ここ数年インフルエンサーの勢いが止まりません。
Youtubeの広告収入だけでも十分稼げていると言う人も多いと思いますがヒカル×ロコンド、ヴァンゆん×UNVAMY(新規ブランド)、てんちむ×RESEXXYなど大物Youtuberが物販で続々成功しており物販ビジネスに興味を持つYoutuber、Instagrammer、Tiktokerが増えています。
特にInstagrammerやTiktokerはフォロワーが多く知名度が高くてもそこまで稼げている訳ではない人が多く、物販に興味を持っている人も多いと思います。
私自身もYoutube、インスタで登録者、フォロワーが5万人程度いるインフルエンサー(弱小)であるためこの記事ではそんなインフルエンサーの為の物販戦略をまとめました。
才能がある若い世代の人(特に従来あまり稼げなかった芸術系の人)がこの記事を見て少しでも収益化出来れば嬉しいです。
なおインフルエンサーのマネタイズ全般に関しては以下の記事にまとめているのとインフルエンサーとしてのファン・フォロワーの増やし方のようなものは書いていません。
従来のEC市場は残りつつも
インフルエンサーが活躍する
- インフルエンサーマーケティング
- ファンマーケティング(コミュニティ)
- ライブコマース
という3つの市場が今後物販界において非常に大きな存在感を持ってくるでしょう。
既存のEC市場も伸びていますが今まであまりネットショッピングをしてこなかった50代以上の購買者が増えたことによる伸びが大きく、インフルエンサーの存在はもはや無視できません。
現状EC事業者は広告費を払ってインフルエンサーに宣伝をお願いしている状況ですがそういったインフルエンサーに依頼する方法でさえ重要さに気づけず活用できていない企業がまだまだ多いので広告費は今後どんどん上がっていくでしょう。
そしてインフルエンサーも人の商品を紹介するよりも自分で紹介したり、パートナーシップを結んでパーセンテージで報酬をもらった方がいいことに気づきます。
そのため外部インフルエンサーに依頼するだけでなく自社でYoutubeやSNSを活用することが求められる時代になっていくでしょう。
目次
インフルエンサーにおすすめの商材
まずベースとしてファンの属性にあったものを作りましょう。
女性youtuberで女性ファンが多ければコスメやアパレルプロデュースがおすすめですが例えば男性で料理のチャンネルをやっているのであれば調理グッズを作るなど。
ちなみに有名インフルエンサー以外で圧倒的に物販で稼いでいるインフルエンサーはヨガ・筋トレ系です。
腹筋ローラーやゴムバンドなど実は非常に簡単に生産可能です。
紹介だけで言えば美容系もかなり稼いでいますがそもそもライバルが多いジャンルなのでインフルエンサー×物販でおすすめのジャンルは
- 料理
- スポーツ
- その他趣味
です。
私も音楽系チャンネルやSNSアカウントを運営しているのですがグッズ販売で広告収入より稼いでいます。
プリント系Tシャツ・パーカーなど
とにかく簡単です。型が出来ているTシャツ屋に頼んでインクジェットでオリジナルデザインを作ればある程度売れます。
これだけだと細かいディティールにこだわることは出来ないですし質にこだわった方がファンが嬉しいのは間違いありません。しかしあくまでビジネスなのでこだわりすぎて赤字を出してしまったりあまりありませんが自分の個性を出しすぎて需要からかけ離れた商品を作ってしまっては少数のファンしか買ってくれません。
参考までにパーカーだと原価で1500円程度かけてある程度質の良いものを販売単価6000円以上で売るのがおすすめです。
普通は広告費が20%程度、Amazonなどのマーケットプライスの手数料が10%程度かかってくるので計30%、送料500円として利益は
6000×0.7-1500-500=2200円
利益率は3割程度になります。
しかしインフルエンサーの場合は手数料がかからない自社ECで販売が出来ます。
クレジットカード決済は使うとして手数料を標準の4%として
6000×96%-1500-500=3760円
1個辺りの利益でこれだけ変わってきます。利益率は50%を超えます。
これだけ余裕があれば原価が高くなっても商品の質をあげてもっとファンにいいものを届けたい、と思うでしょう。そして良いものを作ってファンもさらに喜ぶ、という良い循環が出来ます。
これは一般的なEC市場でも同じことなのですがインフルエンサー(個人)が介在するかどうかというのは大きな差です。
ペンライト
ライブをやるのであればペンライトも簡単に作ることが出来おすすめです。
ライトの部分の性能はほぼ変わらない為デザイン勝負になります。
トートバッグ
こちらも定番、デザインでほぼ決まる為生産は簡単です。
マグカップ
