目次
- 商品リサーチがShopee輸出の成功を決める
- Shopeeで売れている商品を調べる方法
- 日本のトレンドから商品を見つける
- 競合分析の方法
- 利益計算の方法
- ニッチ市場の見つけ方
- リサーチツールの活用
- よくある質問(FAQ)
- Q1: リサーチにどれくらい時間をかけるべきですか?
- Q2: 何商品くらいリサーチすれば1つ良い商品が見つかりますか?
- Q3: 売れている商品をそのまま真似していいですか?
- Q4: 高単価商品と低単価商品、どちらを狙うべきですか?
- Q5: 仕入れ先が1つしかない商品は避けるべきですか?
- Q6: リサーチした商品を出品しても売れません。なぜですか?
- Q7: 禁止商品かどうか、どうやって確認しますか?
- Q8: リサーチ結果を記録しておくべきですか?
- Q9: 同じ商品を複数の国で販売する場合、リサーチは国ごとに必要ですか?
- Q10: リサーチで見つけた商品、すべて出品すべきですか?
- Q11: 季節商品はいつからリサーチを始めるべきですか?
- Q12: リサーチスキルを上げるにはどうすればいいですか?
- まとめ:リサーチを習慣化しよう
商品リサーチがShopee輸出の成功を決める

Shopee輸出で最も重要なのは、何を売るかです。どれだけ出品作業を頑張っても、需要のない商品では売れません。逆に、需要のある商品を見つけることができれば、少ない労力でも売上を伸ばすことができます。商品選びで成功の8割が決まると言っても過言ではありません。
商品リサーチとは、Shopeeで売れる商品を見つける作業のことです。どんな商品が求められているのか、競合はどれくらいいるのか、利益は出るのか、仕入れは安定しているか、といったことを調査します。この作業を丁寧に行うことで、売れる確率を大幅に高めることができます。リサーチに時間をかけることは、決して無駄ではありません。むしろ、最も重要な投資と言えます。
この記事では、Shopee輸出における商品リサーチの具体的な方法を解説します。初心者でも実践できるシンプルな方法から、中級者向けの高度なテクニックまで、実践的なノウハウをお伝えします。この記事を読めば、今日からすぐにリサーチを始めることができます。
なぜ商品リサーチが重要なのか
Shopee輸出は無在庫販売が可能なため、出品自体にリスクはほとんどありません。しかし、売れない商品をいくら出品しても、時間と労力の無駄になります。限られた時間を有効に使うためにも、売れる商品にフォーカスすることが重要です。
また、商品リサーチをしっかり行うことで、以下のメリットがあります。
利益率を確保できる:仕入れ価格、送料、手数料を事前に計算することで、確実に利益が出る商品だけを出品できます。
競合を避けられる:競合が多すぎる商品を避け、ライバルが少ない市場を狙うことで、価格競争に巻き込まれにくくなります。
トレンドを掴める:今何が売れているのかを把握することで、タイムリーな商品展開ができます。
時間を有効活用できる:闇雲に出品するより、リサーチに基づいて厳選した商品を出品する方が、効率的に売上を伸ばせます。
リスクを最小化できる:需要や競合を事前に把握することで、売れない商品を出品するリスクを減らせます。無在庫販売でも、出品作業には時間がかかるため、無駄な作業を減らすことは重要です。
リサーチの基本的な流れ
商品リサーチは、以下の流れで進めます。
1. 商品候補を見つける:Shopeeで売れている商品、日本で人気の商品、トレンド商品などから候補を見つけます。
2. 需要を確認する:その商品がShopeeでどれくらい売れているか、検索ボリュームはあるかを確認します。
3. 競合を分析する:同じ商品を販売しているセラーがどれくらいいるか、価格帯はどうかを調べます。
4. 利益計算をする:仕入れ価格、送料、手数料を計算し、十分な利益が出るか確認します。
5. 出品を判断する:需要、競合、利益のバランスを見て、出品するかどうかを判断します。
Shopeeで売れている商品を調べる方法

最も確実なリサーチ方法は、すでにShopeeで売れている商品を調べることです。実際に売れている商品には、必ず需要があります。その商品を自分も出品することで、売れる確率を高められます。
Shopeeの検索機能を活用する
Shopeeアプリやウェブサイトで、「Japan」「日本」「Japanese」などのキーワードで検索してみましょう。日本製品を探している現地の消費者が使うキーワードです。
検索結果を「売れている順(Best Match / Top Sales)」で並び替えると、人気商品が上位に表示されます。これらの商品は、実際に売れている証拠なので、参考になります。
また、カテゴリごとに検索することも有効です。「Beauty」「Health」「Home & Living」など、自分が扱いたいカテゴリで検索し、日本製品がどれくらい売れているかを確認しましょう。
