Amazon無在庫販売の方法論【2024年度版】

無在庫

「なるべくリスクの低い物販ビジネスがしたい」

「無在庫販売ってまだ出来るの?」

そんなことを考えているあなたのために今回の記事をまとめました。

初心者がAmazonでの商品販売で利益を出していく上で重要になる方法の一つが無在庫販売だと思います。

最近は無在庫販売はeBayがメインでAmazonの無在庫販売はあまりやらなくなりましたが単純にeBayの方が効率が良いのとAmazonだと有在庫販売の方が効率が良いためです。しかし資金がない状態から資産を増やす上ではAmazonの無在庫販売も非常に良い選択肢の一つだと言えます。

そのためメリット・デメリットも踏まえながらその方法を解説します。

Amazon無在庫販売のメリット

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  • 資金が少ない状態からでも取り組むことが可能
  • 在庫リスクが低い

一番のメリットはやはり資金が少ない状態からでも取り組むことが出来るという点です。クレジットカードを利用して仕入れることになるのと商品が売れてから販売するので在庫リスクがなく

ただし有在庫の場合同様返品のリスクはあるので返品されづらい・壊れづらい商品を選ぶ必要があります。

またこの最大のメリットゆえにビジネス経験のない初心者の人が取り組みがちですが在庫リスクが低いだけでイコール簡単という訳ではありません。

実際無在庫販売は有在庫販売と比較すると比較的時間に余裕がある人でないと出来ないのでその点は最初に覚えておきましょう。

Amazon無在庫販売のデメリット

  • 差別化がしづらい
  • Amazonでの無在庫販売がグレーゾーン

無在庫販売自体はしばらく世間でも流行っていましたがそのほとんどは価格を比較し大量出品する方法でした。私はこの方法を一切推奨していません。

結局商品をキャンセルすることになりお客さんに迷惑がかかることはもちろんアカウント停止のリスクが高く自分の首を絞めることになるためです。

何事も一番大切なのは続けることです。

Amazonはこういった質の低い無在庫セラーを排除しています。

ただしリスクコントロールされた無在庫セラーは10年以上経っても排除されていないのでこの記事で紹介するやり方で取り組んでいる本物の無在庫販売セラーはAmazonによって黙認されています。

そのためこの記事で解説している「無在庫販売」とは世間でいう無在庫販売とは別のものとして認識してください。

無在庫販売に関する情報商材や塾などは商品を大量出品する、いわゆる”普通”の無在庫販売を教えているものが99%なので気を付けましょう。注文が入って商品を仕入れた際に商品がなければアカウントに傷が付きます。そして注文を受けた際のキャンセルを繰り返しているとアカウントは凍結されてしまいます。

では無在庫販売で何が一番大切かというと仕入先の管理です。

どんなビジネスにもリスクはあります。
しかしリスクは悪いものではありません。

リスクをコントロールできないことが悪いのです。

仕入先の在庫を確保し(可能であれば在庫数も)仕入先の価格と為替レートも常にチェック、販売先の価格も常にチェックしていればリスクはないに等しくなります。

しかしこれを手動でやっていては時間コストがかかります。

そのため無在庫販売用あるいは無在庫販売にも利用可能なAmazon輸入ツールを選んで使うことを推奨しています。

一部を人を雇って行う必要があります。

その上で売れる商品は在庫を持ったり卸を取っていきましょう。

いきなり在庫を持ってもいいのですが特にあまり売れない商品の在庫を持つのは相応のリスクを孕んでいます。

慣れないうちに手を出すと赤字になることもあるでしょう。

サラリーマンであればそれもいい経験と捉え次に進むこともできます。

しかし学生や主婦は資金が限られています。
だからこそ資金を失わないことにまず全力を挙げるべきなのです。

そして幸いにも無在庫販売はある程度時間が必要な分サラリーマンよりも学生や主婦の方の方が優位に立てます。

お金を稼ぐ目的で言えば本来は社会的弱者の立場にありますが考え方次第で強者になれるということです。

時間のないサラリーマンの方は最初から卸を狙って在庫を持っていく有在庫販売の方法の方がいいので
方法は全く違います。

なお無在庫の場合は輸入だと発送のコントロールがしづらいため輸出を推奨しています。(仕入れが安定する場合は輸入で無在庫に取り組んでも問題ありません)

