この記事ではeBay輸出で成功するためにはコンサルやスクールが必要かどうかについて解説します。
まずeBay輸出に限らず基本的にどんな事でも人に習った方が成功スピードや成功確率は上がります。その点だけ見れば受けたほうがいいという結論で終わってしまいます。
しかし実際には受けない方がいいケースも存在します。それがどんなケースかまとめました。
目次
eBay輸出のコンサルやスクールを受けない方がいいケース
煽り文句が酷い
悪徳コンサルタントやスクールのほとんどが以下のような文言を使っているので避けるようにしましょう。例外もあると思いますが複数使っている場合は9割方当てはまります。
- 完全自動で
- 寝ている間に
- 自動販売機のように
- 放置
- 楽して稼げる
- 誰でも、素人でも、主婦でも
- 副業経験ゼロで
- トップ〇〇%しか知らない
- たった〇〇日間で
- 〇〇するだけ
- 低リスク、ローリスク、ノーリスク
- ストック型ビジネス
その他にも以下のようなものを極端にアピールしているのは危険信号です。
- 海外旅行
- 高級車
- 高級な飲食店
- ブランド品
- 自由な生活
本人が金銭的に余裕がない
人は金銭的に余裕がないと正しい判断ができなくなります。
お金がないと心理的ストレスを引き起こし視野狭窄に陥ることは様々な研究で明らかになっています。
特に質の低いコンサルの場合美味しいセールスレターで釣ろうとしているものが多いですが余裕がない人は正常な判断が出来ず煽りに負けて申し込んでしまいます。
仮に受講したのがいいコンサルだったとしても余裕がないと間違ったやり方に走りがちです。
特に多いのが
- 教わった方法ではなく自分のオリジナルの方法を最初から探す
- 他の参加者を敵だと思い抜け駆けしようとする
などの行動をとりがちです。
私はこういう人が入るのが嫌なので最初から断っていますがそのような人は結果として誰でも採用するような質の低いコンサルに流れている可能性が高いと思うと少しやりきれない気持ちにもなります。ただそれでもマイナスの影響を受ける方が嫌なので今後も断り続けます。
人間の脳にはミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があります。愚痴・妬み・悪口ばかりの人は総じて過剰なストレスを抱えているものですが、ミラーニューロンの働きによりこの人が言っていることを聞いたり、この人を見るだけでストレスホルモンのコルチゾールが増加することが知られています。
よく悪口ばかり言う人はいやだ、と直感的に思っている方は多いと思いますがこれは正しい考え方で実際そう言う人の近くにいると自分までネガティブな気持ちになってしまいます。
ミラーニューロンはプラスの働きもあるのでポジティブなことばかり言う人の近くにいれば自分もポジティブな気持ちになってくるのと同じです。成功者が成功者同士でつるむのもこの辺りが多いに関係していると言えるでしょう。
シンプルにノウハウの質が低い
これはコンサルを受ける前は非常に判断が難しい所ですが安くてもノウハウがイマイチであれば意味がありません。安物買いの銭失い、というやつですね。
だからと言って高いものがいいものであるかというと、資本主義社会では概ねその傾向にありますが逆手にとって中身のないコンサルを高額で提供するケースも世の中には存在します。(2000年代や2010年代と比べて最近は減少傾向だと思います。)
コンサルを受ける人は通常Twitterやブログ、Youtube、メルマガなど何かしらの媒体で情報発信をして興味を持った方のものを申し込むと思いますが一旦冷静になって他の選択肢はないかも考えてみましょう。
少なくともその人以外に2人他の人と比べてみればレベル感が分かるはずです。勢いに任せて受けても後悔するだけです。本当にその人からでしか学ことが出来ない情報なのか必ず吟味した上で受けるようにしましょう。
成功体験に基づく方法しか認めない、一つの方法論しか知らない
これも非常によくあるパターンです。客観的な視点を持つことが出来ない、いわゆるメタ認知を行うことが出来ない人は得てして自分の成功した範囲でしか物事を考えることが出来ません。
eBay輸出は大きく分けて無在庫販売と有在庫販売があり扱うカテゴリーを含めればさらに細分化されていきます。
