円安下では輸出ビジネスをするべき?メリットは?

結論から言うと円安というだけでは輸出ビジネスをするべきとは言えません。

しかし2023年頃から急激に進んでいる円安には海外インフレ+日本の国内景気悪化(コストプッシュ型インフレ)という要件が重なっているので輸出の方が利益を出しやすくなっています。

ただし他の記事でも何度も解説しているように法人売却まで考えた場合は結局輸入ビジネスの方がやりやすいです。円安+海外インフレの状況下では輸入のメーカー仕入れでは利益が出しづらいのでやるのであればOEM一択です。

しかしOEMは中・上級者向けなので結局初心者の人が今物販をやるのであれば輸出の方がいいでしょう。

円安下では輸出ビジネスで利益を出しやすい理由

為替は常に変動するものなので円安下で輸入時に仕入れ価格が上昇しても日本国内の商品を値上げすれば通常は対処できます。

しかし極端に円安が進むとその分利益を増やそうと販売価格を上げても国内の経済が潤っていなければ家庭の会計を逼迫することになるのでモノが売れなくなります。

今はこの極端な円安に加えて海外のインフレにより人件費も上がっているので特に欧米諸国で生産されている商品は高くなっています。中国製の商品ももちろん影響を受けていますが欧米に工場がある商品よりは影響を受けていないので中国生産のOEMは多少利益率が減っているものの大きな問題にはなっていません。

昔海外で買った商品を見たら今は軒並み1.5~2倍程になっていて驚いた経験がある方も少なくないでしょう。食品などは3倍以上になっているものも珍しくありません。

日本の不景気はいつまで続く?

記事執筆時点で実質賃金25ヶ月連続ダウンというニュースを見ました。日本は長らくデフレから脱却出来なかったのですがそれが最近インフレになってきたことで景気が良くなった、という方がいますが日本のインフレはロシア問題に端を発する小麦や石油の値上がりによるコストプッシュ型のインフレであるため全く景気は良くなっていません。

政治的な対策には何も期待できないことに加え生産人口の減少も合わさり全体レベルでの先行きは正直暗いです。2024年時点人口の半分が50歳以上になっているというデータもあります。

しかし一方で希望が持てるニュースもあります。それは日本の富裕層が増加しているということです。富裕層の定義はいろいろありますがここではクレディ・スイス・マリブジャパンの「100万ドル以上資産を持つ人」という定義を採用します。

すると2014年時点では200万人程度と言われていた富裕層ですが2019年には300万人になり、2024年時点では500万人以上に達すると言われています。

これは株式投資や不動産投資をする意識が広まったことにも関係しおり、このブログで紹介している物販も例外ではありません。

一般的に投資といえば不動産屋株式が有名なだけで物販も立派な投資でそれにより財を成す人は肌感覚的にも相当増えています。

そんなのネットの世界だけで嘘だと思う人は信じる必要はありません。私は何を売りつけるつもりもなくただ事実として見てきたことを言っているだけなのでどちらでもいいです。特に私自身は最近不動産投資がメインになっているので尚更どちらでもいいですがそれでも家族を幸せにしたいと考えている人などの役に立てれば嬉しいのでこうして気が向いた時に情報発信をしています。

つまり日本全体では生活が逼迫している人が増えているものの格差が拡大し稼ぐ人自体は増えているということになります。

稼いでいる人がもっと募金をしろ、と思う人もいるかもしれませんが稼いでいる人は高いお金を納税しておりすでに募金などもしている人も多いです。それに個人レベルで日本全体を豊かにするのは到底不可能です。出来るなら誰かがすでに実践しているでしょう。皆自分や自分の周りのことに必死なだけでその範囲が人によって少し広い人もいますがそれでも日本全体を潤わせることなど出来ません。

結局同じように頑張って自分や自分の周りの人を幸せにするという意識を多くの人が持ち実践することが出来れば全体としては少しずつですが豊かになっていきます。

これから成果を出さないといけない人はそのようなマクロな視点で考えても仕方がないのでまずは自分のことに集中しましょう。自分の利益だけを考えるという意味ではありません。結局人のためになることで対価としてお金を得ていくのが正しいやり方なのでお客さんとWin-Winになるやり方で自分の利益に集中しましょう、ということです。

そしてその考えの上で物販で今やるのであれば輸出ビジネス(特にeBay)が圧倒的に成果を出しやすいという話になります。

何度も言っていますが売却まで目指すのであれば結局輸入OEMの方がやりやすい点にだけは注意してください。あくまで個人が2000~3000万円程度の資産を作る上では輸出ビジネスが最も再現性が高いと思っています。

輸出のメリットは何?

