Shopeeで月商100万を超えた商品の見つけ方 ― 私がコンサルで教えているリサーチ法

Shopeeで最初に売れた商品は意外なものだった

Shopeeで最初に売れた商品が「意外なもの」だったという経験は多くのセラーに共通する。事前に「売れそう」と思った商品より、データに基づいて選んだ「地味な日用品」がコンバージョン率10%を超えることが珍しくなく、感覚より数字を信じることがShopeeリサーチの基本だ。

「Shopeeで何を売ればいいですか?」

これは、私がShopee輸出のコンサルティングで最も多く受ける質問です。そして、この質問に対する答えが、売上を大きく左右します。

実際、私のコンサル先のAさんは、Shopeeを始めた当初、日本のAmazonで売れている商品をそのままShopeeに出品しました。スマホケース、モバイルバッテリー、Bluetoothイヤホン。日本では飛ぶように売れている商品ばかりです。

ところが、1ヶ月経っても2ヶ月経っても、ほとんど売れませんでした。

理由は単純です。東南アジアには、同じような商品を圧倒的に安い価格で販売している中国セラーがすでに大量にいたのです。日本から仕入れて、国際送料をかけて送っても、価格で勝てるわけがありません。

そこで私がAさんに伝えたのは、「日本で売れているもの」ではなく「日本でしか手に入らないもの」を探しましょう、ということでした。

視点を変えて、現地のShopeeで「japan」「japanese」と検索し、何が求められているのかを徹底的に調べました。すると、意外な商品が見つかりました。

日本製のお菓子の型(シリコンモールド)、キャラクターの文房具、日本独自のキッチン便利グッズ。こうした商品は、中国セラーでは扱えない「日本製」という付加価値があり、しかも軽くて送料も抑えられます。

Aさんはこの方向に切り替えてから3ヶ月で月商100万円を突破しました。商品リサーチの方法を変えただけで、結果がここまで変わったのです。

ちなみに、Aさんが最初に出品していたスマホケースやモバイルバッテリーは、中国のセラーが1個200〜300円程度で販売していました。日本から仕入れると原価だけで800円以上かかる商品です。ここに国際送料が加わるわけですから、価格面でまったく勝負になりません。一方、日本製のシリコンモールドは現地で600〜900円の価格帯で販売でき、日本での仕入れは200〜300円。送料を含めても十分な利益が出る構造でした。

この経験から私が確信したのは、Shopeeのリサーチでは「何が売れているか」よりも「何が日本からしか買えないか」という視点のほうがはるかに重要だということです。

この記事では、私がコンサル先に実際に教えているShopeeの商品リサーチ法を、具体的な手順とともに解説します。Amazonや楽天の物販経験がある方も、Shopeeは全く別のアプローチが必要です。ぜひ最後まで読んで、ご自身のリサーチに活かしてください。

商品リサーチの重要性

Shopeeリサーチの基本 ― Amazonとは全然違う

ShopeeのリサーチはAmazonと根本的に異なる点が3つある。①キーワードボリュームツールがほぼ存在しないため競合商品の実績から需要を逆算する必要がある、②国別の市場特性が大きく異なるため国ごとにリサーチが必要、③トレンドの変化速度がAmazonより速く3ヶ月で売れ筋が変わるカテゴリも存在する。

日本のAmazon物販を経験してからShopeeに参入する方は多いのですが、AmazonのリサーチメソッドをそのままShopeeに持ち込むと、ほぼ確実に失敗します。私のコンサル先でも、Amazon経験者ほどこの罠にはまりやすい傾向があります。

なぜでしょうか。それは、購買層も、プラットフォームの仕組みも、求められる価格帯も、すべてが違うからです。

東南アジアの購買層を理解する

まず、Shopeeのメイン市場である東南アジアの購買層の特徴を押さえておきましょう。

Shopeeユーザーの中心は20代〜30代の若年層です。日本のECと比べると、年齢層がかなり若いのが特徴です。彼らはSNSでトレンドをキャッチし、TikTokやInstagramで見た商品をShopeeで探すという行動パターンを持っています。

