中国輸入は稼げない・儲からない?【8つの要因と検証】

中国輸入は中国から商品を仕入れて日本で販売するビジネスですが時折中国輸入は稼げない、儲からないという意見を聞くことがあります。

その人たちが稼げなかっただけで実際にはEC市場が伸びて私も含め最高益を更新している人も増えています。

中国輸入が稼げないと言われる要因とそれに対する反証をまとめました。

初心者には難しい

最初に挙げますがこれは反証できないです。どんなビジネスでも参入者が増える前は簡単に稼げますが参入者が増えると稼ぎづらくなります。

今は中国輸入市場が成長しレベルの高い参入者も増えたため初心者が勉強しないで稼げるようなことは決してありません

野球選手がヒットを打つ練習を何時間もしてヒットを打っているように中国輸入を実践する人も中国輸入のリサーチやマーケティングを勉強しないと稼げません。

中国輸入は物販ビジネスの中でも学ぶことも多いので初心者には難しくなっています。
しかし初心者でも簡単にできる方法など探しても未来はないので時間をかけて勉強しましょう。それだけの価値はあるビジネスジャンルです。

中国から商品が届くのは時間がかかる

中国から日本へ商品が届くのは時間がかかるから稼げないという意見がネット上で散見されますがこれは輸入ビジネスや輸出ビジネスそのものを否定することになっているので全くもって正しくないということになります。

仮に日本のECで売って中国からダイレクトで発送するとしても2,3日で届きますし一度日本の倉庫にまとめて商品を送り商品が売れた時に配送すれば購入者の元に1日~2日で届きます。

船便は7~10日かかかるもののこれもまとめて輸入して日本の倉庫に納入する時のやり方なので商品が届くのが時間がかかるから中国輸入は儲からないというのは的外れです。

商品の届く時間で言えばアメリカやヨーロッパからの方が時間がかかりますしその場合でも届く時間自体は問題になりません。

中国輸入ではAmazonアカウントや楽天アカウントが停止する可能性がある

こちらもネット上で散見される意見です。

結論から言うとAmazonアカウントや楽天アカウントが停止されることに中国仕入れであるかどうかは関係ありません。

レベルの低い中国輸入実践者が知的財産権や商標を無視して他人の商品を真似して日本で販売した結果Amazonアカウントや楽天アカウントを停止された事例からこのような噂が広がったのかもしれませんが完全に自業自得です。

きちんと販売を行なっている限りアカウントが停止になることはありません。

中国輸入(OEM)はキャッシュフローが悪い

中国輸入(OEM)はキャッシュフローが悪いから稼げない、という意見もたまに聞きますがこれはわりとまともな意見だと思います。

中国輸入(OEM)はキャッシュフローが悪いから初心者は在庫を抱えやすく稼げないことが多い、というのが正確だと思いますがOEMでは商品のリサーチを始めてから工場にサンプルを発注しやり取りを重ね最終的に日本の倉庫に納品してもらうまで初回は2ヶ月はかかります。2回目以降は物や時期によりますが2~3週間程度で生産から輸送まで完了させることも可能です。

OEMは利益率が高い分プロの物販セラーが参入しています。相当のセンスと実力、運を兼ね揃えていないと初心者が独学で成功させることは出来ません。

そのため単純転売や簡易OEMであれば独学で始めてもいいと思いますが本格的なOEMを独学で始めることはおすすめしません。どうしても独学でやりたい場合は5~6回の失敗は覚悟してなるべく一度のOEM生産にお金をかけすぎないようにしましょう。

中国輸入は初期費用が多い

中国輸入は初期費用が多いと言うのはあながち間違いではありませんがイコールで稼げないということには結びつきません。

初期費用が多いといっても50万円位あれば出来ます。私も学生の頃資本50万円位で中国輸入をやっていました。今と異なり単純転売でも多少通じる時代だったので少し事情は違いますが今でも50万円あれば中国輸入はできます。

本格OEMをやるのであればやはりキャッシュフローの問題などから150万円程度はあった方がいいので創業融資を受けるなどで資金を集めた方がいいと思いますが50万円なら迷わず簡易OEMをやりましょう。

