Shopeeアカウント開設から初出品まで、実際にやった手順を全部見せる

Shopeeで出品するまでに私がつまずいたポイント

Shopeeへの出品で初心者がつまずく最多ポイントは「アカウント認証・出店国設定・商品カテゴリ選択」の3つだ。アカウント認証は本人確認書類(パスポートまたは免許証)が必要で審査に3〜7営業日かかるため、早めに申請しておくことがスタートダッシュの条件になる。

Shopee輸出とは

「Shopeeの出店って、そんなに難しくないですよ」と聞いて始めたのに、実際やってみると細かいところでつまずく場面が何度もありました。アカウント開設自体は10分もあれば申請できます。でも、そこから初出品までの間に「あれ、これどうするの?」という場面が積み重なるんです。

私自身がつまずいたポイントを先に共有しておきます。

まず、Cross Border Seller Program(CBP)への申請が別途必要だということ。Shopeeのアカウントを作っただけでは日本から出品できません。CBPに申請して承認されて初めて、日本在住のセラーとして出品できるようになります。ここを知らずに「アカウントは作ったのに出品ボタンがない」と困っている人を何人も見てきました。

次に、出店国の選択です。Shopeeは東南アジア6ヶ国と台湾に展開していますが、最初にどの国を選ぶかで初動のしやすさがまったく違います。私は最初、なんとなくタイを選んでしまい、言語の壁でチャット対応に苦労しました。今思えば、英語が通じるシンガポールかマレーシアから始めるべきでした。

それから、無在庫販売の配送日数設定。これはコンサル先でも本当によくあるトラブルなのですが、配送日数を短く設定しすぎて、仕入れが間に合わずキャンセルが多発するというケースです。日本国内のECサイトから仕入れて、検品・梱包して国際発送する。この一連の流れには最低でも5〜7日は必要です。にもかかわらず「3日以内発送」と設定してしまう人が後を絶ちません。

あとは、商品画像の準備と英語での商品説明の作成。これも最初は時間がかかります。ただ、やり方さえ分かれば1商品15〜20分で出品できるようになるので、最初の数品を乗り越えれば大丈夫です。

この記事では、私が実際にShopeeアカウントを開設して初出品するまでに行った手順を、つまずいたポイントも含めて全部お見せします。「Shopee輸出に興味はあるけど、具体的に何をすればいいか分からない」という方は、この記事の通りに進めてもらえれば迷うことはないはずです。

ちなみに、Shopee輸出の基本的な仕組みについて簡単に触れておくと、日本で販売されている商品をShopeeに出品し、注文が入ったら国内で仕入れて海外に発送するビジネスモデルです。いわゆる無在庫販売が可能で、在庫リスクなしで始められます。東南アジアでは「Made in Japan」のブランド力が非常に強く、化粧品、日用品、アニメグッズ、文房具など幅広いカテゴリで需要があります。

月間アクティブユーザーは3億人を超え、東南アジアのEC市場は年間20%以上の成長を続けています。日本人セラーはまだ少ないので、今なら先行者利益を取れるタイミングです。円安の影響で日本製品の価格競争力も高まっていますから、始めるなら早い方がいい。

必要なものはパソコン、スマートフォン、インターネット環境、クレジットカードの4つだけです。特別な資格や許可は要りません。出店料も無料。初期費用はほぼゼロで始められます。ただし、仕入れ代金の立て替えが発生するので、運転資金として10〜30万円程度は用意しておくと安心です。

では、具体的な手順に入っていきます。

アカウント開設の手順

Shopee Globalのアカウント開設は「公式サイトで申請→メールアドレス認証→本人確認書類のアップロード→審査(3〜7営業日)→出店国選択」の5ステップだ。申請から出品開始まで最短でも1週間かかるため、出品計画が決まったら即日申請することが重要だ。

Shopeeアカウント開設

Shopee輸出を始めるには、まずShopeeセラーアカウントの開設が必要です。日本からの出品に対応しているのは「Shopee Japan Cross Border」というプログラムで、日本在住のセラー向けに用意されたサービスです。アカウント開設は無料、オンラインで完結します。書類に不備がなければ、数日〜1週間程度で承認されます。

私が実際にやった手順を、順番にお伝えします。

Step1:Shopee Japan公式サイトにアクセスする

まず、Shopee Japanの公式サイトにアクセスします。「Shopee Japan 出店」や「Shopee Cross Border」で検索すると見つかります。公式サイトには日本語のページが用意されているので、英語が苦手でも問題ありません。

