結論から言うと2021年頃から2023年現在に至るまで円安や海外のインフレもあり圧倒的に稼ぎやすくなっています。
ただ一般論として輸出の中でも輸出OEMでは売れないとされているのと輸出のメーカー仕入れは輸入のメーカー仕入れと異なり、仕入れ商品の選択肢が狭くなるため競合と商品が被りやすくなり稼ぎづらいとされています。
しかし実際には2023年時点でその両方とも稼ぎやすいです。さらに言うと今は物販ビジネスの中で再現性の高さだけで言ったら小売仕入れのeBay輸出が一番稼ぎやすいです。
また実は今でも小売仕入れのAmazonでも問題なく利益を出せます。
特定のブランドで仕入れ証明を求められたり出品規制が厳しくなっているだけなのですがその辺の情報が正しく出ていないので逆にプレイヤーにとっては昔より無在庫販売を含む小売仕入れは楽になっています。
変な無在庫セラーを排除する意味でもその間違った情報が広まったままでいいと思いますが私は輸出だと全然小売仕入れもしていて半分近く小売仕入れなのでブログの読者の方は少しでも可能性を広げてほしいので一応伝えてみました。
ただ他の記事にも書いていますが無在庫は他の物販と違い優れたノウハウを広めると競合とバッティングするためコンサルなどでは一切教えていません。申し訳ないですが独学で頑張ってください。
私は株もやるのですが時代によってIT関連株に投資した方が良かったりエネルギー関連株や金に投資した方が良かったり効率が変わってくるのと同様にどうしても物販も時代によって効率が良い手法が変わってきます。
初心者のうちはその手法をコロコロ変えるのはおすすめできないのですが経営の上級者であればやはりその時代の中でニーズが高く自社の強みを発揮できて競合が弱い部分に投資するのは当然です。
あえて時代の流れなどは無視して一つのことをこつことやるのもありですけどね。
これはロジャーズのイノベーター理論で言うところのイノベーター(時代の選択を行く人)とラガード(伝統的なやり方を大切にする人)が実は近くラガードがイノベーターになることがよく起こりうるのと一緒です。
最先端のデジタルを追い求めた先に結局アナログの良さがあってアナログを追求していた人が取り沙汰されるようなものです。
そのため時代に合ったビジネスを常に追い求めるべきだとは決して思いませんがアーリーアジョリティやレイトマジョリティの位置にいるとビジネス的には稼げないので流行の最先端を追い求めるかあえてアナログに徹するかのどちらかにしましょう。
一般的に大衆と言われるのはアーリマジョリティとレイトマジョリティを合わせた7割の部分の人です。
2023年時点においては物販の投資効率だけで言うと輸出に力を入れるのがイノベーターやアーリーアダプターのポジションの人になります。
時代によって揺り戻しはあるのでフラフラせず投資効率が悪かろうが輸入に集中してラガードのポジションに徹するのもアリ、と言うことだけ覚えておきましょう。
その上で現時点での輸出ビジネスの効率について私の意見をまとめました。
目次
輸出ビジネスの分類
Amazon輸出メーカー仕入れ
おもちゃ・ホビー系の有名メーカーは海外への輸出を禁止したり現地に代理店がいて並行輸出品として出品しても知的財産所有権の問題で出品が排除されるので要注意のジャンルです。
日本の得意産業である文房具、釣具、カーバイク、キッチン用品、食品ジャンル、化粧品ジャンルの商品ややホビー周りでも少しずらした商品を扱うことが求められます。
Amazon輸出OEM
今取り組むと完全にイノベーターポジションになるもののそれだけ情報が少ないです。ブルーオーシャンな訳ではなく単純に挑戦して無理だった人が多い結果なので注意が必要。
日本の産業発展に繋がり非常にやりがいが大きい分野のため一番力を入れていますが障壁が色々あるので独学で挑戦するのはおすすめしません。
Amazon輸出無在庫
Amazonの出品制限の強化や海外の知的財産所有権に対する罰則の強化で難しくなっている(と世間的に思われている)ビジネス。
実際は今でも正しい方法を知っていれば利益は出しやすいです。参考までに私は2023年に輸出用の会社をもう一つ建てましたがAmazon輸出無在庫で初月50万円、2ヶ月目80万円の利益を出しています。評価0からの完全新規のアカウントです。普段は販売実績があるアカウントを買うことが多いのですが最近の新規アカウントの動向を知りたかったので試した結果問題なく出来ました。
後発だと無在庫は稼げないと散々言われていますが実際は関係ありません。
ただ他の記事にも書きましたが簡単にリスクなくできそうなイメージがあるのか初心者が飛びつきやすく、そこを狙った悪質な物販塾が多いジャンルなので要注意。
