Amazon輸出を始めとした物販ビジネスで必要なのは赤字を出さないことです。これは何よりも大切です。
勉強代などで一時的に赤字になるのは一向に構いません。しかし物販ビジネス単体で赤字が続くことは非常に危険です。
それは一般的な感覚の赤字=マイナス=お金が減るという感覚とは異なるものです。
Amazon輸出で赤字を避けなければいけない理由
物販ビジネスはシンプルなビジネスでありながら実は特殊なビジネスでもあります。
一般的に月利100万円と聞けば凄そうですが月利100万円出たからといってその100万円のうち例えば80万円位は自由に使っていいかというとそういう訳にもいきません。
利益は買い付けに回す必要があるからです。月利100万円の時点で利益を使い込んでしまったら一生利益100万円以上になりません。
株や不動産にある程度の元手が必要なのと一緒なのです。軍資金が減る=将来の利益が減るということです。
他のビジネスであれば単発で赤字が出たところで例えば戦略を練って契約数を増やしたり人件費の費用対効果を増やしていけばお金を増やすことは出来ます。
しかし物販の場合いくら優れた戦略を持っていようが資本金がなければどうしようもありません。
100万円が赤字続きで50万円に減ってしまったらそれは致命的なことなのです。
100万円から150万円に増やすのと50万円から150万円位増やすのとでは期間が一定だとして難易度が全く異なります。
最初は失敗を繰り返すと思いますがそれは成功するのには必要なプロセスです。
しかしその場合であっても資金は減らしてはいけないのです。
Amazon輸出で赤字になる原因と対策
ライバル出品者数の増加
リサーチ時点ではライバルがそれほど多くなかったのに商品を発送してFBA倉庫に納入され販売開始できるようになった時にはライバルが増えている、というのは初心者あるあるです。
この結果価格を下げないとメインカートが取れず同じことを考えたセラーと価格競争になりどちらも得をしないような結果を生むことになります。
対策としては過去の出品者数の増加傾向を調べる、日本のAmazonにも海外のAmazonにも出品がある商品を安直に出さない、などがあります。
在庫を持ちすぎる
これは一つ目の要因と近いのですが現時点の理論値で在庫を仕入れてしまうとライバル出品者数の増加などにより在庫保持期間が長くなってしまいます。
いつかは相場価格に戻るはずと信じ価格競争に付き合わない場合でも在庫保管手数料がかかるだけでなく機会損失を起こしているので赤字とまでは行かなくても損失を生むことになります。
対策としては1ヶ月で売れる数を仕入れるよりも2週間で売れる数を計算し2週間に1回FBA倉庫に送ることです。
この場合は小回りがきいて在庫リスクを軽減できます。
リスク管理が甘い
上記の二つの問題は結局リスク管理の甘さに起因します。
日本と海外でASINが共通している商品、ランキングの利益率も高い商品などはそのタイミングではいい商品に見えても継続して利益が出る商品かどうかは別です。
販売価格が下落しても利益が出るか、出品者数の増加傾向はどうか、初心者が目をつけやすい商品を避けているかなど他にも気をつけるべきところは色々あります。
この問題の多くは適切な利益シミュレーションで解決できます。
なんとなくで計算していては仮にうまくいかなかった時も原因がわかりません。
この機会にリスク管理の方法を見直すようにしましょう。