また、ほぼ全員がスマートフォンからアクセスしています。PCで閲覧するユーザーは少数派です。つまり、商品画像はスマホの小さな画面で映えるかどうかが重要になります。商品説明の長い文章よりも、ぱっと見で伝わる画像や短いキャッチコピーが購買を後押しします。

さらに、東南アジアのユーザーは「チャットで質問してから購入する」という傾向が日本よりも強いです。Shopeeにはアプリ内チャット機能があり、商品について質問が来ることが頻繁にあります。チャットへの返信速度もセラーの評価に影響するため、リサーチの段階で「この商品に関する質問にすぐ答えられるか」という点も考慮しておくとよいでしょう。

そして最も大きな違いが価格感度の高さです。東南アジアでは、日本と比べて平均所得が低い国が多いため、数百円の価格差が購買判断を大きく左右します。「日本では安い」と感じる1,500円の商品でも、現地では「高級品」になることがあります。

Shopee内検索のアルゴリズム

Amazonでは、売上実績とレビュー数が検索順位を大きく左右します。一方、Shopeeの検索アルゴリズムには独自の特徴があります。

Shopeeでは、新規出品にブースト(検索上位表示)がかかる仕組みがあります。つまり、新しく出品した商品が一時的に検索結果の上位に表示されやすくなるのです。これは新規セラーにとって非常に大きなアドバンテージです。

Amazonでは新規出品がいきなり上位表示されることはほぼありませんが、Shopeeでは最初の数日間で露出を得るチャンスがあります。この仕組みを理解しているかどうかで、戦略が大きく変わります。

また、Shopeeには「Shopee Preferred」や「Mall」といった公式認定の仕組みがあり、これらのバッジを持つセラーは検索で優遇されます。ただし、これは後から獲得するものなので、最初のリサーチ段階では「新規ブースト」を最大限活用する戦略を立てることが重要です。

さらに、Shopeeでは商品タイトルのキーワードが検索結果に直結します。Amazonのようにバックエンドキーワードを設定する機能がないため、タイトルに検索されそうなキーワードを盛り込む必要があります。リサーチの段階で、現地のユーザーがどのようなキーワードで検索しているかを把握しておくことが大切です。

国ごとのマーケットの違い

Shopeeは複数の国で展開されていますが、国によってマーケットの特性が大きく異なります。

たとえば、台湾は日本製品の人気が非常に高く、日本語パッケージがそのまま付加価値になります。一方、タイやフィリピンでは、価格がより重視される傾向があります。マレーシアやインドネシアでは、ハラール対応が必要な商品カテゴリがあります。

私のコンサル先には「まず台湾から始めましょう」とアドバイスすることが多いです。理由は、日本製品への信頼が高いこと、購買力が比較的高いこと、そして物流面でも距離が近くてコストを抑えやすいことです。

ただし、台湾は競合も多いため、最初に台湾で実績を作り、その後にタイやフィリピンなど他の国に展開していくという流れがうまくいきやすいパターンです。

シンガポールも購買力は高いのですが、市場が小さく、英語対応が必須になります。ベトナムは近年急速に成長しているマーケットですが、現地語(ベトナム語)での出品が求められるため、ハードルがやや高めです。各国の特性を理解した上で、どこに出品するかを決めることがリサーチの第一歩になります。

Shopeeで売れている商品

売れる商品を見つける3つの方法

Shopeeで売れる商品を見つける3つの方法は①Shopee内のベストセラーページから高評価・高販売数商品をリバースリサーチする、②競合セラーの出品一覧から売上の多い商品カテゴリを特定する、③日本のAmazonランキング上位商品をShopeeで検索して競合が少ない商品を見つける、の3つだ。

ここからは、私がコンサル先に教えている具体的なリサーチ方法を3つご紹介します。この3つの方法を組み合わせることで、売れる商品を効率的に見つけることができます。

方法1:Shopee内のベストセラーとトレンドを分析する

最もシンプルかつ効果的なのが、Shopee内のデータを直接見る方法です。

まず、Shopeeのトップページにある「Top Products」や「Trending」セクションをチェックします。ここには、今まさに売れている商品がカテゴリ別に表示されています。

