「自分にはeBayで武器になるスキルがある」——松本さん(45歳・男性)がeBay輸出×無在庫コンサルを受講した時、最初に感じたのはそんな手応えでした。松本さんの前職はフォトグラファー兼カメラ修理技術者。20年以上にわたりカメラと向き合ってきた専門知識を武器に、eBayで中古カメラ・レンズの無在庫販売で月商520万円を達成。ニッチな専門領域で圧倒的な存在感を発揮している松本さんの体験談を、詳しくお届けします。
目次
カメラ一筋20年——フォトグラファーとカメラ修理の二刀流

松本さんは20歳の頃からカメラの世界に没頭してきました。最初はフリーランスフォトグラファーとして活動し、雑誌やウェブメディアの撮影を担当。しかしデジタル化の波で仕事が減り始め、30代でカメラ修理の技術を独学で習得。その後はフォトグラファーとカメラ修理の二刀流で生計を立てていました。
「カメラの仕事は好きだけど、フリーランスフォトグラファーの収入は不安定。撮影の仕事がある月は40万円、ない月は10万円。カメラ修理も月に数台で、合わせても生活はギリギリでした」。年収は約350万円。45歳になり、このままでは老後の蓄えもできないという将来への危機感が日に日に募っていました。
転機は、修理のために海外からパーツを取り寄せていたeBayの画面を見ていた時です。日本のヴィンテージカメラやオールドレンズが、海外のコレクターに驚くほどの高値で取引されているのを発見しました。「Nikon F2のボディが日本では3万円で買えるのに、eBayでは400ドル(約6万円)。CanonのFDレンズに至っては日本の3倍の値段がついている。これは自分の知識が直接お金になると確信しました」。
カメラの専門知識がeBayで「信頼」を生む理由

eBay輸出×無在庫コンサルを受講後、松本さんは中古カメラ・レンズの専門セラーとしてスタートしました。一般的なeBayセラーとの最大の違いは、商品説明の圧倒的な専門性です。
通常のセラーが「Good condition, works well」程度の説明を書くところ、松本さんは「シャッター幕の状態」「ファインダーの曇り具合」「レンズのカビ・バルサム切れの有無」「光学系のコーティングの状態」まで詳細に記載。さらに、修理技術者としての目線で「この程度のクモリは撮影にほぼ影響しない」「このカビは将来的にクリーニング可能」といった実用的なアドバイスまで添えます。
「海外のカメラコレクターは知識が豊富なので、適当な説明はすぐに見抜かれる。逆に専門家レベルの説明をすると、”このセラーは本物だ”と信頼してもらえる。結果として、高値でも安心して購入してもらえるし、リピーターにもなってくれる」。実際、松本さんのリピーター率は35%を超えており、これはeBayセラーの中でも非常に高い水準です。
商品写真のクオリティ——フォトグラファーの本領発揮
フォトグラファーとしてのスキルは、商品写真で最大限に発揮されています。松本さんは自宅に簡易スタジオを設置し、すべての商品写真をプロレベルの品質で撮影。カメラのレンズ面の状態がわかるマクロ撮影、ボディの傷を正確に伝えるライティング、実際にそのカメラで撮影した作例写真まで添付しています。
「作例写真が決め手になることは多いです。”このレンズで撮るとこんなボケ味が出ます”と見せると、コレクターは”使ってみたい”と思う。写真1枚が何十ドルもの価格差を生む。フォトグラファーとしての20年の経験が、ここに集約されています」。
無在庫×中古カメラの独自モデル——仕入れ先の確保方法