※2017年に輸入無在庫の方法を確立し人に教えることでも成功させることができたのでどちらをやってもいいと思っていますがそれでも輸出無在庫の方が消費税還付などのメリットがあるのでやりやすいです。Amazonとebay両方で無在庫ができるというメリットもあります。

新商品に限定すれば輸入でも無在庫販売が成り立ちますので自分の商材に合わせて臨機応変に考えてください。

どのブログを見ても読者の立場を考えず等しく教えていますが立場によって取るべき手段は異なるべきではないでしょうか?

  1. 個人副業・サラリーマン →有在庫輸入
  2. せどり出身                     →有在庫輸出
  3. 学生・主婦・定年退職者 →無在庫輸出
  4. 無在庫でライバルが少ない市場狙い→無在庫輸入

こう考えています。

次に輸入、輸出問わず無在庫販売を行う上で適した商品について見ていきます。

無在庫販売に適した商品

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  1. 専門性の高い商品
  2. あまり売れていない商品
  3. 保管コストがかかる商品
  4. FBA出品者のいない商品
  5. ASINが繋がっていない商品
  6. 日本にない商品
  7. 独自性が高い商品

専門性の高い商品

一般人が知らない商品、ブランド、それを趣味や仕事にしている人しか知らない商品を扱いましょう。

日用品は無在庫販売では売れません。

その上で仕入先の国の評判が高いものを扱う必要があります。

北欧であれば北欧家具、ドイツであれば音楽機材、アメリカであればバイクパーツ、日本であれば文房具、調理器具など。

あまり売れていない商品

ランキングが低い商品を進んで在庫を持って売る理由はありません。

無在庫で出品者出荷で売りましょう。ちなみに画像を貼った商品は洋書で50万位程度でしか売れました。

50万位だと3ヶ月に1個は売れます。これを今日売れる確率が1/90であると読み替えると似たような商品を90品出品すれば1日1個は売れることになります。

また月に3個以上売れているような商品はライバルがいなければその時点でFBA販売に切り替えてもいいと思います。

なお個人でやっている場合は難しいですがFBA販売もしていく場合はFBA販売のアカウントと無在庫販売のアカウントは分けた方がいいです。

アカウント作成とログインする場所が別で運営主も別であれば紐付けられることはありません。

私は実家のPCをリモートデスクトップとして活用してしてアカウントを作成し二つ持っていました。

そして一つは個人として一つは法人として運用していました。

こうすればIPアドレスも異なります。

今は無在庫の事業はアカウントごと売却したので持っていません、また上記のChromeプラグインはPCごと落ちる不具合があったので後半は有料ですがお名前.comのリモートデスクトップサービスを使っていました。

万全を期したい方はそちらをおすすめします。

FBA出品者のいない商品

今の時代安さで差をつけるというのは難しいです。
またFBA出品者もいるページで同じ価格で出したとしたら無在庫販売者の商品が売れる確率は5%もないと思います。

しかし輸出の場合は在庫を持って出品者出荷を行っても無在庫で出品者出荷を行っても相手に届くまでの日数がほぼ変わらないのは強みです。

輸入の場合FBA出品者もいるなら無在庫は諦めましょう。

そしてFBA出品者がいないページに商品を出品してそれが売れたらチャンスです。
すぐにFBA出品を検討しましょう。

ASINが繋がっていない商品

ASINとはAmazon特有の商品識別コードのことでこれが日本のものと海外のもので同じ商品でありながらも繋がっていないことが多々有ります。

こういった商品はチャンスです、通常のツールでは取得できないためです。

このようなASINが繋がっていない商品は画像検索を行うことなどにより見つけ出すことが出来ます。

私自身は無在庫販売は現在行っていませんが過去に教えたビジネスパートナーにはアマトピアというツールの商品リサーチ機能の中の画像検索機能を使ってASINの繋がっていない商品を出品するやり方を教えています。

