輸入ビジネスや輸出ビジネスに英語力は必要ですか?という質問をよく受けますが英語は出来れば武器になりますがなくても全然問題ないです。
それはなぜでしょうか?
輸入・輸出ビジネスで英語が出来なくても大丈夫な理由
物販で稼いでる人は英語しゃべれないから通訳雇おう、とあっさり乗り越えていきます。
英語が出来ないのであれば通訳は外注化すればいいだけです。
また少しだけ英語が出来るのであればGoogle Chromeの翻訳機能やエキサイト翻訳で頑張りましょう。
よく卸やメーカーと交渉しろ、と言っていますが実際はテーブルで向かい合って商談するような華やかなものではありません。
私は見込み仕入れ先をリストアップしたら片っぱしからメールしています。
100件メール送ればだいたい20件は返ってくるのでそこからさらに1件に絞り込む気持ちで望みましょう。
契約が取れないと言う人に限って2,3件しかメールしていないことが多いです。
知り合いは返信がなかったら雇った通訳に電話かけてもらって電話交渉していると言っていましたが私は面倒なのでやっていません。
というのも交渉は自分でやっているので単に面倒だからです。
返信があった所に追撃のメールを送り3回目くらいのメールではskypeの番号も書いて送ってます。
輸入の時は日本まで直送可能か?複数買うから値引きしてくれないか?クーポンコードを発行してくれないか?何ロットから発送してくれるのか?AmazonFBAに納入するためのラベルを貼ってくれないか?
など手当たり次第聞いてます。
輸出の時はupworkという海外のクラウドソーシングで見つけた現地パートナーにラベル貼りと納入を任せてるので英語は一切使っていません。
商品一つに付き100円です。
これは上手くパートナーを見つけるしかないです、日本人だと相場は300円ぐらいだと思います。
odeskなど海外SOHOで見つけるのもいいと思います。
日本語が出来る人も結構います。
交渉の時にショップURLを送ると武器に出来ますが商品ジャンルがばらばらだとあまり効果がありません。
私は以前から言っているように音楽機材とアパレル以外卸やメーカーから買っていないので新たにショップを作ることはしていません。
やはり自分の好きなジャンルに特化した方がいいと思います。
例外として中国製品は向こうの商社から買ってます。
保証を付けてくれるところはなかなかないので少し高いですが商社を利用しています。
中国語は話せないですが日本語が話せる人がいる商社をアリババジャパンというサイトで見つけました。
これも100社位とメールをしたうえで選んだものですが最低仕入れ金額が50万円からなので紹介してもあまり役に立たないと思います。
自分の資産状況によって使うべき流通は異なってくるのでぜひ自分に合った所を見つけてください。
輸入・輸出ビジネスで英語が出来ないと損をすることもある
英語が出来なくてもパートナーを見つければ輸入・輸出ビジネスは出来るという結論でしたが翻訳サイトなどだけを頼るやり方は少し危険です。
貿易知識がある人の場合は翻訳サイトに頼ってもいいですが英語能力も貿易能力もない人が翻訳サイトだけで頑張っていたらトラブルに巻き込まれるでしょう。
それに大半の人が英語ができないのであれば出来たほうがチャンスに決まっています。
「英語がわからないからe-bayが怖い、でもセカイモンっていうe-bayが日本語化されたサイトがあるし大丈夫!」
なんて発想は通常のビジネスマンなら生まれないはずです。
あのサイトは日本語化されている分送料等が高く付きます。
ただより安いものはない、という言葉があるように結局一部が便利になっていれば他の部分で割を食うことになります。
交渉だって無理やり値切ってみたところで代わりに代行手数料割増されたり送料を増やされたり、当然のように起きます。
これは相手が悪いんじゃなくて自分の交渉の仕方が悪いだけです。
日本人は交渉が下手と言われますが海外は基本的に必ず数字に基づいた交渉しか受け付けてくれません。
「どうしてもうちの店で扱いたいんだ、今年5歳になる娘がいる、人助けだと思ってどうか・・」
なんて通じるのはドラマの中だけです。
向こうだって家族はいますし生活のために必死です。
こういうところは英語と日本語という言語の問題ではなく民族の気質の違いによるものです。
しかしその問題を除いても本気で稼ぐ気があるなら英語くらい最低限読めるくらいには勉強して然るべきです。
基本的に取引は中国でも欧州でも英語で行われます。
自分出来ないのであればパートナーでも外注先でもいいので必ず英語が出来る人は必要です。
ここが重要。
もし英語が中学レベルであれば外注を雇ったほうが早いしTOEICで750点程度あるのであれば勉強したほうが将来的にお得だと思います。
ちなみに英語が通じない国だったら現地パートナーを見つけるのが一番です。
ポリネシア語しか通じない国と交易を持ちたいのであれば私ならポリネシア語と日本語か英語が出来る人をSNSやら掲示板やら活用して見つけます。
相手がネットショップみたいに小規模であれば翻訳サイトを使ったようなたどたどしい英語でも問題ありませんが
もっと上流のメーカーや正規代理店になってきた場合言語が怪しいと門前払いです。
これはよく考えなくても常識だと思います。
自分が会社を経営してるとしていきなり海外からメールが届いて「あなたの商品好き、扱わせてお願いします。大量買い付けできます。発送がいくらになりますか?」
みたいな内容の日本語だとして取引しますか?
私は嫌です、日本人は基本的に信用が高いですが日本人を装って取引しようとする方々もいるので昔より信用がない気がします。
なので肩書じゃなくて能力で勝負しましょう、
英語(言語)はやっぱり出来るに越したことはない話でした。