トップページにある「出店申し込み」または「セラー登録」ボタンをクリックして、登録フォームに進みます。登録フォームは日本語で表示されるので、指示に従って入力していけば大丈夫です。

Step2:基本情報を入力する

登録フォームでは、以下の情報を入力します。

氏名:本名をローマ字で入力します。パスポートや身分証明書と同じ表記にしてください。ここが一致していないと、本人確認の審査で引っかかります。

メールアドレス:Shopeeからの連絡を受け取るためのアドレスです。GmailやYahoo!メールなどフリーメールでも問題ありません。ただし、Shopeeからのメールは英語で届くことが多いので、普段チェックするアドレスを登録しておきましょう。

電話番号:日本の電話番号を入力します。SMS認証に使うので、SMSを受信できる番号を登録してください。私は最初、固定電話の番号を入れてしまい、認証コードが届かなくて焦りました。携帯番号を使いましょう。

パスワード:セラーセンターにログインするためのパスワードを設定します。英数字と記号を組み合わせた強力なパスワードにしてください。Shopeeは海外のプラットフォームなので、セキュリティはしっかりしておきたいところです。

Step3:本人確認書類を提出する

アカウントの信頼性を確保するため、本人確認書類の提出が求められます。個人の場合は以下のいずれかを用意してください。

・パスポート(顔写真ページ)
・運転免許証(表面・裏面)
・マイナンバーカード(表面のみ)
・在留カード(外国籍の方)

書類はスマートフォンで撮影したものでOKです。ただし、文字がはっきり読めること、四隅が切れていないこと、光の反射で見えにくくなっていないことを確認してください。不鮮明な画像は再提出を求められます。私のコンサル先でも、写真の撮り直しで承認が遅れたケースが何度かありました。明るい場所で、書類を平らな場所に置いて真上から撮影するのがコツです。

法人の場合は、代表者の本人確認書類に加えて、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)の提出が必要です。

Step4:ショップ情報を設定する

本人確認が完了したら、ショップ情報を設定します。

ショップ名:Shopee上で表示される店舗名です。日本語は使用できないため、英語またはローマ字で設定します。「Japan」「Tokyo」などを入れると、日本のセラーであることが分かりやすくなります。私は「Japan Direct」という感じのシンプルな名前にしました。覚えやすく、信頼感がある名前をつけましょう。

ショップ説明:どんな商品を扱っているか、どんなセラーかを紹介する文章です。英語で記載しますが、シンプルな文章で構いません。「We ship authentic Japanese products directly from Japan.」のように、日本から正規品を発送していることをアピールすれば十分です。

ショップロゴ:店舗のアイコンとなる画像です。Canvaなどの無料ツールで簡単に作成できます。最初は凝ったものでなくても大丈夫ですが、ロゴがないショップは信頼されにくいので、何かしら設定しておくことをおすすめします。

Step5:銀行口座を登録する

売上金を受け取るための銀行口座を登録します。Shopee Japanでは、日本国内の銀行口座への振り込みに対応しています。ゆうちょ銀行、メガバンク、ネット銀行など、ほとんどの銀行が利用可能です。

口座情報として、銀行名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義を入力します。口座名義は必ず本人名義のものを登録してください。法人の場合は法人名義の口座です。入力ミスがあると振り込みができないため、慎重に確認しましょう。登録後に変更することも可能ですが、再審査に時間がかかります。

Step6:Cross Border Seller Program(CBP)への申請

ここが冒頭で触れた「つまずきポイント」です。Shopeeのアカウントを作っただけでは、日本からの出品はできません。日本在住のセラーがShopeeで販売するには、Cross Border Seller Program(CBP)への申請と承認が必要です。

CBPの申請は、セラーセンターにログインした後、Cross Borderセクションから行います。申請には、先ほど登録したアカウント情報と本人確認書類が使われます。追加で求められる情報がある場合もありますが、基本的にはアカウント開設時に入力した内容で審査が進みます。

審査期間は通常3〜7営業日程度です。承認されると、セラーセンターのメニューに出品機能が追加され、商品をアップロードできるようになります。承認メールが届いたら、いよいよ出品準備に入ります。

