個人輸出ビジネスで起業する方法と絶対に外せないポイント

Amazonやebayを活用した個人輸出ビジネスで起業する人が近年増えており自分自身も輸出ビジネスに取り組んできた経験から輸出ビジネスでの起業についてまとめてみました。

よく耳にする円高の時には輸入が良くて円安の時には輸出がいいという発想の元に取り組んでしまうと失敗してしまいがちです。

輸出ビジネスで利益を出すにはどのようにすればいいでしょうか?

輸出ビジネスは儲かるの?儲からないの?

利益を出す方法を確認する前にまず大前提として輸出ビジネスが市場として儲かるかどうかを考えたいと思います。

これは一番確実なのはebayやAmazonといった販売チャネルの日本人セラーの売り上げを確認することですが実際確認しても個人レベルで月商で1000万円を超えるような人は少ないまでも確かに存在します。

多くの人は月商100万円の壁さえ越えられません。

月商100万円と言ったら利益で20万円くらいです。

しかし私の周りだけでも月商100万円を超えている人は50人はいます。

全体だと1000人は確実にいるでしょう。
実際某Amazon輸出ツールは利用者が1000人を超えているようなのでそのデータを信じるのであれば間違い無いと思います。

これだけでも市場としては十分だと思いますがそれに対して何かしらの輸出ビジネスに取り組んでいる人というのはメルマガの読者の数などから推測すると10倍以上いると思います。

以前アンケートを取った結果でも上位5%が月商1000万円以上稼いでいて上位20%が月商100万円を稼いでいる、あとは皆ほとんど稼げていないという感じです。

この結果を受けて輸出ビジネスが稼げないと取るか稼げると取るかはあなた次第ですが入試や就職活動の方がはるかに倍率が高いわけで上位に20%に入るくらいに頑張れば稼げる、と思うとかなり硬いビジネスだと思います。

実際アフィリエイトなんかは上位5%しか5000円以上稼げていないと言われています。
(古いデータなので最近はもう少し稼げているかもしれません)

同じネットビジネスでもアフィリエイトなんかは現在およそ上位30%が月に10万円以上稼いでいるというデータがあります。

引用元:NPO法人 アフィリエイトマーケティング協会による意識調査 2016年

Amazon輸出に取り組んでいる人のデータは不明ですが周りの人を見てみても以前より稼げている人が増えていると思います。

肌感覚でしかありませんが上位40%程は10万円以上稼げていると思います。

個人輸出(無在庫販売)の販路

個人輸出(無在庫販売)の販路として有用なものは以下の4つです。

  1. Amazon
  2. ebay
  3. Lazada
  4. ネットショップ

Amazon

最も簡単な個人輸出の方法が販売チャネルを海外Amazonにして日本から商品を発送するというものです。

海外のAmazonは複数あって私はアメリカ、イギリスで販売しています。

2019年現在はAmazonはアメリカとイギリス、ドイツです。
金銭面を考えたらこれ以上広げる予定はありません。

人生で一番大切なのはお金ではなく時間だと思っています。

予め配送日数を長めにとっておき注文が入ってから商品を買い付け送る無在庫販売の手法が流行っていますがキャッシュフローがよく本来初心者向きの手法でしたが現在は安い物流と在庫管理のシステムを持っている中上級者のみが稼ぐことが出来ている状態になっています。

新規参入は非常に難しいと思った方がいいですがそれでも無在庫販売をやりたいという方は以下の記事をご覧になってください。

事業として取り組みたい方であれば日本のメーカーから商品を仕入れて海外Amazonの倉庫にFBA納品を行うやり方のほうが適していますのでそちらを学ぶようにしましょう。

ebay

ebayの場合はAmazonより出荷キャンセルに対するペナルティが弱いので無在庫販売は行いやすいマーケットとなっています。

もちろん在庫を持ってAmazonとe-bayで並行して売るという手法もあります。

その場合はFBAに入庫してebayで商品が売れた場合にFBAのマルチチャネルサービスで送るやり方が一般的です。

Lazada

東南アジアのECサイトで近年勢いを伸ばしています。

中国は日系企業の進出が難しく中国輸出でうまくいっている企業は少ないですがLazadaを活用して東南アジアへの輸出に成功している企業はたまに見ます。

ネットショップ

海外向けのネットショップで受注後に商品を仕入れて発送するビジネスは英語圏を中心に存在していますが商品のラインナップが代わりが聞くものの場合ビジネスモデルが成立しづらいのと英語を活用した検索エンジンの集客は難易度が高いため取り組んでいる企業は少なめです。

海外向けネットショップで成功している企業の多くがFacebook広告を中心としたSNS広告を利用しているのも特徴的です。

個人輸出(有在庫販売)について

また資金があるのであれば最初から在庫を持つやり方をおすすめします。

こう言うと必ず在庫を持つとリスクがありませんか?という人が出てきますが世の中に完全にリスクがない商売なんてありません。

そのリスクを頭を使って減らして行く事で安定して稼げるのです。

在庫を持つと言う事は売れない商品ということ、予めテストマーケティングをしたりAmazonのビジネスレポートから
購入率をチェックしたり、過去の売れ行きをチェックした上で仕入れるのは当然の事。

