坂本さん(42歳)は大手総合商社の貿易部門で10年間、東南アジアとの輸出入業務を担当した後、Amazon輸出×メーカー仕入れで月商800万円・月利200万円を達成した受講者です。国際物流の最適化という武器を持ちながらも、Amazon販売は未知の領域からのスタートでした。
目次
貿易のプロがAmazon輸出で圧勝する理由
貿易会社勤務の坂本さんはHSコード分類・通関書類作成・輸送条件交渉の専門知識を活かし、輸出初心者が数ヶ月かけて習得する通関コスト管理を開始直後から最適化できた。

坂本さんの強みは商社の貿易経験ですね。Amazon輸出ではどう活きましたか?

一番活きたのは国際物流の最適化です。フォワーダーの選定、混載便、インコタームズ。一般のセラーが代行業者に丸投げする部分を、自分でコントロールできる。物流コストの差がそのまま利益率の差になるので、他のセラーが利益率20%の商品で、自分は30%以上を確保できる。月商800万規模だと、この10%差が月80万円の利益差になります。

具体的には、どう削減されたんですか?

フォワーダーと直接契約して、複数商品をパレットにまとめて混載便で送る。1個あたりの送料が40〜60%下がります。インコタームズをFOBからCIFに変えるだけでも、保険料と輸送リスクの管理が最適化できる。こうした貿易実務は、独学では身につかない部分でした。

為替管理も商社の経験が活きる、ということですね。

先物予約やオプションで為替リスクをヘッジしています。月商800万規模だと為替が1円動くと利益が5万円ほど変わるので、このリスクを管理できるかが大口セラーの生存に直結します。ただ正直に言えば、これは私の「貿易側」の話で、Amazon販売そのものは全くの素人からのスタートでした。
コンサル受講を決めた理由
貿易知識はあってもAmazonのアルゴリズム・広告・SEOは専門外だったため、物販に特化したコンサルで「貿易スキル×Amazonノウハウ」の組み合わせを最短で習得することを選んだ。

貿易のプロが、なぜコンサルを受けようと思ったのでしょうか?

貿易の知識は十分にある。でもAmazon販売は全くの素人でした。商品リスティングの作り方、PPC広告、Amazonのアルゴリズム。これらはEC特有のスキルで、貿易知識だけでは太刀打ちできない。貿易スキルとAmazon販売スキル、両方そろって初めて成果が出ると考えていました。

決め手は何でしたか?

独自コンテンツの充実度です。A9アルゴリズムの仕組み、PPC広告のBid最適化、商品ページのSEO。これらはネットの無料情報では得られない。特にアルゴリズム変更への対応は、コンサルの独自コンテンツでしか学べなかった最大の収穫でした。

サポート面では、いかがでしたか?

退職してフルタイムでやっているので、作業が朝6時から夜中まで及ぶこともある。24時間AIチャットで、リスティングの英語表現やPPCのキーワード選定に即座にフィードバックをもらえたのは、効率を大きく高めてくれました。
メーカー開拓での商社マンの交渉術
坂本さんは商社での海外取引経験から英語交渉・契約書レビュー・価格交渉の3スキルを武器に、欧米メーカーとの直取引を開始2ヶ月で5社確保し、安定した仕入れ体制を構築した。

メーカー開拓は、商社の交渉経験がそのまま活きましたか?

交渉術は活きました。重要なのは相手のメリットを明確に提示することです。「御社の商品を海外で売らせてください」ではなく、「御社の海外売上を年間いくら増やす提案があります。市場調査データと販売計画書を用意しました」というアプローチを取りました。

提案書の質で差がつく、ということですね。

商社時代に何百回と作った提案書のフォーマットをそのまま使いました。北米市場の規模、競合分析、想定販売数量、プロモーション計画。結果、アプローチした50社中20社と取引成立、成約率40%でした。

独占権の交渉も、同じように進めたんですか?

そこも契約交渉の経験が役立ちました。独占権の条件、最低購入量、テリトリー、契約期間を論理的に提示して、メーカーにとっても安心できる条件を作る。今は7社から独占輸出権を得ています。
実績の推移
コンサル開始1ヶ月で初売上、3ヶ月で月利50万円、5ヶ月で月利100万円、8ヶ月で月利200万円という成長を実現し、貿易スキルとAmazonノウハウの相乗効果が加速度的な成長をもたらした。

月利200万円までの推移を教えてください。

1ヶ月目に15社アプローチで8社と取引開始、月商50万、月利12万。物流ルートの構築に注力した時期です。3ヶ月目に月商200万、月利55万、物流最適化で利益率27%。6ヶ月目に月商500万、月利130万、独占5社。10ヶ月目に月商800万、月利200万、メーカー35社、独占7社です。

10ヶ月で月利200万。速いですね。

貿易スキルとAmazonノウハウの相乗効果だと思います。物流とメーカー交渉は自分の土俵、Amazon販売はコンサルで補った。両方そろったことで加速しました。
これからAmazon輸出を始めたい方へ
坂本さんは後発者へのアドバイスとして「業界経験・専門スキルを武器に転換する視点を持つこと」と「コンサルで物販に特化した知識をインストールする時間短縮を惜しまないこと」の2点を強調する。

これから始める人に、ご自身の経験から伝えたいことはありますか?

