副業で月10万円稼ぎたい人に物販をおすすめしない理由

ストップ

大手企業で副業が解禁されその手段としてせどりや輸入、輸出などの物販ビジネスを選択する人も増えていますが副業で月10万円程度稼ぎたいという方には物販をおすすめしません。

以前副業に興味がある人に副業でいくら稼ぎたいかアンケートを取った結果を見たことがあるのですがその8割ほどは月10万円以下の金額を稼ぎたいと答えていました。

稼いでいる金額が月10万円以下なのではなく稼ぎたいと思っている金額が月10万円ということです。

その方達が副業の手段として物販を選んだとしたら誤った選択をしてしまっている可能性が高いのでその理由をまとめました。

物販は株や不動産と同じ投資ビジネス

物販は投資ビジネス

物販は株や不動産と同じ投資ビジネスです。

商品を仕入れてそれを仕入れ価格より高く売ることによりお金を増やしていきます。

商品が売れなかったり販管費の増加により赤字になってしまうこともあります。

副業で稼ぐ金額が月10万円以下でいいと言っている方は枕詞に「リスクがない形で」が付くと思います。

株や不動産で資産がマイナスになることが全然あり得るように物販ビジネスで資産が減ることは特に初心者のうちは全然あり得ることです。

月10万円以下ということはおそらく稼いだ金額を家計の足しにしようと思っているはずなのでそうなると物販ビジネスの最大のメリットである「投資」という属性を活用できません。

投資は融資を受けるなどのレバレッジを効かせて初めて最大のパフォーマンスを得ることが出来ます。

稼ぐたびに消費してしまっていては物販ビジネスのデメリットである資産が減る可能性がある、というリスクを抱えながらレバレッジを効かせることが出来るというメリットを捨てていることになります。

お金が減る可能性がある

お金が減るリスク

先ほども解説しましたが物販はお金を減るリスクがあります。

もちろんどんなビジネスもお金が減るリスクがあるからこそ増やせるのですが副業として月10万円稼ぎたいという方の多くは学生か主婦、あるいはお小遣いを増やしたいサラリーマンの方だと思います。

だとすれば増やす前に減らさないことを何よりも大切に考えるべきです。

もちろん副業でも月10万円以上稼ぎたいという方や起業したいという方には物販はいいビジネスです。

しかしタイトルでは月10万円と言っていますが本当は月20万円程度までは物販以外の手段の方がリスクがほとんどなく到達出来るので副業で月20万円以下の収入を求めている方に積極的に物販を勧める人は他の稼ぎ方を知らないかあるいはそういった方にコンサルティングや塾のサービスを提供して稼ぎたい人だけだと思います。

参照:物販の独学は可能か【情報商材や塾・コンサルは必要?】

私は色々なビジネスに取り組んでいるからこそ物販のメリットもデメリットも誰よりも理解しています。

資本金が多い人や融資を受けることができる人にとっては再現性が高くこれ以上ないビジネスだと思いますので物販自体が悪い訳ではありません。

本来取り組む必要のない属性の方まで流されて取り組んでいるようなので今回記事にしました。

気軽に出来る物販の代表格「せどり」は特におすすめしない

デメリット

副業として選択肢に上がりやすいものの1つとしてせどりがあります。

私も物販を始めた時1日だけせどりに挑戦したことがあります。

弟と一緒に真夏の炎天下近所のブックオフに行きネットで転売すれば利益が出る本を探しました。

3時間程度探して利益が出る1級建築士の受験本を一冊だけ見つけました。

そしてその日でせどりは辞めました。

これは極端な例にせよ労働収入、しかも肉体労働であり手離れが良くないことに間違いはありません。

もちろんせどりで稼いでいる人も世の中には沢山います。

また一人一品限定のフィギュアやセールの家電などを外国人朗読者を雇って買い占めて転売したりしている人は大金を稼いでいますが普通のやり方では安定しません。

それに世間の人からはチケットやマスクを転売している人と一緒にされるので尊敬されないどころか奇異の目で見られます。

私はせどりを取り組んでいる人には個物を取得して見本市などで仕入れている人など真っ当なやり方で稼いでいる人が多いことを知っているのでもちろんそのような偏見はありませんが世間レベルだとそのような人達と区別がつかない人も大勢いるのが現状です。

また参入がしやすい分副業レベルではなく本業で取り組まないと利益が出ず最近は国内転売では利幅を取れないことからせどりから初めて輸出ビジネスに移行する人が増えています。

副業で月10万円以下稼げればいいのであれば他の選択肢の方が優秀

月10万円程度であれば物販より効率よく、またリスクを抑えて稼ぐことが出来る方法があります。

  1. アフィリエイト
  2. Youtubeの動画編集やプログラミングなどフリーランスとしての受託の仕事
  3. 無在庫販売

のいずれかがおすすめです。

アフィリエイト

アフィリエイトの仕組み

SNSを活用したアフィリエイトやYoutubeを活用したアフィリエイトなど色々種類がありますが月10万円の安定収入を得たければシンプルにサイトアフィリエイトがおすすめです。

