示します。

その条件には「入札キーワードと検索クエリーが完全に一致した場合」も含まれますので、フレーズ一致には完全一致でマッチするケースも含まれます。

コスパを考えると一番オススメの入札方法です。

レディース 時計 時計 レディース 時計
レディース 腕時計 女性 時計 時計 革ベルト
レディース 時計 ソーラー 女性 時計 デジタル レディース 時計 革ベルト
レディース 時計 人気 時計 防水 女性 時計 カシオ

キーワードの取りこぼしを防いでくれますがその分どうしても余計なキーワードも含まれてしまうのでやはり時間に余裕がある場合は完全一致を推奨します。

僕はフレーズ一致はオートターゲティングの代わりに使いキーワードを拾う為に用いています。

部分一致

部分一致では上述の完全一致やフレーズ一致でマッチするケースにプラスして、「入札キーワードの類義語や関連性のある検索が行われた」際にも、広く広告が表示されます。

売れる商品数は増えますがクリック率・コンバージョン率が低めになるのでおすすめしません。

以下のように関連語句全てで広告が表示されます。

レディース 時計 時計 レディース 時計
レディース 腕時計 女性 時計 時計 革ベルト
レディース 時計 ソーラー 女性 時計 デジタル レディース 時計 革ベルト
レディース 時計 人気 時計 防水 女性 時計 カシオ

販売している時計に防水機能がなかったりブランドがカシオでなければ広告費が無駄になってしまいます。

結果を分析する

結果を分析する上で一番に注目したいのがACoSです。

ACoS=広告費/売上です。

売上利益率と見比べることで採算が取れているか分かります。

ACosと売上利益率が一致するところが損益分岐点となるので予算を組む際の参考にしましょう。

他にも全セッションにおける広告経由のセッションや広告経由の売上に対する広告費ではなく全体の売り上げに対する
広告費が分かればスポンサープロダクトだけでなく全体としての売上アップ施策を考えることが出来ます。

これらはビジネスレポートを複数組み合わせる必要があるので手動では相当手間がかかります。そのためツールの利用を推奨します。

Amazonスポンサープロダクトの適切な広告費は?

一般的にどんなビジネスであっても売上の1割は広告費に回す必要があると言われていますが商品の売上利益率はそれぞれなので広告費は広告経由の売上に対して1~3割収まるように調整しましょう。

売上利益率が4割の商品であれば特に初期段階はページを上位に表示するため(販売数を増やすため)広告費で3割かけて行っても問題ありません。

また10円、50円、100円などきりのいい価格で広告を出稿する人が多いので11円、51円、101円など価格を上乗せするとコストパフォーマンスのいい出稿が可能になります。

Google AdwordやYahooリスティングではこの傾向はすでに知られているためさらに上乗せして12円、52円、102円と設定している方も多いのでAmazonスポンサープロダクトも競争が激しくなればそのように細かい設定をする人が増えていくでしょう。

ちなみに僕は上記のいずれでもない価格を設定していますがそれに関しては商品の販売にも影響があるので記事中では公開できません。

ページの改善・キーワードの変更を行う

広告費はコンバージョン率(Amazonで言うユニットセッション率)と大いに関係があるので最初の手順に書いたようにAmazon内SEO対策について学びページ自体の改善をしておかないとコスパが悪くなります。

ブランド商品であれば最低限ブランドキーワードで出稿するとしてもまだ認知されていない新規ブランドに対してスポンサープロダクトを出稿したい場合はコンバージョンの最適化の方が優先事項です。

Amazonを含め様々なECでの販売に関わってきた経験から言うとAmazon内の商品でコンバージョンの最適化が出来ているページは全体の1割にも届きません。

スポンサープロダクトで中々結果が出ないと言っている人はそもそもの商品ページの作成が甘いことがほとんどなのです。

というわけでまずはページの作成から見直してその上でスポンサープロダクトの運用についてあれこれ考えるようにしましょう。

Amazonスポンサープロダクトで効果が出ない原因と対策

  1. 商品のマーケティングが間違っている
  2. キーワード選定が不適切
  3. 入札単価が適切でない
  4. 商品ページのコンバージョン率が低い

商品のマーケテイングが間違っている

売れない商品にいくら広告費をかけても売れないものは売れません。

画像を作り込み美辞麗句を並び立てれば最初だけ売ることは出来ますが実際の商品とのギャップから低いレビューが付き結局売れなくなります。

そのため時には商品作りも含めてマーケティングの方法を見直すことが大切です。

キーワード選定が不適切

スポンサープロダクトや商品ページの出品キーワードの欄に入れるべきキーワードは商品に関係のあるキーワードではなく商品の購入につながるキーワードです。

キーワード選定が不適切だと商品の成約につながらず上位に掲載されるための広告費が高くなります。

入札単価が適切でない

スポンサープロダクトの表示順位はページのコンバージョン率などの指標×入札単価で決まっています。

ページのクオリティが低くても予算が大量にあるライバル会社が高い広告費をかけてきた場合は表示順位で勝てませんのでその際はライバルが出稿していないキーワードを探したり入札単価を調整する必要があります。

商品ページのコンバージョン率が低い

コンバージョン率が低くなる原因としては

  1. 関係のないキーワードで集客している
  2. 商品ページの作り込みが甘い(主に商品画像)
  3. レビューが少ない・低い

と言ったことが挙げられます。

繰り返しになりますがスポンサープロダクト対策をするよりも前にまず商品ページ対策をするようにしましょう。

Amazonスポンサープロダクトやその他の広告の設定方法と効果まとめ

Amazonスポンサープロダクトやその他の広告の設定方法や効果についての記事はいかがだったでしょうか。

事業規模が小さい、または社内に担当者がいる場合は今回紹介したAmazonスポンサープロダクトの設定方法を身につけてレベルアップを目指しましょう。

事業規模が中規模以上で社内に担当者を用意する人件費の方がもったいないという場合はスポンサープロダクトの運用代行の会社に任せるのをおすすめします。

また入札単価の細かな設定基準や売れるキーワードの選定方法などはAmazonスポンサープロダクトに関するセミナーを行った際の資料に記しています。

貿易大学同窓会というコミュニティ参加者限定で公開しているのでよかったら活用してください。

参照:Amazonスポンサープロダクトセミナーの資料

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