どのカテゴリーを扱った方がいいか、どういう方法論を取った方が成功に近づきやすいかと言うのは確かに存在しますが少なくともそれは一つではありません。(逆にどのカテゴリでも稼げます、という教え方をする人もよくありません。)
よくあるのがおもちゃ・ホビーカテゴリで成功した講師でその分野しか教えることの出来ない人です。確かに本人は成功したかもしれませんがその分野が飽和して稼ぎづらくなった、という理由でコンサルを行っているようなケースもあるので注意しましょう。
このようなことが起こるのは単純に講師としての怠慢です。eBayで利益を出せるカテゴリというは沢山あります。結局そのような事例をたくさん持っていて事例研究を欠かしていない講師が強いです。
自分の考え方や流儀に合っていないやり方を採用している
これも実はかなり重要なポイントです。どんな世界でも実力はある程度あるものの考え方や人間性が好きになることが出来ない人間は存在します。
例えばeBayであればライバルの商品画像は積極的に真似していきましょう、という考え方やフリマサイトからの仕入れを行いましょう、と言う考え方があります。
前者は著作権法に反して後者は古物営業法に反します。
しかし実態レベルでは問題になることがほとんどないためグレーゾーンを渡っている人は多く講師レベルでもそれをOKとする人もいます。
教わる人を尊敬できるかどうかと言うのは本人のモチベーションや成長スピードに大きく影響する部分なので講師が教えている方法論に疑問を抱く部分が多いようであればその方のコンサルやスクールは受講しない方がいいです。このあたりは事前に質問するなどで解決しましょう。
ちなみに私はNG派ですがグレーゾーンを渡るやり方の方が短期的には稼ぎやすいのも事実です。
たまに闇堕ちしてそのような人を否定することに心血を注いでしまうような人もいますが徒労に終わるのでやめましょう。関わらなければいいだけです。
結局続けることが大切なのでずるいやり方や裏技のようなものは追いかけない方がいいです。使うとしてもフリカケ程度にしましょう。
コンサルを行っている理由に納得ができるか
一般的には上に行けば行くほどコンサルなど行わずに本業に集中したほうが効率がいいので上級者ほどコンサルティングをやらなくなる傾向にあります。
ただし上級者でもコンサルティングを行っているケースもあります。その理由は大体以下のどれかに集約されます。
- 慈善事業として 自分だけ稼いでいるのはバチが当たりそうなので社会貢献のために教えているというパターン。これを盾にする胡散臭い人も多いので要注意なものの本当に慈善事業感覚でコンサルティングを行っている人もいます。ただし当然ですが皆タダ働きをするのは嫌なのであくまで対価としてお金をもらっているので人によってはそれは慈善事業なんかではない、と思うでしょう。実際私も慈善事業的になどコンサルティングはしておらず以下の2つが大きな理由です。
- 自分の勉強になる 上記の理由と重複することも多いですが人に教えたところで追いつけないレベルで事業を確立している場合自分の主要カテゴリ以外のコンサルティングや差別化できている場合は同ジャンルでもコンサルティングを行っている人はわりと多いです。その場合は時間的制約などで全ての商品ジャンルに挑戦することなど出来ないのでむしろコンサルを通して自分のノウハウの正しさを確認することに喜びを覚えると同時に新たな学びも得られて楽しいと思うので行っているのでしょう。少なくとも私の場合はそうです。
- コンサルティングはコンサルティングで稼げる 需要のあるコンサルタントの場合コンサルティング報酬だけで年利3000万円以上は稼いでいます。物販は投資的な側面が大きいので利益は次の投資に回すためにそのお金にはなるべく手をつけたくないため私は普段自分でコンサルティングで稼いだ分だけ自分で使ってそれ以外の会社の利益は全て再投資に回しています。同じような理由で上級者でもコンサルティングをたまにやっているという人に人に会った事があるので割と一般的な理由かと思います。
物販で稼いでいる上でコンサルティングを行うには必ず理由があります。その辺りが矛盾しているコンサルタントは危険度が高いと思われるので評判などを含め参考にして決めましょう。
再現性のある手法を教えているか
一時代だけ通じたような手法を教えているコンサルタントは大勢います。
例えば大量出品のやりかたは問答無用で古いやり方です。
