Amazon輸入リサーチツールの活用法

Amazon輸入のリサーチで時間がかかっているからツールを導入したいけどどんなものを使えばいいか分からない、効率的な活用法が分からない、元が取れるか不安と考えている方のためにAmazon輸入リサーチツールの活用方法をまとめました。

Amazon輸入ビジネスで最も時間のかかる部分、それが商品リサーチです。

その他にも学ぶべきことはありますがまずは利益が出る商品を安定的に見つけられるようになることが大切なのでその方法をまとめたいと思います。

Amazon輸入ビジネスといってもいくつか方法があるのでそれぞれに最適なリサーチツールの活用法を見ていきましょう。

ここでは弊社で開発しているアマトピアの商品リサーチ機能を基に解説を進めています。

卸・メーカー仕入れ

卸・メーカー仕入れの場合はジャンルによって異なるのですが卸・メーカーの掛け率を想定したリサーチをおすすめしています。

通常小売から仕入れる場合仕入れ価格が送料など全て込みで8000円で販売価格が10000円だとしたら粗利は2000円になります。

しかしEC文化が発展して出品に回る側の人も増えたので売れる商品の場合この販売価格10000円はどんどん下がっていきます。

ライバルセラー同士が商品を売るために下げ合うためです。

これはどちらのセラーにとってもお得なことではありませんが特に初心者が参入しやすいジャンルでは相場を気にせず価格を下げる人が出てきます。

しかし卸仕入れやメーカー仕入れでは価格は一定のラインで横並びになります。

成熟したセラーは価格を下げ合うことが得ではないことが分かっているためです。

仮に8000円まで販売価格が下がってしまえば初心者が多い小売仕入れの人は利益は出ませんがまとめ買いなどで安く仕入れている卸ユーザーであれば8000円を割っても利益が出ます。

すると安定した販売数が見込めるようになるので在庫を持って販売する場合はこの卸仕入れのリサーチをすることが必要になります。

代理店から卸仕入れを行うような場合は6~7掛け、メーカーから仕入れるような場合は4~5掛けが一般的ですが本来はジャンルによって決まるものではありません。

有名ブランドであれば9掛けかそもそも卸を提供していないところもありますし反対に極限まで突き詰めれば3掛けで卸してくれるところもあります。

それはメーカーや業者との関係性によるので前段階のリサーチでは分かりません。

そのため卸・メーカー商品のリサーチを行う際に卸掛け率を想定するなら前述の一般的な値を用いましょう。

Amazonリサーチツールの卸掛け率設定

↑この位厳しい値にしてしまうとほぼ利益が出る商品は見つからないので弊社では0.4でリサーチしています。

セラーIDを抽出する対象はAmazon輸入リサーチの方法で解説しているように日本のAmazonで並行輸入品や逆輸入、輸入品などのキーワードを含む商品を出しているセラーからデータを取得しましょう。

Amazon並行輸入品事例 Amazonの出品者一覧

価格差があっても規制や法律が関わり許可を取らないと扱うことの出来ない商品もありますがそのような商品の方が参入障壁が高い分利益率が高くライバルも少ないのでおすすめです。

ただしこのやり方ではすぐにセラーは取り尽くしてしまうので中上級者を目指すにはコンサルで提供している月別のAmazonの売れているもの全リストの活用や海外セラーからの商品の抽出などが必要になってきます。(ASIN Fetcherなどの無料ツールと組み合わせるのがおすすめ)

また価格差があっても売れた商品が売れなければ意味がないので販売数や売上のデータも取れるツールが必要になります。

Amazonリサーチツールの販売数予測

上記はアマトピアの画面です、仕入れるペースによってどの値を参考にすべきかは変わってきますが卸の場合は1~3ヶ月のデータが参考になるはずです。

また実際に卸交渉が出来ないと意味がないので卸交渉のやり方は別で学びましょう。

小売仕入れ(無在庫販売)

Amazon輸入無在庫販売の商品リサーチでは卸仕入れとは戦略が大きく異なります。

無在庫輸入では法律が関係するような規制商品の許可を通していては費用が合わないことがほとんどです。

価格差は5000円以上あるものを狙うといいでしょう。

そして狙うべき商品は毎月10個以上売れるような商品ではなく2,3ヶ月に1個売れるような商品にしましょう。

3ヶ月に1個売れる商品を1/90の確率で売れる商品と捉えれば同様の商品を90個出品すれば理論上は1日1個商品が売れることになります。

ただし注意が必要なのはこの場合の3ヶ月に一個売れるというのは「自分が出品した場合に」という条件付きなので出品者数に気をつけましょう。

またFBAセラーが多い場合はカートを取得することが難しい点にも注意が必要です。

ただし配送スピードが早い物流会社を使えばFBA出品でなくともメインカートを取ることが出来ますので無在庫販売の場合はツールだけでなく物流の選択も重要になることを覚えておきましょう。真贋調査が年々厳しくなっているのでAmazonでの無在庫は現在非推奨のやり方になります。

オリジナル商品(OEM)

オリジナル商品を販売するためのリサーチ方法は既存の商品の価格差を見つける手法とは異なり商品の需要を細かく調べたりマーケティングの部分が重要になります。

具体的には以下のことを調べる必要があります。

  1. 参考商品のAmazonでの販売数
  2. 参考商品のAmazonでのレビュー数
  3. 参考商品のキーワード順位
  4. 作りたい商品を集客するためのキーワードの需要