この申請の存在を知らずに「アカウントは作ったのに出品できない」と戸惑う方が本当に多いです。私のコンサル先でも、CBPの申請を忘れていて1週間ロスした方がいました。アカウント開設と同時にCBP申請も済ませてしまいましょう。

出店国の初期設定

出店国の初期設定では「通貨・発送ポリシー・返品ポリシー・営業時間」を必ず設定する必要がある。この設定を後回しにすると注文が入っても処理できない状態になるため、アカウント審査通過直後に完了させることが推奨される。特に「発送リードタイム」の設定は慎重に選ぶ必要がある。

セラーセンターの操作

CBPの承認が下りたら、次に出店する国を選びます。Shopeeは東南アジア6ヶ国(シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン)と台湾で展開しています。最初から全ての国に出店する必要はありません。まずは1〜2ヶ国から始めて、慣れてきたら徐々に展開していくのが鉄板の進め方です。

初心者はシンガポールかマレーシアがおすすめ

私が初心者の方におすすめしているのは、シンガポールかマレーシアです。理由は3つあります。

1つ目は、英語が通じること。シンガポールは英語が公用語ですし、マレーシアも英語でのコミュニケーションが一般的です。購入者からのチャットも英語で来ることが多いので、Google翻訳やChatGPTを使えば十分対応できます。タイやベトナム、インドネシアだと現地語でメッセージが来ることが多く、翻訳の手間が増えます。

2つ目は、日本製品への需要が高いこと。シンガポールもマレーシアも、日本のブランドに対する信頼が厚く、日本製品を積極的に購入してくれます。特に化粧品、スキンケア用品、日用品は安定した需要があります。

3つ目は、配送時間が比較的短いこと。日本からシンガポール、マレーシアへの国際配送は5〜10日程度で届くことが多く、配送トラブルも少ない傾向があります。インドネシアやフィリピンは離島への配送で時間がかかるケースがあり、初心者の段階ではリスクになり得ます。

台湾もおすすめの国の一つです。日本製品への需要は非常に高いです。ただし、繁体字中国語でのコミュニケーションが求められる場面もあるため、英語圏のシンガポール・マレーシアの方が取り組みやすいと私は感じています。

複数国への展開は後からで十分

「せっかくだから全部の国に出店しよう」と考える方もいますが、最初は1〜2ヶ国に集中した方がいいです。理由は単純で、国ごとにセラーセンターが分かれているからです。

例えば、シンガポールに出店している場合は「seller.shopee.sg」、マレーシアの場合は「seller.shopee.com.my」にそれぞれアクセスして管理する必要があります。5ヶ国に出店したら、5つのセラーセンターを行き来することになります。注文管理、チャット対応、在庫管理を複数国で同時に行うのは、慣れていない段階ではかなりの負担です。

まずは1ヶ国でオペレーションを完全に習得し、安定して回せるようになってから2ヶ国目、3ヶ国目と広げていくのが賢い進め方です。各国の特徴や攻略法については、別の記事「Shopee出店国の選び方」で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。

セラーセンターの初期設定

出店国を選んだら、セラーセンターにログインして初期設定を行います。セラーセンター(Seller Centre)は、Shopeeでの販売活動を管理するための管理画面です。商品の出品、注文管理、売上確認、顧客対応など、すべての操作をここで行います。

ログインすると、ダッシュボードが表示されます。ここには売上状況、注文件数、やるべきタスクなどが表示されています。最初は売上もゼロですし、やるべきタスクもありませんが、出品後はこの画面を毎日チェックする習慣をつけてください。

初期設定で最低限やっておくべきことは以下の3つです。

配送設定(Logistics):どの配送会社を使うか、送料をいくらに設定するかを管理します。Shopee Logisticsを利用する場合と、日本郵便やヤマト国際宅急便を使う場合があります。最初はShopee Logisticsを有効にしておくのが無難です。

チャット設定(Chat Settings):自動返信メッセージを設定できます。「Thank you for your message. I will reply within 24 hours.」のような自動応答を用意しておくと、すぐに返信できない場合でも購入者に安心感を与えられます。

通知設定:スマートフォンにShopeeアプリをインストールし、通知をオンにしておきましょう。注文が入った時やチャットが来た時にすぐ気づけるようになります。Shopeeではチャットの返信速度がショップ評価に影響するので、通知の設定は必須です。

