Amazonのカートボックス(Buy Box)取得方法

amazonカート取得

Amazonのカートボックス(Buy Box)を取得するには、最安値にするだけでなく、出品者評価・配送スピード・在庫管理など複数の要素を総合的に最適化する必要があります。この記事はAmazonでライバルより価格を安く設定しているのにAmazonのメインカートが取得できない、あるいはそもそものカート獲得の仕組みが知りたいという方のために書きました。

Amazonのカートボックス取得条件

カートボックスの取得にはAmazonが公式に示す5つの条件に加え、商品価格・出品者評価・在庫数の3要素が重要です。

Amazonが公表しているカートボックスの取得条件は以下の5つです。

  1. 注文不良率
  2. その他の出品者のパフォーマンスの指標
  3. 配送スピード等、商品と共に購入者に提供されるショッピング体験全般
  4. Amazon.co.jpに出品している期間や取引数
  5. プライムマークを取得しているか

プライムマークを取得するには以前はFBA出品であることが必須でしたが、現在は出品者出荷でもマケプレプライムというサービスを活用するとプライムマークを取得可能です。

マケプレプライムの利用要件

マケプレプライムの利用要件は以下の通りです。

  1. Amazonで定める配送品質の維持
    -期日内配送率(予定日までの配送完了率)が96%以上
    -追跡可能率(有効なお問い合わせ番号/伝票番号入力率)が94%以上
    -出荷前キャンセル率が1.0%未満
  2. 出品者様が選択するプライム対象地域への「お急ぎ便」の提供
  3. Amazonプライム会員に対して、プライム対象地域への通常配送とお急ぎ便を無料で提供
  4. Amazon上で追跡が可能な配送方法のご利用
    (ヤマト運輸、日本郵便のお問い合わせ番号がある配送方法)
  5. Amazonのポリシーに基づく返品・返金対応

公式条件以外の重要な3要素

Amazonが公式に提示している条件以外で、カートボックス取得に大きく影響するのは以下の3つです。

  1. 商品価格
  2. 出品者評価
  3. 在庫数

それぞれについて詳しくみていきます。

Amazonの商品価格は最安値にすべき?

最安値にする必要はありません。販売実績や評価が良ければ、カート価格より10%程度高くてもカートボックスを取得できます。

Amazonで商品を売る時、最安値で設定していませんか?ライバルが多い商品ならこれは誤りです。

今はAmazon公式のものでもサードパーティ製のものでも自動化ツールがあるので、ライバルの最安値に対して1円安く設定することもできます。しかし商品を最安値に設定する行為はいたちごっこになってしまうのでやってはいけません。

最安値競争が危険な理由

そもそもなぜ最安値にするかというとメインカートを取るためです。確かにメインカートを取れればそうでない時と比較して何倍も売れます。商品が売れれば当然利益につながります。

しかしメインカートを取る為に価格競争をして利益が出ない価格で販売してしまっていては本末転倒です。海外商品と日本商品の価格差がなくなれば消費者は嬉しいかもしれませんが、経済としては致命的です。失業者があふれて結果的に給与水準は下がり、いわゆるデフレスパイラルという状態に陥るので全く好ましい状況ではありません。

最安値でなくてもカートは取れる

最安値を取られても無視してください。Amazonのメインカートは値段だけで決まっているわけではありません。

こちらが1900円で売っている商品を相手が1899円に設定してきても、販売実績や評価がよければメインカートが取れます。もっと言うと100円高くても取れます。経験上10%程度までは高くても大丈夫です。

特に最近Amazonが簡易的な価格改定システムをセラーセントラル内に導入し、メインカートよりいくら低いという設定が出来るようになりました。このことにより値下げ合戦が起きやすいですが、そもそもそのような初心者が参入しやすい商品は扱ってはいけません。

ライバルが多い商品は避けるべき

相手が大手でも難しいですが、大手は価格競争が無駄なことをよく分かっているので同じ値段に設定しましょう。やはりまずはライバルと被らない商品を出品することが大切です。

目安はライバル10人以下。10人以上ライバルがいるならその商品は、特別な仕入れ先から卸していない限り扱わない方がいいです。

FBA vs 出品者出荷の価格戦略

またメインカートを取得しているセラーが出品者出荷のセラーかFBAセラーかでも戦略は変わってきます。以下のようになっています。

編集
カート取得者の出品形態FBAFBA自社出荷自社出荷
自分の販売形態FBA自社出荷FBA自社出荷
戦略カート価格に合わせる。
評価で負けているなら最安値にする。
最安値にする。カートボックスより10%程度高い価格でもOK。こちらのリードタイムの方が短い場合カートボックスより10%程度高い価格でもOK。
リードタイムが

