中国輸入は飽和した?【相乗り出品からの脱却】

中国輸入の向こう側

物販ビジネスはとかく飽和した飽和した、と言われやすいビジネスです。

特に中国輸入ビジネスはノーブランド商品の商品ページに相乗り出品するのが主流の時代がありその時に稼げない人が増えました。

では現在の中国輸入の飽和状況はどうでしょうか?

中国輸入のブルーオーシャンと飽和

ブルーオーシャン

現在は相乗り出品は完全に飽和してしまっているように思えますが実は撤退した人が多く相乗り出品でもそれほど飽和していません。(とは言え相乗り出品はやらないほうがいいです)

相乗り出品をしていいのは非常にニッチな商品を扱っているかあるいは卸やメーカーか買っているか、あるいは出品において何かしらの規制が関わる時だけです。

初心者であればあるほどなぜか簡単な方法を求めがちですが難しい方法を勉強して攻略した方が絶対簡単です。

商品リサーチをして利益が出ると分かったけど電波法に引っかかる商品、食品衛生法に引っかかる商品、このような商品私だったら大歓迎です。

実際中国輸入の相乗り出品が苦しくなっていくのを見越して私が初心者の頃から実際に実行してきたのは下の3つです。

  1. 出品審査や法律が関わるジャンルをあえて選ぶ
  2. 新規出品でページを独占する
  3. 簡易OEMを行う

最初のうちは感覚をつかむために相乗り出品をしてもいいですがなるべく早い段階で新規出品に切り替えましょう。

中国輸入OEMでオリジナルブランドを作る方法を読んでおくと活路が見出せると思いますのでぜひ合わせて読んでみてください。

飽和してからが始まり?

どんなビジネスでも上の図のように時間経過とともに成長していきます。

誰でも稼げた時は参入者が少なかった時だけです。

その期間に稼げたことは何も自慢になりません。

飽和したと言われるのは成熟期から衰退期にかけてです。

真の実力を身につければこの状態からでも稼ぐことができます。

流行を追うよりも結果が出るまでは腰を据えて一つのビジネスに取り組みましょう。

実際流行に流された初心者はほとんどいなくなったため正しい方法を知る限り一昔前より稼ぎやすくなっています。

中国輸入転売ビジネスの終焉と新たな幕開け

中国輸入転売ビジネスは終わりました。

正確にはノーブランドのままタオバオにある商品商品画像をそのまま引っ張ってきて商品を売るという手法は終わりました。

3年くらい前からその手法の終わりを感じていましたがそれでも商品探しを徹底すればまだ行けました。

OEMなどには手を出さず単純に転売だけをしていた知り合いの中国輸入セラーもことごとく”中国輸入転売”を辞めています。

ではいわゆるOEMやオリジナル商品の開発をしないと稼げない時代になってしまったのでしょうか?

中国輸入ビジネスのビジネスモデルの変化

従来の中国輸入ビジネスで稼ぎづらくなっただけで実はOEMやオリジナル商品の開発をせずとも利益を出すことは可能です。

私は普段は商品をブランディングできない人は稼げない時代が来ると言っていますがそれは必ずしも既製品ではダメという意味ではありません。

必要なのは集客の力です。

集客力があればOEM開発費用に大量の資金を投じなくても中国輸入で生き残っていけます。

集客の力とは具体的には

  1. 検索エンジン対策
  2. 広告運用
  3. モール外集客

のことです。

一つずつ解説したいと思います。

商品開発の力

商品開発の段階でどんなキーワードで集客をするかを考える必要があります。

まずはAmazonのサジェストキーワードを拾ってどんなキーワードがそのジャンルの集客キーワードとなっているか調べましょう。

次に参考にする商品ページのAmazonのキーワードボリュームをチェックしましょう。

Amazonキーワードボリュームツールは有料のものしかないので無料で済ませたい場合は精度は落ちますがGoogleのキーワードツールなどで需要を調べます。

このようにして参考商品の集客状況をチェックし後追いになるのでその商品ページに勝てる部分を探していきます。

勝てる部分とは主に画像の見せ方やライティング、商品自体の良さなどです。

検索エンジン対策

単純なキーワード対策だけで上位表示できる時代は終わっているので検索エンジン対策としてはコンテンツマーケティング全般を行う必要があります。

例えばLP(商品ページ)ではUSP(Unique Selling Proposition)といって他社商品と比べた場合の強みを言葉にして示していく必要があります。

しかし需要がないキーワードを強みにしたところで意味はないので商品開発の段階で調べた需要のあるキーワードと照らし合わせて考えます。

実際の集客状況、つまり特定のキーワードで自分の商品ページが何位に来ているかは常にチェックする必要があります。

このあたりはSEO対策系のツールを活用しましょう。

ツールで出来るところはツールに任せた方が人件費も抑えられてお得です。

そして自分のページより上位に来ている商品ページを見比べましょう。勝てない理由は必ずページに存在します。

本当は商品開発の段階で念入りに調べるべきですが商品説明を書き換えたり画像を差し替えるだけで後からランキングを上げることももちろん可能です。

この部分はそれなりの経験が必要なところなのでアウトプットを徹底的に意識してマーケティング系の本を何冊も読み漁るかあるいはAmazonの新規出品系のコンサルティングを受けた方が早いと思います。

勉強不足だと消費者が本当に求めている部分がわかりません。

マーケティング系の本の言葉を借りるのであればメリットではなくベネフィットを見つける必要があります。

それはすぐに見つかるわけはなく見つかったとしても検証が必要です。

そのベネフィットを提供する上で本当に自社の資産でそれを構築できるのか、否か。

広告運用

Amazon内SEOを中心とした集客の力も重要ですが売り出し始めで最も重要になるのが広告です。

Amazonの場合は広告とはスポンサープロダクトを指し、これを初期設定のままオートターゲティングだけで運用していると私のようなプロが同じ商品を出した場合に広告の費用対効果で勝てません。

といより最初だけ設定を頑張る人も多いですがページの改善はもちろん常に広告費は変動させる必要がありこの辺りはツールを使わないと体力的にきついと思います。

スポンサープロダクトのかけ方についてはリンク先にまとめていますが事業規模が大きい方は広告運用の専任者が必要になるので代行会社などに任せるのも一つの手です。

参照:Amazonスポンサープロダクト広告の効果的な使い方

モール外集客

例えばAmazonだけで商品を販売しているのであればGoogleの検索エンジン対策をしたり自社ECを用意したり、楽天やYahooショッピングで商品を販売するなど横展開をしていくことで手間は増えますが販売数を増えるので物販の最大のリスクである過剰在庫を抑えることが出来ます。

私の場合売上比率でAmazon:自社EC:楽天:Yahooで3:4:3:1となっています。

単純計算Amazonで月100個売れている商品は全体として300個以上売れていることになります。

アパレル系だとMOQで100という商品は多いですがAmazonだけだとギリギリなことが多く2月や8月など売上が下がりやすい時期やライバルの増加などで過剰在庫を抱えてしまいがちですが他の集客経路・販路を持っておくことでこの悩みから解放されます。

中国輸入が飽和した・稼げないという説に対する結論

物販で飽和するのは初心者レベルでの話です。
継続して真剣に取り組む限り初心者はライバルにはなり得ないので気にせず進むべしというのが結論です。

一朝一夕には行きませんがこれからの時代を生き残るためにはブランドを自ら生み出す力が必須です。

  1. 検索エンジン対策
  2. 広告運用
  3. モール外集客

の3つの力を手に入れて10年、20年とビジネスを続けていきましょう。

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