「Amazon輸入ビジネスの本って色々あるけどどれがいいか分からない」
「サクラレビューが多くて本当にいい本がどれか分からない」
こんなお悩みをお持ちの方のために2016年8月時点で出版されている巷のAmazon輸入ビジネスの本を全て読んで紹介しています。
Amazon輸入ビジネスの本というのを今まで読んだ事がなかったのですが期限切れ間近のAmazonギフト券が余っていたのでこの機会にまとめて買って読んでみました。
中には直接会った事のある著者もいますが誰の肩を持つわけでもなく客観的に評価しています。
目次
Amazon輸入はオリジナル商品で儲けなさい!
オリジナル商品の販売について書かれた本です。
Amazon内集客に関してかなりいいことが書かれているのですがどのように工場を見つけどのように指示してサンプルを作ろうと言った話は一切出てこないので初心者がこの本を読んでオリジナル販売が出来るかというと疑問が残ります。
実際物販で安定して稼ぐ上でオリジナルブランドの作成というのはかなり重要な手法なのですが僕はオリジナルブランドを育てるのは会社をうまく運営するのと同義だと思っています。
つまり一朝一夕で出来ることではないということです。
この本をきっかけに顧客心理やマーケティング、マネジメント、財務など包括的な知識を身につけていかなければオリジナルブランド販売で成功することは難しいです。
自分でそられの勉強ができる人向けなので必然的に対象は中級者以上です。
評価
いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意
Amazon輸入系で一番売れている本です。
内容は可もなく不可もなくといった感じです。
内容に対していいレビューが多すぎる点がやや怪しく感じます。
後述する本でもそうですがセミナー参加者やコンサル生にレビューを書いてもらっているパターンだと思います。
例えば”1800円払えば月収200万円になる夢のような本”のように絶賛する内容が多かったですが本を読む限りそのような代物ではなかったです。
もちろん憶測でものを話すのはよくないのであくまでその可能性が高いというだけです。
内容は広く浅く網羅されているので初心者の方にはおすすめできますがそれ以上の方には他の本をおすすめします。
評価
ホントにカンタン! 誰でもできる! 個人ではじめる輸入ビジネス 改訂版
輸入ビジネスの全体像を見渡す上で非常にいい本だと思います。
要約すれば輸入ビジネスはこんなにチャンスがありますよ、思い切って展示会に行ってみましょう、といった内容の本。
サンプルをもらってそれを売りテストマーケティングしようという所は他の本では誰も言っていなかったものの同意できる重要な点。
既存商品であればAmazonのランキング等から判別したり新規商品でも類似商品の売れ行きをチェックすることである程度見通しを立てることはできますが初心者の方だとそもそも売りたい商品がどの商品に近いか、という部分を見誤ったりブランディングの方法を知らないので新規出品で売るのは難しいです。
実物を売ってテストマーケティングしてから大きく仕入れる、と言うのは輸入ビジネスの鉄則です。
その他も他の書籍ではあまり言及されていないことが書かれていたので好印象。
評価
確実に稼げる Amazon輸入 副業入門
2014年に出版されたためか内容の古さがあるものの初心者向けの本としては申し分ないと思います。
ただこの本に書いてある内容だけだと今の時代は苦しいでしょう、ライバルもかなり増えています。
今の時代そしてこれからの時代も生き残れるのは次の3通りのどれかができている人です。
- 他の人がとれない卸を取れる人
- 無在庫販売を徹底的に効率化できる人
- オリジナルブランドのブランディングができる人
この本の延長上には一番上のやり方がありますがそれは色々なブログを見ても分かることでこの本を否定するわけではなく他の人が取れない卸を取れるレベルまで実力を上げるには本だけだと正直厳しいです。
欧米輸入を実践して成果を出している誰かのコンサルを受けるのがいいと思います。
評価
Amazon個人輸入 はじめる&儲ける 超実践テク 104
欧米輸入の箇所に関しては中級者以上でも使える内容が散見できましたが中国輸入、特にOEMやオリジナルブランドの話もするなど風呂敷を広げすぎた感じが否めない書。
しかし独占販売権の獲得をはじめとした卸交渉や外注化・仕組み化の方法などにも言及しているのは好印象。サービス精神旺盛な所が若干まとまりのない構成にしてしまっていると思います。
300ページ弱とボリュームが多いのですが本気で使えるノウハウを教えるのであればオリジナルブランドの作成・販売だけでも300P必要だと思います。
欧米輸入にもページを割いている分具体的なマーケティング方法などに欠け元からセンスのある人や勘のいい人しかオリジナル商品販売の部分は活用できないと思います。
しかし外観を見渡す教科書としては今回読んだAmazon輸入系の本で一番よかったと感じています。
評価
時給1万円稼ぐ 図解Amazon輸入ビジネス
出版年数が2013年と古いため他の本と同列に扱うわけにはいきませんがそれでもやはり内容が若干古いです。
各種サイトの登録方法や使い方が大半を占めていて取り立てて注目すべきオリジナリティーも残念ながらありませんでした。
副業の延長といった感じで2013年当時は通じたかもしれませんが小売転売の解説書と言った感じで本質を突いてはいないので今買う必要は特にないと思います。
図が見やすいのは◯。
評価
Amazon中国輸入ビジネスの極意
中国輸入の無在庫転売を主に扱った本。
なぜか外注化に関してかなり詳しく書いています。
無在庫系の本でいい評判のものを聞いた事がなかったので正直期待していなかったのですがこの本はかなりいいです。
無在庫販売は有在庫販売とは全く別のスキームで組み立てる必要がありますが無在庫販売のスキームの8割くらいはこの本で網羅できると思います。
足りないのはやはりソフトウェアなどでの仕組みの加速化について。
せっかく外注について詳しく書いてあるので中国のプログラマーなどに外注して商品抽出ツールを作ってもらう方法などを書いても良かったのでは、と思います。
全体の評価としては良書。
評価
中国Amazon輸入 アリババ・タオバオから仕入れる
コンセプトは中国輸入中級者・上級者にも
役立つ本との事でしたが
初心者向けの内容でした。
しかも正直ネットで手に入るレベルの話が多いです。
本という体裁を整える上で出版社の意向で初心者に寄り添うのは仕方ないもののそうであれば中級者・上級者向けとは決して言うべきではなかっただろうな、と感じる内容でした。
初心者向けとしてはそこまで悪い本だとは思いません。
評価
Amazon輸入の本8冊比較のまとめ
総括としてはどの本も思ったより悪くなかったものの全体として初心者向けの手順書で背景にある考え方などにまで言及しているものは少なかった印象です。
Amazon輸入で起業する際に役立った本41冊まとめ
の記事も合わせて参考にしてください。