ヨーロッパ仕入れ輸入ビジネスの方法

ここ最近メーカー仕入れを再開してヨーロッパからの輸入を増やしており順調なのですが欧米輸入に関する記事はあってもヨーロッパ輸入に関する記事が少なかったためまとめてみました。

ヨーロッパ輸入はどこから仕入れる?

まず第一の選択肢として上がるのはドイツになります。

日本の輸入相手国として8位にランクインしています。

ちなみに2020年の時点で順位は以下の通り

1位 中国
2位 アメリカ
3位 オーストラリア
4位 サウジアラビア
5位 韓国
6位 アラブ首長国連邦
7位 台湾
8位 ドイツ
9位 タイ
10位 インドネシア

中国や韓国からはアパレルや家電の輸入が多いですが家電は大型量販店などの仕入れに勝つことは難しいので行うのであれば日本未発売品の販売になりますが電気用品安全法の審査等を自分でメーカーに頼んで通す必要があります。

アメリカは言わずもがなでオーストラリアは石炭、牛肉、羊毛などの第一次産品が元々有名でしたが最近ハイテク産業も伸びていて実際日本に輸入されているものもちらほら見かけるのでメーカー仕入れの穴場としてはいい感じです。

サウジアラビアやUAEからは原油が主なので除外、台湾はメーカー仕入れとして非常にいい選択肢です。

タイやインドネシアからは石油・天然ガス、機械機器、銅鉱、エビ、天然ゴム、合板が多く物販セラーにとっては一部民芸品やアパレルOEMをこれらの国でやっている人もいますが現状は中国OEMの方が圧倒的に市場が大きく利便性も高いです。

また国として見た場合トップ10圏外ですがEUとしてひとまとめにした時EUからの輸入額はアメリカよりも多いです。

国として見た場合はEUを離脱しましたがイギリス、オランダ、フランス、イタリアの順に続きます。

統計には載ってきていませんがスイスやフィンランドなどの国のメーカーは日本との取引がないところも多いわりに世界的に評価されている商品が多く独占卸を狙う際もおすすめです。

ヨーロッパ輸入の流れ

次にヨーロッパ輸入の流れを解説します。

まず前提として日本で販売するとして特別な理由がなければ第一の選択肢としてAmazonを挙げていいでしょう。

Amazonで販売する前提で話を進めていきます。

  1. 資金集め
  2. 商品リサーチ
  3. 仕入れ交渉
  4. 契約
  5. 輸送
  6. 販売
  7. 集客
  8. アフターフォロー
  9. 改善
  10. 再仕入れ
  11. 追加融資

大体このような流れになります。

1つずつ見ていきたいと思います。

資金集め

メーカー仕入れの場合は小売仕入れと比べて創業融資が取りやすいのがポイントです。

この際慣れていない人が自分でやってしまうと創業融資を取ることが出来るのには出来るのですが200~300万円程度で終わってしまいます。

プロが付いていれば1000万円は融資を受けることが出来ます。これは事業開始前の融資なので当然実績はない状態です。

スタートの時点で結構な差がついていることに気がついていない人が多いますが例えば法人2期目など中途半端に実績があると融資を受けることが出来ません。

なお個人で実績があっても法人をこれから興すという場合は個人の経験をアピールしつつ法人で創業融資を取ることが出来ます。

商品リサーチ

ヨーロッパ輸入の商品リサーチは2種類あります。

  1. すでに発売済みの商品を相乗り出品
  2. 日本未発売商品を新規出品

初めて行う方はすでに日本で販売が行われている商品を同じ商品ページで販売するのがいいでしょう。

ただし初心者の方のために言っておくと日本に正規代理店がいる場合海外メーカーと代理店契約を結ばないで海外の卸業者や小売業者から仕入れた場合規約違反になってしまうので販売ページに”並行輸入”の記載がある商品を扱う必要があります。

この加減が絶妙に難しいところで”並行輸入”と記載がなくても他のセラーを含め並行輸入で出しているページがありそのようなページは”並行輸入”というキーワードで検索しても見つけることが出来ないため比較的長期にわたってライバルが増えづらく狙い目なページになります。

日本未発売品を扱うリサーチ方法は上級者向けで私は現在こちらの手法しか使っていませんが

  1. 海外Amazonにあって日本Amazonにないもの
  2. メーカーHPからコンタクト
  3. 展示会
  4. クラウドファンディング

のどれかでアプローチしていくことになります。

名前を聞いたことがあるようなメーカーはほぼ確実にすでに日本に代理店がいると思った方がいいです。

そのため並行輸入以外では扱うことが出来ません。並行輸入は手っ取り早いですが他のセラーも簡単に扱うことが出来るためおすすめできません。

特に食品衛生法などの検査が必要な商品の場合並行輸入でも必要になるのですが審査を通してライバルセラーが増えて売れなくなってしまったら元も子もありません。

並行輸入のページで相乗り出品をしてくるセラーは素人も多いので検査を通していない商品を販売していることもありますがPSEの取得などと異なり基本的には外部から確かめる術はないためコスパが悪くなりがちなので代理店契約を取った商品以外にはおすすめしません。

仕入れ交渉

仕入れ交渉に関して展示会ではどれだけその商品に興味を持っており日本で売ってみせるという情熱が有効なことも多いですがメールや電話で交渉する限りは基本的には取扱い数量で決まります。