画像検索は以下のように国を絞って行うことが出来ます。

このようにASINが繋がっていない商品は無限にあります。

日本にない商品

日本未発売品や日本で品切れになっている商品、海外限定モデルなどは無在庫販売で狙い目な商品となります。

ちなみにこちらの商品はFBAセラーがいますがFBAセラーがいてもそれより1000円程度安くすることで実際に過去に売れました。

このような国名が入っている商品はリサーチ時も狙い目。アメリカだったら例えばUS、米国、U.S.Aなどのキーワードも使えます。

またFBAセラーがいない商品の方が買ってもらいやすいですがFBAセラーがいても売れる事例としてもいい例だったので紹介しました。

独自性が高い商品

またODP(オンデマンドプリント)の仕組みを活用した無在庫販売も海外では人気で私も試したことがありますが売れます。

本格的に取り組んでいませんが月商80万円くらいは達成できたので

使ったサービスはPrintfulというサービスでAmazonで商品が売れたら自分で用意したデザインをTシャツやパーカーに印刷してもらって自動発送という無在庫OEMが可能です。

似たサービスはいくつかありますが注文が自動なのはPrintful位なので一番使いやすいと思います。

日本拠点の工場だとTシャツやパーカーしか作れず海外だとキャップやマグカップ、スマホケースも作れるので海外Amazonでの無在庫販売と組み合わせた方が稼ぎやすいと思いますが私が試したのは日本Amazonのみです。

海外AmazonだとPrintful→Amazonだけで月商300万円を達成しているユーザーに出会ったことがあるのでデザインに自信がある方にはおすすめです。写真でもOKなので必ずしも描く必要はありません。

複雑なデザインが売れるわけでもないので売れるデザインを見つけるために既存の商品を研究することが大切です。

無在庫販売の流れ・リサーチ方法について

上記に記した無在庫販売で売れるものを参考にまずは無在庫セラーを見つけていきましょう。

見分け方としては発送期間を一週間以上にしているセラーがいたら多くの場合無在庫セラーです。

この見分け方は輸入でも輸出でも同じですが輸出の場合は特に通常の出品者出荷と見分けが付きづらいので気をつけましょう。

また出品者は2~7人程度のページに出しましょう。出品者が1人の商品ページは独占販売権を持ったセラーや商標権を持ったセラーが作ったページのことも多く危険です。

次に無在庫セラーを見つけることが出来たら無在庫販売を行なっているセラーの情報をツールで取得します。

過去に無在庫販売を教えて今も活躍しているセラーには私がプロデュースするアマトピアを使ったやり方を教えたのでその方法をベースに解説します。

FBAセラーの情報は不要なので詳細条件のチェックボックスには何もチェックを入れないで大丈夫です。

ASIN対象国はセラー情報を取得する国になるので輸入無在庫の場合は日本、輸出無在庫の場合はアメリカやイギリスを選択します。

検索対象対象国は価格を比較したい国(仕入れを行う国)になるのでアメリカ仕入れの場合はアメリカ、イギリス仕入れの場合はイギリス、のように使います。

一定時間経過すると取得が完了するので結果を見てみましょう。

ここから結果をフィルタリングします。

なお商標に引っかかるNGブランド・ASINなどは事前に登録しておく必要があります。

無在庫のフィルタリングに使える条件は

  1. 販売数
  2. 利益
  3. カート取得者(自社出荷かFBA出荷か)
  4. 販売国のランキング
  5. 重量
  6. 容積

などがありますが

日本で販売するならランキング10万位以下で利益が出るものを絞り込んだ上で実際に輸入できる商品か(危険物でないか、法律に引っかかる商品でないか)をチェックした上でアマトピアの出品形式でエクスポートします。