人気セラーの商品を参考にする
Shopeeで成功している日本人セラーや日本製品を扱うセラーの商品ラインナップを参考にしましょう。売れているセラーは、売れる商品を熟知しています。
セラーのショップページを訪問し、「Best Sellers」や「Top Products」を確認します。どんなカテゴリの商品が売れているか、価格帯はどうか、商品説明はどう書いているかなど、学べることがたくさんあります。
ただし、完全にコピーするのではなく、参考にすることが重要です。同じ商品をより安く売る価格競争は消耗戦になります。差別化できるポイントを見つけることが大切です。
Shopeeのランキングを活用する
Shopeeには各カテゴリの売れ筋ランキングがあります。このランキングを定期的にチェックすることで、今何が売れているのかを把握できます。
ランキングは国によって異なります。台湾、シンガポール、マレーシアなど、自分が出店している国のランキングをチェックしましょう。国によって売れ筋商品が異なることも多いです。
また、ランキングは時期によっても変動します。季節商品やトレンド商品は、タイミングによって順位が大きく変わります。定期的にチェックして、トレンドの変化を把握しましょう。
商品レビューから需要を読み取る
売れている商品のレビューを読むことで、消費者のニーズを深く理解できます。なぜその商品を買ったのか、どこを評価しているのか、何に不満を感じているのか、といった情報が得られます。
特に、不満点やリクエストは重要です。「もっとこうだったら良いのに」というコメントがあれば、それを満たす商品を提供することで、差別化できます。
また、レビュー数も重要な指標です。レビューが多い商品は、それだけ売れている証拠です。レビュー数が100件以上ある商品は、安定した需要があると判断できます。
カテゴリ別の売れ筋傾向
Shopeeで日本製品が売れやすいカテゴリを把握しておきましょう。
化粧品・スキンケア:日本のコスメは全般的に人気があります。特に、美白効果のある商品、敏感肌向け商品、ドラッグストアで買えるプチプラコスメが売れています。資生堂、SK-II、肌ラボ、ロート製薬などのブランドは知名度が高いです。
健康食品・サプリメント:DHC、ファンケル、ディアナチュラなどの日本のサプリメントは、品質の高さで信頼されています。ビタミン、コラーゲン、ダイエットサプリなどが人気です。
ベビー用品:日本のベビー用品は安全性で評価されています。おむつ(パンパース、ムーニー)、ベビーフード、スキンケア用品、哺乳瓶などが売れています。
食品・お菓子:日本のお菓子は味と品質で人気があります。抹茶味、季節限定品、人気ブランド(ロイズ、白い恋人、東京ばな奈など)が売れています。
日用品・雑貨:日本の便利グッズは実用性で評価されています。収納用品、キッチン用品、文房具、掃除用品などが人気です。100円ショップの商品でも、日本製というだけで価値があります。
アニメ・キャラクターグッズ:日本のアニメは世界中にファンがいます。フィギュア、ぬいぐるみ、文房具、アパレルなど、幅広いグッズが売れています。
日本のトレンドから商品を見つける

日本で話題になっている商品は、海外でも売れる可能性があります。日本のトレンドをいち早くキャッチし、Shopeeで販売することで、先行者利益を得られます。
日本のECサイトのランキングをチェック
Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの売れ筋ランキングを定期的にチェックしましょう。日本で売れている商品は、海外でも需要がある可能性が高いです。
特に注目すべきは、急上昇している商品です。新商品や話題の商品は、一時的に順位が急上昇します。このタイミングでShopeeに出品できれば、競合が少ない状態で販売できます。
また、レビュー評価が高い商品も注目です。日本で高評価を得ている商品は、品質が高い証拠です。海外の消費者にも自信を持って販売できます。
SNSでトレンドを把握する
Twitter(X)、Instagram、TikTokなどのSNSで話題になっている商品をチェックしましょう。バズっている商品は、短期間で大きな需要が生まれることがあります。
「#買ってよかった」「#おすすめ商品」「#Amazonで買った」などのハッシュタグを検索すると、話題の商品が見つかります。インフルエンサーが紹介している商品も要チェックです。
ただし、SNSで話題の商品は一過性のブームで終わることもあります。長期的に売れ続けるかどうかは、慎重に判断しましょう。
テレビや雑誌で紹介された商品
テレビ番組や雑誌で紹介された商品は、一時的に需要が急増します。特に、海外でも視聴される日本のテレビ番組(NHKワールドなど)で紹介された商品は、海外からの需要も高まります。