中国輸入に取り組む人も色々なパターンを考えてみました。

  1. デザインが得意→ココナラやクラウドワークスでAmazonのバナー作りの仕事をしながら経験を積み自分でも販売
  2. 資本が多い→コンサルを受けてプロの指導の元OEM(コンサルタント選びは慎重に)
  3. マーケティングが得意→成果を出した後セミナーやコンサルを出来る人になる
  4. 人と会うのが好き→タオバオやアリババなどで商品を探すのではなく一度展示会に行くのがおすすめ
  5. お金はないが時間はある→50万円(欲を言えば100万円)をバイトなり他のビジネスで貯める、コンサル受講はおすすめしない(このレベルの人は失礼ながらいいコンサルタントを見抜く力をまだ持っていないため)、ブログやセミナー等で勉強
  6. ノウハウはある程度身についている→創業融資を受けて一気に加速

中国製の商品は不良品が多い

中国製の商品は不良品が多いから稼げない、というのも謎理論です。

そのために検品が存在します。

実際中国企業はアフターフォローとして修理対応するよりも新品と交換するところが多いですが不良品はどうしても出るものという認識が強いです。

日本企業の方がこの辺りはしっかりしていますが商習慣の違いなので検品や工場に対するディレクションをきちんと行なっていれば大した問題にはなりません。

また世界の工場と呼ばれるように現在では様々な商品が中国で生産されているためひと昔と違い商品の生産クオリティは高くなっています。

もちろん日本製、ドイツ製などにはどうしても敵わないので富裕層向けに高価格帯の商品を作りたいのであれば最初からそれらの国で作ったほうがいいです。私も日本でのOEMをやっています。

ただし物を高く売るにはマーケティングやブランディングの知識が必要になり難易度は急激に上がるため取扱商品の単価は徐々に上げるようにしましょう。

為替変動(円安)のリスクがある

輸入業者としては確かに円高の方が稼ぎやすいですが円安になったから利益が出ない、なんてことは通常起こりません。

相当低い利益率の商品を仕入れていれば可能性はありますが中国輸入商品は利益率が高くなりやすいですし円安になれば他のセラーも影響を受けているため長期的に続けば商品価格が上がるだけです。

需要と供給の問題がある限りよほどインフレしない限りは値上げになっても売れるので円安を理由に中国輸入は儲からないと言うのはおかしいです。

中国は世界から孤立し始めているからリスクがある

これは中国輸入のリスクとしては語られていなかったのですが個人的には中国が生産拠点として最適でなくなる可能性はあると思っています。

実際米中貿易摩擦により米国へ商品を入れづらくなりました。

万が一中国で商品を作ることが出来なくなっても東南アジア等へ生産拠点を移せばいいだけで日系の企業は実際東南アジアに生産拠点を移転しようとはしていますが現実問題として世界の工場を担ってきた中国の生産クオリティ・コスパは優れており移転が上手くいっていない所がほとんどです。

中国輸入(OEM)ビジネスにおいて重要なのはLP作り・SEO対策・広告運用・レビュー集め・ブランディング等で仮に自分が中国で生産できない頃には他の人も中国で生産できなくなっているので市場原理を考えると特に問題ないと思います。

中国輸入は稼げない・儲からない?まとめ

まとめると初心者には難しい、キャッシュフローが悪いから中国輸入は稼げない・儲からないという意見だけ多少合っていますがそれもきちんと取り組んでいる人にはあまり関係ありません。

販路を増やしたり集客経路を増やしたり仕入れ数の精度を上げることで過剰在庫は抑えることが出来ますし売上を作れていれば融資を増やすことでもキャッシュフローの悪さ自体はカバーできます。

私が始めた時でさえ輸入ビジネスはもう稼げないんじゃないかということが言われていましたが実際何も問題ないですし今後も初心者が少し手を出して上手くいかず〇〇は稼げないという情報がネットに増えると思います。

もちろん市場規模や参入障壁の高さ等はどんなビジネスでも意識する必要がありますが中国輸入に限らず稼げないビジネスなんてほとんどありません。

実際物販系で本業として取り組んでいる人の多さで言うと中国輸入・OEM > 欧米輸入 > 輸出と言った分布になっているはずです。これはブログのアクセスであったり実際に過去にセミナーを開いたりコンサルを行なってきた上で言えることです。

中国輸入以外のビジネスに取り組もうが自由ですが、ぜひどんなビジネスでも3年は続けてみてください。

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