Amazon輸入ビジネスをこれから始めたいという方もすでに取り組んでいるという方も利益率がどれくらいになるか気になると思います。
そこでこの記事ではAmazon輸入ビジネスの利益率についてまとめました。Amazon輸入の利益率について考える前にまず利益率の定義から行いたいと思います。
今回議題にあげる利益率は2つあります。
それが投下資本利益率(ROI)と売上利益率(ROS)です。
ROIは(利益/投資額)×100
で求めることが出来、
ROSは(利益/売上)×100
で求めることが出来ます。
また輸入ビジネスとしてメジャーなジャンルは
- 小売仕入れ
- 卸仕入れ
- OEM
の3種類があるのでそれぞれについて見ていきたいと思います。
小売仕入れ(無在庫輸入)の利益率
小売仕入れの利益率はだいたい
ROI=20%
ROS=15%
位に落ち着きます。
利益率が低いと価格変動があった時に赤字になりやすいためライバルが増えやすい小売仕入れでは大量に在庫を仕入れるのは危険です。
そのため小売り仕入れは無在庫販売を行うのがオススメです。
卸仕入れ(欧米輸入)の利益率
卸仕入れの利益率はだいたい
ROI=50%
ROS=33%
位に落ち着きます。
OEM(中国輸入)の利益率
OEM仕入れの利益率はだいたい
ROI=100%
ROS=40%
位に落ち着きます。
利益率は高いですが売れるようになるまでに時間がかかります。
利益率を上げるには
利益率を上げる方法を考えるために二つの費用について見ていきましょう。
変動費と固定費の二つです。
利益率を上げるにはこの変動費と固定費を下げていく必要があります。
輸入ビジネスを始めたばかりのうちは固定費を抑えて変動費に変えていくべきですが反対に上級者になるにつれて変動費を固定費に変えていく必要があります。
それぞれの費用の具体的な例を見ていきましょう。
変動費
送料、外注費、仕入原価
固定費
家賃、人件費(正社員)、月額制サービス、リース料
輸入ビジネスで利益率を考える際の注意点
なぜか利益率の大小だけが注目されることが多いですが輸入ビジネスを行う上ではキャッシュフローも考えなくてはなりません。
例えばROIが200%、仕入れて販売を行えば資金が2倍に増える商品があるとしましょう。
それは非常に利益率の高い商品ですが問題なのはいつ売れるかです。
利益率というのはその数字だけ見ても予測として資金が2倍になるのか、結果として資金が2倍になったのかは分かりません。
大切なのはどのくらいの期間で売れたかです。
極端な話1000円で仕入れた商品が100年後に2000円で売れればROIは200%ですがこのような商品を仕入れる人は少ないでしょう。
そのため商品を仕入れる場合は利益率だけでなく商品の回転率も見ていくようにしましょう。
Amazon輸入の利益率まとめ
利益率の多い順に
- OEM(中国輸入)
- 卸仕入れ(欧米輸入)
- 小売仕入れ(無在庫販売)
となっていますが利益率だけでなく回転率も同時に考慮する必要があるので以下の記事を合わせて読んでみてください。
参照:中国輸入の利益計算の方法