輸入できるかどうかもカテゴリである程度判断出来ますがここはサボらず目視で確認した方がライバルと差をつけることが出来ます。

以下は絞り込んだ結果です。

右のほうにスクロールすると以下のように小売粗利益等が表示される画面になりました。

リサーチ結果

あえて粗利益で説明したのですが一番下の商品は純利益では赤字になっています。送料や消費税、関税等を考慮するとマイナスになるということなのでこういう商品は出品しません。

そのため先ほどの絞り込みも純利益で絞り込むのがベストです。

無在庫向きの商品というのは案外少ないためランダムで探すとふさわしい商品は500~1000品に1品くらいの割合でしか存在しません。

だからこそ無在庫販売を実際に行なっているセラーを見つけ出すことが重要です。

稼げるようになると今度は真似される側になるのでリサーチの対象になりづらいような他の人が扱わないジャンルの商品を扱ったり、一品から仕入れられるような卸仕入れを行うなどで差別化していく必要があります。

価格の管理に関しては価格改定機能で価格改定時に基準となる仕入れ国のAmazonURLが自動でファイルに記入されるのであとは下限価格を入力して出品するだけです。(下限価格も仕入れ国の価格+送料を自動で入力するように改良中)

あとは自動で価格改定を行うことが出来ます。仕入れ元の在庫がなくなったら自動で出品が停止になります。

そのため作業時間はほぼかかりません。

楽天やYahooショッピングの価格を取得することも可能ですがほとんどの場合Amazonが最安です。

あとは商品が売れたら仕入れて代行会社などを使って発送するだけです。

厳密には無在庫の小売仕入れは規約的にNGなので売れた際に卸サイトから仕入れるのがベストですが2017年10月以前に作った出品アカウントやランダム真贋調査を終えたアカウントであればメーカーからAmazonに申請が行かない限りは真贋調査が入る事例は今の所確認出来ていません。

新規アカウントで何も考えずに無在庫販売や小売仕入れでの販売をするとすぐ販売できなくなるでしょう。厳密には小売仕入れでも購入場所の住所や電話番号が記載されたレシート、領収書とその購入先が正規代理店であることを証明できれば真贋調査はクリアできますがリスクを取りたくないという理由だけで無在庫販売を始めた初心者には難しいと思います。

また発送に関して代行会社はアメリカからダイレクトに日本のユーザーに送ることが出来る所もありますがほとんどはエンドユーザー向けの発送はやっておらず1週間に1,2回まとめて商品を購入しMyUSなど→日本の外注さんの所や物流倉庫に送ってそこから購入者に発送という形が一般的です。

リードタイムが短いと出品者出荷でもカート取得が可能なので無在庫販売ではエンドユーザー向けの代行会社の方がおすすめです。(FBAではMyUSがオススメ)

ただ物によってはMyUSの方が安くなる商品もあったとのことなのでエンドユーザー向けの発送と、一度日本に送ってから購入者に送る商品は使い分けましょう。容積がかさばるような商品はMYUSでまとめた方が安くなることもあります。

また現存する無在庫販売のほとんどがアメリカ仕入れなのでヨーロッパに住んだりいい代行会社がある場合はヨーロッパ仕入れで差別化してください。

また無在庫販売では相乗り出品をして価格の下げ合いをしてももったいないので日本のAmazonにあって海外のAmazonにない商品や海外のAmazonにあって日本のAmazonにない商品を販売する戦略もおすすめですがまずは相乗り出品から始めましょう。