セット売りで差別化する方法

対策としてセット売りなどにして他の販売ページに出すという方法もあります。もちろんセット売りにしてもライバルセラーが相乗りをしてくる可能性はありますが、その数は大幅に減ります。

Amazonの出品者評価の重要性

出品者評価はカートボックス取得に大きく影響し、粗悪な商品販売は全出品ページの評価に悪影響を及ぼします。

相乗り出品の場合、価格は重要な要素になってきますが、それでも最安値だとカートが取れるわけではないことを説明してきました。安いとはいえ粗悪な商品を売ると評価が悪くなるので、相乗り出品している他のページまで影響してしまいます。

Amazonで評価を上げる方法を活用しつつ、出品者出荷の方は特に以下の点に気を配りましょう。

  • 配送遅延の防止
  • メールの返信を迅速に行う
  • 商品品質の維持

あくまで適切な在庫数が重要

在庫数が多いほどカート取得に有利とされますが、その影響は価格や評価と比べて小さく、過剰在庫はキャッシュフローを悪化させるため避けるべきです。

Amazonでは在庫数が多いセラーほどカートボックスを獲得しやすくしていると言われていますが、価格や評価の影響に比べるとそれは微々たるものです。過剰在庫はキャッシュフローを悪化させる最大の要因となるので、カートボックスを取得するために多めに在庫を用意するというのも本末転倒です。

適切な在庫管理のポイントは以下の通りです。

  • 初回仕入れであれば、商品データに基づいた需要予測を行う
  • すでに出品している商品であれば、実売データに基づく需要予測を行う
  • 適切な仕入れ数になるよう調整する

Amazon本体が出品している場合の注意点

Amazon本体が出品している場合、Amazonは在庫数を自由に変動させることが出来るため在庫数で競うことは難しいです。価格や評価などその他の条件で戦うことも難しくなってくるため、その場合は出品を控えるようにしましょう。

Amazonのカートボックス(Buy Box)取得方法まとめ

カートボックス取得の鍵は「最安値にしないこと」と「出品者評価を高く保つこと」であり、状況に応じた戦略の使い分けが成功のポイントです。

  1. 最安値がいいとは限らない(10%高くてもカート取得は可能)
  2. カートボックスを取得している出品者の販売形態(FBA/自社出荷)に合わせて価格改定を行う
  3. 評価はとにかく大切 – 配送遅延防止とメール対応を徹底する
  4. カートを取るために在庫数を増やす必要はない – 適切な需要予測に基づいて仕入れる
  5. Amazon本体が出品しているページには要注意 – 勝ち目が薄い場合は出品を控える

状況に合わせた戦略を立ててカートボックスを取得していきましょう。ライバルが10人以下の商品を選び、無駄な価格競争を避けることが利益最大化の近道です。

よくある質問

Amazonのカートボックス(Buy Box)とは何ですか?

カートボックスとは、Amazon商品ページにある「カートに入れる」ボタンの横に表示される出品者枠のことです。カートボックスを取得すると、他の出品者と比べて圧倒的に売上が増加します。複数の出品者が同じ商品を販売している場合、Amazonが設定した条件に基づいて表示される出品者が決まります。

Amazonで最安値にしてもカートが取れないのはなぜ?

カートボックスは価格だけで決まるわけではなく、出品者評価・配送スピード・出品期間・在庫数など複数の要素で判定されます。評価が低い、配送品質が悪いなどの場合は最安値でもカートを取得できません。逆に、販売実績や評価が良ければカート価格より10%程度高くてもカート獲得が可能です。

FBAと出品者出荷ではどちらがカートを取りやすい?

FBA(フルフィルメント by Amazon)の方がカートボックスの取得に有利です。自社出荷の場合はマケプレプライムを活用してプライムマークを取得することで条件を改善できます。カート取得者がFBAで自分が自社出荷の場合は最安値にする必要がありますが、逆の場合は10%程度高くても取得可能です。

カートボックスを取得するために在庫は多く持つべき?

在庫数の影響は価格や評価と比べて小さいため、カート取得のために過剰在庫を抱える必要はありません。過剰在庫はキャッシュフローを悪化させる最大の要因です。商品データや実売データに基づく需要予測を行い、適切な仕入れ数を維持しましょう。

Amazon本体が出品している商品でもカートは取れる?

Amazon本体が出品している場合、在庫数を自由に変動できるため在庫数での競争は困難です。価格や評価でも勝ちにくいため、Amazon本体が出品している商品ページへの出品は基本的に控えることをおすすめします。ライバルが10人以下の商品に注力する方が効率的です。

~物販ビジネス講座メルマガ~

各種物販ビジネスについて一般的な有料コンサルティング以上の内容に仕上げたメール講座です。
※現在特典の資料および限定動画があるのは無在庫販売の講座のみになっています。他の講座の特典は鋭意作成中です。