ebayの価格改定の3つの方法(ツールのおすすめの設定方法も)

この記事ではebay輸出で安定的に利益を出すための価格改定の方法について解説しています。

オリジナル商品を販売する場合は価格改定はそこまで重要ではありませんが他の出品者も扱っている商品を扱う場合価格改定は非常に重要な要素となります。

ebayの価格改定の方法は大きく3つに分かれます。

  1. 仕入れ元の価格をベースにした方法
  2. 競合価格をベースにした方法
  3. 上記の両方を取り入れた方法

仕入れ元の価格をベースにした方法

仕入れ元をベースに価格を改定する方法です。

Amazonで商品を2000円で仕入れるとして送料が1500円だとすると利益で1商品3000円は出したいので6500円で販売するといった単純な利益を基準にしたやり方になります。

一昔前はこの方法でも利益は出せました。今でも一部では通用しますが市場価格(相場)を無視した価格改定になるので商品が売れづらく効率的ではありません。

価格差を見て大量出品して価格改定さえしていない無在庫出品は今は通用しないので最低限この仕入れ元の価格をベースにした価格改定は必要です。

仕入れ元は中古の場合はAmazon、メルカリ、ヤフオク、楽天、オフモール辺りを設定することが多くなると思います。

新品の場合はAmazon、楽天、駿河屋などが多くなるでしょう。

競合価格をベースにした方法

同一商品を扱っている他のセラーの商品の商品価格を軸に価格改定をする方法です。eBayであればeBayの競合セラーのURLをAmazonであればAmazonの競合セラーのURLを指定します。(Amazonの場合は同一ページの場合は通常の価格改定で可能なのでここでは別ページの競合を指します)

利益より売上優先の価格改定方法になります。商品は売れやすくなるものの追求すると利益は出なくなるので評価を貯めたい販売初期には使える方法ですが最終的に選択するものではありません。

特にeBayにおいては重要な価格改定の考え方になります。Amazonでも同一ページのセラー価格だけを気にする方が多いですがOEM商品を中心に他の販売ページの商品価格の影響は大きいです。

上記の両方を取り入れた方法

仕入れ価格と競合価格の2軸で価格改定を行う方法です。

具体的には利益を確保しつつ相場より安くして利益と回転率のバランスを取っていきます。

競合の価格を元に相場より安く出品し、かつ仕入れ価格を元に必要最低限の利益を確保するこの方法はバランスが取れた手法になりますがその分手動で実践するには複雑になるというデメリットがあります。私は競合価格の10%安かつ利益額を商品価格の10%以上(商品価格が5万円なら5000円)を目安にしています。

この方法が最も完成された手法であり長期的に取り組むのであれば必須になってきます。どのモールで販売するとしても可能ならばこの価格改定手法を取り入れましょう。

次にこの方法に対応したebayの価格改定ツールをプロデュースしているのでその概要を紹介します。

ebay価格改定ツールの概要

アマトピアというAmazon総合支援ツールの中でeBayの機能も扱っています。

ebayの価格改定機能は仕入れ元の商品価格や在庫と連動して価格改定を行う機能です。

Amazonや楽天、Yahooショッピングの価格を基に海外のebayの出品価格を変更可能です。そのため特に無在庫販売に効果を発揮します。

月利100万円以上利益を出すためには上記のようなサイト以外のサイトから仕入れることが必要ですが月利30万円程度であればAmazon仕入れでも十分です。

eBayはAmazon同様アカウント作りたての時の発送キャンセル及び大量出品に対して厳しく取り締まるようになっているのでツールを使ったとしてもいきなり大量に出品するのはやめましょう。

Amazonとebay以外からの在庫状況や価格のチェックを行う部分は追加料金が必要ですがそれは中上級者向けの部分なので初心者の方は日本Amazon→ebayや日本Amazon→海外Amazonの無在庫で利益が出ることが分かったらそちらにフォーカスするのがおすすめです。

私は詳しくないですが海外eBay→日本Amazon、海外Amazon→日本Amazonに使いたいという方もいました。(この情報自体は許可を取って言っていいと言われています)

