Amazon総合支援ツールアマトピアの2024年の改良について

以下2024年のアマトピアのメジャーアップデート予定項目です。

  1. メールマガジンの追加(済)
  2. 継続特典の追加(済)
  3. eBayの価格改定機能で競合の送料が取得可能に(済)
  4. Amazon商品リサーチ機能の販売数予測アルゴリズム修正(10月予定)
  5. 仕入れ価格の取得のAPI化によりアマトピアの外部でも使用可能に(11月予定)
  6. eBayの販売数取得(12月予定)
  7. 広告運用のAIのアルゴリズム変更(済)
  8. 広告運用でスポンサーブランド・スポンサーブランド動画広告の最適化対応(済)
  9. 広告運用で過去の期間と別の期間の比較をグラフ上で可能に(11月)
  10. スポンサーディスプレイの最適対応可能(12月予定)
  11. 商品リサーチにeBayを追加(済)
  12. 需要予測のAIのアルゴリズム変更およびUIの改善(12月予定)
  13. 価格改定機能の仕入れ対象URLにヤフオクやセカンドストリート、ハードオフ、駿河屋など追加(済)
  14. 価格改定機能の仕入れ対象にメルカリ、Yahooフリマ、TUTAYAオンライン、ゲオオンライン、ブックオフオンライン、大黒屋追加(12月予定)
  15. 全体の料金体系変更(12月予定)
  16. APIプランの外部ツールとの提携について(2025年2月予定)

1.メールマガジンの追加(済)

継続利用者向けのメルマガ配信を行うことになりました。無料メルマガでは発信できない濃い情報を発信しています。

情報の内容の濃さとしてはコンサルティング>アマトピアメルマガ>無料メルマガ≒無料ブログ(本ブログ)となっており2番目に情報が濃くなっています。

ツールの様々な活用法を軸に限られた範囲にしか公開できない情報を不定期ですがお届けします。

ツールの活用法は順次アマトピアのブログの方で公開することになったのでメルマガではその時のトレンドで押さえておいたほうがいい情報などを配信します。

無料メルマガの方の読者が増えすぎて濃い情報が発信できなくなっていたので具体的な商品情報などと合わせて実践的な情報を発信します。2024年だと生成AI✖️物販の話題をメインにいくつか扱う予定です。

2.継続特典の追加(済)

上記に関係しますが継続利用者限定で特典をプレゼントすることになりました。

まだ設計段階ですが継続利用している人には毎月ポイントを付与するのでそのポイントを利用してリサーチツールにかけたりマーケティン分析に利用するためのAmazonの売上データ(1~12月)の好きなものと交換できるようにします。データは元々1ヶ月分3万円で販売していたものなのでそれだけでも非常に価値が高いものとなっています。

レートとしては2ヶ月の継続利用につき1ヶ月分と交換できる形を想定しています。

またそれ以外の特典の追加も行う予定です。(過去に5万円で限定販売していたnote記事や有料セミナー資料など)

毎月1ポイント貯まり。特典は2ポイントから交換可能です。ドラクエの小さなメダル交換方式です。

3.eBayの価格改定機能で競合の送料が取得可能に(済)

eBayの価格改定機能で競合や仕入れでeBayのページを指定した際に販売価格や在庫状況だけでなく送料も取得可能になったので送料も考慮した市場の最安値に合わせにいくことが可能になりました。

4.Amazon商品リサーチ機能の販売数予測アルゴリズム修正(10月予定)

現在各国のAmazonの販売数はKeepaのデータを元に計算しています。keepaの販売数はランキングの上下数を元に計算されるため多くても100程度にしかなりません。

ただ実際には月で1000個以上売れる商品も珍しくないため乖離が生じています。冪函数で補正しているため上位の方は合っていますが100~5000位のちょうど利益を出すために扱っていきたいゾーンがずれ地ます。

しかしAmazonのAPIでは情報が提供されておらず正確な販売数が分からないため正確に取れるツールはそもそも存在しません。

在庫追跡系のツールであれば販売数はかなり正確ですが在庫追跡系のツールでは使った瞬間にデータが取得できるわけではなく2週間くらいしないと販売数が分かりません。しかし最近はAmazonが販売数を開示してくれるようになったのでそのビッグデータを収集して実際の販売数に限りなく近い値を集めています。そのためOEM販売などでも使いやすくなります。

5.仕入れ価格の取得のAPI化によりアマトピアの外部でも使用可能に(11月予定)

以前から需要があったのでアマトピアで外部サイトの販売価格や在庫状況を取得する部分をAPI化することになりました。

スプレッドシート上などへのデータの記入が可能になるので他ツールとの連携も簡単になります。

ただしメインのプランと異なりAmazon、eBay以外のサイトからの取得は対応していません。(後述するRithumというサービスに弊社経由申し込まれた方のみ対応しています)

