eBay輸出は儲からない?年収ベースでどれくらい稼げる?

この記事ではebay輸出は実際に稼ぐことができるかどうかについてまとめました。

“eBay輸出 稼げない”というキーワードで検索をしている方はそれはこれから取り組む人が本当に利益を出すことができるか不安な人が多いためでしょう。eBay輸出に限らず不動産投資であろうと株式投資であろうとどんなビジネスも”稼げない”というキーワードとセットで検索されています。

しかし実態としては副業から始まり本業として取り組むセラーも多いため儲からないとは決して言えません。ただし”初心者でも”という枕詞がつくのであれば正しいと言えます。

これもどんなビジネスにも言えることですが市場が新すぎてノウハウが確立されていない時代は初心者でも稼ぐことは出来ます。しかしeBayは歴史も長くなんとなくで稼げるような時代はとうに終わっています。

初心者のままで長く稼げるようなビジネスなど存在しません。

本当に初心者のままでも稼ぐ事ができるビジネスが存在したらお金を持っている人が人を大量に雇用してそのビジネスに取り組み優位性を手にするので結局初心者のまま長く稼げるビジネスなどありません。

しかしeBay輸出は学習コストが低いため1年程度本気で取り組むだけでも収益を発生させやすいため早めに中級者以上になることができ中級者になれば安定して稼げるようになります。

では実際にどれくらい稼ぐ事が可能でしょうか?

eBay輸出に取り組む人の年収はどれくらい?

まず年収の定義について話しますが法人の経営者であればどれだけ利益を出していても役員報酬として年収2000万以下に抑えることが多い(最近は税率の問題で1500万円や1200万円に抑える人が多い)のでここでは役員報酬ではなく純粋に1年間で稼げる利益について話したいと思います。

前提として物販ビジネスの年収(利益)は買い付けに使えるお金で決まってきます。

1年で1000万円稼ごうと思ってもスタートの手持ち金が10万円程度しかなければ難しいです。多少は労働時間でカバーすることができたとしても純粋な物販としての売上は仕入れ額に比例します。利益率にもよりますがeBayは送料込みで1万円のものを仕入れたらそれで利益が20%弱出るビジネスです。

入金のタイミングによるキャッシュフローの問題があるため一般的な物販ビジネスでは12ではなく6~8に落ち着きます。ただし後ほど解説しますがeBayはキャッシュフローがいいビジネスで回転率は20位までは上げることが可能です。ただ初心者のうちは難しいのでここでは8という数字を使います。

そうなるとeBay輸出に使える金額が100万円だとして

100万円×1.28≒430万円

になります。

つまり1年で稼げる金額は430万円-100万円=330万円です。

しかもこれは外注さんなどに仕事を依頼せず全て自分で取り組んだ場合の話なので人に任せるともっと利益は減ります。

そうなると資本金100万円程度では全然稼ぐことのできないビジネスであることが分かると思います。

そのため一般的には銀行融資を受けることになります。

単純計算で使える資金が1000万円であれば

1000万円×1.28≒4300万円

になります。

4300万円-1000万円=3300万円

です。

しかしこれは机上の空論に過ぎません。なぜなら100万円程度の商品数であれば自分で捌くことは十分可能なので先ほどの理論値に近づきますが買い付け商品数が増える=管理の手間やリサーチの手間が増える、ということに繋がるためです。またアカウントが目立つほど真似もされやすくなったり余計な問題が色々発生してきます。

少なくとも人を雇用(外注)しないと回らなくなります。物販で人件費を除いた利益が3300万円程度出ていれば人件費やオフィス代などで800万円は必要です。つまり年収は2500万円程度になります。

ただある一定のタイミングから売上に対して必要になってくる人件費の量なども一定化してきます。地方住みか都内住みか雇用するか外注するかなどの違いはありますが利益の3割と考えてください。

結論としては年収は使える資金の1.26~1.220×0.7になります。かなり幅が大きいですが初心者の人は回転率6や8で計算して上級者の人は20や実際に自分で販売を一定期間行った上での平均値を入れましょう。

ただしこれは有在庫販売の場合です。アカウントの維持リスクは上がりますが無在庫販売の場合は手持ちの金額が少なくても取り組み可能です。

しかし無在庫販売では資金がいらないと思われがちですが安全に取り組むためにはカード枠で商品代と送料で作りたい売上の60%は最低必要です。

月商100万円で利益20万円弱になりますがその場合は60万円ほどは仕入れのタイミングでかかります。無在庫だと売れてから仕入れる為これは通常は問題になりません。

しかしebayの新規アカウントでいきなり販売すると入金が保留されることがあります。Amazonで言う引当金のようなものです。これがカードの引き落とし日より遅くなってしまうと資金がない人は破綻します。キャッシュがなく完全にカードに頼った自転車操業をすると黒字倒産するのでリスクを鑑みるとキャッシュは仕入れ金と同じくらいある必要があります。

ただしAmazonの入金サイクルが遅いのに対してeBayはかなり早いので上記の心配はほぼ必要ありません。

入金間隔はDaily (毎日)、Weekly(毎週)、Bi-weekly(隔週)、Monthly(毎月)の4種類から選択することが出来ます。Dailyを選択したいところですがDailyを選択すると返金になった場合売上残高がないと登録しているクレジットカードから引かれてその手数料が高いため通常はWeeklyで登録します。

ただ商品が売れて1週間後に入金があると考えると非常に早いことが分かると思います。

そのためeBay輸出の無在庫販売では使える資金はあまり関係ないため出品数ベースで年収を話したいと思います。

私が実践しているやり方では500品につき利益50万円は出すことが可能です。0から取り組むのであれば早くて4ヶ月、通常は6~8ヶ月かかります。様々なビジネスに取り組んだ事ががありますが再現性高くそれだけの金額を稼ぐことのできるビジネスはかなり少ないと思います。

ただし無在庫販売はアカウントが育つと真似されやすいのと続けていくと売れる商品は在庫を持って販売した方がいいことに気づくため私のやり方では出品数2000品あたりから効率が悪くなってきます。月利200万円(月商1000万円)、すなはち年利2400万円(年商1億2000万円)辺りです。すでにアカウント評価が貯まっている場合は1年でそうでなければ1年半~2年程度はかかります。

副業的に取り組んだり、本業でもこれから取り組む人からすれば魅力的な数字に映るかもしれませんが長年経営者を続けている人からすればそんなものか、という数字でしょう。

実際有在庫販売に移るか本ブログで解説しているように輸入OEMなどに移って法人の売却を狙った方が効率よく稼ぐことが可能です。しかし資金が少ないところから資金を増やす方法としては非常に有用だと言えます。ある程度時間のある学生や主婦の方、個人事業主の方が取り組む上では非常にいい選択と言えるでしょう。経営者の方でも輸出事業の入り口にする上では非常にいい選択と言えます。

しかし上記で散々解説してきたeBayで稼げる利益(年収)にはまた別の問題が存在します。それは上記は全て正しいノウハウを知っている場合の話だということです。

実際世間では10万品出して利益10万円のような間違った方法が一般化していますがアカウントサスペンドリスクが高く作業量に対してリターンが見合っていないのでそのようなノウハウで取り組むのはおおすすめしません。

eBay輸出は確かに稼げるビジネスですがインターネットの情報は玉石混交であり特に無料で手に入る情報には限界があります。また情報を入手するためにコンサルを受けるなどしてもお金だけでなく時間を無駄にするケースもあります。

甘言に釣られずまずは手法なり人柄なりで信頼できる人を見つけましょう。

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