輸出のメリットについては他の記事でも解説したことがありますが最近思う所感を加えて改めて解説します。

  • 外貨を稼ぐことが出来る
  • 海外のインフレの恩恵を受けることが出来る
  • 国内が不景気でも関係ない
  • 日本人であることを誇りに思える
  • 円安時でも海外に気軽に行けるようになる

外貨を稼ぐことが出来る

最大のメリットはこれです。他に日本にいながら外貨を稼ぐことが出来るビジネスは非常に少ないです。FXや海外向けアフィリエイト、海外不動産、海外向けアダルトサービスなど位でしょう。それらは再現性が低かったりモラル的に一般的には取り組みたいくないようなことだと思います。

それに対して輸出ビジネスは海外で需要のある日本の商品を売って利益を出すだけなので真っ当すぎるビジネスです。円安の加速に伴い利益が出しやすくなっているだけでなく外貨建ての資産を構築することで日本の経済が仮にもっと落ち込んでいってもリスクヘッジを行うことが可能です。

海外のインフレの恩恵を受けることが出来る

インフレと円安はそもそも密接な関係にありインフレを起こすと円安を招きやすくなります。日本もコストプッシュ型のインフレを起こしていますがその比ではないくらいにアメリカを中心にインフレが進んでいるため海外との商品価格差は開いており利益が出しやすくなっています。

それでも海外の人からすれば日本の質の良い商品が安く買えるという感覚なのでWin-Winです。

国内が不景気でも関係ない

これは言い方によっては悪く映りますが日本全体が不景気でもそれに左右されず稼ぐことが可能なので周りの環境に依存しない収入源を作ることが可能です。

日本の景気がいい時は輸入ビジネス以外にもいくらでも資産構築する手段はありますがやはり外貨を稼ぐ手段は限られていますし外貨を稼ぐとその価値が勝手に上がっていっている状態なのですでに国内のビジネスに取り組んでいてうまくいっている人でも取り組む価値はあると言えるでしょう。

2024年4月の時点でハワイには若者がほとんどいなく年配の医者や経営者、芸能人やその家族がほとんどだと聞いたことがあります。外貨を稼いでいなくても国内の事業で稼いでいれば海外旅行に行くことは出来ますが相当稼いでいる人でないと気軽に行ける金額ではなくなっていることが関係していると言えます。

しかし輸出の場合は外貨を安定して稼いでいればむしろ物価高の恩恵を受けて稼いでいるので海外旅行代もあまり気にならなくなるというメリットがあります。

資産構築のリスクヘッジにもなる点はやはり魅力的と言えるでしょう。

円安下の輸出ビジネスのおすすめ

結局円安下では輸出ビジネスがおすすめであることが分かっていただけたと思いますがどのような輸出ビジネスがおすすめでしょうか?

輸出ビジネスには大きく分けて

  1. 越境EC(Shopifyなど)
  2. Amazon
  3. eBay
  4. その他(Lazada、Shopee)

の4種類があります。

このブログではそのうちAmazonとeBayについて特に詳しく解説していますが国内での販売と異なりAmazonは個人レベルでの販売は法律や仕入れ先の開拓の点で参入障壁が高くなっているのでeBayの方がおすすめになっています。

その他のチャネルに関しては私は取り組んでいませんがそれぞれ利益を出している人は何人も知っているので情報収集する価値はあると思います。

個人的にはeBayを軸として越境ECに取り組むのは非常におすすめです。

円安下の輸出ビジネスについてまとめ

国や不景気のせいにしていては運任せの人生になってしまいます。このような状況下でも富裕層が増えているのが事実です。

そして全体を救うことは資本主義の仕組み上不可能です。(資本主義は数学的にシミュレーションしても格差がどんどん開くように出来ています)

結局個人レベルで出来ることは自分や周りの人を幸せに出来るだけ稼ぐこと、に他なりません。別に輸出ビジネスに取り組む必要はありませんし、そもそも物販ではなく株や不動産で稼ぐことが出来る人はそちらの方が効率がいいと思います。ぜひ出来ることからコツコツと取り組んでいきましょう。

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