6.広告運用のAIのアルゴリズム変更(済)

AIのアルゴリズムを数値そのものの最適化ではなくルールの最適化を行うことによって未知の事象に対しても対処できるようにしました。

通常のAIのアルゴリズムはあくまで過去のデータをベースにうまくいった単価に自動調整するものですがそれはあくまで過去のものです。

それだと祝祭日や時間変化に弱いのと、急激な需要の変化にも弱くなります。
そのため時事刻々と変化するCVRや利益率などに応じてAIが入札ルールを細かく変更する形に変わりました。

売上重視・利益重視・インプレッション重視・バランス重視の4つを選択可能でそれぞれ100以上のアカウントで試験して最もパフォーマンスが良かったルールを採用し続けています。(独自の入札ルールは市場に合わせて常に変更されています)

ちなみにマニアックな話になりますが会社の方のブログにAmazon広告の最適化に採用するべきAIモデルについての記事をまとめています。

AIは大学院時代の専門であり特に力を入れている機能の一つなのでどういう仕組みを採用しているかまで気になる人はぜひ読んでみてください。そもそも広告運用にAIツールが必要なのかどうか、世間一般のAIツールの仕組みがどうなっているかなどまで言及しています。

7.eBay商品リサーチ機能の販売数取得(12月)

eBayでは特定のキーワードで売れた商品数をカウントするAPIがあるためそれを実装予定です。

しかしタイトルの付け方は人それぞれであるため本当に売れている数を調べたいのであればeBay公式のProduct Researchで確認する必要があります。

仮にPikachu Pokemoncardで一定期間に50個売れていたとしてPikachu cardやPokemon card Pikachu、Pokemon Pikachu Cardなど並ぶ順を変えたものはProduct Research上では別のデータが出てきます。 並び替えただけの場合は販売数自体は同じになるのでまだいいですがPikachu Card、Pikachu Card Rareなどキーワードの過不足があると販売数も異なってきます。そのため特定のセラーが販売したページのタイトルの販売数だけを調べても全体の販売数は分かりません。

そのためリサーチ機能だけに頼ると機会損失になるケースも多くなってしまうので手動でのリサーチとの組み合わせが必須です。具体的にはeBayのSeller HubからProduct Reseachに飛びキーワードを色々変えて当てはまる商品の販売数を調べるやり方を推奨しています。

新たにメモ欄も用意するので手動ですが抜き出した競合セラーの商品の販売数はリンクを踏んで確認してメモするようにしてください。(外注さんに任せてもいいと思います)

地味ですがこれによりリサーチ効率が上がり大幅に作業時間が短縮するはずです。

また特定の商品の販売数を取得する方法はありませんが特定のキーワードを含む商品が売れた数は複数のAPIを駆使すれば取得可能なのでそちらも他の改良が一通り終わったら検討しようと思います。

そこまで行ければコンサルを受講している人は

  1. 日本から出品している目ぼしいアカウントをマーク
  2. セラーリサーチで⚪︎日間で×個売れている利益が出る商品をリストアップ
  3. 出品して仕入れ価格と競合価格に合わせて価格改定
  4. 売れたらコンサル生限定の業界最安の代行会社で送る

というサイクルをより回しやすくなるのでどうにか実現できるよう頑張ります。そもそもこの仕組みがない状態でも自社でもeBay輸出&Amazon輸出の売上はどんどん伸びているなので完成する頃にはどうなっているかと思うと恐ろしいです。

8.広告運用でスポンサーブランド・スポンサーブランド動画広告の最適化まで対応可能に(済)

サーバーコスト的に以前の定額の料金体系では実現できなかったのですが広告費の5%という料金体系にしてから実現できるようになったのでAmazon広告の全てを自動化できるようにします。

ただ先ほど紹介したリンク先でも触れていますがスポンサーブランド動画広告はクリエイティブ(つまり広告に使う動画)が大事です。また既存のスポンサープロダクトの運用最適化に関してもページのデザインが重要になってきます。仮にページのクオリティが低ければ手動で運用しようがどんな広告運用ツールを使おうがAcosは50%を超えてしまうでしょう。

自分で運用してインプレッション数が稼げない、広告単価の変更に手間がかかっている、新キーワードを追えていない、などの機会損失系はすぐに改善して売上を伸ばすことが可能ですが元々のAcosが悪すぎる場合は十中八九、広告運用ではなくページのクオリティやレビュー、商品設計の方に問題があるのでコンサルティングを受けたりページの制作自体をプロに任せるなどを先に行うようにしましょう。

またたまに勘違いしている人がいますがスポンサープロダクトは自分がカートを取得している時のみかかるので相乗り出品でも使えます。(自分の広告を踏んで同一ページの他のセラーの商品が買われる確率は低いです。)

