Amazon輸出無在庫販売の方法と今とるべき戦略【2024】

無在庫

この記事はAmazon輸出無在庫販売に関する記事です。

輸出の無在庫販売は非常にいいビジネスモデルであり正しいやり方を知っていれば稼ぎやすいです。

しかし他の記事にも書いていますが無在庫販売はそのビジネスモデルの性質上人に教えるメリットが薄いためコンサルティングなどでは提供していません。

私が行なっている方法は一般的な無在庫販売と異なり事業売却まで持っていけるビジネススキームだと確信しているので数年後(2027年頃)の売却後に公開予定です。

ただそれだけ書くと結局利益を出したい初心者が方法を知らずに無謀な売り方をして無在庫販売に対する規制が強化されたり、結局巷に溢れる変な無在庫塾に入会しかねないのでそうならないために最低限押さえておくべき基本についてこの記事にまとめました。

無在庫販売の歴史

無在庫販売というものが初めて世に広まった時仕入れてから売るというのが当たり前の物販の世界に風穴を開けました。

しかしその風穴はすぐに塞がりました。

最初に広まった無在庫販売の方法は輸入に対するものだったのです。

商品を注文してから1週間も2週間もかかるのであれば人は基本的に在庫を持っている人から買います。

またAmazonでは自社出品最安値セラーよりもFBA出品者を手厚く扱ってきたため輸入においてはFBA販売が必須となりその傾向は2016年まで続きました。

2016年にプライム会員以外が2000円以下の注文をした際に送料350円を取るようになって自社発送のメリットは再び生まれてきました。

特に輸出無在庫は海外の購入者から見ると無在庫とわかりません。

無在庫でも在庫を持っていてもFBA販売でない限り日本からの発送で1,2週間はかかるからです。

そして到着に時間がかかることを了承済みのセラーが買うため無在庫輸出は成立しています。

※現在新規アカウントを開設した際の真贋調査が厳しくなっています。売上が一定額(50万円程度)に達するとランダムで3ASIN選ばれ正規代理店から仕入れているかどうか真贋調査が入る様になっているので無在庫販売を行う場合でもまずは在庫を持って販売を行なって真贋調査をクリアしてから行うことをおすすめします。

P.S 最近初心者無在庫セラーが排除され終わったのか2023年時点でランダム真贋調査がなくなりました。こう言う情報を書くとまた変な無在庫セラーが増えて真贋調査が増えてしまうのかもしれないので情報として載せるか迷いましたが、Amazonはブランドの出品規制自体を厳しくする方向に動いたたため今後もランダム調査は行われないと思われます。ただ時代の変遷によってどうなるかは分からないので最新情報を追うようにしましょう。

参照:Amazonの真贋調査について

無在庫販売で売れる商品の特徴

無在庫で売るべき商品には以下のような特徴が必要です。

  1. 回転率が低い
  2. 日本にしかない
  3. FBAセラーがいない
  4. 販売価格が高い

回転率が低い

回転率が低い商品は在庫を持って扱いたがるセラーが少ないので無在庫でも売れます。

具体的には月の販売数1個以下の商品が狙い目です。3ヶ月に1個しか売れていない商品でも1/90の確率で今日売れるので90商品出品すれば1日1個売れます。

ランキングを目安にするのであればAmazon.comの大カテゴリで100万位~。

日本にしかない

日本にしかASINが存在しない商品は無在庫販売でもよく売れます。その場合は新規出品になりますが商標権に注意して代理店がいる場合はjapan importとタイトルに併記して新規出品を行いましょう。

代理店が存在するメーカーでも販売ページに他にも多数のセラーがいる場合は基本大丈夫ですが代理店が申告していないだけで厳密には正規代理店がその他のセラーを排除する権利があるので注意してください。

FBAセラーがいない

FBAセラーが同一ページに存在する場合はそのセラーから商品を買う人がほとんどになり中々商品が売れないのでFBAセラーがいないページを狙いましょう。

先ほどのプラモデルのページも掲載時点ではFBAセラーはいませんでした。ただしおもちゃ・ホビーは競合が多いので無在庫でもあまりおすすめしません。

ちなみに最初はFBAセラーがいない商品を狙った方がいいですがFBAセラーがいても1000円以上安ければ売れることはあります。

販売価格が高い

無在庫販売では1商品でどんなに少なくても1000円、可能ならば3000円以上利益を取っていくことになるので必然的に販売価格は上がります。最低でも1万円以上のものを扱いましょう。

商品が高ければ高くなるほど利益の額は大きくなり普段は物販ビジネスでは利益額よりも利益率を重視した方がいいと言っていますが無在庫販売では利益額を重視した方がいいと言えます。