「王様のブランチ」「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス」などの情報バラエティ番組で紹介される商品は、翌日から売れ始めることが多いです。いち早く情報をキャッチして、Shopeeに出品しましょう。
季節・イベント商品を先取りする
季節やイベントに関連する商品は、タイミングが重要です。日本の季節イベント(バレンタイン、ホワイトデー、クリスマスなど)に関連する商品は、海外でも需要があります。
例えば、日本のバレンタインチョコレートは、台湾やシンガポールでも人気があります。日本限定のパッケージや、有名ブランドのチョコレートは、プレミアム価格で売れることもあります。
季節商品は、1〜2ヶ月前から準備することが重要です。イベント直前では、仕入れや発送が間に合わなくなります。年間のイベントカレンダーを作成し、計画的に商品を準備しましょう。
新商品・限定商品を狙う
新商品や限定商品は、競合が少ない状態で販売できるチャンスです。日本で新発売された商品は、海外ではまだ入手できないことが多いため、プレミアム価格でも売れます。
特に、コラボ商品や地域限定商品は人気があります。アニメとのコラボ商品、東京ディズニーリゾート限定商品、地方のご当地商品など、日本でしか手に入らない商品は強いです。
新商品情報は、メーカーの公式サイトやプレスリリース、SNSでチェックできます。発売日に合わせて出品準備をしておくと、いち早く販売を開始できます。
実際のリサーチ手順例
具体的なリサーチの流れをステップバイステップで紹介します。
Step 1:Amazonの売れ筋ランキングで「ドラッグストア」カテゴリをチェック。上位100位の商品をざっと見て、海外で売れそうな商品をピックアップ。
Step 2:ピックアップした商品を、Shopee台湾で検索。同じ商品または類似商品が出品されているか確認。
Step 3:出品されている場合、競合の販売数と価格を確認。販売数が多く(月10個以上)、競合が少ない(10セラー以下)商品を候補に。
Step 4:利益計算。Amazonでの仕入れ価格、台湾への送料、Shopee手数料を計算し、利益率20%以上になるか確認。
Step 5:条件を満たせば出品リストに追加。満たさなければ次の商品へ。
この流れを繰り返すことで、効率的に売れる商品を見つけることができます。最初は時間がかかりますが、慣れると1商品10分程度で判断できるようになります。
競合分析の方法

良い商品を見つけても、競合が多すぎると売れにくいです。競合の状況を分析し、勝てる市場かどうかを判断することが重要です。
競合セラーの数を確認する
出品を検討している商品をShopeeで検索し、同じ商品を販売しているセラーが何人いるかを確認しましょう。
競合が少ない(5人以下):チャンスです。需要があるのに供給が少ない状態なので、出品すれば売れる可能性が高いです。
競合が適度(5〜20人):競争はありますが、参入の余地はあります。差別化や価格設定を工夫すれば、売上を伸ばせます。
競合が多い(20人以上):レッドオーシャンです。価格競争になりやすく、利益を出すのが難しいです。よほどの差別化ポイントがない限り、避けた方が無難です。
競合の価格帯を調べる
競合セラーがいくらで販売しているかを確認しましょう。自分が利益を出せる価格で勝負できるかが重要です。
競合の価格が安すぎる場合、同じ価格では利益が出ません。その場合は、別の商品を探すか、セット販売やおまけ付きで付加価値をつける方法を検討しましょう。
また、競合の中に極端に安い価格で販売しているセラーがいる場合、要注意です。現地セラーが大量仕入れで安く販売していたり、偽物を販売していたりする可能性があります。そういった競合とは、価格で勝負しないことが重要です。
競合の販売実績を確認する
競合セラーの販売数やレビュー数を確認しましょう。販売数が多いセラーは、その商品の需要が高いことを示しています。
一方、競合がいても販売数が少ない場合は、需要自体が低い可能性があります。競合が少なくても、誰も買わない商品では意味がありません。
「〇〇 sold」という表示で、過去の販売数を確認できます。月に10個以上売れている商品であれば、安定した需要があると判断できます。
競合の商品ページを分析する
競合セラーの商品ページの質を確認しましょう。商品画像は綺麗か、説明文は詳しいか、レビュー評価は高いか、などをチェックします。
競合の商品ページの質が低い場合、チャンスです。より魅力的な画像や詳しい説明文を用意することで、差別化できます。消費者は、同じ商品なら信頼できそうなセラーから購入します。
逆に、競合の商品ページが非常に質が高い場合は、勝つのが難しいかもしれません。その場合は、別の商品を探すか、価格以外の差別化ポイントを見つける必要があります。
差別化のポイントを見つける
競合がいる市場で勝つためには、差別化が必要です。以下のような差別化ポイントを検討しましょう。
