Amazonでは星の数(評価の点数)によって商品の売れ行きが大きく変わります。
そのため低レビューはなるべくなら削除したいものですよね。
実際に低レビューや悪い出品者評価を削除してもらう方法は2通りあります。
Amazonに削除依頼を出す方法と購入者に直接依頼する方法です。
詳しく見ていきたいと思います。
目次
Amazonに削除依頼を出す方法
Amazonに削除依頼を出して消してもらうのには以下のような条件があります。
- コメントの中に卑猥または冒とく的な言葉が含まれている場合。
- コメントの中にEメールアドレス、名前や電話番号などの出品者の個人情報、またはその他の個人情報が含まれている場合。
- コメントが商品レビューに終始する場合。「ACMEスーパーウィジェットは、ACMEウルトラウィジェットほど速く鮮明ではなかった」などです。
- 注文がAmazonから出荷された場合： コメントの内容が、Amazonから出荷（FBA）した注文の配送サービスに関するものである場合。削除の対象となり、下記の記述が表示されます。 この商品はAmazonから出荷されたため、この出荷サービスにはAmazonが責任を負います。
- 配送伝票の購入を使用して注文が出荷された場合： 出品者が配送伝票の購入を使用して予定通りに出荷した注文であるにもかかわらず、コメント全体の内容が配送遅延または未到着商品に関連するものである場合。削除の対象となり、「この注文に関連する出荷上の問題は、出品者が原因ではありません」という記述が表示されます。
評価の削除依頼はセラーセントラルの「評価管理」→アクションからのみ行えます。
「お問い合わせ」など、評価管理以外からAmazonサポートチームに連絡し、評価削除を依頼すると、アカウントが利用停止になることがあるので注意しましょう。
FBA出荷でも配送が遅い、外箱に傷があったなどの評価を受けることはわりとあるのでその際は簡単に悪い評価を消してもらうことが出来ます。
購入者に削除依頼を出す方法
メッセージにて購入者に評価削除を依頼する方法です。
しかただ単に評価を削除してほしい、とメッセージを送っても削除してくれることはありません。
評価の削除や変更方法をお客さんが知らないことがほとんどなのでその操作方法まで相手に伝えましょう。
【購入者名】 様
平素大変お世話になっております。
【ストア名】 販売担当の（担当者名）と申します。
この度は、ご不便ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。
【お客様評価】 「（お客様評価文言）」
送料含め全額返金として対応させて下さい。
返品についてですが下記手順にて実施願います。
※送料も弊社にて負担致します。着払いにて返送下さい。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201824330
また、お客様に1件お願いがございます。
お客様に頂きました評価（1 or 2 or 3）はAmazonシステム上悪い評価となります。
悪い評価は弊社にペナルティが与えられるだけでなく、売上げにも多大な影響があります。
弊社の不手際がございましたらすぐに解決への対応をいたしますので大変お手数ですが、下記手順にて1度評価の削除をお願いできればと思います。
URL：https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201889710
出品者の評価の削除方法：
1.以下のいずれかを行います。
・送信済みの評価へアクセスします。
・注文履歴から、該当注文の出品者名をクリックし、画面下部の出品者に対する評価を投稿するをクリックします。
2.フィードバックが完了しましたタブをクリックします。
3.該当の評価の横に表示されている削除をクリックします。
4.削除理由を選択し、削除ボタンをクリックします。
お手数ではございますが、ご理解いただけますと幸いです。
その他何か不明点あればご連絡下さいませ。
またコメント内容がいい内容なのに評価3を付けている場合あります。
これは非常によくあることでいわゆる3つ星ホテルのように3つでもいい評価だと思っている人が案外いるのです。
いい商品だけどいわゆる5つ星(最高級)ホテルではないな、という時に星3を付けられてしまいます。
星3位なら私は気にしませんがどうしても気になる場合は変更依頼を出しましょう。
消せないレビューに対する対策
紹介した方法を駆使してもレビューが消せないことはありますが何も対策をしていない場合と比較すると通常は3割程改善できます。
しかし某国ではライバルの商品ページの商品を購入し悪いレビューを書くということをしている人も多くこの対象となってしまうとどうしようもありません。