商品リサーチと在庫管理が全てでツールは必須です。ちなみに上記の出品数は100品にも満ちていないので在庫管理は楽ですが世間に広がっている無在庫販売のやり方といえばなぜか大量出品するやり方。
参考までに周りの他の稼いでいる無在庫セラーを見ても出品数は多くとも数百品程度です。
Amazonのメーカー仕入れなどと異なり本当に稼げるノウハウを知っているのであれば独占した方がいいのが無在庫販売という分野です。そのため世の中に正しいノウハウが出てくることは基本的にはないと思った方がいいでしょう。
ちなみに消費者庁から悪質な無在庫販売の塾に関して以下のような注意喚起が出された例があります。
こういうのが多いと結局無在庫販売自体が怪しく思われてしまうのですが怪しく思われている位の方が参入障壁があって稼いでいるプレイヤー的には美味しいと思います。
ebay輸出有在庫
カメラ輸出に情報が集中しているものの情報が集中しすぎているので少なくともカメラ輸出はおすすめしません。基本的には中古品を仕入れる小売仕入れになります。
ただそのノウハウを他に転じれば問題なく稼げるジャンルです。私は楽器や車系を中心にやっていましたが今は輸出ビジネスの中ではあまり力を入れていません。無在庫販売の延長で売れるものは在庫を持つという考えでやっているだけです。
本来の有在庫販売のリサーチは無在庫販売の延長にあるものではないので有在庫をやりたい人は有在庫のノウハウを学ぶ必要があります。
ebay輸出無在庫
今力を入れている輸出ビジネスの一つ。有在庫同様中古品が利益を出しやすいですが中古品:新品=6:4位で扱っています。
従業員がいない場合や作業がめんどくさい場合は新品だけ扱う方が簡単ですが、結局皆新品だけでやりたがり差別化しづらくなっているので本当に稼ぎたいのであれば中古品からやった方がいいです。
Amazon輸出無在庫販売同様商品選定と在庫管理が全てでツールは必須です。
副業的に収入は増やしたいけどロジャーさんみたいに会社を複数経営したり売却するなんてのは無理そう、という方にもおすすめできます。
ただAmazon輸出の無在庫販売同様ビジネスモデル的に塾や情報商材に質がいいものが皆無なのでその点は要注意です。大体InstagramやTiktok辺りのSNSで集客しているのに無在庫系の塾が多いのも初心者をターゲットにしているからだと思います。
一時期のような悪質塾に教えられた初心者プレイヤーが減ったからかAmazonもeBayも無在庫販売やりやすくなりましたし、やるなら本当に信頼できる人に教わって挑戦しましょう。
残念ながら私は無在庫販売はコンサルという形で人に教えていないですし特におすすめのコンサルタントや塾なども存在しませんがブログに可能な範囲でノウハウは載せているので参考にしていただければと思います。
輸出ビジネスは副業として儲からないって言われてるけど実際はどう?おすすめは?まとめ
もし自分が学生に戻ったら資金もないのでeBayとAmazonで無在庫輸出やります。(Amazonの無在庫は最初はアカウントのリスク管理が難しいため積極的にはおすすめしていません)
単純にやりがいだけ求めるなら圧倒的に輸出OEMをおすすめします。
ちなみに輸出だけでなく全物販ビジネスの中で個人の資産をいかに増やすかだけを考えた場合、私がおすすめするのは結局輸入のOEMです。円安下でも多少我慢して取り組む価値はあります。
なぜなら事業のシナジーを求めている会社に売りやすく売却時に税率安く資金を稼げるためです。輸出ビジネスももちろん売却可能ですが他の事業とシナジーがないため単純に買い手が少なくなります。
分かりやすく言えば例えば筋トレグッズを販売していればトレーニングジムの運営企業が買収に興味を持ち、既存の事業の売り上げも伸びて相乗効果があると判断しますが輸出ではそれが起こりづらいということです。
また輸入のメーカー仕入れは今若干厳しいです。なぜなら円安下では当然商品の値上げをしないと利益を出すことが出来ません。国民の給料が上がっていれば値上げしても売れる数は大して変わりませんが日本国民は重税やコストプッシュ型のインフレ、上がらない給料などの問題で平均的に貧しくなっていると言われています。
ただ実際には格差が増えているだけでこうした状況下でも稼いでいる人は稼いでいるので高級品は割と変わらず売れます。そのため輸入のメーカー仕入れをする場合は嗜好品や高級品を扱いましょう。
その人の状況や主義、嗜好によってもどのビジネスを選ぶべきかは変わってくるので一概にこれがおすすめとは言えませんがやはり長期的な円安下なので売却などを意識しない場合は輸出の方が投資効率がいいですし外貨を稼ぐことができる貴重な手法なのでおすすめです。