タオバオで商品を仕入れて日本で販売するビジネスが流行ってるって聞いたけどどうやってやればいいか分からない、本当に利益なんて出るの?とお思いの方に向けてこれからタオバオを活用した個人輸入の方法や販売の方法についてまとめました。
中国輸入は大きく分けると
- 単純転売
- OEM/ODM
の2種類に分かれます。
タオバオ輸入は前者の単純転売に当たります。
このページではタオバオ輸入(単純転売)について解説しているのでOEMについて学びたい方は以下のページを参考にしてください。
参照:中国輸入OEMの方法
目次
タオバオ輸入で利益が出る商品のリサーチ方法
タオバオ輸入で利益が出る商品を見つけるには翻訳サイトを活用したキーワード検索か画像検索を使っていくのが基本となりますが一般的な中国輸入リサーチのやり方と全く同じですので以下のページを参照していただければと思います。
参照:中国輸入リサーチの方法
なお画像検索を行う際はタオバオのアプリを使ったやり方も便利です。
スマホで写真を撮影することで同一商品や類似商品を見つけ出すことが出来ます。
試しに家にあった猫まんじゅうというブランドのティッシュケースを撮影して検索してみました。
ちょっとアップで撮りすぎた感じが否めないですが果たして検索出来るのでしょうか・・
その結果・・
なんと出てきました。ティッシュケースではなくクッションみたいなのが出てきたのは写真をアップで撮りすぎたためだと思いますが思いのほか精度が高く、遊びにも使えるアプリなので活用してみてください。
利益計算の方法
自分用にタオバオから仕入れたい商品がある場合は中国輸入の関税計算の方法で計算するか後ほど紹介する代行会社を使って見積もりを出してもらうやり方になりますが事業として中国輸入に取り組む際は今後の融資の獲得額などにも影響してくるのできちんとした利益計算の方法を学んでおくようにしましょう。
参照:中国輸入の利益計算の方法【1割の人しか知らない】
仕入れ方法
タオバオから商品を仕入れる方法は2通りあります。
- 直接依頼(国際発送に対応している場合のみ)
- 代行会社に依頼
の2通りです。
タオバオで仕入れを行う場合国際発送できる場合でも店舗からダイレクトで日本に送ると商品に不備があった場合にこちらの負担で送り返さないといけない場合がほとんどです。
その場合商品代金より送料の方が高くつくこともあるので、タオバオ輸入では基本的に代行会社を利用することをおすすめします。
検品が必要となってくるためです。
これがアメリカやヨーロッパからの輸入であれば個人輸入を行なっても問題ないのですが日本に住んでいてきちんとした商品が当たり前に届く環境に慣れているとタオバオ輸入はうまくいきません。
相場より安すぎるものを買うと偽物をつかむ可能性もあります。
タオバオの評価の見方について
タオバオの評価は以下のようにアイコンの種類とその数で決まってきます。
基本的にハートアイコンの店舗は評価数がいまいちなので買うのを控えた方がいいです。
以前はセラーの評価について詳細を見ることが出来たのですが2019年4月以降概要しか見ることが出来なくなっています。
タオバオでの商品の買い方
後述する代行会社を利用する場合は通常商品のURLや色、サイズ、個数等を連絡するだけで注文できますが自分で注文したいという方のために個人での買い方をまとめました。
淘宝網とtmall(天猫)の2種類がある
タオバオにはBtoC向けの淘宝網とBtoB向けのTmall(天猫)があります。
淘宝網は出店料が無料なのですが天猫は出店を行うのに保証金や年会費が必要なため一定の質が担保されています。
タオバオの中にはAmazonと同じように多くの店舗が出店しています。
中国版のタオバオと海外版(日本版)のタオバオがある
タオバオは中国本土向けのページ(https://www.taobao.com)と海外向けのページ(https://world.taobao.com/)がありますが中国本土向けのページにアクセスしても通常は海外向けのページにリダイレクトされます。
パソコンのIPをいじるなどして中国本土向けのサイトから買うことも出来ますが生産クオリティが国内向けのものが多くなるので日本へ輸入して販売することを考えるのであれば余計なことはせずに海外向けのページの方で買えばOKです。
会員登録の流れ
まずは「免費注冊」と書いてある登録ボタンを押し登録ページに遷移しましょう。
以下の登録というボタンは出品者登録の方のボタンですので登録を進めても買い物は出来ませんので注意しましょう。
次に電話番号を入力しボタンを右にスライドさせてから下部のチェックボックスにチェックを入れ進みます。
携帯に届いたSMSメッセージに記載されている番号を入力します。
電話番号やメールアドレス、ユーザーID(登録名)等を入力し会員登録完了です。
以下のような画面が出れば登録成功です。
購入の流れ
値段やサイズ、色などを見て問題なければカートに加えて決済に移りましょう。
ちなみにこのページは中国国内への発送のみしか行なっていなかったためこちらの商品は購入できませんでした。
このように海外発送を行なっていないショップも多いので代行会社が必要になるケースは多いです。
支払いについて
支払いはアリペイ(支付宝)と呼ばれるキャッシュレス決済で行います。
アリペイの登録には中国の銀行口座が必要となります。
私は昔香港でHSBC銀行の口座を開設したのでそれでアリペイに登録できましたが外国人の登録はわりとハードルが高いため代行会社を使わないにしろ中国人の知り合いなどに頼んで買ってもらう方が結局簡単かもしれません。
代行会社について
OEMを行う場合はOEM対応が出来る代行会社を選ぶ必要がありますがタオバオ輸入を行う上ではそれは必要ないのでスピードと料金だけを見ていきましょう。
本業として取り組む場合は変動費から固定費へとコストをシフトさせていくべきなので月会費制で送料が安い代行会社を選ぶべきですが、初心者の方の場合は月会費がかからず送料がそこそこの所を選ぶのがいいと思います。
代行会社ごとに注文方法は異なりますが一般的なのはExcelのファイルに商品タイトルやURL、色、個数などを記入して提出し見積もりを出してもらい入金してから買い付け&発送代行をしてもらう流れです。
販売する場所
一般的に仕入れた商品を販売する場所は以下のようにいくつか考えられます。
- メルカリ、ラクマなどのフリマアプリ
- Amazon、楽天などのECサイト
- 独自ネットショップ
- 実店舗
- クラウドファンディングサイト
タオバオからの輸入の場合付加価値を付けづらいのでメルカリやラクマなどのフリマアプリで販売していくことになります。
両方使ったことがありますが圧倒的にメルカリの方が売りやすいので特に初心者の方はメルカリだけを使っても問題ないと思います。
販売する場所によって販売方法が大きく違ってくるので自分に合った販売サイトの販売方法を学びましょう。