中国の大手企業であるアリババが運営する海外向けの通販サイトAliexpressを活用した無在庫販売の方法について解説します。
Aliexpressは日本に直送のできるプラットフォームであるため無在庫販売に活用しやすく中国のECサイトを活用して無在庫販売を行おうと思ったことがある人は誰でも一度は仕入れ先として候補に入れたことがあると思います。
しかし結論から言うとアリエクスプレスから購入者への直送はおすすめできません。
アメリカやヨーロッパを中心にアリエクスプレスを活用したドロップシッピング(無在庫販売)というのは人気があります。
日本は国土が狭く発送に一週間以上かかるドロップシッピングでは売れない、という人がいますがこれは間違いです。リードタイムが一週間以上も普通に売れます。もちろん短いに越したことはありませんが。
問題はそこではなく梱包の部分です。その点も含めて無在庫販売の方法を解説します。
アリエクスプレス無在庫販売の流れ
まず間違ったやり方から紹介します。
- Amazon、楽天、Yahooショッピング、Shopify、メルカリ、ヤフオクなどで販売
- 商品が売れたらアリエクスプレスでお客さんの住所を入力し直送
おすすめは
- Amazon、楽天、Yahooショッピング、Shopify、メルカリ、ヤフオクなどで販売
- 商品が売れたらアリエクスプレスで商品を注文し再梱包し発送
大前提として無在庫販売はECモールの多くで禁止されています。発送遅延などを起こし購入者に迷惑をかける無在庫セラーが多いため当然の対応です。
Amazonなどでも無在庫販売は可能ですが少なくともAliexpressから直送するやり方では出荷遅延や梱包不良によるクレームによってすぐに販売ができなくなるのでおすすめしません。
ShopifyやBASEで売る場合もアリエクスプレスから直送するとお客さんを待たせることになるの梱包不良により悪い口コミが立ちやすいのでおすすめできません。特にShopifyやBASEで商品を販売するときはSNSを活用して集客することが多くなるため梱包がひどければ最悪SNSに載せられてしまうでしょう。(返金対応すればそのような事態には至りません)
ただし例外があります。アリエクスプレスはAmazonや楽天のように様々なセラーが商品を販売しているマーケットでアリエクスプレス全体で発送が遅いと言うよりも発送が遅いセラーが多いと言うだけなので発送が早い特定のセラーからしか仕入れない場合は直送でも成立します。
アリエクスプレスでの商品の買い方やセラーの評価の見方については以下にも詳しくまとめていますが評価の見方だけここでも解説します。

店舗名にマウスのカーソルを合わせるとそのストアの情報を見ることが出来ます。
画像で96.8% Positive feedbackとなっている所がストア全体の評価です。目安は97%です。
アリエクスプレスにはSNSのような機能があり623 Followersとなっているのはこのストアをフォローしているフォロワーの数です。
目安は5000Followersです。
開店年月日はあまり重要ではありませんが開店年月日が新しくてもそこそこ評価があれば勢いのあるショップであることが分かります。
ストアの評価は上から順に
- 商品は説明通りだったか
- ストアとのやりとりは問題なかったか
- 配送スピードは問題なかったか
の評価になっており画像のようにBelow Averageとなっているストアは平均より評価が低いことを意味します。
ただし結局は実際に買ってみないと分からないのでビジネス利用するのであれば必ず一度はそのショップから商品を買うようにしましょう。
アリエクスプレスは海外向けのマーケットであるため中国国内に送ることはできません。しかしアリエクスプレスに存在する商品の9割はタオバオやアリババに存在します。
タオバオやアリババで無在庫販売を行う方法
タオバオやアリババで無在庫販売を行う場合は代行会社の利用が必須になるため避けている人が多いようです。
流れとしては
- Amazon、楽天、Yahooショッピング、Shopify、メルカリ、ヤフオクなどで販売
- 商品が売れたら代行会社を通してタオバオやアリババで商品を注文しお客さんに直接発送
となります。
中国輸入代行の「誠」という会社は無在庫販売に対応した代行会社で月会費がかからないタイプの代行会社なので無在庫販売を初めてやる人におすすめです。
ただ私はD2Cブランドを一部無在庫販売で販売していますがTHE 直行便という別の代行会社を使っています。
理由としては
- 送料
- 物流スピード(3~5日と圧倒的)
- 対応の質(10~20社ほど代行会社を使ったことがある中で圧倒的)
が挙げられます。副業とちょっとやってみたいと言う場合は誠の方が適していると思いますが事業としてがっつりやりたいと言う場合はTHE 直行便をおすすめします。その他の代行会社は無在庫(エンドユーザー向け発送)に関してはおまけでやっているだけなのでおすすめできません。
無在庫プランに関しては弊社の紹介で初月の月会費無料にしてもらっているのでぜひ活用してみてください。(有在庫の方はAmazon総合支援ツールアマトピアのエキスパートプラン以上のプランを利用している方のみ初月の月会費無料)
確実な方法はShopifyやBASEなどでの無在庫販売になります。さらに詳しい情報は以下の記事にまとめています。
参照:中国輸入無在庫販売の方法