竹内さん(37歳)は、飲食チェーンの店長を12年務めたのち脱サラし、Amazonでの自社商品販売に挑んだ受講者です。接客と品質管理の感覚は活きたものの、Amazon内広告だけに頼る集客で月商60万円の壁にぶつかります。転機は「商品ではなく”人”に集客する」という発想への転換。AIを使ったコンテンツ運用とWeb集客を組み合わせ、受講から約1年で月商300万円・月利75万円を、週30時間ほどの作業で安定させました。物販の経験はあっても、SNSやWeb集客はほぼ未経験からのスタートでした。
目次
飲食チェーン店長12年——「自分の城を持ちたい」で踏み出した物販
竹内さんは高校卒業後に飲食チェーンへ入社し、12年間で店長まで昇進。年収430万円・月休6日・常に人手不足という環境で「会社の看板の中で消耗するより、自分のビジネスを持ちたい」と考え、37歳で脱サラしAmazonでの日用品・キッチン用品のOEM販売を開始した。

まず、物販を始めるまでの経緯を教えてください。

飲食チェーンに高卒で入って、12年で店長まで上がりました。年収430万、休みは月6日、人手不足のシフトを自分で埋め続ける毎日で。仕事自体は嫌いじゃなかったんですが、「会社の看板で消耗するより、自分の城を持ちたい」とずっと思っていて。37歳の節目で脱サラして、日用品・キッチン用品のOEM販売をAmazonで始めました。

飲食一筋だった方が、なぜ物販を選んだんですか?

店長時代に食器やキッチン用品の発注・在庫管理をずっとやってきたので、「良いキッチン用品とは何か」を現場で12年見てきた自負があったんです。飲食店をもう一軒持つには資金もリスクも大きすぎる。でも物販なら在庫の目利きと品質管理の感覚がそのまま活かせる。自分の経験が一番武器になる土俵だと思って選びました。
月商60万円で頭打ち——Amazon内広告の「消耗戦」
竹内さんの売上は開始6ヶ月で月商60万円前後に停滞。Amazon内のスポンサー広告に依存していたため、広告を止めると注文が止まり、競合の値下げに合わせて広告費を上げるほど利益が削られる「消耗戦」に陥っていた。

始めてみて、最初につまずいた点はどこでしたか?

接客や品質管理の感覚は活きて、商品自体はそこそこ評価されました。でも開始6ヶ月で月商は60万円前後で頭打ち。原因はハッキリしていて、Amazon内のスポンサー広告だけに頼っていたからです。広告を止めた瞬間に注文が止まる。完全に広告の点滴で生きている状態でした。

広告を増やせば売上も伸びそうなものですが。

そこが落とし穴でした。競合が値下げと広告を仕掛けてくると、こちらも広告費を上げないと上位に出ない。広告費を月15万まで突っ込んでも、その分だけ利益が消える。売上を追うほど手元に残らない消耗戦で。プラットフォーム内広告に依存している限りジリ貧だと、半年でイヤというほど痛感しました。外から自分でお客さんを連れてくる仕組みがない——それが一番の弱点でした。
「商品ではなく”人”に集客しろ」——コンサルAIの最初の指摘
コンサル開始時、専用AIは「あなたは商品ページに人を集めようとしているが、本当に育てるべきは”あなたのファン”。広告で買った客は広告を止めれば消えるが、SNSで育てた見込み客は資産として残る」と指摘。竹内さんの集客観を根本から変えた。

コンサルの最初に、印象に残った言葉があったそうですね。

はい。最初の面談で専用AIに今の状況を打ち込んだら、「あなたは商品ページに人を集めようとしているが、本当に育てるべきは”あなたのファン”です。広告で買った客は広告を止めれば消える。でもSNSで育てた見込み客は資産として残ります」と返ってきて。これが刺さりました。自分はずっと「商品」に集客していて、「人」に集客するという発想がなかったんです。

具体的な方向性は、どう示されたんですか?

「Amazon内広告への依存から脱却して、Instagram・X・Threadsそれぞれの特性に合わせてAIでコンテンツを量産し、見込み客を育ててからAmazonへ送る」という設計図でした。「いきなり全部やらず、まずInstagramひとつでファンを1,000人作るところから」と段階も示してくれて。各メディアのアルゴリズムに合わせて作り分けるという発想が衝撃で、ここで「集客は外で作るものなんだ」と頭が切り替わりました。
AIコンテンツリパーパスで週15時間→3時間
竹内さんは1本の動画素材から各メディア向けコンテンツを自動生成する「AIコンテンツリパーパス」のワークフローを構築。Instagramリール・X投稿・Threadsの文章・ブログ記事を作り分け、週15時間かかっていたSNS運用を3時間に圧縮した。

具体的に、どんな手法が一番効きましたか?