初出品の具体的な手順

初出品の手順は「①カテゴリ選択→②商品タイトル入力(英語60〜80文字)→③画像アップロード(最低3枚・白背景推奨)→④価格・在庫・バリエーション設定→⑤発送設定→⑥公開」の6ステップだ。最初の出品は完璧を求めず「48時間以内に公開する」を優先し改善は公開後に行う方がスタートが速い。

商品出品

セラーセンターの初期設定が終わったら、いよいよ商品を出品します。最初の出品は緊張するかもしれませんが、手順通りに進めれば1商品20〜30分で出品できます。慣れれば15分もかかりません。

最初の1品は何を出すべきか

結論から言うと、シンプルで壊れにくく、軽い商品を選んでください。最初の出品は「練習」です。国際発送の流れに慣れるまでは、発送トラブルのリスクが低い商品から始めるのが賢い判断です。

初心者向けのおすすめカテゴリはこのあたりです。

日用品・消耗品:歯ブラシ、洗顔料、シャンプーなど。軽くて壊れにくく、リピート購入も見込めます。

文房具:日本の文房具は海外で品質が高く評価されています。軽くて壊れにくいのも大きな利点です。ペン、ノート、マスキングテープなどは定番で売れやすいです。

化粧品・スキンケア:日本のコスメは東南アジアで大人気です。ただし、一部の国では化粧品の輸入に規制があるので、最初は規制の少ないシンガポール・マレーシア向けに出品するのが安全です。

キャラクターグッズ:アニメやゲームのグッズには熱狂的なファンがいます。ただし、著作権に注意が必要です。正規品のみ扱うようにしてください。

お菓子・食品も人気がありますが、賞味期限の管理や各国の食品輸入規制があるので、最初の1品目としてはおすすめしません。まずは日用品か文房具あたりから始めるのが無難です。

商品情報を準備する

出品する商品が決まったら、以下の情報を準備します。

商品画像:最低でも3〜5枚の画像を用意しましょう。メイン画像は白背景で商品が大きく映っているものがベストです。別角度からの画像、サイズ感が分かる画像、使用イメージなども用意するとより良いです。画像サイズは正方形(1:1)が推奨されています。私は最初、Amazonの商品画像をそのまま使っていましたが、他セラーの画像を無断で使用するのは規約違反になる可能性があるので注意してください。自分で撮影するか、メーカー公式の画像を使用するのが安全です。

商品タイトル:英語で作成します。ブランド名、商品名、特徴、サイズ・容量などを含めましょう。例えば「Shiseido Senka Perfect Whip Facial Wash 120g – Japan Import」のように、検索されやすいキーワードを盛り込むことが重要です。タイトルは検索順位に直結するので、しっかり考えてください。

商品説明:商品の特徴、使い方、サイズ、成分などを英語で記載します。箇条書きを使って読みやすくまとめましょう。ChatGPTに「この商品の特徴を英語で説明して」と指示すれば、適切な商品説明を作成してくれます。翻訳ツールの精度は上がっているので、英語力に自信がなくても大丈夫です。

価格:仕入れ価格、送料、Shopee手数料、為替レートを考慮して設定します。Shopeeの手数料は売上の約6〜10%程度(取引手数料約2%、販売手数料約2〜5%、サービス手数料約2%の合計)です。送料込みの価格設定が好まれる傾向があるので、送料も織り込んだ価格にするのがおすすめです。

セラーセンターから出品する

情報が準備できたら、セラーセンターの「Product」→「Add New Product」から出品を開始します。入力項目を順番に見ていきましょう。

1. Basic Information(基本情報)

カテゴリを選択し、商品名を入力します。カテゴリは慎重に選んでください。間違ったカテゴリに出品すると、検索に表示されにくくなります。Shopeeが提案してくるカテゴリをそのまま選ぶのではなく、実際に同じ商品を出品している他のセラーがどのカテゴリを使っているかを確認してから選ぶのが確実です。

2. Product Images(商品画像)

準備した画像をアップロードします。メイン画像は最も魅力的なものを選びましょう。Shopeeの検索結果ではメイン画像が一覧に表示されるので、ここで目を引けるかどうかがクリック率に直結します。

3. Product Description(商品説明)

商品の詳細を記入します。HTMLタグは使用できないため、シンプルなテキストで記載します。改行を使って読みやすくまとめましょう。

4. Sales Information(販売情報)

価格と在庫数を設定します。無在庫販売の場合でも、在庫数には「99」や「100」など、ある程度の数を入れておきます。在庫数が「1」だと品薄感は出ますが、複数購入されたときに対応できなくなるリスクがあります。かといって「9999」のような非現実的な数字も避けた方がいいです。