価格差だけ見て

「あっ、これ利益でそう!」

と仕入れればそりゃ何割かの商品は売れるかもしれませんが博打を打っているのと変わらないです。

稼いでいる人は自分が売れると思った商品でも必ず類似の商品の売れ行きなどをチェックします。

今まで出品されていない商品を市場に送り出しパイオニアになれば一次的に利益を独占出来るでしょう、しかし売れる商品はランキングが上昇し目立ちます。

目立った結果まねされます。

まねされたくなかったら自社で開発して商標権を取得してください。

まねされても勝てるように戦略を練らなければビジネスとは言えません。

まねされても勝つには安く仕入れるしかありません。

私は一番安い物は市場価格の7割引で仕入れています。

一般の人が海外と日本の商品の差益を使って頑張って稼いでる商品と同一の商品を7割引で買っていれば正直在庫になる事はほとんどありません。

そもそも定価でも売れている商品を在庫に困って2割引で売った所で利益が出るので当然です。

同じように市場価格が下落して価格差がなくなり利益が出なくなった(ように見える)商品でも利益を出しています。

つまり「個人輸出」という響きから感じられる個人でも簡単に出来るビジネス、という甘えたフィールドで戦っている人とはそもそも方法論が全く異なります。

個人輸出において稼ぎ続ける為に絶対に外せないポイントは「安く買う事」。
この一点に尽きます。

しかし簡単に見えますがそれを達成する為には

ベンダー(仕入れ先)の選択、交渉、配送方法、支払い方法(現金・掛け・カード)、流通加工の方法などを学ぶ必要があります。

ビジネスにおいて大切なのは誰でも稼げる簡単なものを見つける事ではなく一見ハードルが高い大変な事を分解し一つずつクリアし簡単なレベルまで持って行く事です。

誰でも出来るものは一時的に稼げたとしてもやがて飽和します。
難しい物はそもそもの挑戦者が少なく挫折する人も多いので一度身に付けたら面白いほど簡単に稼げます。

この根本原則を理解して行うべきビジネスを選択しなければ時間の無駄です。

よくコピペで〇〇万円稼ぐ方法、とかありますがそんな簡単に稼げるならなぜ自分でやらないのか?なぜ飽和しないのか?と疑問に思って然るべきです。

実際そんな簡単にお金を稼げる訳がありません。

そういう情報を売って情報弱者に取り入っている人たちだけが儲かるという、陳腐ながら昔からある手法です。

ぜひそういった類の物には引っかからないように気をつけてください。

ちなみに商品を安く買う方法や極意はブログでは公開していないので興味がある人はメルマガを読んで勉強してください。

個人輸出ビジネスの仕入れ

個人輸出ビジネスの具体的な仕入れを考える前にクリアすべき条件があります。

それは

  1. 海外で人気があり日本製
  2. 自分が興味を持てる
  3. 適度にニッチ

この3つを兼ね揃えた商品を扱うことが重要です。

まず海外で人気がある日本製商品のジャンルはフィギュア、おもちゃ、カードゲーム、ゲーム、画材、文房具、キッチン用品、スポーツ用品、家電、釣り用具、ベビー用品などです。

この中で自分で興味の持てるものはありますか?

ないならやめたほうがいいです、利益が出るという理由だけだと続かないからです。

また有名すぎるメーカーは卸が取れないので扱うとしたら小売で新商品をいち早く仕入れて売るという方法以外は難しくなってきます。

1回の買い付けが数十万円程度になれば一次卸店や問屋から仕入れることはできます。

しかしその場合でもライバルは存在します。

安定して利益を出すには独占的に販売できる商品を増やしていくことが重要です。

いずれの場合でも卸を取るという過程は外せないのでそのやり方を解説します。

ただし無在庫販売の場合ば例外で小売仕入れでいかに安く買うかがポイントになってきます。

卸の取り方

ネットでまず卸先として交渉する企業の名前、メールアドレス、電話番号をまとめましょう。

余裕があればそれぞれの企業の代表商品や特徴についても調べておくと交渉の時に便利です。

自社HPの情報はほぼ必須です。
個人事業主の場合はPDFにまとめた資料でもOKです。

この時相手にメリットがあることを示せたほうがいいのですが日本企業は輸出を嫌がったりネット販売を嫌がるところもあります。

ネットで売りたい、輸出したいというのは最初は伝えないほうがいいです。

そして意外と重要なのは相手の商品をなぜ扱いたいか、理由を伝えるところです。

単に扱いたい、ボリュームディスカウントが欲しい、というのは難しいです。

そしてメールでも卸は取れますが実際に会ったほうが掛け率はよくなります。

調達は非常に深いテーマでブログだけでは書ききれないのでご自身でもさらに勉強してみてください。

そして何より実践が一番ですので躊躇せずチャレンジしてみてください。

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