この記事では中国輸入ビジネスの利益を左右する送料や発送方法についてまとめています。
まず送料には国内送料と国際送料がありますが国内送料は店舗側に依存し安くすることが難しいのでこの記事では国際送料に焦点を当てます。
国際送料についてですが中国輸入で使う国際輸送の配送方法には大きく分けて2種類あります。
航空便とコンテナ便(船便)です。
中国輸入を行う際は代行会社を使う人が多いと思いますが国際送料は商品代金の次に金額が大きくなる部分なのでなんとなくで代行会社を使ったり発送方法を決めてしまうと大きく損をしてしまいます。
またそもそも船便を扱っていない会社などもあるので必ず最初に確認するようにしましょう。まずは中国輸入の国際送料について見てから次に送料を安くする方法を見ていきたいと思います。
目次
中国輸入の国際送料はいくら?【発送方法別】
航空便
- EMS
- OCS
- DHL
- FEDEX
- 佐川急便
EMS
中国輸入の国際送料(航空便)について考える時に着目したいのが多くの代行会社が謳っているEMSの50%~65%引きという宣伝文句です。
EMSは航空便の代表的な配送方法の一つです。
EMSの50%引きと言っている会社同士でも送料が違うことがよくあるので実際の数字で見比べましょう。
またそもそもEMSは以下のようにそれほど安くないです。(表は50%引きになる前の価格)
重量(kg) | 通常価格(元) | 円換算(15円) | 重量(kg) | 通常価格(元) | 円換算(15円) |
0.5 | 180元 | 2700円 | 15.5 | 1380元 | 20700円 |
1.0 | 220元 | 3300円 | 16.0 | 1420元 | 21300円 |
1.5 | 260元 | 3900円 | 16.5 | 1460元 | 21900円 |
2.0 | 300元 | 4500円 | 17.0 | 1500元 | 22500円 |
2.5 | 340元 | 5100円 | 17.5 | 1540元 | 23100円 |
3.0 | 380元 | 5700円 | 18.0 | 1580元 | 23700円 |
3.5 | 420元 | 6300円 | 18.5 | 1620元 | 24300円 |
4.0 | 460元 | 6900円 | 19.0 | 1660元 | 24900円 |
4.5 | 500元 | 7500円 | 19.5 | 1700元 | 25500円 |
5.0 | 540元 | 8100円 | 20.0 | 1740元 | 26100円 |
5.5 | 580元 | 8700円 | 20.5 | 1780元 | 26700円 |
6.0 | 620元 | 9300円 | 21.0 | 1820元 | 27300円 |
6.5 | 660元 | 9900円 | 21.5 | 1860元 | 27900円 |
7.0 | 700元 | 10500円 | 22.0 | 1900元 | 28500円 |
7.5 | 740元 | 11100円 | 22.5 | 1940元 | 29100円 |
8.0 | 780元 | 11700円 | 23.0 | 1980元 | 29700円 |
8.5 | 820元 | 12300円 | 23.5 | 2020元 | 30300円 |
9.0 | 860元 | 12900円 | 24.0 | 2060元 | 30900円 |
9.5 | 900元 | 13500円 | 24.5 | 2100元 | 31500円 |
10.0 | 940元 | 14100円 | 25.0 | 2140元 | 32100円 |
10.5 | 980元 | 14700円 | 25.5 | 2180元 | 32700円 |
11.0 | 1020元 | 15300円 | 26.0 | 2220元 | 33300円 |
11.5 | 1060元 | 15900円 | 26.5 | 2260元 | 33900円 |
12.0 | 1100元 | 16500円 | 27.0 | 2300元 | 34500円 |
12.5 | 1140元 | 17100円 | 27.5 | 2340元 | 35100円 |
13.0 | 1180元 | 17700円 | 28.0 | 2380元 | 35700円 |
13.5 | 1220元 | 18300円 | 28.5 | 2420元 | 36300円 |
14.0 | 1260元 | 18900円 | 29.0 | 2460元 | 36900円 |
