私は人に物事を教える際に再現性がないと意味がない、という言葉を合言葉に活動しています。
センスで選んだとかなんとなく売れそう、と言った曖昧な要素を排除することで自分以外の人に任せることができるようになります。
ここが重要です。
私は人に教えたいから再現性があるように仕組みを作ってきたというわけではありません。
人に任せたいから仕組みを作ってきたのです。
人に任せて浮いた時間で自分自身はまた新しいことに挑戦する、事業はこうして成長させていくべきだと思っています。
ぜひあなたもこの記事に書いたことを取り入れてみてください。
様々なものにアンテナを張る
株に世界経済や社会情勢などを判断の指標にするファンダメンタル分析と価格や売買高、期間など株価を構成する要素を分析するテクニカル分析があるように物販にもファンダメンタル分析とテクニカル分析があると思っています。
そもそも物販ビジネスとは投資ビジネスに他ならないのです。
そして経験上何を売るか考える時の入り口はファンダメンタル分析であったほうがうまくいくことが多いです。
難しく考えすぎずアイデアベースで考えて理屈で補強する、と思っていてください。
物販におけるファンダメンタル要素として自分の趣味、知人の話、専門雑誌、旅行先の文化などを参考にしましょう。
需要があるところにビジネスありです。
誰かがモノを売っているからこそ趣味や文化が成り立っているのです。
実際私は起業当初自分が興味があったイタリアのアパレルとギターのエフェクターを海外から仕入れて売っていました。
その後扱ってきたものも海外旅行で現地を訪れた際にいいと思ったものを日本に帰ってから調べてみたり友人や家族の趣味から着想を得たパターンがほとんどです。
世間では〇〇が流行っているととテレビなどで特集された場合そこはすでに参入が難しい場合が多いので日頃から自分発信で情報を得るようにしましょう。
おおまかなビジネスモデルを立てる
扱う商品をだいたい絞ったら次にビジネスモデルを立てます。
どこで売るのか、売るのは物だけか、一緒に売れるものやサービスはないか?
集客はどのようにするのか?
この部分はいわゆるブレストのアイデア出しの部分なので楽しみながら考えることが大切です。
細かい需要はこの段階ではまだ調べなくて大丈夫です。
例えばフランス製のおしゃれな写真立てが好きな友人がいてこれはビジネスになるのでは?と考えたら具体的にはどのような人がそれを求めているか考え、結婚式や七五三などの記念日を販売のフックにしようと考えたりそれほど売り上げが行かなそうだから写真撮影のサービスはどうしようか、自分のところで出来ないのであれば知り合いのところで出来ないだろうか、などとあれこれ考えてください。
売れるものを調べる
ジャンルがだいたい決まったら扱うブランドを決めます。
メジャーなカテゴリであればシェアトップ50、マイナーなメーカーであればシェアトップ10は調べるようにしましょう。
基本的にメジャーなジャンルではシェア上位の卸を取れないのでシェア下位のブランドを扱って売り上げを伸ばしてから交渉することになります。
マイナーなブランドが揃っていること自体をブランドにするという考え方が効果的です。
売れているかどうかはAmazonの在庫を調べるかランキングをチェックする方法が汎用性があって使いやすいと思います。
在庫数をチェックする方法は以下にまとめています。
ニーズを詳細にチェックする
ニーズはAmazonのランキングで目安を調べるかGoogleのキーワードツールやGoogleトレンドなどでおよそのニーズをつかみましょう。
ここでは基本的にテクニカル要素に頼ります。
TwitterやFacebookページなどのSNSを調べるという手もありますがその場合でも数値で見えるようにしましょう。
競合を調べる
ネットショップの場合はライバルサイトのデザインやコンテンツ量からどこなら越せるか、どこには今すぐに勝てなそうか判断しましょう。
最初からシェア4,5位を狙うような作戦は厳禁です、必ず淘汰されます。
切り口を変えて全体では4位、5位でも〇〇なら1位と言える強みを見つけ出しましょう。
集客方法を選択する
売り上げの10%は広告に投資していくようにしましょう。
Amazonではスポンサープロダクト、ネットショップならFacebook広告やリスティング広告、メルマガなど。
商材によって適した方法は異なります。
例えばすでにブランドネームが知れ渡っているものはリスティング広告でも効果を出しやすいですがノーブランド商品にリスティング広告は合いません。
その場合はFacebookやYoutubeを選択していくことになります。
採算が合うか計算する
この段階で採算計算です。
私のやり方では採算計算までがだいぶ遅いですがそれはビジネスにならないものはないと考えているからです。
モノやサービスとして売れらていてある程度続いているものはどこかしらで利益が出ているのです。
Amazon輸入などの輸入ビジネスで小売で仕入れたら利益が出ないからといってその商品自体が利益が出ないというのは判断が早すぎます。
他にも出品している人がいるのであればその商品を扱わないとしても必ず利益を出す仕組みを考えてからやめるようにしましょう。
営業部隊に交渉を任せる
売れるものがすでにリストアップされているはずなので交渉をしてもらいましょう。
無在庫ショップでもいいのでネットショップを一つ用意しておくと交渉の時に使えるので便利です。
扱う商品がいろいろある時はその度に作る必要があるか?と言うとその必要があります。
そもそもいろいろな商材に手を出し過ぎてもうまくいかないので2,3個のジャンルに絞りましょう。
メールでは5W1Hを明確に伝えてもらいましょう。
- どこに販路を持っているのか(先ほどのネットショップ)
- ターゲットはどんな人か
- どの商品をどれくらい扱いたいのか
- 集客はどうやって行うのか
- なぜそこの商品を扱いたいのか(意外とコレが大事)支払い条件や掛け率についても
伺いを立てておきましょう。
自分でメールを書いているうちは労働集約的な稼ぎ方しか出来ていませんので必ずマニュアル化して人に任せるようにしましょう。
私は信頼できる外注さんを集めて成果報酬で営業メールを送ってもらっています。
効果測定を行う
実際に仕入れた後でどのチャネルでどれくらいの期間でどこからアクセスがあって売れたかを全てチェックしましょう。
アクセスの測定は特別なツールは必要なくGoggleAnalyticsがあれば十分です。
1個売れば〇〇円の利益があるではダメです、その商材に投資した場合1ヶ月でどれくらいのリターンがあるのか、これを常に考えることで初めて少しずつ労働収入から離れていくことが出来ます。
時間を使ってお金を稼ぐ方法からお金を使ってお金を稼ぐ方法へとシフトしていきましょう。
効果測定をした上で結果が良ければ関連商材をチェック、結果が芳しくない場合は原因の洗い出しをした上で取り扱いを続けるのか、それともやめるのかを判断していく必要があります。