こちらも定番。理由は同じでデザインでほぼ決まる為です。
iPhoneケースなども生産は簡単ですがこれはよほど好きでないと買ってもらいづらいのであまりおすすめできません。
缶バッジ・キーホルダー・ぬいぐるみ
Vtuberだったりキャラ系が評価されている場合は缶バッジやぬいぐるみなどの生産も視野に入れましょう。こちらも比較的生産が簡単です。
その他
変わり種として生産が比較的簡単なグッズを紹介します。
自分自身がアイコンとして人気があるのかそのチャンネル自体の内容が人気なのか(ハウツー系に多い)で変わってきますが参考になれば幸いです。
帽子、食器、スリッパ、タオル、ダテ眼鏡、アクセサリー、アイウォーマー、ペンケース、コインケース等
逆を言えばここまでにあがってこなかった商品(例えば家具、家電、化粧品、食品)は生産がそこまで簡単ではないため資金力があって差別化を狙うのであれば狙ってもいいと思います。
物販商品の生産方法
一般的な物販ビジネスであれば中国や国内で工場を探して、デザイン画を渡したり現物をサンプルとしてサンプル生産を行なってもらい、本発注に入りなん生産した商品をAmazonや楽天、自社ECで売る流れになるのですが皆集客で苦労します。
しかしインフルエンサーの場合集客はできた状態なので正直勝ちゲーです。
私は集客の会社を経営しているのですが皆商品はあっても集客に困って依頼をしていきます。
集客が出来ていればユーザーのニーズに合わせた商品を作れば必然的に売れるのでこんな楽なことはありません。
しかしいくら集客ができているインフルエンサーと言えど商品開発がが初めてであればほぼ確実に失敗します。
そのため
- 生産が簡単な商品を作る
- メーカーとコラボ
するのどちらかを行う必要があります。
生産が簡単な商品は先ほど紹介した通りでアパレルや小物になります。
Youtubeで言うと10万人登録以上の人であればメーカーとのコラボが実現しやすくなります。この規模の登録者数であればすでに相手から声がかかっていることも多いと思いますが初回は取り分が少なくなろうとも費用相手持ちで商品開発を行うのがおすすめです。
やはり餅は餅屋ということでプロに任せましょう。
2、3回くらい返した後で完全オリジナルとなるOEM生産ではなく製造する製品の設計から製品開発までを受託者に任せるODM生産を行うのがおすすめです。
マーケティングが得意なインフルエンサーは以下の記事を読んでOEM生産を行なってもいいと思いますがインフルエンサーとしての活動に集中した方が人生有意義なはずです。
参照:国内OEMの方法
インフルエンサーの宣伝方法
Youtube
動画内で紹介するのが一番成約数が増えます。
例えばアパレル商品を売るとして紹介でなく自社ブランドの場合、1つの動画で紹介するだけでなく一定期間動画内で着用することで宣伝動画を見た人以外にもリーチできます。
商品を売りたいからといって全ての動画ごとに商品を紹介すると視聴維持率が下がるのでNGです。
2~3個の動画で紹介した上で概要ランクにリンクを貼っておきましょう。
自分でプロデュースするのであれば単に宣伝動画を作るだけでなく商品作成のプロセスやコンセプト作成の動画など全て企画にした方が宣伝感が薄れた上で宣伝効果がある(変な日本語)ので自然に欲しくなる動画作りを心がけましょう。
ヒカル×ロコンドの例などはその顕著な例です。
Instagramではプロフィール以外に直接商品リンクを貼ることは出来ません。
そのため直接の誘導率は落ちますが商品画像にコメント付きで紹介するか、あるいはストーリーズを活用することでURL遷移が可能になります。
私もインスタで何度も商品紹介をしたことがありますがストーリーズ内で紹介した方がCVR(成約率)が高くなるので可能であればストーリーズで紹介するのがおすすめです。
Tiktok
Toktokでは直接URLを紹介することは出来ませんがYoutubeにアップしている動画の短尺動画などをTiktokにアップして続きやフルをYoutubeに載せていることをコメント欄に書くことでYoutubeへの誘導を行うことがかのです。
またインスタグラムへの誘導も同様の方法で可能なので商品の宣伝自体は誘導後に行うようにしましょう。
インフルエンサーの為の物販戦略まとめ
いかがだったでしょうか、若い世代が行動すれば結果が出しやすく稼ぎやすくなった今の時代は行動力がある人には非常に生きやすい時代となったと思います。
インフルエンサーとしてあなたが活躍できているのもその努力の結果です。
これからもファンを増やして素晴らしい活動を続けてください。
その上で広告収入や企業案件以外で収益が欲しい、自分のブランドを持ちたいと思った人はぜひ物販にチャレンジしてみてください。
個性を活かして日本を元気にしてくれている全てのインフルエンサーに捧ぐ。