ついにこの記事を書くときが
来てしまいました。
マインドという言葉は
学生起業家や意識高い系がこぞって
使い出す言葉なので苦手です。
本来全くネガティブなイメージは
ない言葉なのですが
マインドセット、
マインドブロック、
マインドクラッシュ、
最後のは違いました、
遊戯王カードの名前でした。
とにかくマインド、マインドと
やたらと使い出すのが
起業・独立したがっている人です。
なぜ”考え方”と言わないのか、
と毎回思ってしまうのですが
そこは本質的ではないので
“輸入ビジネス マインド”で
検索してきた人のためにあえて
今回はマインドという言葉を使います。
早速輸入ビジネスで大切な
マインドについて見ていきましょう。
輸入ビジネスで大切なマインド15か条
トータルで黒字になればいい
初心者のうちは赤字になることを
とにかく恐れますが
上級者になってもたまに赤字は出ます。
というより輸入ビジネスに限らず
投資したもののうち最低2割は無駄になっています。
それでも残りの8割が大きく利益を
上げてくれれば全体として利益になります。
これを恐れてリサーチツールまで購入して
リサーチを終えたのにも関わらず
仕入れができないのは最初はよくあることです。
これに対するアドバイスとして
どうせ最初は何かしらで失敗するので
小さく仕入れてどんどん失敗しましょう、
と私は言っています。
失敗したくないという
考えは捨ててください、
失敗するから成功するのです。
だから行動力がある人が
この世界では強いです。
ライバルも同じことを考えている
この商品利益出るかもと思った時
一旦ストップして深呼吸してください。
その商品どうやって見つけましたか?
簡単に見つかりませんでしたか?
運よく簡単に利益が出る
商品が見つかった場合
ライバルもその商品を
見つけていると思ってください。
最悪の場合Amazonで販売するとして
自分が商品を仕入れるタイミングで
相手はもう発注を済ませていて
自分の商品が並ぶ頃には
ライバルが増えていて仕入れ時の
計算と合わなくなってしまいます。
これはライバルが悪いのではなく
そもそもの考えが甘かったのです。
赤字でも一旦売り切る方がいい
前の項目とのつながりで仕入れた
商品にライバルが増えすぎてしまった、
価格競争になったら
赤字になってしまうから
腰を据えて相場に戻るまで待とう、
とこういう考えは
資金力がある人にとっては正解です。
しかしただでさえ輸入ビジネスは
キャッシュフローが
あまりよくないビジネスなので
在庫期間が延びることはよくありません。
多少赤字になろうが
今回のリサーチは戦略が甘かった、
あるいは運が悪かったと思い
気持ちを切り替えて赤字でも売り切り
次の仕入れに回していく方が
初心者は上手くいきます。
ではどのくらいの赤字まで
許せるかというと1割です。
50万円分仕入れたなら
全て売って45万円になってしまう
ラインまでは許容範囲です。
これ以上相手が下げてくる場合は
私なら待ちます。
相手はツールか何かで下げてきているだけで
そこに戦略はないからです。
価格で勝負してはいけない
価格で勝負できるのは
大手企業だけです。
大手企業はそもそも予算が違い
100万円程度はテスト
マーケティングに使うので
失敗しても何も痛くないのです。
彼らが出品しているのと
同じ商品を扱ってしまうことは
戦略的に間違っています。
会社の規模が小さいということは
小回りが効くという
メリットでもあります。
最近は普通の企業も
ネット販売に力を入れ始めているで
常にライバル出品者は
チェックしましょう。
なんとなくでは利益は出ない
ざっくり価格差だけで計算すると
必ず失敗します。
よくあるのが思っていたよりも
送料がかかった、
思っていたよりも
関税がかかったというケース。
この思っていたより、ってなんだ
と思ってしまうのですが
自分でも初心者の頃は確かに
ざっくりとした計算をしていました。
特に重量、軽いし大丈夫だろと
思っても容積重量が大きく、
では実重量のみで計算してくれる
MYUSのようなところを使えば
今度こそ大丈夫だろと思いきや
結局容積が大きいということは
一つのダンボールに入る商品の
数が決まってきて
ここでも利益計算は間違えやすいです。
結局ライバルが急激に
増える以外で損が出るのは
元々の計算が甘いからであって
厳密に計算が面倒なのであれば
常に厳しめに補正をかけるようにして
多少トラブルがあっても
利益が出るような体制を用意しましょう。
原価の3倍で売るは間違い
原価の3倍くらいの
価格で売れれば
十分な利益が出る、
とどこかで聞いたことがありませんか?
しかしこれは中国輸入の話で
欧米系の輸入では2.5倍くらいにラインを
あげないとそもそも稼げる商品が
見つからなくなってしまいます。
似たビジネスでも利益率は異なるのです。
また容積が多い商品なども
原価の3倍とざっくり勘定すると
失敗します。
この計算を当てはめるのであれば
小さくて軽い商品に限定しましょう。
むやみにニッチな商品を仕入れてはいけない
私は昔からニッチな商品の
卸をとって売るべき
だと言ってきましたが
それに真っ向から反対する意見です。
どういうことかというと
ニッチな商品というものを
捉え間違えていませんか?