5. Shipping(配送)

重量とサイズを入力します。これに基づいて送料が計算されます。正確な数値を入力しないと、送料で赤字になる可能性があるので注意してください。実際の商品を手元に持っていない場合は、Amazonの商品ページなどで重量・サイズを確認できます。梱包後の重量は商品単体より100〜200g程度重くなることも考慮してください。

6. Others(その他)

ブランド名や商品の状態(新品・中古)を設定します。日本から仕入れた正規品であれば「New」を選択します。

すべての情報を入力したら、「Submit」ボタンをクリックして出品完了です。出品後、Shopeeの審査が行われ、問題なければ数時間〜1日程度で公開されます。

出品時の注意点

初めての出品で失敗しないために、以下の点に注意してください。

禁止商品を出品しない:各国には輸入禁止品や規制品があります。医薬品、武器類、偽造品、成人向け商品などは出品できません。事前に各国の規制を確認しましょう。知らずに出品してしまうと、商品が税関で止められたり、アカウントにペナルティが課されたり、最悪の場合はアカウント停止になります。

著作権・商標権を侵害しない:ブランド品を出品する場合は、正規品であることを証明できる必要があります。偽造品やコピー商品は絶対に出品しないでください。アカウント停止の原因になります。

送料設定を慎重に:国際送料は想像以上に高額です。日本郵便のウェブサイトで、重量・サイズ・配送先国を入力すれば正確な送料が分かります。送料には多少の余裕を持たせて設定するのが鉄則です。コンサル先で最も多い赤字の原因が、この送料計算ミスです。

無在庫販売の設定方法

無在庫販売の設定では「在庫数を99または999に設定・発送リードタイム5〜7日に設定」が基本だ。Shopeeは在庫0の商品を自動的に非表示にするため在庫数を大きく設定しておくことが必須で、仕入れリードタイムを確認して発送リードタイム設定に2〜3日の余裕を持たせることが返品・低評価の予防になる。

注文と発送

Shopee輸出の最大の魅力は、在庫を持たずに出品できることです。注文が入ってから日本国内で商品を仕入れ、検品・梱包して海外に発送する。このビジネスモデルのおかげで、在庫リスクなしで越境ECに参入できます。

ただし、無在庫販売には無在庫販売ならではの「設定のコツ」があります。ここを間違えると、キャンセルの多発やショップ評価の低下につながるので、しっかり押さえておいてください。

無在庫販売の基本的な流れ

無在庫販売の流れはシンプルです。

1. Shopeeに商品を出品する(この時点で在庫は持たない)
2. 購入者から注文が入る
3. 日本国内のECサイト(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど)や実店舗で商品を仕入れる
4. 自宅に届いた商品を検品・梱包する
5. 国際配送で購入者に発送する

販売価格から仕入れ価格、送料、手数料を差し引いた金額が利益です。具体的な計算例を出すと、日本で1,500円で仕入れた商品をShopeeで3,500円(現地通貨換算)で販売した場合:

・販売価格:3,500円
・仕入れ価格:1,500円
・国際送料:800円
・Shopee手数料(8%):280円
・梱包材費:50円
利益:870円(利益率約25%)

このように、1品あたり数百円〜千円程度の利益を積み重ねていくビジネスです。利益率は20〜30%を目安にすると、為替変動や送料の変動にも耐えられます。

配送日数の設定が最重要

無在庫販売で最もトラブルが多いのが、配送日数(Days to Ship)の設定です。

Shopeeでは、注文が入ってから何日以内に発送するかを事前に設定します。この日数を過ぎると自動でキャンセルになり、ショップ評価に悪影響を与えます。繰り返すとアカウント制限の原因にもなります。

無在庫販売の場合、注文を受けてから以下の工程が必要です。

1. 仕入れ先での注文(当日〜翌日)
2. 仕入れ先からの配送(1〜3日)
3. 検品・梱包(当日)
4. 国際配送の手配(当日〜翌日)