特に無在庫でも卸仕入れが出来ている場合は相乗り出品でも問題ありません。

また無在庫販売だと価格をこまめに調整していないセラーも多いので小売仕入れでもライバルセラーが2~7人程度なら出す価値は十分あります。

また無在庫販売では利益が最低でも3000円は取れるものを扱うべきなので必然的に商品単価は高くなります。

初心者のうちは高単価商品は避けた方がいいですが平均販売単価は1.5万円を超え5万円以上の商品を扱うこともザラにあります。

あまり多いケースではありませんが高単価商品で万が一返品になってしまった時が怖いので、価格差以外にもレビュー等も見ておくようにしましょう。

売れる商品はFBAセラーも多く出品しても無在庫セラーの勝ち目はほぼありません。FBAセラーより2000円以上安くできるような場合は別ですがそれだと利益がほぼ出ないはずです。

1~2日で到着で1.5万円
7~10日で到着で1.3万円

スピードを重視する人は前者を購入し価格を重視する人は後者を買います。価格差が大きいほど発送時間がかかっても無在庫セラーから買う人も増えますが基本的には発送が早いセラーの方が有利です。

そのため月に3個以上売れているような商品ではFBAセラーが参入しやすくなるので月の販売数3個未満の商品を扱いましょう。

まとめると

  • 1商品で利益3000円以上出る商品を扱う(通常販売価格1.5万円以上)
  • 無在庫販売を行なっているセラーの商品をツールで調べる
  • ASINが繋がっていない商品を新規出品
  • ASINが繋がっている商品は卸仕入れなどで勝てる見込みが有る場合出品

なお次の項で解説しますが小売仕入れでは真贋調査が来た場合に審査をクリアできないことが多いので対策を解説します。

無在庫販売と真贋調査

Amazonの真贋調査の対象になった際に正規代理店以外から商品を仕入れている場合は審査をクリアすることが出来ません。

また2018年以降新規アカウントで一定額(50万円程度?)の売上が経つと3ASIN調査と呼ばれるランダムで3つのASINを対象とした真贋調査が入りやすくなっています。

そのためもし新規で始めるならランダム調査を終えるまでは有在庫で販売を行うべきと考えています。

出品者評価が10件程度あるのとないのとでは売れ行きも大きく変わってくるためその点でもまずは在庫を持って販売しましょう。

ただし中古品に対して真贋調査が入る事例も増えているためレシートや領収書がない商品の販売は控えた方がぃん。(Amazon本体から購入した商品なら問題なし)

無在庫販売で扱うような商品に対しては通常ランダム調査以外で真贋調査が入ることはありません。真贋調査の対象になるのは大手メーカーの商品が多いためです。

ちなみに家電量販店(小売)仕入れでは真贋調査が通らないと言われていますが問題なく通りますので真贋調査の通し方を知らない人は以下の記事を読み込んでください。

例えば無在庫では厳密には小売仕入れはダメなのですが真贋調査が来た際にAmazonから購入したことを示せればすぐに審査クリアできます。

Amazonから買う行為は小売仕入れであることを示しておりこのことからも小売仕入れ自体がいけないわけではないことを疑問に思い、過去にクライアントに協力して無在庫販売の家電量販店仕入れで真贋調査を通しました。

その量販店がメーカーから購入していることを証明できれば問題なく真贋調査はクリアできます。

そのため日本の業界に多いような3次卸、4次卸、小売仕入れなどになると証明するのが大変なため結果として真贋調査を通すことができない人が多いだけで証明すること自体は可能です。(私なら面倒なのでそのような商品は最初から避けます)

無在庫販売を行う場合は真贋調査の方法についてきちんと学んでから始めましょう。

商品の仕入れ場所・販売戦略

一般的に無在庫販売といえば相乗り出品を差すと思いますが新規出品でも行うことが出来ます。

ただし真贋調査が入った時のことを考え海外の正規代理店から仕入れる必要があります。

無在庫販売で小売仕入れは控えた方がいいという話は一旦置いておくとして小売仕入れであればAmazonが第一候補になりますがそれ以外だと例えばMr.rebatesというポイントキャッシュバックサイトで以下のような商品を仕入れてもらっていました。(例で示す用の商品であるため当時実際に仕入れた商品ではありません)