セット販売:単品ではなく、関連商品をセットにして販売します。例えば、スキンケア商品を化粧水+乳液+美容液のセットで販売するなど。
おまけ付き:小さなおまけを付けることで、お得感を演出します。サンプル品や日本のお菓子などが喜ばれます。
迅速な発送:他のセラーより早く発送することで、急いでいる顧客を獲得できます。「即日発送」をアピールするのも有効です。
丁寧な対応:日本人ならではの丁寧な対応で、信頼を獲得します。梱包の丁寧さ、メッセージカードの同封なども差別化になります。
競合分析の実践例
具体的な競合分析の例を見てみましょう。
例:日本の目薬をShopee台湾で販売する場合
Step 1:検索
Shopee台湾で「日本 目薬」「Japan eye drops」で検索。約200件の商品がヒット。
Step 2:上位商品の分析
売上上位10商品をチェック。販売数が多い商品は月100個以上売れている。需要は確認できた。
Step 3:価格帯の確認
競合の価格帯は280〜450台湾ドル(約1,200〜1,900円)。日本での仕入れ価格500〜800円に対して、利益が出る価格帯。
Step 4:競合の強み・弱み
上位セラーは商品画像が綺麗でレビューも多い。一方、説明文が簡素なセラーも多く、そこで差別化の余地あり。
Step 5:出品判断
需要あり、利益出る、競合との差別化可能。→ 出品決定。成分説明や使い方を詳しく記載して差別化を図る。
このように、競合分析を丁寧に行うことで、勝てる市場かどうかを判断できます。
利益計算の方法

商品が売れても、利益が出なければ意味がありません。出品前に必ず利益計算を行い、十分な利益が見込めることを確認しましょう。
利益計算の基本式
Shopee輸出の利益は、以下の式で計算します。
利益 = 販売価格 − 仕入れ価格 − 国際送料 − Shopee手数料 − その他経費
それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。
仕入れ価格の調べ方
仕入れ価格は、実際に商品を購入する価格です。Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどで、最安値を調べましょう。
複数のサイトを比較することが重要です。同じ商品でも、サイトによって価格が異なります。また、ポイント還元やクーポンを活用することで、実質的な仕入れ価格を下げることもできます。
注意点として、価格変動を考慮しましょう。人気商品は品薄になると価格が上がることがあります。出品時と仕入れ時で価格が変わっている可能性もあるため、注文が入ったら再度価格を確認することが重要です。
国際送料の計算方法
国際送料は、重量とサイズ、配送先国によって決まります。日本郵便のウェブサイトで、正確な送料を調べることができます。
送料を調べる際は、梱包後の重量とサイズで計算しましょう。商品そのものの重さに、梱包材(ダンボール、緩衝材)の重さを加えた「梱包後重量」が実際の送料計算に使われます。
一般的な目安として、500g以下の小さな商品で800〜1,500円程度、1kg程度の商品で1,500〜2,500円程度の送料がかかります。重い商品や大きい商品は、さらに高額になります。
Shopee手数料の計算
Shopeeでは、売上に対して約6〜10%の手数料がかかります。手数料の内訳は以下の通りです。
Transaction Fee:売上の約2%(決済手数料)
Commission Fee:売上の約2〜5%(販売手数料、カテゴリにより異なる)
Service Fee:売上の約2%(サービス利用料)
手数料率は国やカテゴリ、時期によって変動することがあります。最新の手数料率は、セラーセンターで確認してください。
その他の経費
忘れがちですが、以下の経費も考慮しましょう。
梱包材費:ダンボール、緩衝材、テープなどの費用。1件あたり50〜100円程度を見込んでおきましょう。
国内送料:仕入れ先から自宅への送料。Amazonプライムなど送料無料の場合は不要ですが、送料がかかる場合は考慮が必要です。
為替変動リスク:円高に振れると、利益が減少します。ある程度のバッファを持っておくことをおすすめします。
利益率の目安
Shopee輸出では、利益率20%以上を目安にしましょう。これより低いと、為替変動や価格変動で赤字になるリスクがあります。
具体例で見てみましょう。
・販売価格:3,000円
・仕入れ価格:1,500円
・国際送料:800円
・Shopee手数料(8%):240円
・梱包材費:50円
・利益:410円(利益率約14%)
この例では利益率が14%と低いため、もう少し販売価格を上げるか、仕入れを安くする必要があります。
利益計算シートを作成する
商品ごとに利益計算をするのは手間がかかります。Excelやスプレッドシートで利益計算シートを作成しておくと、効率的にリサーチできます。