つまり、最短でも3〜5日、余裕を見ると5〜7日は必要です。

私のコンサル先で実際にあった事例をお話しします。あるセラーさんが配送日数を「2日」に設定していました。注文が入ったらすぐにAmazonで仕入れるから大丈夫だろう、と考えていたのですが、Amazonの配送が翌日ではなく2日後に届くことがあったんです。検品・梱包の時間も含めると、2日では到底間に合いません。結果、1ヶ月で5件のキャンセルが発生し、ショップ評価が急激に下がりました。

この方には配送日数を「7日」に変更してもらい、それ以降はキャンセルがゼロになりました。配送日数は「余裕を持って設定する」が鉄則です。購入者は配送日数が多少長くても、ちゃんと届けば問題ありません。でもキャンセルされたら信頼を失います。

仕入れ先の確保

無在庫販売では、複数の仕入れ先を確保しておくことが重要です。1つの仕入れ先だけに頼っていると、在庫切れになった時に対応できません。

主な仕入れ先はこのあたりです。

・Amazon.co.jp
・楽天市場
・Yahoo!ショッピング
・ドラッグストア(実店舗)
・家電量販店
・ドン・キホーテ

Amazonで在庫切れでも、楽天やYahoo!ショッピングでは在庫がある場合があります。同じ商品でも仕入れ先によって価格が違うので、複数のサイトを比較する習慣をつけましょう。

仕入れの際は、配送先を必ず自宅に設定してください。仕入れ先から直接購入者に送ることは基本的にできません。日本語の納品書が入ると購入者が混乱しますし、検品もできなくなります。必ず一度自分の手元に届けて、検品してから国際発送してください。

また、人気商品は少量でも在庫を持っておくと、すぐに発送できて顧客満足度も上がります。無在庫販売を基本としつつ、売れ筋商品だけは在庫を持つ「ハイブリッド型」に移行していくのが理想的な流れです。

注文が入ってからの発送手順

注文が入ると、Shopeeからメールとアプリ通知が届きます。セラーセンターの「Order」→「My Orders」で注文の詳細を確認しましょう。確認すべきは、注文商品、数量、販売価格、配送先、そして発送期限です。

商品が自宅に届いたら検品を行います。商品に傷や汚れがないか、注文された商品と間違いないか、付属品は揃っているか、使用期限は十分にあるか(食品・化粧品の場合)をチェックします。

問題がなければ、国際発送用に梱包します。国際配送では荷物が雑に扱われることが多いため、国内発送より丁寧に梱包する必要があります。プチプチ(緩衝材)で商品を包み、箱の中で商品が動かないよう隙間を埋め、水濡れ対策としてビニール袋に入れ、外箱は丈夫なダンボールを使用する。最初は過剰なくらい丁寧に梱包しましょう。梱包が甘いと配送中に商品が破損してクレームになります。

梱包が完了したら、セラーセンターの「Order」から該当注文を選び、「Arrange Shipment」をクリックします。配送方法を選択し、送り状を印刷して荷物に貼り付け、追跡番号をセラーセンターに入力すれば発送手続き完了です。

日本発の配送方法は主に以下の選択肢があります。

Shopee Logistics:Shopeeが提供する物流サービス。送り状の発行から集荷まで一括で手配できます。初心者にはこれが一番簡単です。

日本郵便(EMS、eパケット、国際小包):郵便局から発送。追跡機能があり、信頼性が高いです。

ヤマト国際宅急便:ヤマト運輸の国際配送サービス。スピードと品質に定評があります。

発送後は、購入者にメッセージを送るのがおすすめです。「商品を発送しました。追跡番号は○○です。到着まで○〜○日ほどかかります」といった内容です。これにより、購入者は安心感を得られ、「荷物はいつ届きますか?」といった問い合わせも減らせます。丁寧なコミュニケーションは良いレビューにもつながります。

初出品後にやるべき3つのこと

初出品後にやるべき3つのことは①チャット通知を24時間以内に返信できる環境を設定する、②セラーセンターのダッシュボードで毎日クリック率を確認する、③競合商品の価格変動を週1回チェックして価格調整を行う、だ。この3つを2週間継続するだけで初売上が立つ確率が大幅に上がる。

最初の1品を出品したら、次にやるべきことが3つあります。ここを怠ると、出品しても全然売れない状態が続いてしまいます。最初の出品はゴールではなくスタートラインです。

1. プロフィール・ショップデコレーションの設定

出品を急ぐあまり、ショップページの見た目を後回しにする方が多いのですが、ショップの見た目は購入者の信頼感に直結します。特に新規セラーはレビューもゼロの状態なので、ショップページの作り込みでカバーする必要があります。

