Amazon広告運用代行ツール【AIによる広告自動運用はイマイチ?】

Amazon広告AI運用

Amazon広告は今やAmazonでの販売には欠かせないものとなっています。

特に新規出品を行う場合従来のSEO内部対策だけでは検索上位に表示することが難しくAmazon広告の適切な運用が求められる時代となっています。

しかし自分で運用するのはノウハウ的にも時間的にも難しくお金を払ってAmazon広告の運用代行の会社や代理店に任せるのが今までは一般的でした。

しかしそれにもコストがかかるので多くの企業では導入できずにいたと思います。

この記事ではそんな悩みを解決するAIによる広告運用を紹介したいと思います。

従来のAmazon広告運用代行の内容

基本的に特定のキーワードで一番上に表示させるには広告単価が高くなります。

しかし広告で一番上に表示されるとコスパが悪く数字が合わないことがほとんどです。

このことは広告業界では広く知られていることです。

そのため広告費が無限にある企業は何も気にせず高単価で広告を出稿すればいいのですがほとんどの企業では最高のパフォーマンスを出すためには入札価格を常に調整し続ける必要があります。

広告枠の3番目から4番目、商品によっては5番目から6番目のポジションを取れるようにする必要があるのです。

広告運用代理店が行なっているのはこの作業です。

私自身も広告運用業を行う中で実際に法人のクライアントを多数抱えスタッフに毎日入札単価を調整してもらっていました。

この作業の労力が6割で、データを見て数字が合わない広告の取り下げを行う労力が3割、まだ出稿していないキーワードを探す作業の労力が1割です。

これを最低月5万円であとは広告費の20%、あるいは広告経由の売上の5%という価格で広告運用を行なっている運用代行会社がほとんどですがこの度私が運用するAmazon販売支援ツールアマトピアではAIによる広告運用自動化機能を開発しそれを定額で提供しています。

AIによる自動運用なので作業量が増えるわけでもないのに売上に応じて利用料金を上げるのは道理に合わないと考えたため定額での提供を行っています。

そのためおそらくAmazonの広告運用業務を代理店に任せていた会社からユーザーが流れてきている状態ですが代理店の仕事を奪いたいわけではなくむしろ代理店の方に使って欲しいと思っています。

AIによるAmazon広告運用代行の内容

日本でAmazonAdvertisingAPIが公開されたことによりビッグデータ解析の技術と合わせてAIによる広告運用機能を開発しました。

主な機能は以下の7つです。

  1. 潜在キーワードの追加
  2. 入札単価の調整
  3. マッチタイプの変更(自動)
  4. 曜日・時間帯・特定の日時でのパフォーマンス変更
  5. コストパフォーマンスの悪いキーワードの除外
  6. コストパフォーマンスの悪い広告の休止
  7. 運用履歴・パフォーマンスの確認

以前はアカウント毎の運用でしたが現在はSKU単位でAIモードの切り替えができるため、手動での運用と併用が可能になっています。

本当にAIの運用って効果があるの?という方もSKUを2つ用意してAIを活用したものと手動のもの同時に広告をかけて成果を見比べていただければと思います。

1.潜在キーワードの追加

オートターゲティングのサジェストをベースに潜在キーワードを自動で追加するため流行キーワード等も自動で発掘しキャンペーンの生成・運用が可能です。

データ収集の期間は元々は1週間で固定でしたが現在はユーザーの方側で計測期間を設定できるようになっているため即日AIを動作させることも可能です。

2.入札単価の調整

インプレッション数、クリック率、CVR、ACosなどの値に応じて自動で入札価格を増減させていただいています。

基本的にはACosが適正値以内でCVRが高い場合、インプレッション数が少ない場合には広告費を増加、クリック率が低い場合やインプレッション数が高い場合には広告費を抑制する方向に働きます。

ACosは35%を基準としていましたがユーザー側で設定出来るようになりました。新規販売などで認知度を上げていきたい場合や原価率が低いジャンルなどでは35%を超える数字を入れて積極的な運用を行うことも可能です。

3.マッチタイプの変更

CVRが一定値以上のキーワードは自動で完全一致でも出稿するようになっています。

またAIモードで動作させたくないskuをあらかじめ除外することも可能です。

4.曜日・時間帯・特定の日時でのパフォーマンス変更

土日の18-24時だけ広告予算を増加させる、プライムデーだけ予算を増加させるということが可能になりました。

商品によっては購買に繋がらない時間帯で予算を消化してしまうことも多かったのを特定の時間だけポインポイントに広告を出すことでカバー出来るようになりパフォーマンスが大幅に上がりました。

5.コストパフォーマンスの悪いキーワードの除外

インプレッション数一定以上かつAcos一定以上のキーワードを除外します。

AIモード動作前に手動で広告を運用して事前に除外したいキーワードが存在する場合そのキーワードを除外することも可能です。

AIではデータを収集するところから始まるため従来、効果が出ないことが分かっているキーワードに対しても広告を出稿していましたがそれらを除外することでさらに高いパフォーマンスを発揮できるようになりました。

6.コストパフォーマンスの悪い広告の休止

カテゴリごとにAcosが一定値以上の値になったキーワードは出稿を自動で停止しています。

1広告グループ、1キーワードで運用しているためどのキーワードが反応率がいいか分かるため反応率がいいキーワードは広告費を増加し反応率を上げ、数字が悪いものは停止し、新たなキーワードを発掘して同様のサイクルを繰り返すのでこれ以上ないほどに無駄をなくすよう設計しています。

7.運用履歴・パフォーマンスの確認

実際に広告費の変更やマッチタイプの変更等を自動で行なった際の履歴が全て残るようになっておりパフォーマンスもビジュアルで確認可能なためAIツールを運用して改善した結果が一目で分かります。