シートには、仕入れ価格、送料、手数料率などを入力する欄を用意し、自動で利益と利益率が計算されるようにしておきましょう。新しい商品を検討するたびに、数値を入力するだけで利益が分かるようになります。
利益計算の具体例
実際の商品で利益計算をしてみましょう。
例1:日本のシートマスク(10枚入り)
・仕入れ価格(Amazon):1,200円
・販売価格(Shopee台湾):2,800円
・国際送料(EMS 200g):900円
・Shopee手数料(8%):224円
・梱包材費:50円
・利益:426円(利益率15%)→ やや低いが許容範囲
例2:日本の美容家電(美顔器)
・仕入れ価格(楽天):8,000円
・販売価格(Shopeeシンガポール):15,000円
・国際送料(EMS 500g):1,400円
・Shopee手数料(8%):1,200円
・梱包材費:100円
・利益:4,300円(利益率29%)→ 高利益率で良い商品
例3:日本のお菓子詰め合わせ
・仕入れ価格(ドンキホーテ):800円
・販売価格(Shopeeマレーシア):1,600円
・国際送料(航空小包 400g):1,100円
・Shopee手数料(8%):128円
・梱包材費:50円
・利益:-478円(赤字)→ 送料が高すぎてNG
このように、送料が利益を圧迫することが多いです。特に重い商品や大きい商品は要注意。軽くて小さい商品の方が利益を出しやすいです。
ニッチ市場の見つけ方

競合が多いメジャー商品ではなく、競合が少ないニッチ市場を狙うのも有効な戦略です。ニッチ市場では、少ない競合の中で安定した売上を得ることができます。
ニッチ市場とは
ニッチ市場とは、特定の需要に特化した小さな市場のことです。大手セラーが参入しにくい分野で、個人セラーでも勝負できます。
例えば、「日本のコスメ」は大きな市場ですが、「敏感肌向けの日本のオーガニックコスメ」はニッチ市場です。市場規模は小さくなりますが、競合も少なくなります。
ニッチ市場の見つけ方
1. カテゴリを絞り込む:大きなカテゴリから、より具体的なサブカテゴリに絞り込みます。「ベビー用品」→「ベビースキンケア」→「敏感肌用ベビーローション」など。
2. ターゲットを絞る:特定の属性を持つ顧客に絞ります。「30代女性向け」「アレルギー持ちの人向け」「ペットオーナー向け」など。
3. 用途を絞る:特定の用途に特化した商品を探します。「旅行用」「オフィス用」「アウトドア用」など。
4. 価格帯を絞る:高級品専門、または低価格帯専門など、価格帯で絞り込みます。
ニッチ市場の検証方法
ニッチ市場を見つけたら、本当に需要があるかを検証しましょう。ニッチすぎると、そもそも顧客がいない可能性があります。
Shopeeで検索:関連キーワードで検索し、ある程度の商品と販売実績があることを確認します。全く検索結果がない場合は、需要がない可能性があります。
競合の販売数を確認:ニッチ市場でも、競合が一定の販売数を持っていれば、需要はあります。販売数ゼロの商品ばかりなら、需要がないかもしれません。
テスト出品:まずは数商品を出品してみて、反応を見ましょう。実際に売れるかどうかが最も確実な検証方法です。
ニッチ市場の例
Shopee輸出で狙えるニッチ市場の例を紹介します。
日本のご当地商品:北海道のお菓子、京都の和雑貨、沖縄の調味料など。地域限定品は、海外では入手困難なため需要があります。
特定のアニメ・キャラクターグッズ:メジャーな作品より、コアなファンがいる作品のグッズ。競合は少ないが、熱狂的なファンが高値でも購入します。
専門的なホビー用品:プラモデル用の特殊な塗料、釣りの特殊なルアーなど。専門性が高いほど、競合は少なくなります。
オーガニック・自然派商品:無添加コスメ、オーガニック食品など。健康意識の高い層からの需要があります。
ベビー・マタニティの特殊ニーズ:アレルギー対応のベビーフード、低刺激のベビー用品など。親は子どものために高くても良いものを選びます。
ニッチ市場で成功するコツ
ニッチ市場で安定した売上を得るための具体的なコツを紹介します。
専門性を深める:ニッチ市場では、その分野に詳しいセラーが信頼されます。自分が扱うジャンルについて勉強し、商品知識を深めましょう。専門的な質問にも答えられるようになれば、リピーターが増えます。
品揃えを充実させる:ニッチ市場では、関連商品を幅広く揃えることが重要です。1つの商品を買いに来た顧客が、「ついでにこれも」と追加購入してくれます。例えば、プラモデル用品を扱うなら、塗料だけでなく、筆、ツール、デカールなども揃えましょう。
コミュニティを意識する:ニッチ市場には、熱心なファンのコミュニティがあることが多いです。彼らのニーズを理解し、彼らが求める商品を提供することで、口コミで広がっていきます。
長期的な視点を持つ:ニッチ市場は爆発的には売れませんが、安定した売上が期待できます。短期的な利益より、長期的な関係構築を意識しましょう。