具体的な手順は以下の通りです。

1. Shopeeの対象国(台湾、タイ、フィリピンなど)のサイトにアクセスする
2. カテゴリ一覧から気になるカテゴリを選ぶ
3. 「Best Selling」や「Top Sales」でソートする
4. 上位に表示される商品の価格帯、レビュー数、販売数を記録する
5. 同じ商品で日本から仕入れて利益が出るか計算する

この方法のポイントは、すでに売れている商品の中から「日本セラーが参入できる隙間」を探すことです。たとえば、売れている商品の中に日本製品がほとんどない場合、日本から参入しても難しい可能性があります。逆に、日本製品がいくつか上位に入っていれば、そのカテゴリには日本製品の需要があるということです。

私のコンサル先のBさんは、台湾のShopeeでキッチン用品カテゴリを見ていたときに、日本製の計量スプーンが月に200個以上売れているのを発見しました。同じ商品を日本のAmazonで確認すると、仕入れ価格は300円台。台湾での販売価格は日本円換算で約800円でした。送料を考慮しても十分な利益が出ると判断し、出品したところ、初月から月30個以上売れました。

Bさんはさらに、その計量スプーンの関連商品として、計量カップ、シリコンへら、泡立て器なども出品しました。すでに計量スプーンのレビューで「このセラーは日本製のキッチン用品を扱っている」と認知されていたため、関連商品もスムーズに売れ始めました。一つのヒット商品から関連商品に横展開していくのは、Shopeeで売上を伸ばす基本的な戦略です。

この方法を使う際の注意点としては、ベストセラーランキングだけを見て飛びつかないことです。上位商品が中国セラーの低価格商品ばかりの場合、日本セラーが同じ土俵で戦っても価格競争に巻き込まれるだけです。ランキングを見るときは、必ず「日本製品が上位に入っているかどうか」を確認してください。

方法2:現地セラーの出品を徹底的に分析する

2つ目は、すでにShopeeで成功している日本人セラーや、日本製品を扱う現地セラーの出品内容を分析する方法です。

Shopeeでは、セラーのショップページから全出品商品と各商品の販売数を確認できます。これはAmazonにはない大きなメリットです。

手順はこのようになります。

1. Shopeeで「japan」「japanese」「日本」などのキーワードで検索する
2. 売上の多い商品を見つけたら、そのセラーのショップページに移動する
3. ショップ内の全商品を「販売数順」で並べ替える
4. 上位の商品をリストアップする
5. そのセラーが扱っているカテゴリの傾向を分析する

この方法で特に注目すべきは、同じセラーが複数出品している商品カテゴリです。成功しているセラーが同じカテゴリで何品も出品しているということは、そのカテゴリに安定した需要があることを意味します。

あるコンサル先のCさんは、この方法で台湾の人気セラーを5店舗ほど分析しました。すると、5店舗中3店舗が日本の「お弁当グッズ」を複数出品していることに気づきました。ピック、バラン、おにぎり型、のりパンチ。日本では100均でも買える商品ですが、台湾では日本から取り寄せるしかないため、800円〜1,200円で販売されていたのです。Cさんはこのカテゴリに集中して40品ほど出品し、月商80万円まで成長しました。

競合分析

方法3:日本製品で現地にないものを探す

3つ目は、日本のEC(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)で見つけた商品を、Shopeeで検索して「現地にまだないもの」を探す方法です。

この方法は、競合がゼロの状態でスタートできる可能性があるため、うまくハマれば大きな利益を得られます。

手順は以下の通りです。

1. 日本のAmazonや楽天で「便利グッズ」「アイデア商品」などを検索する
2. レビューが多く評価が高い商品をピックアップする
3. その商品名や類似キーワードをShopeeで検索する
4. 検索結果がゼロ、または非常に少ない商品を見つける
5. その商品に東南アジアで需要があるかを考える