販売ページに問題がない場合売上高広告費率(ACos)が下がり売上が増加していきます。

ただし元々広告運用で上手くいっていなくてAIを導入しても上手くいかないという場合ページ自体に問題がある可能性が非常に高いです。

以下AI導入で改善可能なケースです。

  • 元々Amazon広告を利用してギリギリ赤字、または利益が出ている
  • Amazon広告を活用していないか利用してもクリック率が低い、かつ利益率3割以上を取れている

以下の場合は導入しても改善しないことがあります。

  • Amazon広告を出しても商品が売れていない
  • Amazon広告を使わない時点で利益率が3割未満

この場合はページ自体やAmazonで広告を活用する上での商品選定自体に問題があることが多いので広告で売上を改善する前にSEO対策機能などと合わせてページのSEOを高めてから活用することをおすすめします。

8.土日・祝日・Black Fridayなどの特定日の予算増加

土日や祝日、ブラックフライデーなどのセール時期は売れやすい時間に予算や価格を自動調整する仕組みが入っています。

9.複数のAI最適化モード

AIの中でも売上重視、利益重視、インプレッション重視、バランス重視を選択して目的に応じた自動運用が可能になっています。

手動で運用した場合のパフォーマンスとぜひ比べてみてください。

Amazon広告の運用自動化は本当にAIが最適?

世の中にはさまざまなAmazon広告AI運用ツールがあります。

AIツール事業者はマニュアルでの運用など時代遅れで広告代理店に運用を依頼する意味はないと言います。

反対に広告代理店はAIでは限界があるのでマニュアルで運用するべきだと言います。

結局どちらもポジショントークをしているだけです。

ポジショントークとは関係者が自らのポジションに対して利益を出すために自らに有利な発言をすることのことです。

その上で弊社ではAI広告運用ツールをリリースしていますがAIが最強だとも広告代理店のマニュアルでの運用に任せるべきだとも思いません。

数字上明らかになっていますが細かい自動化ルールを用いたセミオートの運用が最強です。

AmazonでもROASに基づいた自動化運用は可能である程度のパフォーマンスを残すことが可能になってきていますがこの自動化のパフォーマンスは運用のレベルが高い広告代理店やセラーがAmazonの自動化ルールを用いて運用を行うとAIのパフォーマンスを上回ることが分かっています。

しかしAmazonの自動化運用の指標はROASなどの指標のみです。

弊社のアマトピアの広告運用ツールではセミオートモードを用意しておりセミオートモードではROASだけでなく商品原価や経費などを基準に広告費や予算を変更できるのとルールを複数組み合わせることも可能です。


もしAmazonの自動化ルールで弊社と同じように複数のルールの優先順位の設定や商品原価、経費の設定まで出来るようになれば弊社のツールの存在意義は無くなりますがAmazonの価格改定ツールの進化の変遷を見ても分かりますがAmazonの公式の機能は一定のレベルで止まります。

Amazonの立場ではマス層に刺さる機能に出来ればいいのでそれは正しい選択です。
しかし実際広告運用を突き詰めようと思うと非常にマニアックな運用ルールが必要です。

そのため弊社でも色々パフォーマンスを比較していますがセミオートで細かくルールを敷くのがパフォーマンスが最も広告効果が高くなっています。

あえて比べるのであれば

アマトピアのセミオートモードで広告代理店やレベルの高いセラーが運用
>Amazonの自動化ルールで広告代理店やレベルの高いセラーが運用
>アマトピアのAIモードで自動運用
>広告代理店がマニュアルで運用
>広告のノウハウがない一般的なセラーが広告運用

という形が正しいです。

これはポジショントークではありません。ポジショントークをするのであればAIでの運用が最高なので、弊社のAI広告運用ツールで簡単に運用しましょうと宣伝するはずですが、突き詰めた結果ルールを敷いた半自動での運用が最もパフォーマンスが高くなることを検証の上認めています。

Amazon広告のAIによる自動運用方法まとめ

ユーザー側で「広告費が売上に占める割合20%以上のものを出稿停止」のようにオリジナルにカスタマイズしていただいて運用することも可能ですが広告運用に詳しくなければアカウントを設定してスタートしていただくだけで推奨の設定でAIが広告を運用し続けます。

その上従来の運用代行会社や広告代理店のような人件費は発生しないため広告費に応じた費用はかかりません。

AIツールも気になるけど付き合いがあるし今まで通り人に任せたいという方は従来の運用代行会社・代理店に任せましょう。

ただ結局代理店の方もセミオートモードで使ってくれています。

土日も休みなく広告費の調整やキーワードの調整が出来ることを考えると広告運用の案件を取ってクライアントの方にメリットを提示するのもやりやすいと思います。

以下のページでもプロの運用担当が手動で運用した場合と比較してもほとんどの場合でAIがそのパフォーマンスを上回っています。ほとんどの場合と書いたのは本文中にも書いたようにセミオートでの運用が最も効果が高いためです。

AIは機械学習の性質上一つの情報を最適化するのは得意ですが複雑に絡み合ったルールを自動処理するのは苦手です。(それが最適化できる頃には無駄な広告費がかかりすぎてしまいます)

そのため弊社ではパフォーマンスを追求する方にはセミオートモードでの運用を推奨しています。実際弊社もAIモードではなく広告代理店として広告運用機能のセミオートモードを活用し細かなルール設定を行なって運用しています。

長期で見た場合は自社の商品に合った運用ルールを学んでセミオートで運用をするのが一番お得かもしれませんが最近はスポンサーブランドやスポンサーディスプレイにクリエイティブ要素があるので複雑化しているので代理店に任せるのもおすすめです。

ぜひ合っている方をご活用ください。

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