避けるべきニッチ市場
すべてのニッチ市場が良いわけではありません。以下のような市場は避けた方が無難です。
規制が厳しい市場:医薬品、医療機器、特定の化学物質を含む商品など、輸入規制が厳しい分野は避けましょう。知らずに違反すると、ペナルティを受ける可能性があります。
著作権・商標権に関わる市場:キャラクターグッズは需要がありますが、正規品でないとトラブルになります。ライセンス品かどうか、しっかり確認しましょう。
需要が極端に小さい市場:ニッチすぎると、そもそも顧客がいません。月に数個しか売れない市場では、ビジネスとして成り立ちません。ある程度の市場規模は必要です。
リサーチツールの活用

手作業でのリサーチには限界があります。ツールを活用することで、効率的にリサーチを行うことができます。
無料で使えるツール
Googleトレンド:キーワードの検索トレンドを確認できます。季節変動やトレンドの推移を把握するのに役立ちます。無料で利用可能です。
Shopeeの検索サジェスト:Shopeeの検索窓にキーワードを入力すると、関連キーワードが表示されます。消費者が実際に検索しているキーワードを把握できます。
Amazonの売れ筋ランキング:日本のAmazonのランキングを定期的にチェックすることで、日本で売れている商品を把握できます。無料で閲覧可能です。
SNS検索:Twitter、Instagram、TikTokでトレンドの商品を検索できます。ハッシュタグを活用して、話題の商品を見つけましょう。
有料ツールの活用
より本格的にリサーチを行うなら、有料ツールの活用も検討しましょう。
Shopeeのデータ分析ツール:Shopeeの販売データを分析できるサードパーティツールがあります。競合の販売数、価格推移、キーワードボリュームなどを詳細に分析できます。
Amazonセラー向けツール:Keepa、Jungle Scoutなど、Amazonの販売データを分析するツールがあります。日本での売れ行きを把握するのに役立ちます。
有料ツールは月額費用がかかりますが、効率的なリサーチにより時間を節約でき、売れる商品を見つけやすくなります。売上が安定してきたら、導入を検討しましょう。
ChatGPTを活用したリサーチ
ChatGPTなどのAIツールも、リサーチに活用できます。
商品アイデアの発想:「台湾で人気のある日本製品を10個教えて」「東南アジアで需要がありそうな日本のお菓子は?」など、アイデア出しに活用できます。
競合分析の補助:競合の商品ページの情報をChatGPTに入力し、「この商品の強みと弱みを分析して」と依頼することで、分析の補助をしてもらえます。
商品説明文の作成:商品の特徴を入力し、「英語の商品説明文を作成して」と依頼することで、効率的に商品ページを作成できます。
リサーチの効率化テクニック
リサーチを効率的に行うための具体的なテクニックを紹介します。
1. リサーチ時間を決める:毎日決まった時間(例:朝の30分)をリサーチに充てましょう。ダラダラと続けるより、集中して行う方が効率的です。
2. カテゴリを絞る:毎回全カテゴリを見るのではなく、今日はコスメ、明日は食品、というようにカテゴリを絞ってリサーチしましょう。深掘りした方が良い商品が見つかります。
3. ウォッチリストを活用:気になる商品はウォッチリストに追加しておきましょう。後で価格変動や競合の動きを確認するのに役立ちます。
4. 競合セラーをフォロー:成功している競合セラーをフォローし、新商品の追加をチェックしましょう。彼らが新しく出品した商品は、売れると判断した商品です。
5. 定期的にランキングをチェック:週に1回は各国のランキングをチェックし、トレンドの変化を把握しましょう。季節によって売れ筋が変わります。
リサーチデータの管理方法
リサーチした情報を整理して管理することで、後から活用しやすくなります。
スプレッドシートで管理:GoogleスプレッドシートやExcelで、リサーチ結果を記録しましょう。商品名、仕入れ価格、販売価格、利益、競合数、出品判断、出品日、販売実績などの列を作成します。
出品判断の理由を記録:出品を見送った理由も記録しておきましょう。「競合が多すぎた」「利益率が低かった」「送料が高すぎた」など。同じ失敗を繰り返さないために役立ちます。
販売実績を追跡:出品した商品の販売実績を記録し、どんな商品が売れたかを分析しましょう。売れる商品の傾向が分かれば、リサーチの精度が上がります。
定期的に振り返る:月に1回程度、リサーチデータを振り返りましょう。何商品リサーチしたか、何商品出品したか、何商品売れたか。この振り返りが、リサーチスキルの向上につながります。
よくある質問(FAQ)

商品リサーチに関するよくある質問にお答えします。初心者の方が疑問に思いやすいポイントをまとめました。
Q1: リサーチにどれくらい時間をかけるべきですか?