無在庫で結果を出している人も多いですが例外なく出品数は多くても2000件程度までです。10万品程度出して在庫管理をしないような手法はそもそも利益が出しづらい上にアカウントのサスペンドリスクも高いです。
理論上人を大量に雇えば大量出品でもコントロール可能ですがそのようなやり方には再現性がないので結局人に教えるような手法ではありません。
不動産のコンサルを受けたとして不動産で稼ぐためにはまず2億円を用意しましょう、と言われているようなものです。コンサルでは本人の成果だけでなく受講者やその他のアカウントでの再現性が何よりも大切です。名プレイヤー名監督にあらず、という言葉があるように本人の実力が凄くても再現性がない場合もあるのでその辺りを事前に確認しましょう。
独自の手法を教えてくれるか
再現性がある、ということには基礎は共通しつつも世間に広まりきっていない独自のエッセンスを取り入れている必要があります。
私であればAI活用およびリサーチ、価格改定のやり方を中心に一般的なeBay輸出のやり方とは異なります。
例えばリサーチであればテラピークで直近1週間で売れているものを逆ソートで並び替えて1個以上売れている商品をリサーチして無在庫で出品していくというようなやり方は初歩的なやり方であり、通っておくべき考え方ですが現場レベルでは使いません。
これが誰かの受け売りの二次的な情報ばかり教えている人だとあえてその人からコンサルティングを受ける価値は薄いと言えるでしょう。
法律関連の知識
eBay輸出を教えている人の中には法律全無視で教えている人がいます。その場合教えている人はもちろん実践した人も法令違反に問われることになります。
具体的には
・人の画像をそのまま使う
・中古で古物商許可の適用外の仕入れ方をする
などがそれに当たります。
ビジネスは何よりも続けることが大切です。一時的に稼げるとしても黒に近いグレーなやり方を使うといつか必ずトラブルを生むのでそのような手法を使っていない方のコンサルティングを選びましょう。
コンサルとスクールどっちがおすすめ?
仮に料金がほとんど変わらないのであればコンサルの方がおすすめです。
一般的にスクールは大人数向けになっているため成果が出る確率は下がる傾向にあります。しかしコンサルでも大人数を採用していれば同じことになります。
先行研究によればスクールのような教師と生徒の関係で初学者を教える際に成果が高まるのは15~20名の時と言われています。日本の学校教育の場合場合教師の数が足りていないのでこれを実現するのは不可能ですが海外では15~20名程度の少人数制のクラスも多いです。
そのためこれより人数が多いスクール、特に30人以上の規模のものはおすすめ出来ません。仮にノウハウがある程度の質のものだとしても成果が落ちることが知られているためです。(担当講師が複数名いる場合は別に思えますが副担任がいるような場合でも成果が落ちている事例があったので人数が増えることによる影響の方が強いと考えられます)
質が低いコンサルと質が高いスクールであればもちろんスクールの方がいいとは思いますが料金が変わらず質も同じならコンサル>スクールです。
eBay輸出のコンサルやスクールは必要?まとめ
いかがだったでしょうか?結論としてはeBay輸出で成功するためにはコンサルやスクールなどを受けるのはいい選択肢であるものの今回記事にまとめた内容に注意した上で受けるようにしましょう。
たまに逆張りをしてコンサルやスクールなんか受ける必要がない、という人もいます。私も最初独学で成功したのでそのように思っていた時期もありましたが今では物販を含め年5.6個コンサルを受けるようにしています。それはきちんとした人に教わることを前提とすればどう考えても人に教わった方が効率的だからです。人生が無限にあれば独学でもいいかもしれませんが人生は有限です。またビジネスには旬もあります。
ただ完全な初心者の方の場合いいコンサルタントやいいスクールを見抜くことは非常に難しいのでその場合はやはり一旦冷静になって考えましょう。
中級者以上はどんどんいいと思った人のモノを受けた方がいいと経験上思います。(躊躇していた時間の方が勿体無いと思うことが多かったため)
時代のスピードがとてつもなく早くなっているので置いていかれないで済むのは毎年自分に投資できる人だけです。有意義な人生を送るためにもeBay輸出に限らず本気で学びたいと思ったことは積極的に人に教わる人生にしていきましょう。