AIを使ったコンテンツリパーパス術です。1本の動画素材から、Instagramリール・X投稿・Threadsの文章・ブログ記事までAIで自動生成するワークフローを組んだら、週15時間かかっていたSNS運用が3時間に圧縮されました。飲食でワンオペに慣れていたので「少ない手数で回す」のは得意で、この仕組み化はハマりましたね。

1本の素材を、どう各メディアに作り分けるんですか?

たとえば「フライパンで時短調理」の動画を1本撮ったら、Instagramはテンポ重視の30秒リール、Xは”飲食店12年が選ぶ理由”を一言で刺す短文、Threadsは失敗談まで入れた会話調、ブログは検索を狙った詳しい解説——とAIに役割を変えて書き分けさせる。同じネタでも器を変えるだけで全メディアぶんが30分で揃う。以前は1メディアごとにゼロから考えていたので、ここの差が一番大きかったです。
飲食12年が武器に——「実際に料理で使ってみた」が刺さった
竹内さんのコンテンツで最も反応が良かったのは、飲食店の現場経験を活かした「実際に料理で使ってみた」系のリアルな投稿。プロの調理目線での使用感や比較が、一般的な商品紹介との差別化要因となり、Instagramで大きく伸びた。

反応が良かったコンテンツは、どんなものでしたか?

飲食業での経験を活かした『実際に料理で使ってみた』系のリアルな投稿が、Instagramで一番伸びました。商品をきれいに並べて撮るだけの投稿は全然反応がなかったんですが、実際に火にかけて、油はねや焦げ付き、洗いやすさまで現場目線で見せると、コメントが一気に増えて。

その差は、どこから生まれたと思いますか?

「使った人にしか言えないこと」を言えたからだと思います。飲食店12年で何百種類もの調理器具を使ってきたので、”このフライパンは家庭のIHだとここが弱い”みたいな本音が出せる。コンサルからも「あなたの12年は誰にも真似できない差別化要因。AIで量産しつつ、中身はあなたの経験で埋めなさい」と言われて。AIで数を作り、経験で深さを出す——この役割分担が腑に落ちました。
フォロワー3,000人と広告費1/3——3ヶ月で潮目が変わった
SNS運用を始めて3ヶ月でInstagramフォロワーが3,000人を突破。SNS経由の自然流入が増えたことで、月15万円かけていたAmazon広告費を5万円まで削減しても売上はむしろ増加し、利益率が大きく改善した。

成果が見え始めたのは、いつ頃からでしたか?

3ヶ月目で潮目が変わりました。Instagramのフォロワーが3,000人を突破して、プロフィールのリンクからAmazonに来てくれる人が目に見えて増えた。それまでは広告で無理やり連れてきた一見客ばかりだったのが、「この人が薦めるなら」と買ってくれるファンが出てきたんです。

広告費にも変化があったんですよね。

ここが一番うれしかったところで。SNS経由の自然流入が増えたぶん、広告費を月15万円から5万円まで削っても、売上はむしろ増えたんです。広告を減らして売上が増えるなんて、消耗戦をやっていた頃の自分には信じられない話で。広告費が3分の1になって利益率が一気に上がり、「これが資産になる集客か」と実感しました。
月商60万→300万——約1年の推移
竹内さんの月商は受講前60万円から、3ヶ月目90万円、6ヶ月目160万円、9ヶ月目230万円と段階的に伸び、受講から約1年で月商300万円・利益率25%・月利75万円に到達。SNSというストック資産が積み上がるにつれ、伸びが加速した。

月商300万円までの推移を、数字で教えてください。

受講前が月商60万円。SNSが効き始めた3ヶ月目で90万、6ヶ月目で160万、9ヶ月目で230万、そして受講から約1年で月商300万円に届きました。利益率は25%まで改善して、月利は75万円です。面白いのは、後半ほど伸びが速くなったこと。フォロワーという資産が積み上がると、新商品を出した初日から売れるようになるんです。

生活や働き方は、どう変わりましたか?

飲食店長時代は年収430万、月休6日でしたが、月利75万は年収換算で900万円。しかも作業は週30時間程度で、休みは自分で決められる。シフトに縛られて深夜まで店にいた自分が、今は子どもの行事にも普通に出られる。収入が倍以上になって、時間の自由まで手に入ったのが一番大きな変化です。
「広告増額」の暴走を止めたリスク回避指導
受講中盤、伸び悩んだ竹内さんが「広告費を一気に増やして売上を押し上げたい」と相談した際、コンサルは「今はSNS資産が育つ時期。ここで広告に逆戻りすると消耗戦の癖が戻る」とブレーキをかけた。短期の焦りを抑えたことが、利益率を守った要因になった。

順調な中でも、迷った場面はありましたか?

4ヶ月目あたりで一度伸びが鈍って、つい昔の癖で「広告費を一気に増やして数字を作りたい」と相談したんです。そうしたらコンサルから「今はSNS資産が育っている途中。ここで広告に逆戻りすると、また広告を止められない体質に戻りますよ」とストップがかかって。

そのブレーキは、結果的にどうでしたか?

