輸入ビジネスでの起業に対する考え方【最初におさえておくべきこと】

起業する真の目的は
人それぞれあると思いますが
表面的な形としては
お金を稼ぐことが
目的になると思います。

貧乏父さん金持ち父さんを
例に出すとお金を稼ぐ方法は
以下の4つに分類されます。
(わかりやすい例えなので
そのまま用いています)

  1. Employee(従業員)
  2. Self-employee(自営業者)
  3. Business-owner(オーナー)
  4. Investor(投資家)
quadrant

まず起業したい人の多くは
従業員という属性かあるいは
まだ学生でどれにも属していない
状態にあるかと思います。

そのまま時給をあげることを
意識していっても必ず
限界がきます。

企業に依存していることになるので
流動が早い今の時代大企業に
属していてもリストラに
遭う可能性もあります。

公務員であれば
リストラの可能性は
ほぼありませんが
今度はお金を稼ぐというのが
難しくなってしまいます。

自営業者としての輸入ビジネス

この状態に抗うには
起業という選択肢を
取る必要があるのです。

第一段階として
次のステップである
自営業者になるということです。

医者や弁護士も
開業すればここに含まれます。

雇われ時代に多額のお金を
貯めていればこのステップを飛ばして
ビジネスオーナーになることも可能ですが
ここでは最も大きい割合を占める
起業のステップアップの
流れについて話しています。

自分の時給は自分の働きで決まります。
誰かに決めてもらうものではなくなります。

その代わり一時的に安定を失います。
適当にしていても
もらっていた給料は出なくなります。

給料が安いと会社に
不満を感じて独立しても
毎月決まった給料を払ってくれた
会社に今更ながら
感謝を感じることもあるでしょう。

しかし起業の第一歩として
必要なステージです。

自由の代償はそれほど
安くありません。

輸入ビジネスで言うと
商品リサーチを自分で行って
商品の買い付けや発送も
自分で行うステージです。

今は簡単に外注化できるので
一人でやっているという感覚は
薄れている時代かもしれませんが
起業資金もそれほど多くなく
ビジネスに慣れていない段階なので
変な情報商材を買ったり
変な塾に入ってしまい
資金を減らすこともあるでしょう。

まだ投資という感覚も
身についていないと思いますが
この段階からビジネスとは
投資であるということを
理解しておくと
その後の結果も大きく変わってきます。

楽をしたいから誰かを雇う、
という考えでは
成長は望めません。

人に任せて浮いた時間で自分が
別のことをして収入が増えるのであれば
それは投資としての価値があります。

私は輸入ビジネスで
起業したいという方、初心者の方には
無在庫販売を推奨しています。

投資の感覚を掴めるからです。

お金を稼げるようになってくると
多少の失敗は気にしなくなります。

しかしこれはいいことでもあり
悪いことでもあります。

もちろんビジネスをしていれば
お金が常に減らないということはありません。

10回投資をすれば(商品を買い付ければ)
1回は損をすることもあるでしょう。

起業当初はこれほど率がよくなく
10回やったら5回はうまくいかないと思います。

ここで諦めない人が
成功すると言ってしまえば
それまでなのですが
例えば逆立ちをできない人に
いきなりバク転をやらせてみても
まずできません。

ではバク転をしたほうが
お金がもらえるとして
いきなりバク転にチャレンジしますか?

バク転に失敗して無駄な恐怖感を
覚えたり怪我をしてしまわないように
基礎である逆立ちからするべきです。

輸入ビジネスでも同じように
在庫を持った販売をする前に
無在庫販売をすることを
推奨しています。

そうして市場の感覚を
身につけてから在庫を身につけないと
99%在庫を抱えてしまいます。

在庫管理、需要予測は
プロでも苦労してやっているので
初心者ではまず完璧にこなせません。

仕入れた商品の5割は売れた、
残りの5割は売れていないけど
次第に売れていくだろう、まずまず成功。

このように商品を仕入れて
半分しか売れていないのに
楽観視しているようであれば
危険な状態です。

投資を理解できていません。
それはギャンブルに近い側にあります。

これを無在庫販売から始めれば
いざ在庫を持つようになっても
在庫になるのは2割くらいか
あるいは逆に在庫不足の状態で済むでしょう。

この場合も完璧な状態ではないので
その後勉強を重ねる必要はありますが
少なくともキャッシュフローの停滞は防げます。

無在庫販売の唯一と言ってもいいリスクは
仕入先の確保ですが
この辺りをシステム化したり
出品、買い付けを人に任せられるように
なると小規模ですがビジネスオーナーの
段階に移行することができます。