A: 最初のうちは、1商品あたり15〜30分程度かけて丁寧にリサーチしましょう。需要、競合、利益をしっかり確認することが重要です。慣れてくると、10分程度で判断できるようになります。リサーチせずに出品するより、時間をかけて良い商品を見つける方が、結果的に効率的です。
Q2: 何商品くらいリサーチすれば1つ良い商品が見つかりますか?
A: 目安として、10〜20商品をリサーチして、1〜3商品が出品候補になるイメージです。すべての商品が良い商品ではないので、たくさんの候補を検討することが重要です。リサーチ数を増やすほど、良い商品に出会える確率は上がります。
Q3: 売れている商品をそのまま真似していいですか?
A: 売れている商品を参考にすることは問題ありませんが、完全なコピーは避けましょう。同じ商品を同じ価格で出品しても、先行者に勝つのは難しいです。セット販売、おまけ付き、より良い商品説明など、何らかの差別化を加えることが重要です。
Q4: 高単価商品と低単価商品、どちらを狙うべきですか?
A: 一概には言えませんが、初心者には中価格帯(1,000〜5,000円程度)の商品をおすすめします。低単価商品は利益額が小さく、高単価商品は売れるまでに時間がかかることがあります。中価格帯は、適度な利益と販売頻度のバランスが取れています。
Q5: 仕入れ先が1つしかない商品は避けるべきですか?
A: できれば複数の仕入れ先を確保しておくことをおすすめします。1つの仕入れ先に依存していると、在庫切れや価格変動の影響を受けやすくなります。ただし、仕入れ先が1つしかなくても、安定して仕入れられる商品であれば、出品を検討しても良いでしょう。
Q6: リサーチした商品を出品しても売れません。なぜですか?
A: いくつかの原因が考えられます。商品ページの質(画像、タイトル、説明文)が低い、価格設定が高すぎる、競合に埋もれている、などです。出品後も商品ページを改善し続けることが重要です。また、出品数が少ないと売れにくいため、商品数を増やすことも検討しましょう。
Q7: 禁止商品かどうか、どうやって確認しますか?
A: Shopeeのセラーヘルプページに、各国の禁止商品リストが掲載されています。出品前に必ず確認しましょう。一般的に、医薬品、武器類、偽造品、成人向け商品などは禁止されています。また、食品や化粧品は各国の規制があるため、特に注意が必要です。
Q8: リサーチ結果を記録しておくべきですか?
A: はい、記録しておくことをおすすめします。スプレッドシートなどで、検討した商品、出品を見送った理由、出品した商品の売れ行きなどを記録しておきましょう。過去のリサーチを振り返ることで、どんな商品が売れやすいか、自分なりのパターンが見えてきます。
Q9: 同じ商品を複数の国で販売する場合、リサーチは国ごとに必要ですか?
A: はい、国ごとにリサーチすることをおすすめします。同じ商品でも、国によって需要、競合、適正価格が異なります。台湾で売れている商品がタイでは売れないこともありますし、逆もあります。各国の市場特性を理解した上で、出品判断をしましょう。
Q10: リサーチで見つけた商品、すべて出品すべきですか?