ということです。
ニッチということは
ニーズが狭いということです。
売れる数も当然
少なくなります。
月に5個しか売れない
商品もあるでしょう。
卸は30個から、
でもライバルがいないし
まとめて仕入れるか、というのは
非常に危険なのです。
月に5個売れる商品なら
30個も仕入れたら
売り切るのに6ヶ月かかります。
それが独占卸契約で
さらに資金力が
多いならいいでしょう。
しかしただの卸であれば
他の人も参入する
可能性があるわけです。
多くても2,3ヶ月分で
押さえるべきです。
よってこの場合に
取るべき行動は
卸元に月に5個くらい
しか売れていないと
データを示し
最低買い付け量を
減らしてもらうことです。
もちろん上手く
いかないこともありますが
気にせずすぐに次に来ましょう。
卸は確率論で語れ
前項目とのつながりで
卸を簡単に取れると思っている人が
多いのですが簡単に取れる卸は
誰でも取れるのでそれは
もはや卸とは言えないのです。
本当にいい卸は100件に1件
少しいい卸は10件に1件です。
卸が取れる確率を上げる
交渉法というのは確かに
存在します。
しかし初心者のうちは
まず行動することが大切です。
効率よくしてから
チャレンジしたい
なんて言っていたら
日が暮れるどころか
年をまたいでしまいます。
1000件交渉して
いい卸を10件とる。
この考えこそが成功への近道です。
実績させ積めば
もっと簡単になっていきます。
寝る時間を削っても作業する必要はない
よく寝る時間を削って
ひたすらリサーチをしていたという
ことをいう成功者がいます。
体育会系の人に多いです。
実際成功しているので
その人にはその人のやり方があると
思うのですが私から言わせていただければ
リサーチで睡眠時間を削るのは無駄です。
睡眠時間を削るならその時間は
マーケティングや
戦略立案に当ててください。
どんなものであれ作業は
人に任せる形にしないと
会社は上手く行きません。
卸交渉も人に任せてください、
好きなものを売らないと続かない
利益が出るというだけで
よく知らない商品を売っても
何かトラブルがあった時に
対処できません。
そしてそういった煩わしさから
その商品自体の販売に
嫌気がさしてしまうでしょう。
利益が出るものを扱うのは
別に悪いことではありません、
その代わりその商品を
好きになってください。
詳しくなってください。
そうすれば多少売れないときでも
こんなにいい商品が
売れないはずがない、
何か戦略が間違っているはずだ、
もしかしたら競合が出てきたのかも、
などいろいろ策略を
巡らせることができます。
小さく・軽く・壊れにくいものにこだわってはいけない
輸入ビジネスに
携わるものであれば
誰もが一度は
聞いたことのあるこの言葉。
それゆえこれに
当てはまらないと
リサーチ時に
省いてしまう人がいますが
そもそも世界中では
ありとあらゆる
商品が取引されているわけで
確かに完全な初心者の場合
グラスや皿、家具、食品、楽器などは
扱わない方がいいですが
ある程度ルールを理解したら
逆にこれに
当てはまる分野も攻めましょう。
さすがに大きく・重く・壊れやすい
商品を扱うわけにはいきませんが
3つの条件のうち1つだけあるいは2つ
当てはまっているものは
検討の価値ありです。
有象無象のライバルから
抜きん出るには人が目をつけない所に
目をつける必要があるのです。
代行会社を安易に使わない
海外から輸入、
じゃあ代行会社を
使おうという発想は危険です。
完全に毒されています。
まず何事も自分では出来ないのか、
を考えその上で
あぁある程度物量がないと
送料が高くなるから
代行会社を使おうと考えるべきです。
そして大切なのは出口です。
いつ代行会社を使うのを
止めようか、
とこれを考えておかないと
そのままずぶずぶ
使ってしまいます。
もちろん月利100万円程度までで
いいのであればずっと使った方が
効率はいいと思います。
自分でやろうと思うと
通常固定費として
人件費がかかるのを
変動費に置き換えることが
できるわけですから。
何でも自分でやろうとしない
仕事ができる人、
責任感がある人が陥りがちなのが
全て自分でやろうとする考え方です。
むしろ全て人に任せるくらいの状態が
作れないと経営はうまくいきません。
1人の人に全て任せるのではなく
適材適所で
得意なことを任せて行って
大きな力にするのです。
社長がするべきことは
決断することと責任を取ることのみ、
という状態まで持っていきましょう。
いい人材が見つからないのは自分のせい
最初からいい人材は
見つかりません。
そもそも実績や
実力がない状態で
ついてきてくれる人は
稀でしょう。
そして仮にいい人材が
見つかったとしても
優秀な人は需要があるので
人件費が高くなります。
ここから考えるべきことは
優秀な人を見つける方法ではなく
優秀な人を育てる方法です。
最後は人が全てです、
そして社内教育というものは
非常に重要です。
最初のうちから
人に任せるのであれば
どのように伝えるべきか常に
意識して進めましょう。
偽物や粗悪品には前兆がある
輸入ビジネスで偽物や
粗悪品を仕入れてしまった
経験ありませんか?
私はあります、それも
ビジネスを始めた
最初の頃ばかりで
今は全くと言って
いいほどありません。
これにはマインドが
影響していたと思います。
なるべく安い所で商品を
買いたかったので
多少日本語が怪しいサイトでも
商品を買って
しまったことがありました。
今思えば他にも
怪しい点はいろいろありました。
- サイトのデザインが古い
- 相場より明らかに商品が安い
- 日本語、英語が怪しい
- 特商法にあたる表記がない
- 住所がアパートの一室
- クレジットカードが使えない
人間必死になると
こんなサイトでも
信用してしまうんですね、
明らかに違うものが届いて
返品したら音沙汰なく
返品した送料さえ
無駄になったことを
今でも覚えています。
やはり会社情報などは
しっかりチェック
するようにしましょう。
輸入ビジネスマインドのまとめ
いかがだったでしょうか、
具体的なノウハウを学ぶ前に
ここで取り上げたことを
意識するようにすれば
その後の成長度も大きく
変わってきますので
理解できるまで何度も
読むことをおすすめします。
また考えた方ではなく
実際に輸入ビジネスのノウハウ
についてはリンク先に
まとめているので
合わせて参考にしてみてください。