Amazon輸出の方法(アメリカ)と失敗事例5選

Amazon輸出で現在主流のノウハウ

約1年ほど前までは無在庫販売が主流でしたが、
ここ1年で急激にFBA販売が主流になってきました。

最近のアメリカ向けの
Amazon輸出の動向を主観を交えて書こうと思います。

まず無在庫販売については
一部のスーパーセラーが支配をしている印象を受けます。

一日に数十個という数を販売する
彼らは薄利多売の戦略をとっています。

彼らが独自で物流機能を持っている場合、
一人の出荷量でEMS・SAL便の割引を持っていると予想されます。

新規参入者や1個あたり数百円で
外部の代行に依頼しているセラーは
まず彼らに勝つことは難しいでしょう。

EMSの割引を持っているセラーが
薄利多売の戦略をとってきた場合、
その価格に追随しようとすると赤字になるからです。

Amazon輸出のFBAセラーについて

次にFBAセラーの動向です。

その前にFBAを利用しての販売の
メリット・デメリットを簡単にまとめたいと思います。

◎メリット

  1. 無在庫セラーの価格よりも多少高くても売れやすい
  2. Buy Boxを取得しやすい
  3. 一度送ってしまえばAmazonで発送までしてくれるので
    副業の人もやり易い(時間的な拘束があまりない)
  4. 評価が傷つきにくくお客様対応もあまり必要としない

◎デメリット

  1. 在庫を持つ必要があるので商品の見極めが必要
  2. 無在庫販売に比べて評価をつけてくれる人が少ない

メリット、デメリットについて説明しましたが
Amazon輸出で利益を出したいののであれば
無在庫販売よりもFBA販売がオススメです。

なぜなら、よっぽど変な商品でなければ
FBAにいれておけばたいていは売れます。

それだけAmazonの集客力はすごいと実感すると思います。

話は戻って、FBAセラーの動向です。

最近はFBAセラーの中でも売れているセラーと
苦戦しているセラーの二極化が進んでいるのではと感じています。

違いは何か?

それは自分自身で扱う商品の売れ筋、

トレンドを把握できているか否かだと思います。

オススメのFBA戦略は自分の得意分野を作り
その分野で勝負し続けることです。

初めはいろいろな商品を試してみるのがいいと思います。

徐々にあなたの取り扱い商品の中で
売れやすいもの、売れにくいものがはっきりしてきます。

第二段階はその売れやすい商品に
注目して商品選びをしていきます。
ここでうまく商品レパートリーを
派生させられるかが成功のカギです。

FBAではしばらく売れなかった商品が売れると、

立て続けに売れFBAに納入していた分が
在庫切れになることがあります。

一つ目の商品が売れたことで
Amazonの売れ筋ランキングが高くなり、
また売れるというスパイラルになるわけです。

Popularity(人気順)という形で
売れ筋順にフィルターをかけて
購入する人がいるのでこういった現象がおこります。

おススメしたいのは
自分の売れ筋商品を把握できるようになったら、
その商品をある程度多ロットで納入する方法です。

一度売れた商品は更に売れやすくなります。

急いでFBAに売れ筋商品を補充しようとしても
他のセラーも様々なリサーチツールを使って追随をしてきます。
そこで重要になってくるのがスピードです。

現在はクーリエサービス(DHL.Fedex<UPS)を
使っている人が増えていますが
パートナーがいればEMS+転送サービスでも問題ありません。

売れ筋商品の場合はやはりクーリエが望ましいでしょう。

Amazon輸出の考え方

株

アマゾン輸出をやる方は株に例えて
戦略を練るようにすると分かりやすいと思います。
Amazon FBAに納入した商品を個別株のように考え戦略を練るのです。

運賃+商品代でトータルで1200円かかった商品があったとします。

これがAmazon手数料を差し引いて1800円で売れたとすると利益は600円。

あなたは1200円の投資に対し
600円の利益を得たことになります。
投資額に対し50%のリターンです。

売れた商品=利益確定という考えをもち、
それぞれの商品のリターン率という概念をもてば
より戦略をもってAmazon輸出に臨めるのではないでしょうか。

あなたが月ベースで稼ぎたい金額はいくらでしょうか。

そこから逆算して、いくらの仕入れが必要か、
何%の利益率が必要かを計算して
安定した収入モデルを構築していきましょう。

Amazon輸出のトラブル

ここからはAmazon輸出に関する
トラブル事例を見ていきたいと思います。

アメリカへの発送

amazon輸出ではアメリカのお客さんに向けて商品を発送するのですが
やはり海外発送ならではのトラブルもあります。

今回はamazon輸出でアメリカへ発送した場合に
どんなトラブルが起こりうるのかまとめてみました。

食料品の輸出

食料の輸出

食料品をアメリカに輸出することは避けたほうがいいかもしれません。

アメリカではFDA(保健福祉省・食品医薬品局)による
アメリカ国内への輸入規制があるため
日本からアメリカへの輸出時には検査が必要な場合があります。

例えば、ハムやソーセージやビーフジャーキーといった
加工された肉類などが該当します。

また、食料品ではバイオテロ法により
通関で止められるケースもありamazon輸出に食料品は向きません。

USPSの再配達トラブル

usps

Amazon輸出では発送方法などでEMSを使うことが多いのですが
EMSではアメリカ国内に貨物が入るとUSPSの管轄になります。

このUSPSがらみのトラブルは非常に多く
特にamazon輸出では再配達トラブルに注意するべきです。

USPSは配達先が不在だった場合には不在通知を残すのみで
そのまま放っておくと発送元まで送り返されてしまいます。

つまり、EMSの追跡機能などで状況をチェックしつつ
不在通知が来ていた場合には再配達依頼をしなければなりません。

関税に関するトラブル

関税

輸出入をする際には関税に気をつけなければなりません。

特にamazon輸出のように販売者として発送をする際には
関税を支払う必要のない商品のみを取り扱うか
アメリカ国内の代理人を経由するなどして予め関税を支払う必要があります。

直接お客さんに商品を発送した場合で
なおかつ関税の請求をされてしまった場合には
その請求はアメリカのお客さんに請求が行きますから注意しましょう。

amazonではこのような商品代金以外の請求が発生した場合には
販売者の責任になりますから、販売者としての評価も落ちてしまいます。

備えあれば憂いなしです、トラブル事例を把握した上で
Amazon輸出の本流の考えをまず実践していきましょう。

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