A: いいえ、厳選して出品しましょう。リサーチで良さそうに見えた商品でも、実際に売れるかどうかは分かりません。まずは最も有望な商品から出品し、売れ行きを見ながら追加していく方が効率的です。最初から大量に出品するより、少数の商品を丁寧に管理する方が、成功率が高いです。
Q11: 季節商品はいつからリサーチを始めるべきですか?
A: 季節商品は2〜3ヶ月前からリサーチを始めましょう。例えば、クリスマス商品なら10月、バレンタイン商品なら12月には準備を開始します。出品、在庫確保、商品ページの最適化には時間がかかるため、早めの準備が重要です。直前になってから始めると、競合に出遅れてしまいます。
Q12: リサーチスキルを上げるにはどうすればいいですか?
A: 最も効果的なのは、実際にたくさんの商品をリサーチし、出品し、結果を分析することです。最初は失敗もありますが、その経験から学ぶことで、リサーチの精度が上がります。また、成功しているセラーの商品ラインナップを研究したり、Shopee輸出に関する情報を積極的に収集したりすることも有効です。継続的な学習と実践が、スキル向上の鍵です。
まとめ:リサーチを習慣化しよう
この記事では、Shopee輸出の商品リサーチ方法を解説しました。商品リサーチは、Shopee輸出の成功を左右する最も重要な作業です。
リサーチのポイントを振り返りましょう。
1. Shopeeで売れている商品を調べる:検索機能、ランキング、人気セラーの商品を参考にする
2. 日本のトレンドをキャッチする:ECサイトのランキング、SNS、テレビ・雑誌の情報をチェックする
3. 競合を分析する:競合の数、価格、商品ページの質を確認し、差別化ポイントを見つける
4. 利益計算をする:仕入れ価格、送料、手数料を計算し、利益率20%以上を目指す
5. ニッチ市場を狙う:競合が少ない市場で、安定した売上を得る
リサーチを習慣化するためのコツ
リサーチを継続するためには、習慣化することが重要です。以下のコツを参考にしてください。
毎日決まった時間に行う:朝の通勤時間、昼休み、寝る前など、毎日同じ時間にリサーチする習慣をつけましょう。習慣になれば、苦にならなくなります。
小さく始める:最初から1時間のリサーチは大変です。まずは15分から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。継続することが最も重要です。
目標を設定する:「今日は5商品リサーチする」「今週は1商品出品する」など、具体的な目標を設定しましょう。目標があると、モチベーションを維持しやすいです。
結果を記録する:リサーチした商品数、出品した商品数、売れた商品数を記録しましょう。数字で進捗が見えると、達成感があり、継続しやすくなります。
リサーチの成果が出るまでの目安
商品リサーチを始めてから、成果が出るまでの目安をお伝えします。
1週間目:リサーチの流れを理解し、最初の5〜10商品を出品。この段階ではまだ売れなくても正常です。
2〜4週間目:出品数を20〜30商品に増やす。早ければこの時期に最初の注文が入ることも。商品ページの改善を継続。
1〜3ヶ月目:50商品以上を出品。売れる商品と売れない商品が見えてくる。売れる商品にフォーカスし、関連商品を追加。
3〜6ヶ月目:自分なりのリサーチパターンが確立。効率的に売れる商品を見つけられるようになる。安定した売上が期待できる。この頃になると、リサーチ自体が楽しくなってくる人も多いです。売れる商品を見つける嗅覚が養われ、成功確率が格段に上がります。
最初の1〜2ヶ月は成果が出にくい時期です。ここで諦めず、継続することが成功への鍵です。コツコツと続けた人だけが、Shopee輸出で成功を掴むことができます。
商品リサーチは、一度やったら終わりではありません。定期的にリサーチを行い、新しい商品を追加し続けることが、売上を伸ばすコツです。毎日30分でも良いので、リサーチの時間を確保しましょう。
リサーチは地道な作業ですが、この作業を丁寧に行うことが、Shopee輸出成功への近道です。最初は難しく感じるかもしれませんが、続けるうちに自分なりのコツが見つかります。焦らず、着実に取り組んでいきましょう。
良い商品を見つけることができれば、あとは商品ページを作成して出品するだけです。次の記事では、「Shopeeの商品ページ作成術」について解説します。見つけた商品を、どのように魅力的に出品するか、売れる商品ページの作り方、具体的なテクニックをお伝えします。ぜひ合わせてご覧ください。
あなたのShopee輸出ビジネスの成功を心から応援しています。一緒に頑張りましょう。