ここで重要なのは、手順5の「需要があるかどうかの判断」です。日本にしかないからといって、需要がなければ売れません。

需要の有無を判断するコツは、「その商品が解決する問題は、東南アジアにも存在するか」を考えることです。たとえば、日本の「靴の消臭パウダー」は、高温多湿の東南アジアでも同じ悩みがあるため需要が見込めます。一方、「こたつ用のテーブル」は気候が違うため、需要はほぼありません。

私のコンサル先で成功した例として、「日本製の排水口ネット」があります。日本のキッチンで当たり前に使われている商品ですが、台湾のShopeeにはほとんど出品がありませんでした。出品してみたところ、台湾でも同じ悩みを持つ主婦層に刺さり、月に100枚以上売れるヒット商品になりました。仕入れ価格は1パック100円台、販売価格は400円程度で、利益率も高い商品です。

もう一つの成功例は、「日本製のお風呂用カビ取りスプレー」です。東南アジアは高温多湿でカビが発生しやすい環境ですが、現地には日本のように効果的なカビ取り製品が少ないのです。日本製のカビ取りスプレーは口コミで広がり、リピート購入も多い商品になりました。

この方法は「当たればデカい」のですが、外れるリスクもあります。需要が全くない商品を出品しても、閲覧数すら伸びません。そのため、私のコンサル先には「この方法で見つけた商品は、まず3〜5品をテスト出品して、1〜2週間で反応を見る」というアプローチを推奨しています。反応があれば追加出品し、なければすぐに別の商品に切り替える。このスピード感が大切です。

無在庫販売で特に売れるカテゴリ

無在庫販売で特に売れるカテゴリは「美容・コスメ(特に日本ブランド)・キッチン用品・インテリア小物・アニメ関連グッズ」だ。共通点は「日本製のブランド価値が高い」「現地で正規品が手に入りにくい」「単価1,000〜5,000円で利益率20%以上確保できる」の3点だ。

Shopee輸出を無在庫で始める場合、すべてのカテゴリが同じように売れるわけではありません。私がコンサル先の実績を通じて把握している「無在庫でも特に売れやすいカテゴリ」を、理由とともにお伝えします。

美容・スキンケア

東南アジアでは日本の美容製品に対する信頼が非常に高く、「Made in Japan」のスキンケア商品は常に安定した需要があります。

特に売れているのは、フェイスマスク、洗顔料、日焼け止め、化粧水です。日本のドラッグストアで買える商品が、現地では2〜3倍の価格で売れることも珍しくありません。

コンサル先のDさんは、日本の人気フェイスマスク(ルルルンなど)を台湾向けに出品したところ、月に150枚以上売れました。仕入れは1枚あたり300〜400円、販売価格は800〜1,000円で、送料を差し引いても1枚あたり200〜300円の利益が出ています。

ただし、美容商品は規制に注意が必要です。国によっては化粧品の輸入に許可が必要な場合があります。成分表示の問題もあるため、出品前にShopeeの規約と輸入先国の規制を確認してください。

文房具

日本の文房具は世界的に評価が高く、Shopeeでも人気カテゴリの一つです。

パイロットやぺんてるのペン、コクヨのノート、プラスの修正テープなど、日本人にとっては当たり前の文房具が、海外では「高品質な日本製」として喜ばれます。

文房具のメリットは、軽くてコンパクトなため送料が安いことです。利益率は商品によりますが、20〜40%程度を確保できることが多いです。特に、日本のキャラクター文房具(サンリオ、ディズニーの日本限定デザインなど)は高い需要があります。

私のコンサル先で文房具を主力にしているGさんは、日本の「消せるボールペン(フリクション)」を中心に出品しています。東南アジアでもフリクションの存在は知られていますが、日本限定カラーや限定デザインは現地では手に入りません。Gさんは日本の文房具店で限定色をまとめ買いし、Shopeeで1本あたり400〜600円で販売しています。仕入れが1本150〜200円なので、送料を入れても1本あたり100〜200円の利益が出ます。文房具は1回の注文で複数本まとめて購入されることが多いため、1注文あたりの利益はさらに大きくなります。

