ご存知の方も多いと思いますが仕入先は大きく分けて2つあります。
小売と卸です。
そして稼いでいる出品者が卸だけから仕入れていると思っている方も多いと思いますが実はそんなことはありません。
今日はそれぞれについてどこから仕入れればいいか説明したいと思います。
Amazon輸出小売仕入れ
Amazonでは真贋調査の問題があるため真贋調査が入る商品かどうか見極めができない人には小売仕入れはおすすめしていません。
その上で日本のAmazonで仕入れてアメリカなどの海外Amazonで売って利益を出し続けるには常に新商品を探す必要があります。
差別化が難しいので基本ホビー・ゲーム系以外でホビー・ゲーム系を扱うなら初回生産版の特典が付くようなホビー系・ゲーム系の商品を扱うことになります。
AmazonはAPIを提供しているのでAmazon同士の価格差だけで見ることは誰でも出来ますが限定性があるものを抑えることで差別化するということは出来ませんhap。
小売で稼ぎたいのであれば他の出品者と差別化するために楽天やYahooショッピング、ヨドバシカメラの3つは最低押さえておく必要があります。
ホビー系で有名なamiiboなどAmazonでは売り切れてもYahooショッピングでは売っていたりまた値段が安いということがよくあります。
このうち楽天とYahooショッピングはハピタスのようなポイントサイトを使うことで仕入額の1%をキャッシュバックしてもらうことが出来ます。
楽天の場合は楽天ゴールドカードなどと組み合わせることでモッピーのキャッシュバックと合わせて5%以上還元を受けることが出来ます。
またAmazon輸出特有の消費税還付も合わせることでさらに合計で10%以上の還元を受けることができるのでこれと送料が安い発送代行会社を使うだけでも小売仕入れでも十分稼げます。
商品リサーチに関しては外注さんやパートナーに任せてもいいと思いますがリサーチを人に任せるとしても何かしらのツールを利用しないと人件費がかさむだけなので時間短縮系のツール・サイトは積極的に活用するようにしましょう。
無料ツールに関してはAmazon輸出の無料ツールおすすめ6選のページをご参考ください。
Amazon輸出黎明期の頃は皆無料プラグインだけで頑張っていたので地道なリサーチだけでも行けたのですが今は個人事業主・法人として何かしらのAmazon系ツールを使っていない人は1人もいないと言っていえるくらいなので方法を工夫しないと差が開いていく一方です。
もしツールを使いたくないのであれば後ほど説明するように人脈を増やして自分だけの仕入れ先を最初から見つけていく方法でもいいとは思いますがビジネス慣れしていない人にはこちらは難しいのでなるべく小売でまず10万円は利益を出してから卸に移ることを推奨します。
小売仕入れで少しでも安く仕入れる方法
リサーチを行った上でどこで買うかが一番安いか分かったとします。
そしていざ仕入れの段階になったらハピタスのようなポイントサイトを活用しましょう。
機能はほとんど同じですが報酬は現金でなくマイルに換えることも出来るポイントで受け取ることになりモッピーをおすすめします。
これらのサイトは楽天やYahooショッピングで仕入れをする際に経由することで1%のキャッシュバックを得ることのできるサイトです。
1%と言うと少なく感じるかもしれませんがAmazon輸出ビジネスにしっかり取り組んでいくと月100万円の仕入れは当たり前になります。
するとそれだけでも毎月1万円、年間で12万円のキャッシュバックを得ることができます。
ビジネス資金として足しになるほどではありませんがボーナス的に入ってくるお小遣いとしては十分な数字と言えるでしょう。
物によっては1%でなくそれ以上の還元率でキャッシュバックを受けることのできるショップもあります。
Amazon輸出卸仕入れ
この方法のコツは最初に業界ごとの掛け率を調べておくことです。
本当はブランドごとに異なるのでブランドごとに分かればいいですが例えばホビーで任天堂なら9掛け、ホットトイズなら7掛け、コトブキヤなた6割など。
これを元にリサーチ時に小売価格ではなく卸価格を元に利益計算をします。
そして計算の結果利益が出るとわかり月の販売個数にも問題がなさそうな商品に対して実際に卸交渉を仕掛けます。
他の人はわりと小売で利益が出るものをさらに卸交渉の対象に入れている人が多いようなのですが私は最初から卸が取れる前提で計算しています。
こうすることで小売では赤字でも卸だと黒字になるという他の人が狙わないような商品を扱うことができ結果として利益が出るからです。
交渉は法人の方が有利ですが個人でも大丈夫です。有名メーカーはHPにディストリビューターの一覧が書いてあるのでそこに連絡をすることになります。比較的マイナーなメーカーは直接メーカーに連絡します。
そして卸交渉はメールと電話の二通りがありますがオススメは電話です。
自分(自社)の情報、現在の販路、なぜ相手の商品を扱いたいのか、具体的にどの商品を扱いたいかなど伝えましょう。
ちなみにテレアポは結構大変なので外注の方に任せて自分では戦略を練ることに集中したほうがいいです。
どんな卸でもいいのであれば100件交渉して50件ぐらい上手くいくと思いますがそのような卸は他の人でも取れています。
そうではなく100件交渉して10件くらいしか決まらないようなブランドとして成り立っている卸をなるべく取っていきましょう。
日本の場合メーカーからの卸はまず無理です。
職人さんや工房が作っているものは直で行けることもありますが問屋などから買うことになるでしょう。
ブランド名+問屋ブランド名+卸などで検索して交渉先のリストを確保しましょう。
こちらも自分でやるべき作業ではないです、人に任せましょう。
こうして少しずつ仕組みを作っていくといい卸が取れるようになっていきます。
卸交渉時の交渉文
卸交渉を進める上で重要なのは購入の意思と将来性を相手に示すことです。
そのためまとめ買いによる卸価格などありましたら1,5,10,30,100カートン買う場合のお値段をいただけたら幸いです、と具体的な数字を出して聞くようにしましょう。
またその際販路を聞かれると思いますが販路が海外Amazonだと卸してくれない場合があるので海外向けネットショップがベストです。
正直売上が立っているかどうかはそれほど重要ではないので見かけだけでもwixなどで作った海外向けネットショップがあれば十分です。
また海外向けの取扱いを禁止しているメーカーもあります。
その場合は国内向けに販売するとして仕入れて海外に売っている人も多いですがバレたら当然それ以後卸してもらえなくなります。
と言っても多くの人がやっているので暗黙の了解的な所はありますが推奨はしません。
Amazon輸出の仕入先開拓方法まとめ
小売で利益が出る商品
→月に3個以上売れる場合はライバルをチェックしてFBA
→月に売れる数が1個か2個の場合は
無在庫出品
おすすめはAmazon以外の仕入れ。
限定商品を買う場合は値崩れが激しいのですぐに送れるように物流にも気を配る必要があります。
欲張って仕入れすぎないように注意。
卸で利益が出る商品
利益が出る前提で大体で計算しリサーチ。
実際に交渉。
事前の仮定が間違っていることもあるのでその場合は経験値として蓄え次へ。
月に5~15個ほど売れるなどほどよく売れているものはライバルが参入しやすいので月に50個以上売れるような商品で低い利益率で回すか月に3個程度しか売れないような商品を高利益率で回すか、を考えたほうが上手くいきます。
ライバルと差を付けたいからといっていきなり卸を取ろうとする人はまず失敗します。
必ず小売仕入れから始めましょう。