自分にとって貿易経験は最大の武器でしたが、経験がなくても問題ないと思います。物流は代行業者に任せれば、知識がなくても始められる。大切なのは自分の強みが何かを見極めて、それをAmazon輸出でどう活かすかです。

バックグラウンドは関係ない、ということですね。

受講者を見ていると、営業経験者はメーカー交渉で、マーケティング経験者は広告運用で、IT経験者はデータ分析で成果を出している。どんな経歴でも強みに変えられる。ただ私の場合も、貿易知識だけでは月利200万には届かなかった。Amazon販売のノウハウをコンサルで補って、初めて実現した成果です。
商社時代の人脈がメーカー開拓を加速
商社時代に構築した海外バイヤー・物流会社・商工会議所とのネットワークを活用することで、坂本さんはコンサル仲間が3ヶ月かけて開拓するメーカー数を1ヶ月で達成できた。

メーカー開拓では、商社時代の人脈も活きたんですか?

大きかったですね。10年商社で働くと、メーカーの経営者、物流会社の幹部、貿易の専門家まで幅広い人脈ができる。取引のあったメーカーの担当者に「独立して海外向けEC販売を始めました。御社の商品を海外で売らせてください」と直接連絡する。顔を知っている相手だから話が早い。

信用面でも有利だ、ということですね。

大手商社で10年という経歴は、メーカーにとって安心材料でした。「この人なら海外取引も適切に管理してくれるだろう」という信頼感がある。ただ、人脈に頼りすぎず、新規の飛び込み開拓も並行しています。フォワーダーとも商社時代から継続して取引していて、取扱量は減っても長年の信頼で個人でも好条件をもらえる。これが物流コスト20%削減の要因の一つです。
PPC広告戦略でAmazon.comのシェアを拡大
Amazon.comでのシェア拡大にはスポンサープロダクト広告のACOS20%以下・ブランドキーワード防御・競合ASINへの類似商品広告の3戦略を組み合わせることが坂本さんの実践で有効と判明した。

広告運用は、貿易とは全く別の領域ですね。

ここは完全に素人でした。Amazon.comの広告運用は全く分からなかった。コンサルの独自コンテンツで学んだPPC戦略が、売上を伸ばすきっかけになりました。

具体的には、どんな手法を使ったんですか?

スポンサープロダクト広告のオートとマニュアルの使い分けですね。オートで効果的なキーワードを発見して、マニュアルに移行して入札額を最適化する。この手法は独学では絶対に辿り着けなかった。ACoSを15%以下に維持して、広告経由売上を全体の40%に保っています。AIチャットでキーワードの入札戦略を随時相談できたのも助かりました。
外注チーム3名との効率的な業務分担
坂本さんの外注体制は「リサーチ担当1名・カスタマーサポート1名・在庫管理1名」の計3名体制で、各担当者にKPIと週次レポートを義務付けることで品質を維持しながら自身の稼働を週15時間に削減した。

月商800万円を、どう運営しているんですか?

6ヶ月目から外注3名体制にしました。リスティング・広告担当、カスタマーサポート担当、在庫・発注担当。自分の役割はメーカー開拓、物流最適化、戦略立案の3つに絞っています。日常業務を外注化して、1日の8割をメーカー開拓と戦略に充てられるようになりました。

外注の立ち上げは、商社の経験が活きましたか?

部下育成の経験が役立ちました。採用基準を明確にして、業務マニュアルを整備してから募集する。入社後3日間の研修で業務フローを教える。この仕組みで新メンバーも2週間で戦力化できる。いつでもチームを拡大できる体制です。
月利200万円の先に見える景色
月利200万円達成後の坂本さんは、本業貿易会社での稼働を週3日に縮小交渉し、残り4日をAmazon輸出事業の拡大と次のビジネスモデル構築に充てる生活設計を実現しつつある。

月利200万円を達成した今、次の目標は何ですか?

月商1,500万、月利400万を目指しています。取引メーカーを50社、独占権を12社まで増やす。さらにヨーロッパ市場の展開を本格化させて、北米とヨーロッパの二本柱にする。商社時代にヨーロッパの取引先も多かったので、商習慣には精通しています。

商社を辞めたことへの後悔はありますか?

辞める時は周囲に「もったいない」と言われました。でも今は商社時代より多くの収入を、自分のペースで得ている。朝6時に起きてコーヒーを飲みながら作業を始め、夕方には終える。この働き方は組織にいたら手に入らなかった。貿易経験者にとって、Amazon輸出は本当に相性のいいフィールドだと感じています。

本日は貴重なお話を、ありがとうございました。
国際物流の最適化や為替管理、メーカー交渉という商社仕込みの武器を持ちながらも、坂本さんにとってAmazonの広告運用やアルゴリズム対応は全くの素人領域でした。貿易の強みを活かせる場面と、ゼロから学ぶべきAmazon販売の領域を切り分け、独自コンテンツで後者を補ったことが、わずか10ヶ月で月利200万円に届いた要因と言えるでしょう。
監修:ロジャー
2012年に貿易業を開始。eBay・Amazon・ShopeeなどのクロスボーダーEC、AI活用による業務効率化、コンサルティングを専門とする。コンサルティング支援は累計1,000社以上。うち3億円以上の事業・法人売却を実現した企業50社以上、年商10億円超え80社、年商1億円超え600社以上を支援。