キッチン用品

日本のキッチン便利グッズは、Shopeeで安定して売れるカテゴリです。

ピーラー、スライサー、おろし器、計量カップ、シリコン調理器具などが特に人気です。日本製は「切れ味がいい」「使いやすい」「壊れにくい」という評判があり、中国製の安い製品との差別化ができます。

キッチン用品の利益率は15〜30%程度です。重さがある商品は送料がかさむため、なるべく軽量な商品を選ぶのがコツです。

私のコンサル先では、日本の100均(ダイソー、セリア)で仕入れたキッチン用品をShopeeで販売しているケースもあります。仕入れ110円の商品が、Shopeeで500〜700円で売れることがあるのです。もちろん、すべての100均商品が売れるわけではありませんが、日本の100均のクオリティは東南アジアでは「安くて高品質」として評価されています。特にシリコン製の調理器具やお弁当用の仕切りカップなどは、コンスタントに売れる商品です。

日本のトレンド

ベビー用品

東南アジアは出生率が高い国が多く、ベビー用品の需要が大きい市場です。

日本のベビー用品は安全性が高いというイメージが定着しており、ピジョンやコンビなどの日本ブランドは特に人気があります。哺乳瓶、歯がため、離乳食グッズ、お食事エプロンなど、消耗品を中心にリピーターもつきやすいカテゴリです。

ベビー用品は購入者の「安全に対する意識」が高いため、多少価格が高くても日本製を選ぶ傾向があります。利益率は20〜35%程度で、安定した売上を見込めます。

アニメ・キャラクターグッズ

日本のアニメ文化は東南アジアでも非常に人気が高く、関連グッズは常に需要があります。

フィギュア、キーホルダー、ステッカー、ポーチ、Tシャツなど、多種多様な商品が売れています。特に、日本のアニメショップやガチャガチャでしか手に入らない限定グッズは、プレミア価格で売れることもあります。

ただし、アニメグッズは知的財産権に注意が必要です。正規品であることを証明できる仕入れルートを確保し、偽物や海賊版は絶対に扱わないようにしてください。Shopeeの知的財産ポリシーに違反すると、アカウント停止のリスクがあります。

私のコンサル先で特に成功したのは、「日本のガチャガチャのフィギュア」を扱ったセラーです。1回300円のガチャを回し、Shopeeで800〜1,500円で販売。人気キャラクターのものは即完売することもあり、月商50万円以上を安定して達成しています。

リサーチで失敗しがちなパターン

リサーチで失敗しがちなパターンは「検索結果1ページ目に商品が多い=売れている」という誤解だ。評価数・評価レート・出品日数の3つを組み合わせて「月販推定数」を計算することが正確なリサーチの基本で、評価数10件以下の商品は実際の販売数が少ない可能性が高い。

ここまで「売れる商品の見つけ方」をお伝えしてきましたが、同じくらい重要なのが「失敗するパターンを知っておくこと」です。私のコンサル先でも、リサーチの段階で以下のミスを犯して損失を出したケースがあります。

失敗パターン1:重い商品を選んで送料で利益が消える

これは最も多い失敗です。

日本で人気の商品を見つけて、「これはShopeeでも売れるはず」と出品したものの、送料が思った以上にかかって利益がほとんど残らないというケースです。

具体的な例を挙げると、あるコンサル先が日本製の鋳鉄フライパンを出品しました。商品の質は素晴らしく、レビューも好評でした。しかし、重量が1.5kgあったため、台湾への送料だけで1,500円以上。仕入れ価格と送料を足すと、Shopeeの相場価格では利益がほぼゼロになってしまいました。

目安として、無在庫販売の場合は500g以下の商品を中心に選ぶことをおすすめします。500gを超える商品は、送料を含めた利益計算を必ず行い、十分な利益が出ることを確認してから出品してください。

利益計算

失敗パターン2:ブランド品を出品して知的財産権で警告を受ける

Shopeeでは、ブランド品(特に有名ブランドのロゴが入った商品)を許可なく出品すると、知的財産権侵害で警告を受けることがあります。

最悪の場合、アカウントが永久停止されます。これは本当に致命的です。

私のコンサル先でも、ある方が日本の有名ブランドのバッグを正規品として出品したところ、ブランド側から知的財産権の申し立てが入り、出品が強制削除されました。正規品であっても、ブランドの販売許可を得ていない場合はこうしたリスクがあるのです。

