中国輸入ビジネスにかかる時間を減らしたり効率化して売上を増やすためにはツールの導入・作業の外注化が必須です。
そこでこの記事では中国輸入必要なツールの機能をまとめました。
基本的にツールでできることはツールで、ツールでできない作業を外注化して、外注さんに出来ないことをアルバイトの方や社員に任せ、あなた自身は計画を立てることに集中しましょう。
中国輸入に使えるツールを知るためにはまず世の中の物販系ツールにどのようなものがあるか知る必要があります。
順に見ていきましょう。
目次
輸入ビジネス関連ツール
商品リサーチ系ツール
一般的な商品リサーチツールは中国輸入には使えません。
なぜなら一般的なリサーチツールは日本のAmazonと海外のAmazonの商品情報を比べて利益計算をしているものがほとんどだからです。
中国輸入の場合中国のタオバオやアリババにある商品と日本のAmazonを繋ぐ共通のコードはありません。
日本のJANコードのような番号は付加されていないのです。
そのため共通する商品画像を軸に商品を見つけてくれるリサーチツールが選択肢に上がりますが最近は稼いでいるセラーほど写真を自社で撮り直して加工しているのでこのようなツールで見つけることは出来ません。
ツールを使って見つかるのはレベルの低い中国輸入セラーの商品、と考えるとこの部分はツールを使うのではなく外注すべき作業となります。
在庫数・ランキング追跡ツール
こちらは単純な転売ではなくOEMやオリジナル商品の作成をする際に役立つツールです。
参照する商品ページの在庫数やランキングの変化を抽出し販売数を推定するツールです。
何社かリリースしていますが仕組み上機能の違いはそれほどありませんので料金や使い勝手等で選びましょう。
参考までに自社で運営しているアマトピアの在庫追跡機能の画面を掲載しておきます。

このような在庫数の変化から販売数を推定することができます。
なおFBA出荷でないと在庫数を自由に変えることができるので情報を取得しても正確でない場合があります。
またAmazon自体が出品を行っている場合もAmazonは在庫数を自在に増減させているので正確ではありません、販売数を予測する場合は必ずFBAセラーの情報を追うようにしましょう。
またランキングの変化だけでよければ無料で確認出来るサイトも多いのでツールを使うまでもありません。
新規出品メインの人はほぼ必須となるツールです。
価格改定系ツール
相乗り出品をする場合は必須となりますが新規出品をする場合はページを独占できるので当然不要です。
SEO対策系ツール
ページのSEO対策の評価、商品ページの集客状況のチェックや予測キーワードの算出などSEO対策は新規出品には欠かせません。
Amazon上で特定のキーワードを調べた際の検索順位の変化を調べるもので主にライバルの分析に使用します。

ランキングの上昇回数が8回なのでこの期間で”財布 メンズ ブランド”というキーワードで検索されて少なくとも8回売れていると判断できます。
このような強豪セラーがいるキーワードを特徴とした商品を作ってもまず勝てないのでライバルが弱いキーワードを見つけて商品を作っていくことになります。
以下のように参考商品のレビュー数の変化を追うことも大切です。

広告運用系ツール

中国輸入相乗り出品時も新規出品時も使えますが新規出品時は特に広告がないと最初から商品を売ることは出来ない為ほぼ必須となってきます。
中国輸入においては最も重要な機能と言えます。
具体的にはキーワード予測、とその広告単価(上位表示させる為に必要な単価)が広告運用には必要になってきます。
自分の商品ページとキーワードの関連性などは当然自分で判断するしかないのでここはアルバイトの方でも少し厳しいと思います。
ツールで作業を効率化した上で自分でやるか社員の方に任せましょう。
出品系ツール
AmazonのExcelのマクロを使った公式の出品ツールは非常に使いにくい為可能であれば他社のものを使った方がいいでしょう。
しかし大量出品の時には必須ですが中国輸入、特に新規出品時は一つ一つ出品してもそれほど問題はありません。
出品機能だけにお金をかける必要はないと言えます。
評価依頼系ツール

商品を購入してくれたお客さんに評価依頼を送るツールで何社かリリースしています。
有料のものがほとんどですがアマトピアのように無料のものも中にはあります。
相乗り出品、新規出品、どちらの場合も必須です。
需要予測系ツール
売上の分析はどんぶり勘定で済ませている方も多いですが独占販売やオリジナル商品のOEMを行なっている人が次回の発注量を決める際には需要予測が必須なので余裕がある人は導入しましょう。
在庫連動系ツール
出品者出荷の場合商品受注管理、ラベルの印刷などをセラーセントラルからやっていると時間が掛かる場合があります。
Amazon以外でも販売を行なっている方の場合は必須と言える機能です。
結局中国輸入に必要なツールって何?

相乗り出品をするのであればリサーチは外注化したほうがいいので優先順位が高い順に
- 商品リサーチ機能
- 価格改定機能
- 広告運用機能
- 評価依頼機能
の4つです。
初心者かつお金に余裕があれば画像検索系の商品リサーチツールを使うのもアリです。
新規出品をする場合は
- 在庫・ランキング追跡機能
- SEO対策機能
- 広告運用機能
- 評価依頼機能
の4つがあれば大丈夫です。
最初にも書いた原則をもう一度思い出してください。
ツールでできる事はツールで、できなければ外注の人に、それでもできなければアルバイトや社員の方に任せてあなた自身は計画を立てる事に集中するということです。
なるべく固定費を下げる為です。
社会全体のことを考えた場合もっと雇用を増やしましょう、と言いたいところですが何よりも大切なのはまずあなた自身がきちんと稼ぐ事です。
その地盤が出来てから社会貢献を考えましょう。
その為にはなるべく固定費は下げて少ない人数でできる仕組みを作っていくべきです。
それ儲かるならどんどん人を増やしていけばいいだけです。
最初から高い家賃の事務所を借りて大勢雇ってという形で成功しているところはほとんどありません。
どんな大会社でも少ない人数から始めています。
AIが雇用を奪っていくようにツールレベルでも雇用を奪っていくと思います。
しかしこれは止められない流れです。
産業革命が起きた時に機械が人の雇用を奪ったように社会が便利になっていく上で避けられない事です。
いずれはBI(ベーシックインカム)などの導入により働かなくてもいいようになるかもしれませんがそれはまだ先の話です。
機械に奪われる雇用があるならそのルールの中で生きていく手法を身につけていく必要がありその一つが一芸に秀でる事。
スポーツ選手や芸術家、職人、学者、エリートサラリーマンになることです。
もう一つが自分で会社を経営する事です。
個人事業主としてでもいいです。
会社が出来たのなんてほんの200年間の話でそれまでは個人事業主の方が多くまた時代の流れで働き方は変わっていくでしょう。
今が時代の境目にあるだけです。
中国輸入は仕組み化しやすいビジネスです。
初心者の方がいきなり全ての作業をツールで代替しようと思ってもお金がかかりますのでまずは手動で利益を出していきましょう。
ツールはなくても利益は出せます。
単に時間が掛かるだけです。
そして自分の時給を上げていく為にも少しずつツールを導入していきましょう。