無在庫販売のリサーチ方法

ここでは具体的にツールを使って無在庫販売に適した商品を見つける方法を解説します。

まずは無在庫販売を行なっているセラーを見つけるのが第一です。

何事も真似から入るのが成功への近道です。

そのためにはまず日本人セラーを見つける必要がありますが日本人が多いtoy,HobbyカテゴリはFBAセラーばかりで無在庫セラーはいないので他のカテゴリで”Japan Import”などをきっかけに見つけましょう。

おすすすめは”Tanaka”、”Suzuki”などの日本人の名前がメーカー・ブランド名になっている商品を調べる方法です。

先ほど回転率が低い商品としてあげた無在庫向け商品も”Tanizawa”となっていました。ただし現地に代理店がいるかどうかは常に気をつける必要があります。

次にその商品を販売しているセラーが無在庫セラーであるかどうかを調べます。

出品者出荷、かつ評価が90%より低い場合は無在庫セラーである確率が高いです。

無在庫販売はきちんと在庫をコントロールしないと在庫切れや配送遅延でキャンセルなどを起こし評価が低くなりがちです。繰り返すとアカウントヘルスが下がり凍結の恐れもあるのでやはり在庫管理はきちんと行いましょう。

候補のセラーを見つけたらそのセラーIDを控えてツールで調べます。

アマトピアを活用する場合はASIN抽出国をセラーが販売している国、検索対象国をアメリカにしましょう。

これでアメリカのセラーからASIN情報を取得してそのASIN情報を日本、アメリカの両国で調べることが可能なので価格差やランキングを調べることができます。

Amazon仕入れの無在庫セラーの販売情報はこれで入手可能です。

アメリカにしかASINがない商品はAmazon以外で仕入れていることになるのでその場合は対象が中級者以上のセラーであったことが分かります。

このままではデータ数が多いので結果をフィルタリングしていきましょう。

絞り込みの組み合わせは無限にありますがここでは

  • 最長辺60cm以下
  • 10kg以下
  • 海外ランキング10万位以下
  • 海外販売価格10000円以上

で絞り込んでみました。(販売数や利益で絞り込んでも問題ありません。)

利益が出る商品に絞り込めているので代理店の有無、法律の問題などでに抵触しないかなどを確認した上でまとめてエクスポートし出品管理機能で出品します。

出品が完了すると価格改定機能で自動で仕入れ元URL(Amazon)が記入されているでのその価格・在庫数の有無を元に出品の停止・再開が行われます。

楽天やyahooショッピングのURLを追加入力することでその中で最安のものを参照することができますが60~70%位の確率で最安はAmazonです。

そのためランダムの真贋調査を終えた後、メーカーの商標権や知的財産所有権に抵触しないようにすることだけ気をつけて商品リサーチ→出品→価格改定のサイクルを回していくことが無在庫輸出の必勝パターンになります。

リサーチのとっかかりとなる部分はアイデアが必要だったりセンスも多少関係していきますがそれ以降はOEMなどと違ってツールを使うだけなので正直この上なくシンプルなビジネスです。

私は無在庫販売を行なっていませんがビジネスパートナーがこのやり方+αで月商1000万円を超えています。

αというのはせどり的に限定品を仕入れて在庫を持つことがあったり、中古品を出すことになります。

特にアマトピアではコンディション別に在庫を管理できるので日本の可の価格・在庫の有無をベースにアメリカでgood、very goodにして稼いでいます。

日本人は海外の人と比べると物の扱いが丁寧で完璧主義な人が多いため中古品の品質が高く、コンディションを1ランク、あるいは2ランク上にスライドさせても問題にならないことが多いです。

あまり言うと怒られそうなのでこれ以上は書けませんが輸出無在庫は中古品でもかなり応用が効く割に参入者がまだまだ少ないので+αの部分としておすすめです。(真贋調査の対象になりづらいのも非常にいい)

無在庫販売の価格改定にツールは必須

目安として無在庫で月50万円程度稼ぐのであれば3000品程度は出品が必要です。

現在は大量出品のやり方は古いやり方となっており私や私がコンサルで教えている人は出品数500につき利益50万円程度は出しています。大量出品のやり方は完全に古いやり方となっていますのでそのような手法には気をつけてください。記事を更新しきれていないのでブログにも古い情報が残っているかもしれませんがトレンドは完全に少なめの出品です。

しかし少ない出品数で利益を出すにはリサーチの精度を高めると同時に複雑な価格改定が必須になります。
またただの出品ツールだと在庫を常に把握するわけではないので売れた時に在庫がなくてキャンセルを繰り返す羽目になり凍結に至ります。

