Amazon輸出を0から始めるという初心者の方向けにこの記事をまとめました。
最近では初心者の方が参入しづらくなっていますが戦略を持って挑めば何も問題ありません。
Amazon輸出とはずばり海外のAmazonで商品を販売するビジネスのことです。
仕入れは日本のAmazonでも楽天でもネットショップでも骨董市でも何でも構いません。
しかしAmazonや楽天などの小売りから商品を買う場合ライバルが多いのでいずれ独自の流通を確保することを目指してください。
目次
Amazon輸出の流れ
初心者の方がAmazon輸出に取り組む上で壁になるのおそらく次の9つでしょう。
- 販路の選択
- 海外口座の用意
- 出品者登録
- 販売方法の洗濯
- 商品リサーチ
- 発送
- レビュー依頼
- スポンサープロダクト広告運用
- 消費税還付
販路の選択
Amazon輸出を行うにあたって一般的に考えられるのは以下の国です。
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- ドイツ
- オーストラリア
ドイツ、イギリスはVAT登録、オーストラリアはGST登録という納税者番号の登録が必要になり代行業者に頼むと一カ国10万円程度かかります。
そのため費用を抑えて始めたいのであればアメリカかカナダになりますがカナダはFBAの手数料が高いのとマーケットがそれほど多くないのでほとんどの場合アメリカ一択になります。
アメリカは参入者が多いため初心者の人ではやや成果が出しづらいという状況になっていますが資金が少ない状況から始めるのであればやはりアメリカ一択です。
資金に余裕があるのであればいきなりドイツやイギリス、オーストラリアから始めるのがおすすめです。
ちなみに同じヨーロッパでもイタリアやスペインはマーケットが小さいのでおすすめしません。
フランスはマーケット規模は普通ですがドイツ、イギリスで販売をしてさらに余力がある中・上級者向けです。
海外口座の用意
Amazon輸出では資金を受け取るための口座が必要です。
海外邦人を作る方法もありますが現在の主流はレンタル法人口座サービスを使う方法です。
PayoneerとWorldfirstという初期費用・維持費無料のレンタル海外口座がありますがおすすめはPayoneerです。
使い勝手がPayonerrの方がいいのと特定ユーザーからの紹介で100$プレゼント+0.8%の割引レートキャンペーンを行なっているためです。
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出品者登録
出品者登録自体はどの国のAmazonであっても簡単です。
- ドルで受け取ることができる銀行口座
- パスポート
- クレジットカード
があれば登録が可能です。
現在はセラーセントラルの画面が日本語に対応しているため登録手順自体は基本的に日本のAmazonの出品者登録と何ら変わりありません。パスポートのコピーの提出などが必要な点だけ異なります。
日本のAmazonで商品をまだ販売していない方は先に日本のAmazonの小口出品で流れを掴んでおくとお金もかからないので楽だと思います。
ただし海外Amazonで販売しFBA倉庫に商品を納品して販売したい場合は必ず大口出品で登録してください。
小口出品では配送までの日数を変更できないので必然的に発送遅延になることが多くなってしまいます。
その他多くのツールではMWSキーという大口出品者のみが取得できるキーを採用しているので大口出品でないと作業時間を短縮できるAmazon輸出ツールは使えません、
以下のページに大口出品と小口出品の違いをまとめていますが輸出ビジネスに取り組むなら大口出品をお勧めします。
販売方法の選択
販売方法には
- 無在庫販売(小売)
- 有在庫販売(卸・メーカー)
- OEM販売
の3種類がありますが基本的には有在庫販売(卸・メーカー)をすることになります。
無在庫販売も不可能ではありませんが在庫リスクがない初心者が取り組みそうなビジネスに思えて実際は有料ツールをフルに使い回す中・上級者しかいない状況になっているため初心者の参入は難しくなっています。
新規アカウントでは無在庫販売ではアカウントが止まりやすいということも関係しています。
また日本と売れるものが異なるためOEMに関しても上級者でないと難しいです。日本人でなくレベルの高い中国人セラーを相手することになります。
商品リサーチ
商品リサーチは基本は価格差、利益率、月の販売個数、ライバルの数などを見ていきます。
無料ツール系はAmazonの規制が厳しくなって現在使えるものはありません。昔はtakewariやモノゾンなどの無料ツールが使えたのですがそれらも使えなくなっています。
そのため副業セラーが減ったのか無駄な価格競争をするセラーも一昔前より減り治安がよくなったと思います。
なるべくなら最初は無料で済ませて本当に利益が出るビジネスとわかってから外注化や便利なツールにお金をかけていきたいと思う方も多いと思いますがすでに販売を行い利益を出している人の多くがツールを使用することを前提にビジネスを行なっているため何も使用しないで手動でリサーチを行うのは厳しいです。
だからと言って初心者がいきなり有料ツールを使って利益を出せるかというとそうではないですし、経験者であればツールを使わなくても効率は落ちますが利益は出せます。