奇をてらって特殊なことをする必要はありません。

アフィリエイトのデメリットとしては成果が出るまでに時間がかかることです。

初心者が取り組む場合半年間収入が0ということは全然起こりうる話です。

正しい方法で継続することで1年かけて最低10万円/月の仕組みは作れますが中々成果が出ないことから独学だと本当にこの方法であっているのかな?と不安になり挫折してしまう人が多いビジネスでもあります。

メリットとしてはやはり費用がほぼかからないことです。

  1. サーバー代(月1000円程度)
  2. ドメイン代(年1000円程度)
  3. テンプレート代(無料~1万円程度)

以外必要なものはありません。

最大のメリットは一度月10万円収入を生むサイトを作ることが出来ればあとはほぼ放置で同程度の金額を稼ぎ続けることが出来る点です。

私は現在法人企業を運営して事業をいくつか営んでいるためアフィリエイトにはメインで取り組んでいませんがいくつかWebサイトを所有しておりサイトからの広告収入だけで月50万円程度の収益があります。

そのほとんどは個人の時に作成したものでメンテナンスでたまに外注さんに記事を足してもらっていますが私自身は何もしていません。

同じように月50万円程度アフィリエイトで稼ぐには相応の努力が必要ですが月10万円程度でいいのであれば本当に誰でも到達できます。

Youtubeの動画編集やプログラミングなどフリーランスとしての受託の仕事

フリーランス

アフィリエイトなどと違って確実に収入が入るのがメリットです。

ただしあくまで労働収入となるので何もしなくても収入が入るという状態にはなりません。

フリーランスの仕事として誰でも取り組みやすいものとしてWebライターの仕事などもありますが単価が安いのでおすすめしません。

動画編集は少し勉強すれば誰でも出来るようになるにも関わらず報酬が高めに設定されています。(動画1本5000円~)
受注に当たってやり方を教えてくれる人も多いので最初はそのような案件を受けていきましょう。

またハードルは上がりますが年齢が若い方であればプログラミングを勉強して仕事を受託するのもコスパが良くておすすめです。

この場合は月30万円は固いです。

無在庫販売

無在庫販売

副業の手段として物販にこだわるのであれば在庫リスクのない無在庫販売という手法があります。

物販で赤字になる可能性があるとしたらそのほとんどが過剰在庫によるものなので物販の最大のデメリットを打ち消してくれる手法です。

しかし販売チャネルによっては無在庫販売は禁止されています。

メルカリやヤフオクなどのフリマ・オークションサイトでは基本的に禁止となっているので注意しましょう。

デメリットが消える分物販の最大のメリットである投資ビジネスの属性を打ち消す手法となるので月10万円程度の収入を得たいという場合にはおすすめはしません。

また無在庫セラーはアカウントが凍結するリスクがあり実際初心者はアカウントのケアが甘いことに加え新規アカウントでの無在庫販売は難しくなっているため最近は初心者の無在庫セラーは減りビジネスとして取り組む月利100万円以上の無在庫セラーしか生き残っていません。

手法としては今尚健在ですが副業で月10万円の収入を目指すなら他の2つから選ぶのをおすすめします。

副業で月10万円稼ぎたい人は物販をやめた方がいい理由まとめ

上記に挙げたビジネスを学ぶのにも勉強が必要ですが今は無料でもいい情報が得られる時代なので月10万円程度稼ぎたいだけであればネットの情報だけでも正直十分です。

最短で成果を出したいという方や実践したけどどうしても成果が出ないという方は誰かに習うのもいいと思いますが最初からそういったものに頼ると質の悪い塾やコンサル引っかかってしまう可能性があるのでおすすめしません。

ただ例えばアフィリエイトをネットの情報を参考に独学で取り組んでいるけど全然成果が出ないという人のサイトを見せてもらったことがあるのですが思いっきり間違った方向に進んでいました。

そういった方の共通点を考えてみると皆マーケティングについて理解していないことが分かりました。

独学で副業にチャレンジするならマーケティングに関する本を最低でも10冊は呼んでください。

私は学生起業していますが起業当時でもマーケティングに関する本だけで古今東西、海外のものも含め200冊は読んでいます。

独学で成果が出ない人との差異を意識したことがありませんでしたがマーケティングを教えた方はその後の伸びが著しいので違いはマーケティングに対する理解の深さだと結論づけています。

そういう意味では誰かに教わって学ぶ価値もあるかと思いますが時間がかかっても独学で成功したいという方はマーケティングの本は読めるだけ読みましょう。

私が起業した時は大量に本を買って読んでいましたが今ならKindle Unlimitedで月980円で大量にマーケティング関連の本を読むことができます。いい時代です。

また月10万円以上を狙うのであれば物販は非常にいいビジネスですのでおすすめです。ぜひブログを隅々まで読んで勉強していってください。

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