Amazon広告AIツールの最適化アルゴリズムの内容について

世に溢れるAIの広告運用ツールは中身がブラックボックスになっていますが通常の生成系AIと同じアルゴリズムを用いると残念な結果をもたらします。

私も実際にAIによる広告運用ツールアマトピアを開発しているためそのアルゴリズムの変遷や知見とともにAI広告運用ツールの中身について紹介したいと思います。

通常世の中のAI広告運用は次の2パターンのどちらかが用いられています。

1.Diffusion modelの直接活用

いわゆる画像生成に使用されている原理です。

これを新規データに対して用いると分かりやすく言えば膨大なA/Bテストを繰り替えすることになりますが広告には当然お金がかかります。

そのため最適化はできるもののそこに至るまでに広告費数十万円かかった、と言うことになりかねません。

またrawデータが集まるのに時間がかかります。
多くのAI広告ツールで3ヶ月ほどで最適化されると言うのはそのためです。

どのAIの学習モデルでも最終的に時間とお金をかければ最適化出来ますがそれは広告運用という事象に対して求められている事柄ではないと私は感じています。

最終的に広告費が最適化できるとしてもそこまでに数十万円以上かかっていては費用対効果が悪い、のは火を見るより明らかです。

現場レベルで手動で広告を運用している会社の担当者もそう思っていると思います。

そのためアマトピアでも元々このモデルを用いていましたが画像や音声など無料でテストデータを得られるものに対してはDiffusion Modelは有効なもののpaid広告系に対するアルゴリズムふさわしいとは思わないようになりました。

2.Diffusion modelの間接活用

こちらはモデル自体は同じもののiPhone ケースと言うキーワードだったらこの入札価格でCVRが一番高くなったというデータを記録してそれを全体に対して適用するようなモデルです。

このモデルも試作段階でもちろん試したことがあります。

しかし事前に分かっていましたが致命的な欠点があります。

それは同じキーワードを使ったところでページの訴求内容やクオリティによって最適な価格は変わると言うことです。

このアルゴリズムはいわゆる帰納法のようにAとBで上手くいったからCやD、Eも同じルールで上手くいくでしょう、と言う仕組みです。

当然上手くいきません。意外とこのモデルを採用しているAI広告運用ツールも多いです。
Diffusion Modelを直接活用する場合と比べると結果が出るまでは早いですがその最適化の精度が低いと言うことになります。

ハマる時はハマるのですがそれは元の成功事例とたまたま商品の内容が似てい他だけで運が良かっただけです。運に頼っていては広告運用を行う意味がありません。

また似た商品が増えるとそもそもカニバリゼーション(共食い)を起こすのでそもそも最初の成功事例のデータも役に立たないものとなってしまいます。そのためまだ1の直接活用のパターンの方がいいです。

しかしその両方から離れることで最も結果を出すことが出来たAIアルゴリズムがあり現在はそれを採用しています。

アマトピアで現在採用しているアルゴリズム

Amazon広告の自動運用機能を持つアマトピアで現在採用しているモデルは広告費やCVRに対してのAIの活用ではなくルールに対するAIの活用です。

1のDiffusion modelの直接活用では結果は出るものの時間とお金がかかるのがデメリットでした。

2のDiffusion modelの間接活用では時間はかからず無駄なお金もかからないもののそもそもの精度が低いことがデメリットでした。

そこで広告費やROAS、CVRなどの数値をAIでどうにか使用という発想自体をやめて運用ルール自体をAIで制御することにしたところパフォーマンスが大きく向上しました。

内部では購買につながりやすい金土の18:00~22:00は広告予算増加、ROAS200%以下で該当キーワードでの広告停止、ROAS>300%かつインプレッション数<300なら広告費増加などが次々行われています。このルール自体はAIにより足されたり減ったりしています。

これらのルール自体は本質的なものでありどの商品ページだろうと変わらない部分です。そのため一部しか掲載していませんが本来は手動でも上記のようなルールに基づいて細かく運用すれば世の大半のAIより運用成績はよくなります。

ただここにも問題があって世の大半のAmazonの広告運用代理店は広告入札価格の見直しを月1、多くとも週1で行っているだけなので結局大抵の場合AI(1のDiffusion modelの直接活用)の方が成績が良くなっているのが現状です。

どの手段で広告を運用してもいいと思いますがAmazonの広告担当部署の人から2022年後半位から広告を利用してもうまく活用できずに商品が売れない人が増えていると聞きました。
どうせ出すなら結果が伴うやり方で運用しましょう。

アマトピアに関しては今後のお知らせとしてAI学習モデルを育てるうちに特に成績の高いものを選び抜いたので次回のアップデートでそれら3つの成功ルールを選択できるようになります。

  • AI(売上重視)
  • AI(利益重視)
  • AI(バランス重視)

最近個人の資産運用でウェルスナビなどのロボアドバイザーを活用していてそのようなモデルを取り入れた形になります。

私は一足早く所有する複数の物販の会社で利用していますが基本は利益重視で大丈夫です。最初は売上重視かバランス重視にしてから切り替えています。ROAS400%以上で余裕で広告費が消化しきれない状態であれば売上重視に切り替えることを推奨しています。

今のアルゴリズムだと結果が出るまでには2週間ほどで十分で、それで上手くいかない場合はページや商品自体に問題があるのでPDCAを回すサイクルも早くなります。

  1. マーケをしっかり行い商品投入
  2. レビューを入れる仕組みを用意しておく
  3. 広告運用

あとはこの繰り返しに過ぎないです。上手くいっていない人は途中どこかで離脱しているだけで本当に裏技などがあるわけではなく正しいことをコツコツやるだけです。

~法人売却額2億円以上を目指すための物販ビジネス講座~OEM編~

OEM・ODM生産に関して一般的な有料コンサルティング以上の内容に仕上げたメール講座です。