Yahooショッピング無在庫販売の方法【規約では禁止?】

Yahooショッピングの無在庫販売の方法について解説する前に無在庫販売が可能なのかどうかについて解説します。

まずヤフーショッピングの規約のガイドラインを確認をすると、「商品の在庫が確保されていないにもかかわらず商品掲載を行う、見せかけ行為」が禁止されています。

しかし無在庫販売自体は禁止されておらず有名店でも取り寄せ販売を行っています。

この辺りはAmazonなども同様で小売仕入れの転売型の無在庫販売は禁止されていますがメーカー・卸仕入れの無在庫販売は問題ありません。

またメーカー・卸仕入れでなくても海外から発送するような場合も無在庫販売が可能になっています。

他店の商品に価格を上乗せしたりAmazonや楽天に出店されている商品に価格を上乗せして転売・直送するタイプの無在庫販売は禁止されていますし迷惑行為でしかないので注意しましょう。

Yahooショッピングでの無在庫販売の方法

メーカー・卸仕入れの無在庫販売が認められていることはすでに述べた通りですがこれだけだと一部のセラーしか取り組めないことになってしまいます。

実はもう一つYahooショッピングと相性のいい仕入れ方法があります。

それが韓国仕入れ・中国仕入れです。

韓国や中国のノーブランド商品を仕入れているだけでは大勢のライバルに埋れてしまい集客できないのでまず商標を取って自社ブランド化する必要があります。

参照:商標登録の方法

その上で商品が売れた際にブランドタグを付けて発送するような無在庫販売が人気を博しています。

今の所海外からの発送も認められているので韓国や中国などからの直送でも問題ありませんがキャンセルを繰り返すようなマナーの悪いセラーが増えたら海外発送自体が禁止されてしまうかもしれません。

しかしこれにも対応策があります。

EMSなどを使うと発送元が海外と分かってしまいますが国内の通関後日本のクロネコヤマトなどに引き継いで送るような発送方法の場合購入者から見て国内配送しているようにしか見えないため仮に海外からの直送が禁止された後でも使えることになります。

実際メルカリなどは海外からの発送が禁止されていますがこの方法を使えば実際は海外からの発送でも問題なく送ることが出来ます。ただし一般的な配送方法では無いため物流会社や代行会社を使わないと難しいです。

Yahooショッピング無在庫販売の注意点

ペナルティ制度

Yahooショッピングにはペナルティの制度があります。ペナルティが溜まるとアカウントが停止になります。

しかし無在庫販売をしているということだけでペナルティが付くことはありません。

  • 発送遅延
  • 発送キャンセル
  • 商品破損によるクレーム

などがペナルティの原因となります。

このどれもが無在庫販売と関係性があるため無在庫販売=ペナルティというイメージがついているのかもしれません。

まずリードタイムが長い配送方法や追跡番号のない配送方法で送っていると遅延や紛失の原因になるのでおすすめしません。追跡番号のない方法で送らないと利益が出ないという場合はそもそもその商品は無在庫販売で扱うべき商品ではないので諦めましょう。

また多くのショップが記載しているので見慣れているかもしれませんがや交換、キャンセルについて明記する必要があります。具体的には発送後のキャンセルは受け付けられない旨を書いておきましょう。

出店まで時間がかかる

yahooショッピングの出店には審査が必要です。

取扱商品の審査や受け取り口座の審査、決済サービスの審査などでなんだかんだ1.5ヶ月くらいはかかるので早めに開設しておくようにしましょう。

集客が難しい

ブランドの並行輸入品を扱うような場合はそのブランドのネームバリューで集客可能ですが自社ブランドを立ち上げるような場合は広告やSNS、アフィリエイトなどを使わないと集客が難しいです。

しかしYahooショッピングのストアマッチ広告は細かなキーワードの指定ができないため広告費が高くなりやすいです。また無在庫販売とモール内広告の相性も良くないので自社ブランドを含め知名度が低いブランドを無在庫販売でコストをかけずに集客したいという場合はYahooショッピングだけで販売するのはおすすめできません。

Amazonや楽天、Shopifyなどでマルチチャネルで販売していきましょう。

そしてどうしてもコストをかけたくなければ無在庫販売は禁止されていますがメルカリやヤフオクなどの併売をしていきましょう。

Yahooショッピング無在庫販売で扱うべき商品・仕入れ先

Yahooショッピングは男性の方がユーザー数が多いことで知られていますがほぼ変わらないので男性向け商材・女性向け商材のどちらを扱うべきかは意識しなくて大丈夫です。

小売仕入れを前提とするなら欧米輸入であれば下記のような並行輸入品を中心に扱うことになります。

並行輸入の場合は海外のAmazonやebayなどで仕入れます。

中国仕入れであれば中国輸入で売れるもののページを参考にしてみてください。

参照:中国輸入で売れる商品例

無在庫と有在庫で売れるものは大きく変わりません。強いていうのであれば商品が売れてからラベルが付けやすいアパレル系商材がおすすめです。

実際に仕入れるサイトとしてはタオバオかアリババを使うことになりますが初心者のうちは1ロットから仕入れ可能なタオバオを利用して売れるようになったらロット数は増えるものの仕入れ額の安いアリババを使いましょう。

ただし売れてから切り替えるよりも最初から先行投資と考えアリババ仕入れで始める人の方が上手く行っている印象です。誰かに教わった上でチャレンジするのであれば最初からアリババ仕入れがおすすめです。

参照:アリババ仕入れの方法

あくまで商標を取ってブランド品として特定のカテゴリに絞って無在庫販売を行い商品が売れた際に商品にタグを縫い付けたりロゴを刻印するようなやり方でないと長く続けることは不可能です、

ツールを使って大量出品すれば売れるような時代は遥か昔に終わっています。これはAmazonでも楽天でも同じです。未だにこのようなレベルの低い内容を教えている塾やコンサルもあるようなので気をつけてください。

Yahooショッピング無在庫販売の方法

総合するとYahooショッピング無在庫販売でおすすめなのは中国・韓国仕入れで海外直送でも発送元を国内発送扱いにできる物流会社・代行会社を使いましょうという話でした。

長く続けたいならノーブランドはNGで、物自体はノーブランドでも売れた際にブランドネームを付与できるようにしYahooショッピング以外で併売するようにする。

商品はなるべく印字しやすい物、すなはちアパレル商品がおすすめです。利用する代行会社によってはレーザー刻印が出来る所もありますがアリババの使用を前提とするとインテリアや雑貨などはロットが増えやすいのであまりおすすめ出来ません。
無在庫からブランド化するD2Cの成功事例としてはやはりアパレルが多く、在庫を持つD2Cを入れるとコスメ系も多いです。ただしコスメは国内で仕入れるのが一般的です。

また大きく伸びるD2Cブランドはスポーツ用品やインテリア、旅行用品、食品などアパレル以外の分野から出てくることもあるのですが無在庫販売がしづらいのとレベルの高いマーケティング力が必要になるのでやはり無在庫販売の第一候補としてはアパレル系を考えましょう。

アパレル系とざっくり言っても服だけでなく靴、カバン、アクセサリー、メガネなど色々ありますしロットが少なければ雑貨などでも成立する手法なので自分なりの考えがある人はぜひアパレル以外で無在庫D2Cを成功させてその分野の第一人者となってください。

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