セラーセンターの「Shop」メニューから「Shop Decoration」に進むと、ショップページのデザインをカスタマイズできます。やるべきことは以下の通りです。

バナー画像の設置:ショップページの上部に表示される横長の画像です。「Japanese Quality Products」「Direct from Japan」のようなメッセージを入れたバナーを設置すると、日本のセラーであることが一目で分かります。Canvaで簡単に作れます。

商品カテゴリの整理:商品が増えてきたら、カテゴリごとに分類して表示しましょう。「Skincare」「Stationery」「Snacks」のようにカテゴリを作っておくと、購入者が目当ての商品を見つけやすくなります。

ショップ説明の充実:「Shop Profile」でショップの説明文を充実させましょう。日本から正規品を発送していること、品質にこだわっていること、配送日数の目安などを記載しておくと信頼感が増します。

2. 商品数を最低30品まで増やす

これは私のコンサル先のデータからも言えることなのですが、商品数が30品を超えたあたりから、明らかにアクセスと注文が増え始めます

理由はシンプルです。商品数が多いほど、Shopeeの検索結果に表示される回数が増えるからです。10品しか出品していないセラーと、50品出品しているセラーでは、購入者の目に触れる機会がまったく違います。

最初は1日2〜3商品ずつ追加して、2週間で30品を目指しましょう。慣れてくれば1商品15分程度で出品できるようになるので、1日30〜45分の作業で2〜3品は追加できます。2週間後には30品、1ヶ月後には50〜60品を目標にしてください。

ただし、数を増やすことだけに集中して、商品ページの質を落とさないように注意してください。画像が1枚だけ、説明文がほぼ空白、というような商品ページでは、検索に表示されても購入にはつながりません。1品1品、丁寧に出品していきましょう。

商品選定で迷ったら、Shopeeで実際に売れている商品をリサーチしましょう。出品先の国のShopeeサイトで、日本製品を検索してみてください。売れている商品(レビュー数が多い商品)を参考にして、同じカテゴリの商品を出品していくのが効率的です。

3. 最初の売上が出るまでの心構え

ここが精神的に一番きつい時期です。商品を出品しても、最初はなかなか売れません。私のコンサル先の平均では、初売上まで2〜3週間かかっています。早い人で数日〜1週間、遅い人だと1ヶ月以上かかることもあります。

売れない期間が続くと「本当に売れるのか?」と不安になりますが、ここで諦めてしまう人が本当に多いです。最初の1ヶ月は「売れなくて当たり前」と割り切ってください。この期間にやるべきことは、商品数を増やすこと、商品ページを改善すること、そしてShopeeの仕組みに慣れることです。

売れない原因としてよくあるのは、以下のパターンです。

価格が高すぎる:同じ商品を販売している他のセラーの価格と比較してみてください。極端に高い場合は、価格を調整しましょう。

画像が魅力的でない:検索結果で他のセラーの画像と比べて見劣りしていないか確認しましょう。メイン画像は特に重要です。

商品タイトルが検索に引っかからない:購入者がどんなキーワードで検索するかを考えて、タイトルを見直してみてください。

商品数が少なすぎる:10品以下では、検索に表示される機会が限られます。まずは30品を目指しましょう。

商品ページの改善は地道な作業ですが、小さな改善を積み重ねることで、徐々に売上が伸びていきます。売れている商品ページと自分のページを比較して、何が違うのかを分析してみてください。画像を入れ替えたり、タイトルを修正したり、価格を調整したりして、より売れやすいページに仕上げていきましょう。

最初の1件が売れると、そこからは不思議と売れるようになることが多いです。レビューが1つでもつくと、購入のハードルが下がるからです。最初の1件は、友人や知人にテスト購入してもらうのもアリです。レビューがつけば、その後の販売がスムーズになります。

継続的に取り組めば、半年後には月間10〜30万円程度の売上を目指せます。副業として毎日1〜2時間の作業でもこの程度は達成可能な数字です。焦らず、コツコツと取り組んでいきましょう。

著者: trade-king.biz 編集部

物販・輸出入ビジネス歴12年以上。eBay・Amazon・ShopeeなどのクロスボーダーEC、AI活用による業務効率化、コンサルティングを専門とする。累計コンサル支援社数は300社以上。

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