副業で物販を始めて利益が100万円になったらいよいよ専業でやってみよう、と考えている方は多いかもしれませんが気になるのは副業でどこまでいけるの?ということ。
まず本業でやっている人はどのくらい稼いでいるのか、ということから話すと私の周りでは月利で300~500万円位の人が多いです。
よく言う周りの5人の平均年収が自分の年収であるという言葉はあながち間違っていないと思います。
では副業で物販をしている人はいくら位稼いでいるのでしょうか?
副業としての物販収入
私の知る限り副業として物販をやっている人の最高益は月利120万円です、その人はその後独立しました。
副業時代は朝6時に起きて会社に行って夜9時に帰ってきてそこから副業で商品リサーチなどをして朝4時に寝るという作業を続けていたそうです。
恐ろしいですね。
副業ということであくまで法人化せずにやっている方の数字です。
本業が忙しくなくしかも法人を持っても問題ないというケースであれば副業で月利1000万円や2000万円の人もごく稀にいます。
しかし正しい統計データを持っているわけではありませんが今まであったことのある人で副業をしている人の中央値は月利20万円を下回っていると思います。
その人たちのやり方を見ていると全部自分で作業しています。
だから副業といっても結局時間給になってしまっていて時間が有限である限り上限が決まってしまいます。
また断続的に稼いでいる人が多い印象を受けました。
例えば7月は20万円、8月は5万円、9月は15万円といった様に。
これだと積極的に投資していくことも出来ないのでいつまでも限界を超えることはできません。
必死で副業して収入がそこまで増えないのであれば
会社で残業するのと変わらないですし評価される分(されない会社もありますが)
会社で残業したほうがいいことだってあります。
ここで言いたいのはそもそもの方法が間違っていないですか?
ということです。
まず確認したいのはなぜ副業をやっているかです。
当然お金が必要だからでしょう。
ではお金が入ればいいのでしょうか?
違いますよね、時間も欲しいわけです。
これは日本で金融教育というものが行われていないことが原因の一つだと思いますがお金を稼ぐには大きく分けて2つあります。
- 時間を使って稼ぐ
- お金を使って稼ぐ
副業をして時間の余裕がない人はほとんど1番のやり方をしています。
お金を使って設備を導入したり人に仕事を振ることができる人はお金だけでなく時間を生み出すことができます。
すると浮いた時間でビジネスについての勉強ができます。
ここが重要です。
ここで遊んでしまうと伸びません。
最初は誰でも時間を使ってお金を生み出していかなければなりませんが次第にそれがお金を使ってお金を生み出していけるようになります。
副業を抜け出すにはレバレッジを意識する
お金を使ってお金を生み出すといっても100円を200円にするのと100円を300円にするのは違います。
これを測るのが投下資本利益率(ROI)という指標で物販でも株でも不動産でも同じ尺度で考えることができます。
短い人生で効率良くお金を稼ぐにはレバレッジをかける必要があるのです。
これに加えてキャッシュフローの概念や自己資本か借り入れか、タイムスケールはどれ位かなども考えなくてはなりませんがどれであってもお金を使ってお金を稼いでいるのです。
1時間という時間にお金を付けられてその対価にお金をもらうやり方では必ず頭打ちが来ます。
時給3000円だとしましょう。
1ヶ月休みなく毎日8時間働いたとしても
30×8×3000=720,000円です。
物販に限らず月にこれ以上稼いでいる人は思っているよりもいます。
もちろん日本の人口比で考えるとそれほど多くないかもしれません。
しかしなぜ自分と日本人平均を比べる必要があるのでしょうか?