日本の公式サイトだと売り切れなのでこのような商品をAmazonに新規出品で出すとライバルがいないので無在庫でも売れやすいです。

ただし注意が必要なのが必ず”並行輸入品”として出品することです。

JANやUPCコードがある商品では販売形態(並行輸入品)という項目に、該当する値「JP Parallel Import」を指定することで商品名に自動的に[並行輸入品]と記載され、通常商品とは別の商品詳細ページ(ASIN)が作成されます。

何も書かないとそれは正規品として出品していることになりLegoは日本に代理店がいるため問題となってしまいます。

並行輸入自体は問題ありませんがカテゴリーによっては以下のように並行輸入自体が禁止されているカテゴリがあります。

ビューティー 一部の並行輸入品・個人輸入代行およびそれに類似する形態による出品は禁止。
ベビー&マタニティ 一部の並行輸入品の出品について、事前の審査が必要。
スポーツ&アウトドア 一部の並行輸入品・個人輸入代行およびそれに類似する形態による出品は禁止。
服&ファッション小物 一部の並行輸入品・個人輸入代行およびそれに類似する形態による出品は禁止。
時計 一部の並行輸入品・個人輸入代行およびそれに類似する形態による出品は禁止。
ジュエリー 一部の並行輸入品・個人輸入代行およびそれに類似する形態による出品は禁止。
シューズ&バッグ 並行輸入品・個人輸入代行およびそれに類似する形態による出品は禁止。
エレクトロニクス、カメラ、ホーム(家具・インテリア・キッチン)、ホームアプライアンス(小型白物家電)、パソコン・周辺機器 エレクトロニクスの出品の際には、家電製品等の並行輸入品の関連法規と出品時のチェックポイントのご案内をご覧ください。
ホーム(家具・インテリア・キッチン) 家庭用圧力なべ、および圧力がまなどの出品の際には、ホーム&キッチン 並行輸入品(非家電製品)の関連法規と出品時のチェックポイントをご覧ください。
ホームアプライアンス(小型白物家電) 浄水器関連商品を出品する際には、ホーム&キッチン 並行輸入品(非家電製品)の関連法規と出品時のチェックポイントをご覧ください。

おもちゃ・ホビーは並行輸入の規制対象でないので問題ないということになりますが国ごとに並行輸入の規制が異なるので特に無在庫輸出で並行輸入品を扱う場合は注意しましょう。

商品の発送について

無在庫販売では現地のパートナーを見つけて商品が売れたらその人の元に仕入れ商品を送ってお客さんに届けてもらうのが一般的です。

日本の場合はランサーズやクラウドワークスなどのアウトソーシングサイトが有名ですが海外ではUpworksというアウトソーシングサイトが最も有名でかつ使い勝手がいいです。

ただし個人の外注先に任せるとその人が辞めてしまった時に配送が滞ってしまいますしそういったトラブルはよく聞きます。そのため発送まで考えた場合日本の企業に任せやすい無在庫輸出の方がやりやすくなっています。

特にAmazonで無在庫販売をするような場合は配送のキャンセルを繰り返すとアカウントヘルスが低下しアカウントが凍結してしまうこともあるので個人の外注さんに任せるよりも無在庫対応可能な法人の物流会社に任せるのがおすすめです。

無在庫販売の注意点

現在は無在庫販売に対する監視が厳しくなっています。

無在庫販売自体は現在も行なっている人は多くそのノウハウ自体は今でも有効ですが評価0の新規アカウントで1日100品程度出品していくとほぼ確実に真贋調査が入りその後アカウントスペシャリストにアカウントを停止させられます。