止めてもらって正解でした。あのとき広告に逃げていたら、せっかく作りかけた集客の仕組みが中途半端なまま、また広告依存に戻っていたと思います。焦りでアクセルを踏みたくなる場面でブレーキをかけてくれる相手がいるのは、独学では絶対に得られない安全網でした。短期の数字より仕組みを優先したから、利益率25%を守れたんだと思います。
24時間AIチャットで「投稿前の最終確認」
竹内さんはコンテンツやFAQを学習済みの24時間AIチャットを、投稿前の最終確認に活用。「この切り口は炎上しないか」「この訴求はAmazon規約に触れないか」を投稿前に即チェックできることで、本業の合間でも迷いなく発信を続けられた。

24時間AIチャットは、どう使っていましたか?

主に「投稿前の最終確認」に使っていました。「この切り口は誤解されて炎上しないか」「この商品訴求はAmazonの規約や薬機法的に大丈夫か」を、投稿ボタンを押す前に投げて確認する。コンテンツやFAQを学習済みなので回答が的確で、判断に迷う時間がほぼゼロになりました。

本業の合間でも続けられた理由は、そこにありそうですね。

そうなんです。確認に時間がかかると発信が止まる。でも深夜でも即答してくれる相手がいると、スキマ時間にサッと確認して投稿まで終わらせられる。飲食時代に染みついた「迷ったら手が止まる」癖が、AIチャットのおかげで「迷ったらすぐ聞いて動く」に変わりました。継続できたのは、この即答環境が大きかったです。
独自コンテンツ×実践——なぜ約1年で景色が変わったか
竹内さんは成長の要因を「広告依存から脱却するという独自の設計図、AIで量産し経験で深さを出すという実践手法、そして投稿前に即確認できるAIチャットの三位一体」と総括。ネットの断片的なSNS集客情報とは深さが違ったと振り返る。

受講前にも、ネットでSNS集客の情報は調べていたんですよね。違いはありましたか?

全然違いました。ネットの情報は「とりあえず毎日投稿しよう」みたいな精神論ばかりで。コンサルは”なぜ商品ではなく人に集客するのか”という設計から、各メディアの作り分け、AIで量産して経験で深さを出す手法まで、理由とセットで体系化されていた。断片を寄せ集めたものとは深さが違いました。

改めて、約1年で景色が変わった秘訣は何だったと思いますか?

三位一体だと思います。「広告依存から脱却する」という独自の設計図で方向を定めて、AIで量産しつつ自分の12年の経験で中身を埋める実践手法で差別化して、投稿前にAIチャットで確認しながら走る。方向・実践・確認がそろって初めて、週30時間でも回る仕組みになった。どれか一つでも欠けていたら、また広告の消耗戦に逆戻りしていたと思います。
今後の展望
竹内さんは育てたSNSのフォロワーベースを土台に、取り扱いをキッチン用品からアウトドア用品へ拡大中。新商品の立ち上げ広告費をほぼゼロに抑えられる強みを活かし、今後は楽天市場にも出店してSNSから複数ECへ送客する体制づくりを目指す。

これからの展開を教えてください。

取り扱いをキッチン用品からアウトドア用品にも拡大しているところです。フォロワーベースが育っているので、新商品の立ち上げにかかる広告費をほぼゼロに抑えられるのが強み。「キャンプ飯」みたいに飲食の経験とアウトドアを掛け合わせれば、また自分にしか作れないコンテンツになる。次は楽天市場にも出店して、SNSから複数のECへ送客する体制を作りたいです。集客の入口を自分で持っている限り、販路はいくらでも広げられると思っています。

本日は貴重なお話を、ありがとうございました。
飲食チェーンの店長として12年消耗し、「自分の城」を求めて飛び込んだAmazon物販でも、今度はAmazon内広告の消耗戦に捕まっていた竹内さん。転機は「商品ではなく”人”に集客する」という発想の転換でした。AIコンテンツリパーパスで週15時間の運用を3時間に圧縮し、飲食12年の経験を”使った人にしか言えない”コンテンツに変えて差別化。フォロワーという資産が積み上がるにつれ、広告費を3分の1に減らしながら月商は60万円から300万円へ。焦って広告に逆戻りしそうな場面ではコンサルがブレーキをかけ、24時間AIチャットが投稿前の確認を即座に支えました。広告で”買う”集客から、SNSで”育てる”集客へ。入口を自分の手に取り戻したことが、約1年で景色を変えた事例です。
監修:ロジャー
2012年に貿易業を開始。eBay・Amazon・ShopeeなどのクロスボーダーEC、AI活用による業務効率化、コンサルティングを専門とする。コンサルティング支援は累計1,000社以上。うち3億円以上の事業・法人売却を実現した企業50社以上、年商10億円超え80社、年商1億円超え600社以上を支援。