以前アメリカのアカウントスペシャリストから聞いた話ではアカウント作成から半年間は特に出品数が多いセラーを排除する傾向にあるとのことでした。

レベルの低い無在庫セラーだと配送遅延やキャンセルなどでお客さんに迷惑をかけAmazonの信用度も下がるため当然と言えば当然の対応です。しかし全ての無在庫セラーを排除しようとしている訳ではないのが印象的でした。Amazonは卸のドロップシッピングを正式に認めていますしやはり小売でもキャンセルを起こさない限り在庫を持って出品者出荷をしている人との違いが外から見て分からないためでしょう。

また先ほども書いた様に在庫管理が無在庫販売では重要になります。価格改定だけでなく在庫の有無で出品・停止を行なってくれるツールを選びましょう。

Amazon輸出無在庫商品の仕入先

Amazon輸出無在庫販売の商品仕入先はAmazonが基本になりますがYahooショッピングや楽天、それ以外のショップが仕入れ対象になることもあります。(駿河屋、オフモール、メルカリ、ヤフオクなど)
特に参入者が少ないうちはAmazonだけでもいいですがそれだけだとキツくなる時代も来るでしょう。

ただし小売仕入れは真贋調査が入った場合に証拠を提示しづらいので注意が必要です。(小売仕入れでも正規代理店仕入れであれば問題ありません)
少なくとも新規アカウント作成後のランダムASIN調査が終わるまでは必ず正規代理店から仕入れるようにしましょう。

2023年時点では出品規制自体を強化しておりランダムASIN調査がなくなった模様です。また復活するかもしれません。またブランド登録の仕組みができたからかAmazonFBA仕入れでも真贋調査が通るようになっています。(100%通るかは悪魔の証明なので分かりませんが少なくとも以前はダメだったのが認められるケースが増えています)

無在庫販売は回転率が悪くなる代わりに利益率や利益額が高いビジネスとなります。

利益率で10%以上、利益額で1商品1000円取れる商品を販売していきましょう。

輸出無在庫の配送方法

自社で出荷する場合は書留つき郵便(小型配送物)、大きい商品であれば契約次第ではDHLなどのクーリエの方が安くなります。

ただ自分で送っている限りは仕組みかできないので無在庫販売の場合は最終的に外注さんに任せるか代行会社を利用しましょう。

適切に在庫を管理して売れた商品はすぐ仕入れ、そのまま外注先、代行会社に送り転送してもらう。

ただし中古品をメルカリなどで仕入れてそのまま代行会社に送って簡易検品してもらうとしても家電類の動作確認までしてもらえる訳ではないので機械類をメインに扱う場合は自分で送る必要が出てきます。

通常あまり多い例ではないので気にしなくていいと思いますが、参考までに私は新品も中古もエンドユーザー向けの発想に対応した輸出代行会社経由で送っています。

  1. リサーチ
  2. 出品
  3. 価格改定(在庫管理)
  4. 仕入れ
  5. 代行会社経由で発送
  6. (消費税の還付)

1-3はツールで出来ますがその作業自体も最終的にはスタッフを雇って任せるべき点です。外注しても全然OKですが無在庫販売は禁則が色々あるのと、担当者を育てるのに少し時間がかかり担当者が何らかの都合でいなくなってしまう場合一気に止まってしまうので内製できるのであれば内製した方がいいです。

4、5の工程も同じスタッフに任せてもいいですが仮に外注スタッフに1~5の工程を全部教え込んだとするとこのようなビジネスで稼げるのであれば自分でやった方がいいのでは?と感じるようになり独立してしまうでしょう。

外注化・仕組み化する時にこのように横着して1人の人に何でも任せようとして失敗する人が多いので注意しましょう。

消費税の還付は事前に年に1回、年に4回、年に12回から選択して受けることになります。今後も消費税の増税が予測されていますが輸出ビジネス的には消費増税は美味しくなります。

Amazon輸出無在庫販売は規約違反?

Amazon輸出無在庫販売はグレーと言われていますが私はお客さんが注文してそれを確実に送り届ける体制を用意しているなら問題は起きないと考えています。何度も繰り返しますが出品者出荷と見分けがつかないため。このグレーゾーンをはっきりさせたい場合は卸仕入れであればドロップシッピング形式での仕入れがAmazonによって正式に認められているので卸仕入れを行う様にしましょう。

結局リスクが悪いわけではなくリスクをコントロールできないのがいけないのです。

世の中に存在するリスク自体が悪なら一歩も外に出れないはずです。

無在庫ビジネスは管理ビジネスである、と言い切ります。

無在庫で価格差や出品だけ重視しているツールは捨てた方が身のためです。

アカウントの作り直しは大変だからです。
何よりも続けることが大事ということを覚えておきましょう。

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