上3つはアマトピアの在庫追跡機能やSEO対策機能で調べることが可能です。

Amazonで販売ページへの流入はキーワード流入が7割と言われていますが特定のキーワードで集客できるかどうかは隙間のキーワードを狙っていく必要があります。

隙間のキーワードとは具体的にはどういうことかというとGoogleで検索数が多いキーワードなのにAmazonで商品数が少ない商品やAmazonで検索数が多いキーワードなのにAmazonでの商品数が少ない商品です。

この作業が非常に重要なのですがほとんどの方はやっていません。

Amazonでの検索ボリューム

Amazonでの検索ボリューム

Googleでの検索ボリューム

Googleでの検索ボリューム

Amazonでの商品数

Amazonでの商品数

手動でも行うことが出来ますが非常に手間がかかるのでツールの使用をおすすめします。

アマトピアのSEO対策機能ではAmazonでの検索ボリューム、Googleでの検索ボリューム、Youtubeでの検索ボリューム、インスタのタグ数、Amazonの商品数やそれぞれの相対的に優位な市場を見つけることが出来るのでOEMやネットショップ集客にはほぼ必須になっています。

現在SEO対策機能は販売していません。

Amazon輸入リサーチツールで見つからない商品を見つけ出す方法

次に普通のリサーチツールで見つけることのできない利益の出る商品をリサーチツールを使って見つける方法について解説したいと思います。

Amazon輸入のリサーチでツールは作業を効率化させる上でツールは非常にいい選択肢でしょう。

しかしツールを使うと見つけられない商品がありそれは他のツールを使っている人も見つけられないので手動でリサーチをしている人にもチャンスがあります。

一体どういうことでしょうか?

Amazon輸入リサーチツールの欠点

世の中に存在するリサーチツールは全てASINを元に商品を見つけています。

ASINは正式名称でAmazon StandardIdentification NumberといいこれはAmazon特有の商品コードです。

本来同じ商品であれば日本のAmazonと海外のAmazonのASINコードは共通です。

これはAmazon側で紐つけています。

しかし両方の国に同じ商品があってもASINコードが別であったり違う商品なのにASINコードが共通しているケースがあります。また海外メーカーの商品でも海外Amazonで販売されていないようなケースも存在します。

このような商品はツールでは見つからない利益の出る可能性が高い商品です。

タイトルは言語が違うので結びつけることは出来ませんしツールでは利益が出るか分かるどころかそもそも出品がないとなってしまうので同じ商品を見つけるには画像比較を
するしかありません。地道にその商品が現地の言葉で何と検索されているか調べる方法も存在しますが難易度が高いので初心者の方にはおすすめしません。

そこで効果的な画像比較の方法を紹介します。

Amazonの商品を画像検索で見つける方法

ASIN共通のものしかツールで判別できないことに気づいて普通に画像検索をしている人はいるかもしれませんが何も考えず写真をアップロードして画像検索していませんか?

画像検索は時間がかかりますし検索結果も膨大になります。

そこでリサーチする場合はドメインを絞り込み検索をします。

まずは普通に画像検索をした場合の結果を見てみましょう。

今回はこちらの画像を用いたいと思います。
(この画像の商品自体はツールで見つかる商品で特に意味はないです)

カービィamiibo

まずGoogle画像検索を開いてカメラのアイコンから画像をアップロードして検索を開始してください。

Google_画像検索

すると以下のような画面が出てくるはずです。

Google_検索 カービィ

キーワードが自動で表示されることに注目してください。
今は使いませんが後で重要になってきます。

次に全てのサイズで「大」を選びましょう。

「小」や「中」ではAmazonアソシエイトを利用しているブログなどが数多く引っかかってしまいます。

大を選んだら後はドメインがamazon.comになっているものを探すだけです。

次にドメインで絞り込むやり方です。
この場合日本のgoogleではなく調べたい国のgoogleを使用します。

ここでは例としてアメリカのgoogle.comを用いたいと思います。

絞り込みにはクエリ文を使うのですがこれは画像アップロード→Googleが画像をキーワードへ変換という流れで画像を検索するのですが日本のGoogle画像検索を使うと先ほど見たように日本語タイトルが表示されるのでそれをamazon.comドメイン内で見つけようと思っても見つからないためです。

難しいことは考えずGoogle.comを使っていただければ大丈夫です。

先ほどと同じこちらの画像を使用します。

カービィamiibo

検索キーワードの後にsite:amazon.comと入れ検索します。

Google_Search Amazon絞り込み

必要に応じてamazon.comの部分は変えてください。
絞り込みたいドメインを書けば大丈夫です。

こちらが結果です。

amazon.com内の探していた画像のみ表示されています。

kirby_amiibo_kirby_series_site_amazon_com_-_Google_Search

Amazon輸入リサーチツールで見つからない商品を見つける方法のまとめ

  1. ASINで繋がっていない商品はチャンス
  2. 現地のGoogleでドメインを絞り込み画像検索

ツールで見つからないのに画像だと見つかるものはだいたい2割くらいです。

輸入であれば並行輸入や輸入版と書いてあるのにASINを通して海外出品が見当たらない商品、輸出であればjapan,japan importなどのキーワードで出品されているのにASINを通して日本の商品が見つからない商品があればこの方法を使ってリサーチしてみてください。

手間がかかる分チャンスが眠っていますのでぜひ試してみてください。

またASINが繋がっているものを手動で探すのは無駄でしかないのでそこはAmazon輸入用のリサーチツールを使いましょう。

ツールにできる事はツールにツールにできない事は人に任せる仕組みを作ってどんどん仕組み化していく事がAmazon輸入において最も大切な事です。

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