この記事では物販ビジネスを利用した資産構築の方法を紹介します。
私は現在
- 輸入メーカー仕入れ
- 輸出メーカー仕入れ
- 輸入OEM
- 輸出OEM
- 輸入無在庫
- 輸出無在庫
とあらゆる物販ビジネスに取り組んでいますがその収益の割合は以下の図のようになっています。
最近輸出OEMや輸出無在庫を推していますがそれでも多いのは輸入OEMです。しかも輸入OEMの会社や輸入メーカー仕入れの会社は何度か売却しているにも関わらず結局輸入ビジネスの収入の割合が多いです。(輸出に改めて力を入れたのが2021年とやや遅いからというのもあると思います)
目次
物販での個人の資産構築に必要なこと1:融資等でレバレッジをかける
では結局どれをやればいいかというと資産を増やすことを考えた場合必要なのはレバレッジをかけることです。そのため融資を受けることが出来ればどれでも大丈夫です。
そして私は上記のどれでも融資を受けたことがありますが一番銀行の評価が高いのは意外かもしれませんが無在庫販売です。銀行側からしても商品が売れてから仕入れるということでキャッシュフローが安定していることが評価の理由のようです。そもそも無在庫販売のビジネスモデルでなぜ融資が必要かは聞かれましたがそれは仕入れに使うお金ではなく事務所拡大や人員増加に繋げる理由でクリアできました。
実際無在庫は人手で決まります。ただしAmazonもebayも1法人で所有できるアカウント数には限りがあります。税務上は実態が従事されるので従業員の口座を借りることも出来るかもしれませんが新しく法人を作るのが普通なので本格的に取り組もうと思うと意外とコストがかかります。一応Amazonでは部署別にアカウントを複数所有することは可能ですが無在庫販売は白に近いグレーなので担当者の確認が必要な1法人複数アカウント所持は諦めた方がいいでしょう。
ただ無在庫販売は無在庫販売の記事で詳しく解説していますが正しいノウハウが世に出てくることはほぼないので無難にメーカー仕入れかOEMを行なった方がいいです。そしてOEMはビジネススキルが高い人でないと成果を出すのは難しいため結局メーカー仕入れから始めるのがおすすめです。
また無在庫販売に関しては優れたビジネスモデルだと思いますが他の物販ビジネスと違い投資の側面が薄いです。あくまで物販を投資ビジネスとすることで数ヶ月毎に倍々に増えていきます。(途中で人員不足などで増えるスピードは落ちます)
そのため圧倒的な資産構築をしたいのであれば一般的には無在庫販売は除外した方がいいことになります。
物販での個人の資産構築に必要なこと2:法人売却でレバレッジをかける
レバレッジをかけて使える資金を増やした状態で次にすることは決算書の数字を良くして法人を売却することです。
物販の会社はビジネスモデルにもよりますがきちんとした仕組みを整えればEBITDA(営業利益+減価償却費)の5~7倍で評価されます。スキームによってはこれより安いことや高いこともあります。
売却のメリットは株と同じで個人の課税が源泉分離課税になるため20%しか税金がかからない点と、一代で資産を形成する人の多くが事業売却によってそれを達成しています。もちろん株や不動産でそれを達成する人もいますが結局投資が必要なことには変わりはありません。
目先の利益に囚われ高額な役員報酬という形でもらうと控除分を無視すると税金が55%かかることになります。この状態は資産構築するのは穴の空いたバケツに水道の蛇口から水を入れそれを使いプールの水を満たそうとしているような状態なのでほぼ不可能です。
蛇口を思いっきり捻り何度も繰り返せば不可能ではありませんが、それはつまり異常に収入が多い人であれば役員報酬という形で役員報酬を受け取り高額な税収を払っても資産構築が可能だということです。これを再現できる人が日本にどれだけいるでしょうか?ほとんどいないでしょう。
物販での個人の資産構築に必要なこと3:不動産投資でレバレッジをかける