例えばまとめて10カートン買うから日本での半年間の独占販売権をいただけませんか?という形で交渉して独占販売権をもらうことになります。

そのメーカーの知名度や日本との関わり具合によりますが実はわりと簡単にもらえます。

独占販売権の期間は半年~1年が一般的です。

それ以降は売上に応じて更新していくことになるので独占販売権がすでに取られていて一度断られた所でも半年後に交渉したら卸OKな事も結構あります。

なおヨーロッパ諸国では消費税(VAT)の税込表示が義務づけられていますが日本へ送る際はその消費税は免税されます。(日本到着時の日本の消費税はかかります)

ごく稀にVATを引いてくれない事業者がいるので確認するようにしましょう。

契約

航空便で送る場合などは契約書を交わさないことが多いですがその場合は完全前払いというのはやめて前金3~5割で話を詰めましょう。初回のサンプルなどの取引はもちろん全額前払いした方がいいです。

輸送

メーカーの場合は通常相手のDHLアカウントなどで送ってもらうことになりますが日本向けに普段取引がない場合は安い送料を持っていない場合も多いのでその場合は自社で事前に安い契約をもらっておきDHLなどの着払いで送ってもらいましょう。もちろんこの場合もある程度物量がないと難しいので最初のうちは交渉の段階で日本に送れるかどうか送料はいくらになるかを聞いておく必要があります。

販売

第一候補はAmazonですがすでに同系統の商品を扱っており自社ECがある場合は自社ECで、Amazonですでに販売に成功している場合は楽天やYahooショッピングもおすすめです。

独占卸の場合他の販売チャネルで販売しない理由がないのでAmazonで安定して売れ始めたら他の販売チャネルでの販売ノウハウも学びましょう。

集客

Amazonで独占卸の商品を販売する場合は新規ページを作成して売ることになりますがOEMなどと違い海外でのAmazonの販売履歴がある場合そのレビューなどを丸々引き継ぐことが出来るので中国輸入をやったことがある方は分かると思いますが相当有利です。

集客に関しては販売ページの作成、SEO対策、広告運用等が大きく関わってくるのでそちらのノウハウを学びましょう。

アフターフォロー

メーカーの代理店になると通常修理対応等まで求められます。

そのため修理が必要な商品は修理が出来るスタッフがいないかメーカーの方で修理対応ができない場合その商品を本当に仕入れるべきか検討した方がいいです。

評価を増やすためには評価依頼メールを送るのが今まで一般的でしたがそれだけではレビューの獲得は難しいのでメーカー仕入れの場合自社サイトやSNSの活用が必要になってきています。

ただヨーロッパ仕入れであれば海外Amazonですでに商品が売られている場合同一ASINで商品を販売すれば評価を引き継ぐことが出来るので最初から商品が売れやすい状態でスタートすることが出来るので中国輸入OEMなどの新興ブランドを育てる場合と比較するとその点は楽です。

改善

実際にリサーチからアフターフォローまでを通して問題があった点を修正して次回のサイクルに活かしていきます。

多くの場合

  • 競合商品が現れた
  • 配送が遅くて旬を逃した
  • 上位に表示されない
  • 思ったより売れずに在庫になった

という問題で全て過剰在庫という問題に繋がります。

他にも

  • 悪い評価がついた
  • 広告費が高くついた
  • CVRが低い

などの問題も販売を行う中で起きてくるはずなので1つ1つ解決していかなくてはなりません。

再仕入れ

多くの人がなんとなくでやってしまっていることですが物販の失敗原因のほとんどが過剰在庫によるキャッシュフローの悪化なので実は再仕入れ数の決定というのは相当重要なことです。

Amazonで在庫補充までの日数だけを見て仕入れを行なっていると確実に失敗します。

Amazonスポンサープロダクトの入札に関してもAmazonの推奨入札価格で入稿している人が多いようですがそれも失敗への道です。

追加融資

お代わり融資とも言いますが創業融資の次の融資は実績ベースで決まりますので上記までのことをしっかりと出来ていれば問題なく追加融資を受けることが出来ます。

ヨーロッパ輸入の方法まとめ

欧米輸入をやっている人の仕入れの8割くらいがアメリカですが欧州やその他の地域に目を向けると実はまだまだチャンスはいくらでもあります。

今後ヨーロッパ仕入れを中心とした輸入ビジネス(卸・メーカー仕入れ)のグループコンサルティングを予定しているため実践的なノウハウに関しては1割程度しか書いていませんがそれでも全体の流れは同じですので色々ヒントはあったかと思います。

ヨーロッパの卸・メーカー仕入れのメリットは

  • ライバルが比較的少ない
  • レビューを集めやすい
  • 商品の質が高い
  • 利益率が高い

という所にあると思います。

デメリットは

  • 情報が少ない
  • 難度が高い
  • 日本に輸送していないメーカーがたまにいる

という所ですね。

OEMは今のブランドを育てていくだけなので自社で新ジャンルに飛び込むことはもういいかな、という感じです。OEMのアイデアが思いついたら人に無償であげています。

ここ数年物販は人任せになっていましたがこれからは自分の原点であるイタリアアパレルをはじめヨーロッパ輸入をもう少しだけ増やしていきますのでぜひ情報を追ってみてください。

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