無在庫販売のリスクについて

リスク

在庫リスクがなく資金が少ない状態からでも取り組みやすいことから人気が高い無在庫販売ですがそんな無在庫販売にもいくつかのリスクがあるので紹介しておきます。

在庫切れリスク

無在庫販売の在庫切れリスク

商品が売れていざ仕入れを行おうと思った時に在庫がない、このようなリスクが無在庫販売にはあります。

在庫切れ自体は例えばebayでの販売であれば出荷キャンセルを行なってもそこまで大きな影響はないのでリスクと呼びづらいですがAmazonなどでの販売の場合、特にアカウントを作ったばかりのような場合は在庫切れで出荷キャンセルを繰り返すとアカウントが止まります。

アカウントが止まれば当然それ以上販売を行うことができなくなるため無在庫販売では在庫管理には気をつけるようにしましょう。

参照:無在庫販売の在庫管理方法

赤字リスク

無在庫販売の赤字リスク

無在庫販売では商品を販売してから仕入れを行うため基本的に赤字になることはありません。

しかしその利益計算を間違うと当然赤字になりますし仕入れ価格に応じて販売価格を変えているような場合商品が売れてから仕入れるまでの時間に仕入れ価格が上がらないという保証はないのでそのような場合も赤字になるリスクはあります。

また人を雇って取り組む場合無在庫販売の利益を人件費が上回れば当然それも赤字となってしまいます。

しかし一般的に無在庫販売は梱包や発送作業さえ業者や外注さんに任せてしまえば一人でも取り組みやすいビジネスとなっています。

通関リスク

無在庫販売の通関リスク

商品が売れてから仕入れて送った商品が食品衛生法やFDAのような規制に引っかかる商品の場合

個人輸入の範囲に収まる単一商品の発送の場合通関時に問題になることは少ないですがまとめて輸入したりまとめて輸出するような場合は許可を得ていないと問題になります。

在庫を持って販売する場合はこのような取り扱いが難しい商品の方が狙い目になりますが無在庫販売の場合は避けるべき商品となります。

アカウント閉鎖リスク

アカウント閉鎖リスク

無在庫販売が明確に禁止されているメルカリやヤフオクなどでの販売はもちろんAmazonや楽天でも悪質な場合はアカウント閉鎖に追い込まれています。

以下悪質な無在庫販売の例です。

  1. 在庫管理を適当にして商品が売れてから仕入れ元に在庫がなかったら出荷キャンセルを繰り返す
  2. 楽天で販売してAmazonのギフト買いでダイレクトで購入者に送る

前者は出荷キャンセルを一件した程度では問題になりませんし出品者評価が多ければ月に5件程度出荷キャンセルをしても問題がないことを確認していますが(在庫切れは無在庫販売でなくても起こるため)後者は現在は禁止されている方法です。

以前はこの手法で荒稼ぎしているショップが複数いたため無在庫販売の印象が悪くなっていると思います。

いずれにせよ正しい方法で行なっている限りはアカウント閉鎖になることはないのでルールはきちんと守るようにしましょう。

無在庫販売を行なっている人が犯しがちなアカウント閉鎖につながるミスは以下の通りです。

  1. 出荷キャンセルを繰り返す
  2. 配送遅延を繰り返す
  3. 追跡番号をつけない
  4. 知的財産権や商標権に違反する商品を出品する
  5. 正規品の販売ページに並行輸入品を出品する

無在庫販売のリスクまとめ

どんなビジネスにもリスクはあります。

しかしリスクはコントロールできるものであれば恐るるに足りません。

リスクがコントロールできないものであるなら世の中の成功者はたまたま成功しているだけで実力は関係のないものとなってしまいます。

実際長いことビジネスを続けていると運が味方をする場面もありますがチャンスを掴めるのはそのタイミングで刃を研いで待っていた人だけです。

何事もリスクを理解しコントロールできる状態で取り組みましょう。

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