個人的な話も含むかつ物販からは少し離れてしまうのですが一度会社を売却した後は不動産投資に取り組むのがおすすめです。物販の会社を売却してまたステージが違う別の物販の商材を扱うのももちろんいいと思いますがそれだと終わりがありません。
お金を一生懸命稼いで気づいたら死ぬ間際で10億円残ってる、という人生を羨ましいと思う人は少ないでしょう。体力があるうちはいいですがやはりどこかのタイミングで不動産などの手離れが良い投資案件に切り替えていくことをおすすめします。
もちろん物販が好きなら続けましょう。私は物販が好きなので不動産にも投資していますがまだ10年くらいは並行して物販もやると思います。
なお不動産界隈では有名な話ですが収益性が高い投資物件というのは物件価格が2億円以上からになります。数千万円の物件だと一般のサラリーマンの人でも頑張れば購入できるためいい物件はほとんど残っていません。
そのため売却で1億円以上を狙いましょう。独学だと最初は数千万円でも上出来だと思います。コンサルティングを受けている人には1億円だと勿体無いので2億円以上で売却できるように物販ビジネスを育てるよう指示しています。
大体15~30%あれば融資を受けて不動産の購入が可能なので1億円あれば2億円以上の物件でも十分購入可能です。過去にコンサルを受けた方で2.5億円ほどでOEM事業を売却されたNさんはその後5億円の収益性のビルを購入して色々差し引いた返済後利回りで月に400万円ほぼ何もしない状態で収入を得ています。
内訳までは詳しく聞いていませんが返済後利回りで400万円÷5億円×100=0.8%
とそれほど高くないのでおそらくフルローンまではいかないものの頭金は20%程度で借りているはずです。
これが別に特別な例ではなく今までに10人以上似たような形で1億円以上の売却後に不動産投資を行なっています。物販業界でここまでの高い水準の成功者がいるグループは私の所以外に知りません。
ここまで行くのは流石に誰でもは不可能です。しかし特別な才能が必要かというとそうでもありません。
まずは物販の会社を売却するところまでは行かなければいけないので最低1億円での売却を達成するために年間の利益で2000万円を作りましょう。
どの物販ビジネスを選ぶかにもよりますが輸入のメーカー仕入れを選んだとすると売上で言うと2億円程度は必要になります。
2億円の売上を作るには1ヶ月の売上は1700万円程度必要です。
そうなると1ヶ月の買付に必要な金額はおよそ3分の1程度になるので600万円は必要です。
キャッシュフローの問題があるので1ヶ月分だけの買付金があればいい訳ではなくその3倍程度は欲しいことになるので結局資金で1800万程必要です。
これを自己資金で集めるのはそれなりに大変ですが最初に書いたようにこの金額は融資を受けて調達すれば大丈夫です。その場合自己資金は600万円程度必要です。
よく物販は10万円からでも出来るという人がいます。私は一応100万程度から出来て本当は200万円程度あるといいと言っていますが売却を狙って資産構築をしたい方は別です。自己資金で600万円程度はどうしても必要になってきます。
もちろん最初から持っていない場合徐々に資金を増やして2度目の融資で達成してもいいのであくまで最短(1~2年)で売却を目指す場合の話です。
さらにちなみに融資の際に上記のような話だけをざっくりしても担当者はそんなに上手く行くものか、と疑ってかかるでしょう。実際上記は本当に正しいやり方を知っている人のケース、あるいは独学でも運よく成功ルートを辿った人のケースです。
今の時代本当に正しい知り最短ルートを通れるかどうかで運命が分かれる時代です。月利100万円を達成するだけであれば割とどんなルートを辿って遠回りをしても可能です。しかし本質を捉えたやり方を覚えないとフォームが崩れることでそれより上(法人売却による資産構築)に行けなくなります。
このブログには物販の本質をまとめているので本当に物販で資産構築をしたいのであればぜひこまめに読み直してみてください。