14.5 | 1300元 | 19500円 | 29.5 | 2500元 | 37500円 |
15.0 | 1340元 | 20100円 | 30.0 | 2540元 | 38100円 |
複数個口で伝票をまとめることができないので輸送量が少ない人にはいいかもしれませんがあまりビジネス向けではありません。
OCS
OCSとは国際部流サービスの名称です。国内では佐川急便に引き渡されます。
OCSを利用する際は代行会社を経由して利用することになると思いますが代行会社によって料金が異なります。
最も安い所では11元/kgとなっています。
DHL・Fedex・佐川急便
DHL、Fedex、佐川急便に関しては使っている所はマチマチです。契約ごとに料金が変わるためDHLだから安い、Fedexだから高いと言ったことはありません。
中国輸入の代行会社の多くが利用しているのはEMS、OCS、佐川急便、船便になります。
次に船便について見ていきましょう。
船便
船便は容積が大きくなる場合に利用します。船便は重量によりますが10元/kgも可能で航空便より安くなります。また航空便では送ることのできないリチウム電池などが入った商品を送ることができるというメリットもあります。
船便の料金は各代行会社によって異なりますがその前に船便は大きく二つの種類に分けることができます。
混載便(LCL)とコンテナ便(FCL)です。
他の人とスペースを共有して送るのが混載便、コンテナを丸々一つ借りるのがコンテナ便です。コンテナ便は大きさによって20ft、40ft、40ftHQと分かれています。
40ftHQとは40ftコンテナより高さがありより多くの荷物を積めるコンテナのことです。
また船便にも速達と通常発送がありますが速達だと航空便で送った方が安くなるケースも結構あります。そのため基本的には船便では通常発送を使うと思ってください。
混載便の料金は1㎡あたり1000~1200元でコンテナ便の場合は800~1000元ほどです。
コンテナ便は荷物が傷付きづらく荷下しが早いというメリットがありますがその反面荷物が少ない場合は割高になってしまうというデメリットもあります。
またコンテナ便の場合コンテナのまま倉庫に運ぶ必要があるため「ドレー」という専用のトラックでコンテナを輸送する費用が別途かかる点にも注意が必要です。
船便の納期について
船便は料金が安いですがその分納期が遅くなります。航空便を利用した場合日本に2,3日で到着しますが船便では2週間ほどかかります。
中国輸入の国内送料
国内送料はタオバオやアリババから代行会社までの送料になりますがそれぞれの販売モール内に記載があります。
送料が無料になっている所もありますが一般的には
- EMS
- 中国流通王
などの配送方法が使われています。
国際送料と比べると額は小さくなるのとコントロールできる部分ではないので利益計算には含んでもあまり気にしすぎないようにしましょう。
日本国内の送料
代行会社から日本のAmazonFBA倉庫に直送するような場合は国際送料に含まれますが一度国内倉庫に納入しそこからFBA倉庫に送るような場合は国内送料がかかります。
その場合は
- ゆうぱっく
- Amazonパートナーキャリア
- クロネコヤマト宅急便
- ヤマト便
- 佐川急便
- エコムー便
などがあります。
国際送料を安くするには
国際送料を安くするには
- 送料の安い代行会社を使う
- 船便(LCL混載便)を利用する
- 圧縮機で容積を削減する
の3つの方法があります。
送料の安い代行会社を使う
送料が安い代行会社はいくつかありますが送料が安いところは一般的に月会費がかかりますので月会費も考慮して選ぶようにしましょう。
現状ではTHE 直行便という中国輸入代行会社が最安の送料を提供しています。
その他もいい代行会社が増えているので中国輸入代行会社のおすすめと比較のページをご覧になって自分に合った代行会社を選ぶようにしましょう。
船便(LCL混載便)を利用する
船便に関しては先ほど紹介した通りです。納期は延びますが送料が安くなることはもちろん大型の貨物でも輸送可能です。
ただアクセサリーなどの小型の商品を扱う場合は航空便の方が勝手がいいので必要に応じて使い分けるようにしましょう。
圧縮機で容量を削減する
アパレル商品などの柔らかい製品であれば圧縮機にかけることで容量を小さくすることが出来ます。最近では導入している代行会社が増えているので一度問い合わせてみるのがいいでしょう。