この記事ではeBayで販売を行う上でのツール(弊社で運営しているアマトピア)の活用法を詳細にまとめたものです。
商品リサーチ
流れは
- テラピークで”Canon”、”Pockemon”などの具体的なキーワードで発送元を日本に絞り売れている日本人セラーを見つける
- セラーIDを集める
- セラーの情報をアマトピアで抽出
- 仕入れ元を画像検索やGoogleのキーワード検索で見つける
- スプレッドシート上などで利益計算し利益が出るものをCSVで出力する
まずはセラーIDを集める必要があります。テラピークで日本人が商品を出品しているであろうキーワードに絞って配送元を日本にして検索しましょう。
詳しいやり方はテラピークを使ったeBay輸出リサーチのやり方にまとめています。
セラーIDの厄介なところはショップ名と一致している場合もあればそうでない場合もあることです。
例えば下の図で言うとAboutページを見て1のSellerという表記があればそこがセラーIDです。この評価がないセラーも大勢いてその場合はショップ名の2がセラー名になります。
なおブラウザで右クリックをしてソースを表示してセラーIDを見つけるやり方もあります。
利益計算が各自好きな方法でやっていいと思いますがアマトピアのリサーチ機能ではeBayの出品形式でファイルをエクスポート出来るのでそれをスプレッドシートに貼った上で利益が出るものを条件式で残して出力する方法をおすすめしています。
なおAmazonのAPIを持っている場合はAmazonの仕入れ先を見つけることも可能です。(Keepa APiでも可能なように改良中です。)
出品管理
前段の商品リサーチで見つけたものをツールの機能を使ってアップロードすることで一括出品することで時短で出品を行うことが可能です。
ただしeBay輸出では自分の評価に応じて出品していい商品額や1日の出品数が内部的に決まっておりそれを超えるとアカウントがサスペンドしやすくなっています。(この目安は段階的になっていて複雑なのと貴重な情報であるためコンサルの中でのみ公開しています。)
出品を行う際は事前にHTMLで商品テンプレートを用意していないと味気ないページになってしまうのでseller hubから出品テンプレートを用いてそのHTMLタグをcsv出品時にも適用するようにしましょう。
- *Action(SiteID=US|Country=US|Currency=USD|Version=1193)=必ずCountry=JPに変更する。出品の場合は列に「Add」を入力する。
- Custom label (SKU)=必須ではないものの管理番号などを入れるケースが多い
- *Category=カテゴリー番号を入力する。
- *Title=タイトル(最大80文字)
- *PicURL=商品画像を入力。数枚ある場合は”|”で区切る
- *StartPrice=価格を入力
- ConditionID=コンディションのIDを入力します。(NEW(新品) 1000、USED(中古) 3000、Very Good(とても良い) 4000、Good(良い) 5000、Acceptable(悪くはない) 6000)
- *Description=商品説明(HTMLをそのままコピペしてOK)
- C:Brand=ブランド名を入力
- *Format=販売形式を入力。「Auction」または「FixedPrice」
- *Duration=「GTC」と入力
- *Quantity=在庫を入力
- *Location=Japanと入力
- BestOfferEnabled=オファーを利用する場合は「1」を入力する。
- C:MPN=製品番号(分からなければ「Does not apply」と入力)
- Product:UPC=分からなければ「Does not apply」と入力
- ShippingProfileName=配送ポリシー名を入力
- ReturnProfileName=リターンポリシー名を入力
- PaymentProfileName=支払いポリシー名を入力
となっています。アマトピアから出品する場合もここは共通でこれに加えて価格改定用の設定項目がある形になっています。
Seller Hub(旧File Exchange)で出品したり画面から一つずつ出品してもいいのですがそのやり方だと後段の価格改定の設定を別でやる必要があり手間がかかってしまいます。
価格改定
価格改定では例えば競合セラーの1%安い価格にしたいという場合もEANが共通していれば競合価格を自分で調べることなくそのように設定するだけで常にライバルページより1%安い設定にすることが可能です。
また利益率に応じて出品を止めることも可能なので競合セラーの1$安い価格にした上で利益率が10%を下回るのであれば自動で出品を停止する、と言ったことも可能です。
私は自社でもeBay輸出のアカウントを2つ回していますが正直この機能がないと時間がかかるだけでなく競合に抜きん出た価格戦略を実践することが出来ません。
大切なのは仕入れ価格も競合セラーの価格も見ることです。eBayの価格改定系のツールは何個かあると思いますが両方見て高度に合わせられるものは他にはありません。そもそもそのような高度なプライシング戦略が必要だというのがまだ世に認知されていないので実践するだけでも差がつきます。
ちなみにeBay輸出には直接関係がありませんがAmazon輸出無在庫販売でも同じことが言えます。
無在庫販売はある程度のレベルまでは仕入れ先が確実に被ります。そこから先差別化を図るには送料も大切ですが一番大切なのは価格調整と商品ページ作りです。
価格調整はAmazonと異なりまだ手動でやっている人も多い世界なので大きく差がつく部分です。
このページはeBay輸出ツールを使った効率化の方法をどんどん付け足していく予定なのでブックマークか何かで保存しておくことをおすすめします。