この記事ではAmazonで出品を行なった商品ページを上位表示させるためのSEO対策の方法をまとめています。
Amazonで売上を伸ばすには良い商品を作ることももちろん大切ですがそれ以上にSEO対策を行い商品ページが人の目に触れやすい環境を作ることが求められています。
最初に認識していただきたいのは同じ商品でも売れるページと売れないページがあるという事実です。
Amazonでは同一の商品であれば同じ商品ページに出品を行わなければいけないのですが実態としては同じ商品が複数のページで販売されていることもあり商品ページごとの売上には大きな差があります。
またロゴが違うだけで中身は同じようなOEM商品の場合は別ページで販売を行う必要がありこの場合も商品ページごとに販売数は大きく変わってきます。
これはひとえにAmazonのSEO対策が影響しています。
SEO対策に関しては以下のページに全てまとめていますので参考にしてください。
目次
AmazonSEO対策ツールを使うべき人
対象: Amazonで新規出品を行う全てのセラー
特に出品者評価数が1000未満であったり取扱商品数が5000点より少ない場合かつSNSやメルマガなどの外部対策でアクセスを流すことが出来ないセラーは新規で商品を出品しても検索の流入経路はAmazon内のオーガニック検索かAmazon広告経由でしか見込み顧客の訪問がないためSEO対策を徹底する必要があります。
なお月に2,3個売れればいいという商品の場合は競合が多い検索キーワードでSEO対策を行う必要がないのでAmazonSEO対策ツールやAmazon広告ツールを活用せずとも手動でSEO対策を施すだけでも大丈夫です。
ビッグキーワードでは10ページ目以降に表示されることになりますがスモールキーワードでの上位表示が可能なため販売可能です。
そのため無在庫販売等を行なっている方には特に必要のない機能だと思います。
メーカから独占仕入れを行なったり、OEM商品を作って販売する場合には多くのライバルセラーがすでにSEO対策系のツールを使っていることになるので使わないと単純に不利になってしまいます。
AmazonSEO対策ツールで出来ること
AmazonのSEO対策に関することで市販のツールで出来ることは以下のことです。
- ページ評価
- キーワードサジェスト機能
- キーワード毎のボリュームチェック
- キーワード別の検索順位チェック
- レビュー対策
ページ評価

出品キーワードや画像の枚数、タイトルやディスクリプションなどのAmazonSEO内部対策が適切に行われているか判別してくれる機能です。こちらは手動でもそれほど時間がかかりません。
キーワードサジェスト機能

出品商品の購入につながるキーワードを予測してまとめて抽出してくれる機能です。
キーワード毎の検索ボリュームチェック

Amazonで特定のキーワードを検索した際の月間の検索ボリュームを教えてくれる機能です。
Googleのキーワードプランナーで取れるGoogleの月間検索ボリューム数で代替することも出来ますがGoogleの検索需要とAmazonの検索需要は異なるのでやはりなるべくならAmazonの検索ボリューム数を調べたい所です。
またGoogleの検索ボリュームはGoogle広告を月額1万円程度以上活用している人でないと正確な検索数を見ることが出来ず100~1kのように表記されてしまいます。
検索数が100と999では大きな差がありますがどちらも100~1kと表示されていますのでGoogleのキーワードプランナーを活用する場合はGoogle広告を使っていることがほぼ必須になってきます。
キーワード別の検索順位チェック


AmazonSEO対策の肝となる部分です。広告を含めた順位、含めない順位それぞれ取得可能です。
新規出品時にはAmazon(またはGoogle)で検索数が多く、Amazonで商品数が少ない商品を狙いましょう。
そして検索で上に来ているキーワードに関してはAmazon広告の広告費を上げたり反対にコンバージョン率が高いにも関わらずSEO対策では上位に表示されていないキーワードに対して広告をかけるという手段も有効です。
手動で毎日順位をチェックするのは非常に骨が折れる作業になるのでこの部分は優先的にツールに任せたい部分になります。
レビュー対策

購入者に対して評価依頼メールを送る機能です。しかしレビュー集めはメールでの依頼だけでは足りないため以下の記事を参考に他のレビュー対策も行うことを推奨します。
AmazonSEO対策ツールのおすすめ
私がプロデュースしているアマトピアでは現在Amazon、Google、Youtube、ebayでの検索ボリュームを取得できるよう改良を行なっており2020年6月にはそれが実装される予定です。
そもそもなぜそのような改良を行なっているかというとAmazon内集客では限界を迎える時代が来ておりgoogleを軸とした自社サイトの集客はもちろんYoutubeやを活用したクロスメディアマーケティングなどが今後必須になってくるからです。
以下は広告を省いた自社Web集客モデルですがAmazonの集客以外に集客の仕組みをこのように作ることが出来ている人とそうでない人の差は圧倒的です。

これに加えてASPの活用やプレスリリース、純広告を含むその他広告を状況に応じて使い分けます。
ECサイトの場合特に重要になってくるのはGoogle、Youtube、SNSの集客です。
Amazonで商品を販売する際も私は必ず先のことを見越して他メディアの検索ボリュームをチェックします。
これに加えて最近は日本企業の海外進出を手伝うことがかなり増えてきておりebayでの検索ボリュームも海外での商品需要を調べる上であった方が便利なので機能に加えます。
注目すべきは
- Amazonで検索数が多くAmazonの商品数が少ないキーワード
- Amazonで検索数が多く競合度が低いキーワード
- Googleで検索数が多くAmazonの商品数が少ないキーワード
- Googleで検索数が多く競合度が低いキーワード
- Amazonで検索数が多くGoogleで検索数が少ないキーワード
- Googleで検索数が多くYoutubeで動画数が少ないキーワード
- Youtubeで検索数が多くYoutubeで動画数が少ないキーワード
- ebayで検索数が多くAmazonで商品数が少ないキーワード
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などなど使い道はいくらでもあります。Amazonを始めとしたEC関連のWeb集客マーケティングを行う上で私が業務上使っていたものを盛り込む形になります。
OEMだけでなく海外から商品を輸入して代理店になるケースを考えた場合でもAmazonだけの集客を考えていてはその他幾千のセラーの中に埋もれてしまうことに気づくのはある程度販売を行なっているセラーだけだと思うので上級者向けの機能になりますがぜひ活用してください。
AmazonSEO対策ツールの活用方法まとめ
上記の対策以外にAmazonSEOに関する部分だとAmazon広告の適切な運用も大幅に関係がありますが広告運用もツールで仕組み化・自動化可能な部分です。
利益が出ていないうちはまずは自分で、利益が出るようになったら仕組み化・自動化出来るものでツールが存在するものはツールで、存在しないものは外部の企業に依頼するか外注さん、社内スタッフに任せるようにしましょう。
ツールで仕組み化出来ないSEO対策はページの作成やライティング、外部対策などです。
最初に紹介したAmazonSEO対策の方法のページに詳しくまとめているので徐々に仕組み化出来るようにしましょう。