私自身も最初からお金をどんどん投資していました、それは成功するためには一時的にマイナスになる状態があると経験でわかっていたからです。
しかしこの経験がない人が破滅の美学のように考えて最初に投資する人が成功する、という言葉を盲信してもおそらくいい結果を生まないでしょう。
最初はAmazon輸出リサーチの方法まとめにまとめた手法のうち価格競争に巻き込まれづらい画像検索の手法を使ってまず月に数万円でいいので利益が出ることを確かめてからにしましょう。
ビジネスに限らず部活でも受験でも他の分野で大きく成功したことのある人は最初から投資して行っても問題ありません。
多少失敗はすれどそこから学びつつ進めばうまくいくことでしょう。
今は小売仕入れでは真贋調査の問題やライバルとの差別化で厳しくなってきているので国内メーカーからの卸仕入れを推奨しています。
確かに法人の方が有利ですが個人でもメーカー仕入れを行うことは出来ます。
その場合はメーカーや総代理店や問屋から仕入れるケースが多くなると思いますが法人でないと取引できない企業はおよそ3割です。
法人でも資本金が少ないとダメ、実店舗がないとダメと言われるケースもあります。
Amazonだけが販路だと嫌がられるケースも多いですね、この場合は見せる用のネットショップを作成しておくのがおすすめです。
Amazon輸出で売れるもの
商品リサーチの方法を覚えても具体的にどのような商品で利益が出るかを知らないとリサーチが効率よく進まないと思うので最初にどのような商品が実際に売れたかを見ておくことをおすすめします。
発送方法
発送はAmazonFBA納品するか無在庫で販売して売れたら購入者に直接送るかで大きく変わってきます。
私は前者しかやっていません、なぜなら自社出荷は面倒だからです。
※最近はHi-Expressのような自社出荷の代行会社もあるのでそのような会社を利用するやり方はおすすめです。
Amazon輸出のようなネットビジネスはお金を稼ぐだけでなく自由な時間を作り出すための物だと思っています。
自由になる為にネットビジネスを始めたのにラベル貼りや発送に自由を奪われていてはどうしようもありません。
この部分で人を雇ったらその人の人生に対しても責任を持たないといけないので私はよほど重要な仕事でない限りは外注化で済ませています。
自分で外注の方・ビジネスパートナーを探したいという場合はLancersやクラウドワークスなどのアウトソーシングサイトで見つけましょう。
レビュー依頼
Amazonで売り上げを伸ばしていく上で重要なのが出品者評価を増やすことです。
特に海外の場合は知り合いに商品を買ってもらうというのも難しいです。(知り合いのレビューは日本でも禁止されていますが)
そのため購入者に対してレビュー依頼メールを送るのが一般的なレビュー増加の方法となっています。
Amazon輸出に英語は必要?
レビュー依頼に関係して英語力が必要かどうかということについて触れたいと思います。
昔はAmazonの管理画面が英語でしか見れませんでしたが今は日本語表記に変更できますし輸入の場合と異なり卸交渉も日本語で行うことが出来ます。
英語ができなくても今はGoogle翻訳の精度が高いので購入者からの問い合わせもGoogle翻訳でどうにかなります。
レビュー依頼メールもテンプレートを活用すれば問題ありません。
よって基本的に英語力は不要です。
しかしアメリカでの販売方法を学びたければ私のブログを読んでいただくのもありがたいのですが英語で書かれている現地の人が書いたブログを読むことも大変ためになるのでそういった意味では英語が出来ればやはりアドバンテージにはなります。
スポンサープロダクト活用
Amazon輸出でも日本での販売同様新規出品が重要となってきます。
人に見てもらえない商品ページは存在していないのと同じです。
認知度のあるメーカー商品であれば広告を出していなくてもキーワードで検索してたどり着いてもらえますがOEM商品などではそうは行かないので広告を積極的に活用しましょう。
なおメーカー商品でも広告は出すべきで唯一不要なのは無在庫販売をしている場合です。
消費税還付
Amazon輸出の利益向上に大きく影響してくるのが消費税還付です。
輸出ビジネスでは仕入れにかかった消費税の払い戻しを受けることができます。
初心者の場合、免税事業者登録を忘れて消費税還付ができないという方が多いので最初のうちに勉強しておきましょう。
Amazon輸出のやり方まとめ
いかがだったでしょうか。
日本の人口がどんどん減っていく中外貨を獲得する手段としてAmazon輸出は非常にいい選択肢です。
私も海外アフィリエイトなどにもチャレンジしたことがありますがドル建て、ユーロ建ての資産を構築する上でAmazon輸出が最も効率が良いと感じています。
日本のメーカーと卸契約を結ぶことができれば海外のどこかの国に新しいAmazonが出来ても販路を広げやすいのもメリットですし輸入と比べて参入者が少ないのもメリットです。
ただし前述のようにOEMで戦うのであれば中国人や現地のセラーがライバルになるので求められるスキルのレベルは高くなります。
なお輸出ビジネスが初めての個人の方の場合はebayなどの方が取り組みやすいのでそこから徐々にステップアップすることをおすすめします。