Amazonのアカウント停止はAIが自動で判定しておりその条件として”アカウント開設半年以内に商品を大量出品する”というものがあります。

公開されている情報ではなくアメリカの担当者にこっそり聞いた情報ですが日本でも同じはずです。

今からやるのであれば評価10程度付くまでは中古品を売るなどしてアカウントを育て開設半年以内は無在庫販売を行わないようにしましょう。

実際推奨はしてませんが2020年に直接教えた人は問題なく無在庫販売が出来ています。

以前から言い続けているように大量出品などせず適切なやり方でやる限り普通の自社出荷と無在庫販売の区別は付きません。

元々海外からの自社出荷発送は1~2週間はかかるのでそこに買い付けで+1~2日になろうが手元に商品がありすぐ送ろうがそれ自体はほぼ影響がありません。

最近は世界の物流が発達して海外からでも3日程度で届く所も増えています。

無在庫販売の秘訣を話しておくと

お届け予定日=リードタイム(出荷作業日数)+配送所要日数 (+祝祭日数)

となっていてこのうち画面上に表示される発送日数はリードタイムにより以下のように決まってくるのでこれをできる限り短くすることです。

リードタイム Amazonページの「在庫状況」 Amazonページの
「出荷までの日数」
1、2 在庫あり 1-2日
3 通常2~3日以内に発送します。 2-3日
4 通常3~4日以内に発送します。 3-4日
5 通常4~5日以内に発送します。 4-5日
6~10 通常6~10日以内に発送します。 6-10日
11~15 通常1~3週間以内に発送します。 11-15日
16~20 通常2~3週間以内に発送します。 16-20日
21~30 通常3~5週間以内に発送します。 21-30日

稼いでいるセラーはリードタイム4でやっていますね。少し稼いでいるセラーはリードタイム5、リードタイム6以上だと特殊な商材を除くと中々売れません。

きちんと取り組む限りアカウントが閉鎖にはなりません。

無在庫に限らずネットには物販ビジネスの間違った情報が平気で転がっているので必ず正しいやり方を身につけてからチャレンジしてください。

Amazonの無在庫販売の方法まとめ

  1. 無在庫販売で成功しやすいのは時間がある主婦・学生。
  2. 無在庫出品では在庫の確保が何よりも大切。
  3. 何かしらのツールを導入しないとライバルに勝てない
  4. 新規アカウント・評価が少ないアカウントでの無在庫販売は危険

物販で資金が少ないところから効率良く物販で資金を増やしていくには無在庫販売しかありません。

少ない資金で有在庫販売をやっても効率が良いので有在庫販売がしたい方は本業でお金を貯めてからにしましょう。

-追記-

無在庫販売は人が自分で撮影してヤフオクで出品している商品画像を勝手に使ったり価格競争を散々した挙句撤退して消費者や有在庫のセラーに迷惑をかける事態が非常に増えているようです。

おそらくどこかの無在庫販売を教える塾の影響なのだと思いますがここで紹介してる無在庫販売の方法とは異なります。

そのため今までは今後は学生や主婦の方など資金が少ない人に向けて正しい無在庫販売の方法を学んで取り組むことを推奨していましたが長い目で見た場合質の悪い無在庫セラーにより規制が厳しくなって通用しなくなると判断したため無在庫販売を特に独学で取り組むことは推奨しません。

しかし無在庫販売を大々的に教えているコンサルなどで質の高い所を見たことがありません。有在庫販売と異なり無在庫販売は商品が被りやすくノウハウを独占して自分で無在庫販売を行った方が利益が出やすいためです。私はすでに出品者評価が貯まっており差別化できている状態になっているので今回簡単にですが紹介することにしました。

ここで紹介した方法だけでも十分無在庫販売は可能ですがツール利用者向けのメルマガでより詳しく解説していますのでそちらも併せて参考にしていただければと思います。

挑戦するならきちんと人に教わってからでないとアカウント維持が難しいので挑戦する方はその点だけ気をつけて取り組むようにしてください。

~月商1000万円以上を目指すための物販ビジネス講座~無在庫販売編~

無在庫販売に関してeBay輸出を中心に一般的な有料コンサルティング以上の内容に仕上げたメール講座です。