人は人です。
収入を大っぴらに言うのはあまり品がないので本来は避けたいのですが私は20代前半で月収100万円を超えていました。人口比でいうと上位0.1%です。
20代前半の若造でも頑張れば出来たのですから出来ない理由がありません。
しかしお金を稼いでいる人にとって100万円という数字はほんの序の口です。
労働収入しかない人には限界に近い数字ですが有価証券や債券、不動産、会社を所有している人から見れば入り口にすぎない数字なのです。
レバレッジをかければ収入は今より増やせます。
もちろん簡単には無理です、勉強は必要です。
私はあまり好きな本ではないのですが金持ち父さん貧乏父さんという本にも似た様なことが書かれています。
なぜ好きでないかというと貧乏父さんという言葉がセンセーショナルで別に父親としての価値は貧乏とかそういう所ではないだろ、と思うからです。
投資ビジネスとしての物販
話を戻して私は物販ビジネスというものを不動産や株と同じ次元で捉えています。
株は100万円位から不動産は500万円位から出来ます。
物販は50万円位から出来ます。
もっと少なくても出来ますが経験上投資効率が悪くなります。
株のリターンが10%だとして10万円なら1万円、100万円なら10万円、1000万円なら100万円です。
物販はもう少しリターンが高いので株より少ない額から始めても問題ないと考えているというわけです。
しかしその流動性から単一の商品ばかり扱っていると頭打ちが来るので物販より株や不動産の方が投資効率がよくなる段階もあると思います。
しかしその場合でも事業を人に任せて継続する、あるいは事業自体を売却するという手段を取ることができます。
実際私は今までに2社売却した経験があります。
物販を副業でやるのであれば巷で言われている様な転売ビジネスとしての方法ではなく投資ビジネスとしての方法を学んでください。
なんとなく人気らしいからなんとなく仕入れて売っているという人はギャンブル的に株を買っている人と変わりありません。
そもそも本当のギャンブラーは期待値が1を上回る(であろう)勝負しかしません。
長く続けていればお金が減る様な方法には投資しないのです。
元本を取り戻すのには時間がかかります。
元本を失わないことが重要なのは株と一緒です。
決してなんとなくで商品を買ってはいけません。
リスクをやたらと恐れる人は起業できません。
リスクを恐れない人は起業してもそのうち失敗します。
リスクをコントロールしようとする人だけが継続してお金を稼ぐことができます。
物販を副業として成功させるにはどうするべきなのか?
話はやや逸れましたが本来副業でも収入の上限はないのです。
ただ一定以上稼ぐ人は本業をやめて独立してしまうだけです。
副業から抜け出せないのはそもそもの思考が異なるからです。
事業としてやるのであれば安定した調達は必須です。
そのためせどりはやめてください。
せどりの調達は安定しません。
(事業者として大口の仕入れ先を確保できるのであれば話は別です)
小遣いとして月20万円労働収入が加わるだけでいいのであればおもちゃやゲームの限定品が出るたびにネットショップ用のスクリプトを組んで購入する様な拙い方法でも到達できるでしょう。
しかし安定はしません。
まずは思考法を変えることです。
勉強にお金を使いましょう。
そして最初は時間を使い収入を得られるようになりましょう。
次に自分の時給を計算しましょう。
そしてその時給より安く人に任せられる作業は人に任せましょう。
最初は成果報酬の方がいいかもしれません。
すると時間が浮きます。
その時間で勉強したり人と会ったりビジネスの未来図を考えましょう。
そうして少しずつ自分でやる作業を無くしていきましょう。
ずっと続けていると自分でやることがほとんどなくなってきます。
通常ここまで来るのに2年はかかります。
そこで新たなビジネスを考えたり新たな投資対象への投資も考えていきましょう。
結局本業でやるのも副業でやるのも方法は変わりません。
むしろ本来は副業の人ほど時間をいかにして確保していくかを考えるべきなのです。
本業で行うための方法はブログにまとめています。
副業でやっているからと自分に言い訳せずやるなら本気でやりましょう。
欲望には正直になったほうがいいです。
あと月5万円欲しい、現実的にそうだとしても本当は月100万円位稼いで独立するのが夢なら本気で取り組む必要があります。
今の仕事に満足していて作業しても小遣いとして5万円が欲しいだけであれば特別勉強する必要はないですし私のブログを見るよりせどり系のブログを見るかあるいはアフィリエイト系のブログを見たほうがいいと思います。
物販で起業、物販で独立。
それを目標にしている方は今後もお役に立てる情報を更新していくつもりなのでぜひチェックしてみてください。
また具体的に副業として輸入ビジネスを実践している人が考えるべきことを以下の記事にまとめていますのでよかったら参考にしてください。
参照:副業としての輸入ビジネス