中古カメラの無在庫販売は、一般的な無在庫販売とは少し異なります。新品の無在庫は「注文→ECサイトで購入→発送」ですが、中古品は一点物のため仕入れ先の確保が生命線です。
松本さんは3つの仕入れルートを確立しています。1つ目はヤフオクやメルカリなどのオンラインマーケット。出品されている中古カメラの状態を写真だけで正確に判定できる松本さんの目利き力が活きます。2つ目は都内の中古カメラ専門店との提携。修理技術者時代のネットワークを活かし、3店舗と継続的な取引関係を構築。3つ目はカメラ愛好家からの直接買い付け。SNSやカメラコミュニティを通じて、不要になったカメラを適正価格で買い取っています。
「一般のセラーが見つけられない仕入れルートを持っていることが、長期的な競争優位性になっている。特にカメラ専門店との提携は、信頼関係の構築に時間がかかるぶん、他のセラーが簡単には真似できない」。
月商520万円到達——専門特化戦略の成果

松本さんの成長は、専門カテゴリーに特化したことで非常に効率的でした。カメラという明確な軸があったからこそ、迷わず行動できたといいます。
受講1ヶ月目:月商25万円(eBayの仕組みを理解しつつ、少量出品)
受講2ヶ月目:月商60万円(専門的な商品説明の効果で落札率向上)
受講3ヶ月目:月商110万円(仕入れルートの拡大、出品数100件突破)
受講5ヶ月目:月商230万円(海外のカメラフォーラムで認知度が上昇)
受講7ヶ月目:月商380万円(リピーターからのまとめ買いが増加)
受講10ヶ月目:月商520万円(利益率28%、月利約145万円)
利益率28%はeBayセラーの中でも高い水準です。これは専門知識による的確な商品選定と、プロ品質の商品ページが生み出す「プレミアム価格」の恩恵。同じカメラを売っていても、松本さんの出品は他のセラーより10〜20%高い価格で落札される傾向があります。
フォトグラファー+修理技術者の年収350万円から、eBay月利145万円(年収換算1,740万円)への飛躍。「好きなカメラの知識がそのままお金に変わっている感覚は本当に幸せです。20年間の経験がムダではなかったと、心から思えるようになりました」。
eBay×専門知識が生み出す「唯一無二のポジション」

松本さんは、eBayで成功するための最も強力な武器は「専門知識」だと断言します。「eBayには何百万人ものセラーがいるけど、特定のカテゴリーに深い専門知識を持つセラーは圧倒的に少ない。だからこそ、専門家が参入すると一気にポジションを取れる」。
松本さんの場合、eBay上で「Japanese Vintage Camera」カテゴリーではトップ10に入るセラーになっています。海外のカメラフォーラムでも「日本から買うなら松本さんのストア」と推薦されることがあり、ブランディングが自然と構築されています。
「今後はカメラの修理サービスもeBayを通じて提供したいと考えています。海外のコレクターが”このカメラを修理してほしい”と依頼してくれる関係性がすでにある。物販だけでなく、技術サービスの海外展開という新しいステージが見えてきました」。
カメラ修理の知識をeBay運営に活かすテクニック

松本さんが他のカメラセラーと決定的に違うのは、「修理可能かどうか」の判断ができる点です。一般のセラーは動作不良のカメラを避けますが、松本さんは「この故障なら修理費3,000円で直せる。修理後に5万円以上で売れる」といった収支計算が瞬時にできます。
実際、ジャンク品として安く仕入れたカメラを修理して販売するケースでは、利益率が50%を超えることも珍しくありません。「Minolta SRT101をジャンクで2,000円で仕入れ、露出計を修理して250ドル(約38,000円)で販売。こういうケースが月に10件以上ある」。
ただし、すべてのジャンク品に手を出すわけではありません。「修理不可能な故障パターンも20年で見極められるようになった。電子シャッターの基板故障は修理コストが合わないが、機械式シャッターの固着なら注油で直る。こうした判断が瞬時にできるのは、長年の経験の賜物です」。
海外のカメラコレクターとの信頼関係構築