対策としては、最初のうちは有名ブランド品を避け、ノーブランドまたは小規模メーカーの商品を中心に扱うことです。どうしてもブランド品を扱いたい場合は、メーカーに販売許可を取るか、Shopee Mallの正規ブランドセラーとして登録する方法を検討してください。

補足ですが、「ブランド」の範囲は思った以上に広いです。たとえば、日本のアニメキャラクターの商品や、ディズニー関連商品もブランド保護の対象です。「正規品を仕入れて売っているから問題ない」と思いがちですが、Shopeeではブランド側が販売許可を出していないセラーに対して申し立てを行う事例が増えています。安全に始めるなら、ノーブランドの便利グッズや日用品からスタートすることを強くおすすめします。

失敗パターン3:季節商品のタイミングを外す

日本には四季がありますが、東南アジアの多くの国には日本のような明確な四季がありません。

たとえば、「冬用の保温マグカップ」を12月に台湾向けに出品したコンサル先がいました。台湾には冬がありますが、日本ほど寒くはなりません。また、Shopeeの出品から検索上位に表示されるまでにはタイムラグがあるため、需要のピーク時に上位表示されず、売上が伸びませんでした。

季節商品を扱う場合は、需要のピークの1〜2ヶ月前から出品を開始し、レビューを貯めておくことが重要です。また、東南アジア特有の「イベント」にも注目してください。旧正月(Chinese New Year)、ラマダン明けのハリラヤ、シングルズデー(11.11)など、各国特有のセール時期があります。

逆に言えば、こうしたイベントをうまく活用すれば大きな売上を作ることもできます。Shopeeの11.11セール(毎年11月11日)や12.12セール(毎年12月12日)は、通常の数倍のアクセスが集まるタイミングです。このセールに合わせて新商品を投入したり、セール価格を設定したりすることで、一気に売上を伸ばしたコンサル先もいます。リサーチの段階で「この商品はどのセール時期に強いか」を意識しておくと、出品のタイミングを最適化できます。

失敗パターン4:現地の文化・宗教を考慮しない

これは意外と見落としがちですが、非常に重要なポイントです。

マレーシアやインドネシアはイスラム教徒が多数を占める国です。豚由来の成分が含まれる化粧品や食品は、ハラール認証がなければ販売が難しいケースがあります。

また、タイでは仏教に関連する商品の扱いに注意が必要です。仏像をアクセサリーとして販売することは、現地の文化的に非常にデリケートな問題です。

私のコンサル先で実際にあった事例として、豚の形をしたキッチン用品(豚の形の落し蓋)をマレーシア向けに出品した方がいました。日本では人気商品ですが、マレーシアでは全く売れなかったばかりか、コメント欄に否定的な反応が寄せられてしまいました。

リサーチの段階で、出品先の国の文化や宗教的な配慮が必要かどうかを必ず確認してください。判断に迷う場合は、その商品をその国向けに出品するのは避けるのが無難です。

文化的な配慮は、商品選定だけでなく商品画像にも関わります。たとえば、肌の露出が多い商品画像は、イスラム圏では敬遠される可能性があります。日本向けの商品ページをそのまま転用するのではなく、出品先の文化に合わせた画像やタイトルを用意することも、リサーチの一環として意識しておくべきポイントです。

リサーチから出品までのスピード感

リサーチから出品完了までのスピード感は「3日以内」が競争優位の条件だ。トレンド商品は発見から1週間で競合セラーが急増するため、リサーチ→仕入れ交渉→ページ作成→出品のサイクルを72時間以内に回すことが月商100万円超セラーに共通する行動習慣だ。

リサーチの方法をお伝えしてきましたが、もう一つ、コンサルの現場で強く感じていることがあります。

それは、リサーチに時間をかけすぎて、なかなか出品できない人が多いということです。

「もっと良い商品があるかもしれない」「この商品は本当に売れるのか不安」「もう少し調べてから出品したい」。こういった気持ちはよく分かります。私自身も最初はそうでした。