いわゆる無在庫輸入ですね。Amazonの無在庫輸入は昔手を出したことがありますが現地に住んでいる人でないとなかなか特化しづらかったのですでにやっていません。

今回無在庫の仕入れ国、販売国の対象が大幅に広がることで新たなビジネスを創出する人も生まれそうです。個人情報は厳格に取り扱っているので誰がどのような商品を扱っているかなどは私の耳に入るはずもありませんし話を聞いても許可なく広めたりはしないので飲み会などで会ったらアマトピアを使ってこういう無在庫のビジネスモデルで成功したと報告いただけると嬉しいです。

ebay価格改定ツールの活用法

ebayの価格改定ツールを活用する方法は大きく分けて2つあります。

  1. 新品の販売
  2. 中古の販売

の2通りに分かれます。

新品の販売

新品の販売では日本のAmazonや楽天の価格や在庫を安全バーとして基準にし、その上で競合価格を基準にそれより少し安い価格に設定します。

この時注意が必要なのがeBayでは新規アカウントでは最安値にしても最上位に表示される訳ではないということです。そのため最初のうちは特に商品リサーチ自体で競合と被らない商品を扱っていくことが重要になってきます。

つまり価格改定自体は重要であるものの勝負はその前に決まってしまっているということです。

新規出品でないアカウントの評価が多い場合は新品の販売の場合は特定のカテゴリに絞ってリサーチツールで見つけた利益の出るものを出品していけばいいので簡単なのですが、新規出品の場合はebay⇔Amazonで見つかるような商品は売れないと思っていただいて差し支えありません。

せどりの延長で食品や化粧品を扱おうと思ってもSDSやMSDSという書類が必要になり小売仕入れではほとんどのメーカーが発行してくれないので扱うべき商品は異なります。

中古の販売

中古品の場合は中古商品の在庫や価格を軸に価格改定を行います。

新規商品を扱う場合と違って在庫元のURLが変わりやすいのがネックですが新規出品からでも販売しやすいため大半の人がこちらからスタートすることになるでしょう。

仕入れサイトとしては一般的にOFFモールやヤフオク、メルカリなどを使うことになります。

追加料金なしの範囲だとAmazonの中古商品を使うことになりますがこちらは仕入れ価格が比較的高めでそもそもメルカリ→Amazonで差益をとっている人が多いのでメルカリで仕入れた方がいいです。

よく考えたらメルカリ→国内Amazonの中古せどりツールや楽天→Amazonの電脳せどりツールとしても使えますがその辺りのビジネスは自分では試したことがないので未知数です。

ebay価格改定の3つの方法まとめ

eBay価格改定の方法を3つ紹介しましたが上級者を目指すのであれば3番目の仕入れ元の価格、競合価格の両方を見る価格改定が欠かせません。

そのためには価格改定・在庫管理系のツールの利用が必要不可欠ですが、ebay輸出で利益を出す上で価格改定ツールの設定はシンプルです。それよりもリサーチの方が重要です。

基本的にはAmazonで仕入れを行い楽天やYahooショッピングの方が安い場合はそちらを、中古の場合はebayとAmazonの中古で価格比較をして利益が出るならさらにメルカリやフリマなどでの仕入れを行うだけです。

※特定のオンライン中古販売サイトを使う手法もあります。

またひと昔の無在庫販売の手法だとリサーチが適当で大量出品するようなやり方が推奨されていますがeBayでもAmazonでも大量出品する無在庫販売の手法はアカウントリスクが高い上に効率が悪いです。

eBayで商品を売るには価格のコントロール以外にもeBay内SEOを含めたストア作りも重要になるのでこの機会に勉強しましょう。

評価が増えれば最安価格でなくても上位に表示されやすくなるのでそこまで行ければあとはボーナスゲーム状態になります。

もちろん上位表示できるようになるのは容易ではありませんが最初から利益を出そうとするのではなく最初はアカウントを育てるという意識が重要ですのでこつこつ頑張りましょう。

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