中国輸入の利益率はどれくらい?【種類別に解説】

利益率

中国輸入ビジネスは利益率が高いビジネスと言われていますが実際のところはどうなのでしょうか?

実は一口に中国輸入といっても以下のように3種類の方法に分かれ手法ごとに利益率は大きく異なります。

  1. 単純転売
  2. メーカー仕入れ
  3. OEM

それぞれの手法の利益率について解説したいと思います。

単純転売

中国のタオバオ、アリババ、Tmall、Aliexpressなどから商品を仕入れてAmazonやメルカリ、ヤフオクなどで商品を販売する方法ですが一般的に利益率は15~25%程度になります。

単純転売にしては比較的高い方ですが利益率が高くても安定して売れなければ意味がありません。

確かに中国輸入に取り組んでいると単純転売でも利益率50%以上の商品に出会うこともあります。

しかし一般的に単純転売で利益率が高い商品は回転率が低い傾向にあります。

利益率50%で月に1個売れる10000円の商品と利益率10%で月に100個売れる500円の商品だとどちらも利益は5000円ですが初心者ほど前者の商品を、上級者ほど後者の商品を好む傾向にあります。

月に1個しか売れない商品は無在庫販売などには適していますが在庫を持つにはライバル増加リスクが大きく安定しません。

中国輸入単純転売は利益率は欧米輸入やAmazon輸出などに比べると高めですがライバルセラーが増えやすく利益率だけを見て取り組むと必ず失敗すると言っても過言ではありません。

仕入れを行う際にはツールなどで取得したデータを見て判断することになりますがデータを見るときはある瞬間の利益率やライバルセラー数だけを見るのではなく微分係数(変化率)を見るようにしましょう。

特定の商品に関するある一点のデータを見たときに利益が出る状態でもマイナス方向への単位時間(日)辺りの変化が大きく数日で利益が出なくなってしまうことはざらにあります。

基本的にはおすすめ出来ない手法です。

メーカー仕入れ

メーカーから仕入れてBtoCで販売するのかBtoBで販売するのかで利益率は変わってきますがここではBtoCの場合について解説します。

BtoBの場合についても簡単に解説しておくと海外の展示会で契約を取り日本の展示会に出して卸売をする場合利益率は5%程度になります。

その代わり回転率は非常に高く安定した需要を確保できるため融資などが受けやすいのが特徴です。

BtoCの場合も海外の展示会で契約を取るところまでは同じですが販路はAmazonや楽天、ネットショップなどになります。

利益率は30~40%程度になります。(広告宣伝費をかけて行く場合はもう少し低い値になります。)

中国輸入の場合は上海や北京、広州、そして中国ではありませんが香港や台湾の展示会で仕入れることが多くなります。

Webから電話交渉やメール交渉を行う方法は以下にまとめています。

しかし展示会に行くことができるのであればそちらの方が効率的ですのでぜひ一度は展示会に行ってみてください。

メーカー仕入れでは通常最初にまとまった金額を支払って在庫を抱える必要がありますが最近はクラウドファンディングと組み合わせてそのリスクを抑える手法も流行っています。

クラウドファンディングを行う場合は独占卸契約を結ぶ必要があるので契約金0円で全くのノーリスクで行うということは出来ませんがそれでも通常想定販売数の3割程度の費用で済みます。

1000万円分在庫を仕入れるなら300万円程度です。

クラウドファンディングが思ったより跳ねなかった場合は在庫をどうにか販売して終了です。

ただしメーカーによってはMOQ(最低発注数量)がない場合やMOQがあっても交渉次第でその条件を下げたり撤廃してもらうことも出来ます。

ただしむやみやたらにMOQの条件を下げようとしても相手にしてもらえません。

私の場合は販売経路やWeb集客の実績などを伝えて交渉し初動でかかる費用を100万円以内に抑えることにしています。

OEM

OEMの場合利益率は40~50%程度になります。

メーカー仕入れの場合にMOQを下げるようにOEMの場合もMOQ(中国輸入では最低ロットという言い方の方が多い)を下げることは出来ますがこちらも実際にメーカー(工場)側の社長や担当者に合わないと難しいです。

中国は特に家族や友人を大切にする文化なので一度会って食事を共にする位の関係になればMOQは一気に下がります。メールで伝えられたMOQが10000個だったのに対して実際に会って色々話したら1000個からでいいと言われたこともあります。

ただしいい商品を作成するのには高いマーケティング能力が必要です。

他の物販の経験がない人が中国輸入OEMを行なってもまず上手くいかないので未経験の人は先の他の物販に取り組みましょう。

あくまで粗利益率なので広告を使う場合は利益率が下がります。

そしてOEM出品には広告の出稿が必須となってきて特に最初は売上高広告費率が30%を超えることも珍しくありません。

またサプリや化粧品などの通販業界は広告高売上比率で60%近く使うこともあります。

最終的な営業利益率としては集客を広告だけに頼っていると20%程度、SEOやブランディングも強化していくと広告があまり必要なくなってくるので40%程度となります。

中国輸入の利益率まとめ

  • 単純転売は15~25%
  • メーカー仕入れ30~40%
  • OEM40~50%(広告を使う場合は20%程度になる場合も)

という結論でしたが利益率だけでなく回転率を高めることが重要という話でした。

そして回転率を高めるには集客について勉強する必要があります。

特にメーカー仕入れの場合もOEMの場合もどちらも高い集客能力が必須になってきます。

メーカー仕入れの場合は商品力(ブランド力)があればそれ自体が集客力を持つので集客に自信がなく交渉力や資金力に自信がある場合はメーカー仕入れに絞るのもありだと思います。

  1. Amazon・楽天・Yahooショッピングなどの大手モール内集客
  2. ネットショップや自社サイトのSEO集客
  3. 広告運用による集客
  4. SNS集客
  5. 動画集客
  6. その他サイトを活用した集客(クライドファンディング、ポータルサイト、プレスリリースなどの活用)
  7. オフライン集客

などどれを活用しても問題ありませんが理想は全ての能力を身に付けることです。

まずはAmazon・楽天・Yahooショッピングなどの大手モール内集客を身につけましょう。

その中でも一番のオススメはやはりAmazonでの販売です。

まずは中国輸入Amazon販売で確実に利益を出せるようになりましょう。

~法人売却額2億円以上を目指すための物販ビジネス講座~OEM編~

OEM・ODM生産に関して一般的な有料コンサルティング以上の内容に仕上げたメール講座です。
※本名の登録でない場合は配信を停止させていただく場合がございます。