しかし、正直に言えば、リサーチだけで商品が売れるかどうかを100%予測することは不可能です。どれだけ入念にリサーチしても、実際に出品してみないと分からないことが多いのです。

「まず30品出して、売れたものに注力」の原則

私がコンサル先に伝えているのは、「最初の1ヶ月で30品出品して、そこからデータで判断する」という方針です。

30品出せば、その中から2〜3品は反応のある商品が出てきます。閲覧数が多い商品、お気に入りに追加される商品、実際に購入される商品。こうしたデータが取れれば、次に何を出品すべきかが見えてきます。

1品あたりのリサーチに何時間もかけて、1ヶ月で5品しか出品できないのと、1品あたり30分のリサーチで30品出品するのとでは、後者のほうが圧倒的に効率がいいのです。

実際、私のコンサル先のEさんは、最初の2週間で50品を一気に出品しました。リサーチは各商品15〜20分程度。「軽い」「日本製」「現地にない」の3条件を満たしていれば、とりあえず出品するというスタンスです。

結果、50品のうち売れたのは8品でした。Eさんはその8品の関連商品や類似商品をさらに出品し、3ヶ月後には月商120万円に到達しました。最初の50品のリサーチにかけた時間は合計で約15時間。1品あたり18分です。

完璧を求めすぎない

反対のケースもあります。コンサル先のFさんは、非常に慎重な性格で、1品の出品に対してリサーチに2〜3時間かけていました。競合の価格、販売数、レビュー内容、送料の細かい計算、仕入れ先の比較。どれも大切なことではありますが、結果として1ヶ月で出品できたのは8品だけでした。

そして、その8品のうち売れたのは1品。Fさんは「こんなに時間をかけたのに」と落ち込んでいましたが、これは打率の問題ではなく、打席数の問題です。

もちろん、明らかに送料で赤字になる重い商品や、知的財産権のリスクがある商品は事前に除外すべきです。しかし、それ以外の判断は、実際のデータを見てから行うほうが精度が高いのです。

リサーチは「正解を見つける作業」ではありません。「可能性のある商品を素早くリストアップし、市場で検証する作業」です。この認識を持っているかどうかで、Shopeeでの成長スピードが大きく変わります。

リサーチのルーティン化

私がコンサル先にすすめているのは、リサーチを「週に1回、2時間」のルーティンにすることです。

毎週2時間のリサーチで5〜10品を出品し、同時に過去の出品のデータを確認する。売れている商品の関連商品を追加し、売れていない商品は価格を調整するか取り下げる。このサイクルを回すことで、出品数は着実に増え、売上も安定していきます。

リサーチは一度やって終わりではなく、継続的に行うものです。Shopeeのトレンドは変化しますし、季節によって売れる商品も変わります。定期的にリサーチを続けることで、市場の変化にも対応できるようになります。

具体的なルーティンの一例をお伝えします。毎週月曜日の夜に2時間を確保し、まずShopeeの対象国のトレンドページをチェックします。次に、自分の出品商品のデータ(閲覧数、お気に入り数、売上)を確認し、好調な商品の関連商品を3〜5品リストアップします。そして、日本のAmazonや楽天で新しい商品を5品ほどピックアップし、Shopeeでの競合状況を確認する。この流れを習慣にすれば、毎週着実に出品数を増やしていけます。

私のコンサル先で月商100万円を超えている方は、例外なくこのようなリサーチのルーティンを持っています。逆に、売上が伸び悩んでいる方は、リサーチを「気が向いたときにやる」という状態になっていることが多いです。Shopeeで安定した収益を目指すなら、リサーチを「特別な作業」ではなく「日常のルーティン」にしてください。

著者: trade-king.biz 編集部

物販・輸出入ビジネス歴12年以上。eBay・Amazon・ShopeeなどのクロスボーダーEC、AI活用による業務効率化、コンサルティングを専門とする。累計コンサル支援社数は300社以上。

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