松本さんのeBayストアには、世界中のカメラコレクターからメッセージが届きます。「あのレンズを探しているんだけど、見つけたら教えてほしい」「このカメラの状態をもっと詳しく教えてほしい」——こうしたリクエストに丁寧に応じることで、「日本のカメラのことなら松本に聞けばいい」というポジションを確立しました。
特にヨーロッパのコレクターとの関係が深く、ドイツ、イギリス、フランスからの注文が全体の40%を占めています。「ヨーロッパのカメラ文化は日本と通じるものがある。Leicaの文化で育った人たちが、日本のNikonやCanonの精密さに魅了されている。こうした文化的な背景を理解した上で接客することが、信頼関係の基盤になっています。日本のカメラ文化を海外に伝えるという意味では、物販を超えた文化交流の側面もあると感じています」。
月に2〜3回、海外のカメラフォーラムに「日本のカメラ市場レポート」を投稿する活動も続けています。「直接的な営業ではなく、情報提供で信頼を積み重ねる。するとフォーラムのメンバーが自然と松本のストアを訪れてくれる。コンテンツマーケティングの考え方ですが、カメラという趣味性の高い分野ではこのアプローチが非常に効果的です」。
コンサルで学んだeBay運営の基礎

カメラの専門知識は圧倒的な武器でしたが、eBayのプラットフォーム運営は別の知識が必要でした。「コンサルの独自コンテンツで学んだeBay SEOの知識が売上を大きく伸ばした。商品タイトルにどのキーワードをどの順番で入れるかで、検索表示回数が何倍も変わる。カメラの知識だけでは、この検索アルゴリズムの最適化は不可能だった」
「東大卒の監修者が設計したカリキュラムは、論理的で体系的。eBayのアカウント開設から売上拡大まで、各ステップが明確に整理されている。カメラの修理も手順書に沿って行うが、eBay運営のロードマップも同じ感覚で進められた。専門知識を持つ人間ほど、体系的なカリキュラムの価値がわかると思う」
「カメラの知識×eBay運営の知識。この2つが揃って初めて月商520万円、月利150万円という数字が実現できた。どちらか一方だけでは、ここまでの成果は出せなかった。カメラの知識は20年かけて身につけたが、eBay運営の知識はコンサルで数ヶ月で習得できた。自分の専門知識を持っている人は、eBayの運営ノウハウを学ぶだけで人生が変わる可能性がある。45歳の自分がその事実を身をもって証明した。何歳からでも遅すぎるということは絶対にない」
よくある質問
カメラの専門知識がなくてもeBayで中古カメラは売れますか?
売れますが、利益率は松本さんのレベルには達しないでしょう。中古カメラの販売で最も重要なのは「正確な状態説明」と「適正な価格設定」で、これらは専門知識に依存します。ただしカメラ以外にも、日本の商品で海外に需要があるカテゴリーは無数にあります。大事なのは「自分だけの得意分野」を見つけて、その専門知識を武器にすること。最終的にカメラに限らず、アニメ、ゲーム、伝統工芸品、楽器など、自分(あるいは外注パートナー)が詳しいジャンルで勝負するのが成功への近道です。
中古品の無在庫販売は新品と比べてリスクが高いですか?
中古品は一点物のため、新品の無在庫と比べると仕入れの安定性は低くなります。しかし松本さんのように複数の仕入れルートを確保し、出品前に仕入れ先の在庫状況を確認する体制を整えれば、キャンセルリスクは十分に管理できます。また中古品は新品に比べて利益率が高い傾向があるため、リスクとリターンのバランスは決して悪くありません。コンサルでは中古品特有のリスク管理方法も学ぶことができます。
趣味や前職のスキルをeBayで活かすにはどうすればいいですか?
まず「自分が人より詳しいジャンル」を棚卸しすることから始めてください。松本さんの場合はカメラでしたが、元料理人なら日本の包丁や調理器具、元音楽家なら日本の楽器や音響機器、園芸が趣味なら日本の盆栽道具など、専門知識が活きるカテゴリーは必ずあります。その上で、そのカテゴリーのeBayでの需要をリサーチし、利益が取れる商品をリストアップ。ただし通常はセロベースでのスタートになるので利益が出るなら興味を持って特定のジャンルを勉強していく必要があります。