ビジネスオーナーとしての輸入ビジネス

自分で作業している内容を細分化しましょう。

商品リサーチ、
在庫管理、
買い付け、
配送、
顧客メール対応、
広告管理、
商品ページ作成

などこれらは
全て人に任せることが可能です。

しかし人に任せるには
お金がかかります。

だからこそ
自営業の時点で
仕組みを作っておく必要があります。

特別なセンスなどいりません。
まず誰にでも出来るように
落とし込むのです。

在庫あり、利益率20%以上のものを出品、
売れたら代行会社に発送、
量が増えてきたら自分で契約を取り発送。

在庫切れはアカウント評価の低下を招くので
在庫は常に監視。

クレジットカードで買いつける部分まで
外注するのはさすがに危険なので
その場合は人を雇用していく必要がありますが
仕組みができれば利益が
10万円でも出ていて
その作業を5万円で人に任せられるのであれば
それで仕組みは完成です。

この5万円はあなたが働いて稼いだものではなく
ビジネスオーナーとして権利収入を
得たことになります。

そういったビジネスモデルを
構築した対価です。

一度その状態を作れば
何もしないで毎月5万円入る状態が作れるので
他のビジネスに時間を使うことも
あるいはさらに深掘りして
その収入を10万円、20万円と
増やしていくこともできます。

5万円程度であればおすすめは後者です。

少なくとも一つの
ビジネスで利益で30万円程度入るくらいまでは
深掘りするべきです。

その後は他に行っても
どちらでもいいと思います。

こうしてビジネスオーナーとしての
いくつもビジネスを所有していけば
ほぼ何もせず月100万円稼ぐくらいは
それほど難しいことではありません。

ただその仕組みを作るまでに
平均して1,2年はかかります。

無在庫販売や仕組みづくりについては
ブログにまとめているので
読んでみてください。

投資家としての輸入ビジネス

ビジネスオーナーとしての
収入を確保した後に
あなたがすべきなのは投資です。

設備投資や人材投資ではありません。
それはすでにビジネスオーナーの段階で
済ませておくべきことです。

ここでの投資は純粋な意味で
お金を使ってお金を稼いでいくことです。

例えばすでに回っている会社を
500万円で買う、配当利回り5%の株式を買う
といった意味になります。

完全に何もしないというのは難しく
2週に1回、あるいは月に1回くらいは
手入れをしたほうがよりいいのですが
それでもなるべく自分の時間を割かなくても
いいものを選びましょう。

基本的に成功したジャンル以外に
ビジネスオーナーとして手を出すのは難しいです。

例えばフレンチレストランを
成功させた人が
証券会社をトップに立って運営しても
ほとんどの場合うまくいかないと思います。

しかし投資家という立場に立ち
ビジネスモデルや経営状態を把握して
株式に投資したり
ベンチャー企業に投資する分には
どんなジャンルにでも踏み込むことができます。

あるいは物販ビジネス自体も
投資ビジネスとして捉えることができるので
すでに自分で作り上げた仕組みに対して
Aという商品が2000万円で独占できる、
在庫は5000個、粗利益率は40%、
在庫がはけるのがちょうど1年かかると
予測できるのであれば
それは年利40%の金融商品と
同等に扱うことができます。

正確には在庫コスト、それを取り扱う
人件費も考慮に入れるので
この場合だと純利益率はおよそ20%台に
落ちるとは思います。

このステージでは完全に
お金でお金を増やしています。

マネーゲームと揶揄されるかもしれません。
しかし自由な時間を作って
それでいてお金を稼ぐには
形はどうあれお金を使って
お金を稼いでいくのが
一番再現性があります。

スポーツ選手や画家などの
アーティストになるという方法もありますが
こちらは再現性に乏しいです。
なれるのであればぜひそちらを
目指してお金を稼いでいただきたいです。

しかし今の仕事が好きではない、
お金を稼ぎたい、
自由な時間が欲しい、
そういった願望があるのであれば
従業員から自営業者、
自営業者からビジネスオーナー、
ビジネスオーナーから投資家へと
遷移していく必要があります。

いつまでも自分で作業をしている
自営業者は
雇われて働いている時よりも
不幸な状態にある場合も多いので
副業のまま仕組みづくりをして
一気にビジネスオーナーになるのも
いいと思います。
実際私はそうでした。

投資とはお金を減らさないことです。
安定した運用法を手に入れて初めて
心の安寧も手に入れることが出来ます。

ものを売る、ということ自体は
なくなる商売ではないですし
市場流動性が低く株の世界よりは
ライバルが弱いので
投資に慣れていない人も
やりやすい分野だと思います。

それでもいきなり在庫を仕入れるのは
リスクがあるので途中で紹介したように
まず無在庫販売から始めて
着実にステップアップしていきましょう。

今回の記事は考え方に関する部分が
多かったですが具体的な方法論については
Amazon輸入ビジネスで起業する方法を全公開
という記事のまとめていますので合わせてご参考ください。

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