他の販路で販売する
対策としてはまず他の販路で売るということが考えられます。
Amazonは登録する口座が海外口座でも売上を受け取ることが出来るため海外セラーが多いですが楽天やYahooショッピングでは日本国内の口座が必要なため不当なレビューを受ける確率は減ります。
しかしやはりAmazonは商品が売れるのでそれだけで撤退してしまうのはもったいないです。負けてしまっているようで悔しいという気持ちもあると思います。
ライバルが低レビュー攻撃をしてくる商品ジャンルで商品を販売しない
2つ目の対策はAmazonでは彼らが扱うような商品ジャンルや価格帯では勝負しないことです。
これも若干逃げ腰に見るかもしれませんが戦略的撤退です。
USB給電の商品やスマホ系の商品は悪質な攻撃を受けやすいですしそうでなくても強豪がひしめいています。
他にも美顔器やマッサージ機などの美容家電を中心に家電分野も同様です。
国内OEMで輸入時の法規制が厳しい商品を扱うというのも１つの手です。もしくは医療機器など輸入許可だけでなく販売許可が必要な商材を扱うのもありです。自分で許可を取るのではなく通常工場側が対応してくれます。
商品ページを作り直す
3つ目は商品ページを作り直すという方法です。レビューが数個しか入っていない状態で悪質なレビューが付き消せない場合はこの方法がおすすめです。
そもそもAmazonはブランド形成の場には向いていません。高価格帯の商品であれば自社ECで売った方がブランディングもしやすいのでAmazonでダメになったページは作り直すくらいの気持ちでいればいいのですがそれが長期に渡ってブランディングしたいブランドであれば非常にダメージは大きいです。
実際Amazonで商品を売っているハイブランドが少ないことからもそれがわかると思います。
私もAmazonでは販売せず自社ECで売っている商品があります。
単価が1.5万円以上でそもそもAmazonで売れづらく多少売れたとしても万が一消せないレビューがついた時に長年育てたブランドイメージに傷がつくのが嫌だからです。
skuを削除しても商品画像や商品紹介コンテンツが商品ページ上に残ることがありデジタルタトゥーのような働きをするでしょう。
実際稀に高単価な商品がレビュー1件で星1になっているのを見たことがあります。
たまたま同じ商品を持っていて私に取っては非常にいい商品だったので低レビューの怖さを感じました。
レビュー1件で星1がついた後にその商品を買う猛者はなかなかいないでしょう。
高単価商品でも一定のレビュー数を集められる場合は次に紹介するように悪いレビューは薄まるのでAmazonで販売しても問題ありません。
いいレビューで埋める
4つ目は正攻法ですがいいレビューで埋めるという方法です。
普通に販売していてもどうしても悪いレビューというのは付いてしまうものです。どんなにいい商品でも5%程度は悪いレビューがつくものです。
これはAmazonだけでなくYoutubeや食べログなどの評価でも同じですよね。
レビュー獲得はインセンティブありでレビュー依頼を行うのはNGです。
と言っても対象のレビューが消されるだけでそれだけでアカウントが削除になった例は聞いたことがありません。だからこそ某国のセラーがサクラレビューを業者に依頼しているのだと思います。
もちろん同じ方法で対抗しようなんてことは言いません。
正攻法としてはSNSやメールマガジン、Yourubeなどでファンを獲得しておきそこで商品紹介をすることでいいレビューを増やすという方法があります。
インセンティブレビューは禁止ですがこのようにファンに商品を購入してもらい、良かったらいいレビューを書いてね、ということは禁止されていません。
もちろんいいレビューを書いてくれたら抽選で〇〇をプレゼント、とするのはダメです。そんなことをしなくてもいいレビューを書いてくれる本当のファンを集めることがレビュー集めには重要です。
個人ブランディング全盛の時代実はこれが最強の方法なのですがこの手法を活用できている人はほとんど見たことがありません。
ただし自分でこれらの外部対策が出来ない場合はインフルエンサーに依頼することになり、その伝え方によってはいいレビューがあまり増えないこともあります。
また厳密には区別されますが商品ページ上の表示ではまとめられるため商品のバリエーションを作ってそちらをエントリー価格にしてレビューを増やすという手法など実はレビューを集める方法はまだまだ色々あるので研究してみてください。
Amazonの低レビュー・悪い出品者評価を削除する方法まとめ
消せそうなレビューはAmazonや購入者に依頼して消してもらい、消せない場合は記事中で紹介した4つの対策を取っていきましょう。
ちなみにメーカー仕入れだと海外の商品ページのレビューを引き継ぐことが出来るので非常に楽です。