9.広告運用でスポンサーディスプレイも対応可能に(12月)

上記同様スポンサーディスプレイでもAI運用が可能になります。

10.広告運用で過去の期間と別の期間の比較をグラフ上で可能に(11月)

ツールの導入効果を見比べたり特定の施策を行った期間を見比べる上で視覚化して見比べた方が見やすいのでグラフ化を進めてもらっています。

11.商品リサーチにeBayを追加(済)

商品リサーチ機能にAmazonだけでなくeBayが追加されます。eBayのアカウントは現在Payoneerとの連携が必要で作るのが面倒になっているのでアカウントだけでも作っておくことをおすすめします。

価格改定のアカウント追加には使い費用がかかりますが商品リサーチと価格改定がセットになることでよりメーカー仕入れや無在庫販売がしやすくなります

最終的にアマトピア全機能利用可能で9800円/月、追加ライセンス1000円/月、広告運用機能のみ広告費の5%という形になります。

ちなみに出品管理・価格改定・顧客フォロー・需要予測のアカウントのセットは追加1000円/月で何個でも設定できるようになります。日本Amazon1、日本Amzon2、米国Amazon、オーストラリアAmazon、eBay.comのように5つ設定するようなことも可能です。

12.需要予測のAIのアルゴリズム変更およびUIの改善(2025年改良予定)

元々需要予測機能だけ外注して作った機能であるためUIが見にくい状態でした。

こちらの機能は利用者が多くないため放置していましたが直接ディレクションに介入し需要予測のAIアルゴリズムの調整およびUIの改善を行なっている所です。

海外ツールのManageByStatsのようにグラフィカルにしようと思っています。

managebyStatsは見やすいですが比較はできないために期間別の比較でグラフが見れるようにします。なぜなら自分でAmazonアカウントを運用していてその機能が欲しいためです。いつも開発の始まりは自分でその機能が欲しいからです。

ただAmazonには最大の問題があってセラーセントラルではページビュー数たユニットセッション率を見ることが出来るのにAPI経由では取得が出来ませんでした。

7年前くらいから追加してくれとずっと言っていたにも関わらず追加されないので諦めていましたが少し前にSP-API(新しいAPI)を見直すといつの間にかそれらが取得出来るようになっていました。

これは個人的に激アツすぎます。

これさえあればデータサイエンティスト的により分析が捗ります。ブラックボックスな部分が少なくなるのは非常にありがたいことできちんと勉強した人がきちんと結果を出せるようになっていきます。努力の方向性が分からないのが一番辛いので可視化されて進んでいる方向が合っているかどうか修正しやすくなるのはいいですね。

13.価格改定機能の仕入れ対象URLにヤフオクやセカンドストリート、ハードオフ、駿河屋など追加(済)

現在アマトピアではAmazon、楽天、Yahooショッピング、ヨドバシカメラの出品価格・在庫の有無を参考に価格改定可能ですが仕入れ対象URLとしてヤフオクやメルカリ、ハードオフ、駿河屋などが追加予定です。

ebayの機能と組み合わせるとebay無在庫販売が非常にやりやすくなります。(Amazonの無在庫販売にも使用可能です)

14.価格改定機能の仕入れ対象にYahooフリマ、TUTAYAオンライン、ゲオオンライン、ブックオフオンライン、大黒屋、ソフマップ、ジョーシン、コジマネット、エディオン、ソフマップ、モノタロウ追加(12月予定)

さらにサイトを追加することになりました。これで国内の主要ECモールと中古ECサイトはメルカリを除いて全部対応することになります。

なおメルカリはURLの構造自体がよく変わるため安定した対応が難しいので対応は未定です。

話を聞いても今利用者の中でも無在庫ユーザー勢が圧倒的に成果を出していますがさらに成果を出しやすくなると思います。

15.全体の料金体系変更(12月予定)

今後の料金体系は

基本料金3万円/月
+広告運用機能での広告費×5%

となります。

またAmazon、eBayからの価格、送料、在庫の有無のスプレッドシートなどへの値の取り出しが可能なアマトピアのAPIプランを別で用意しそちらは月額9800円となります。

種類月額料追加費用Amazon、eBay以外からのデータ取得スプレッドシートなどへのデータ取り出し
アマトピア3万円/月広告運用機能経由の広告費×5%無料(速度制限あり)不可
APIプラン9800円/月なし不可
APIプラン(Rithum弊社紹介経由利用者限定)9800円/月Amazon、eBay以外のサイトからのデータ取得回数×1円有料(速度制限なし)

メーカー仕入れだけにしか使わない人であれば基本3万円/月です。
メーカー仕入れはAmazon間の商品リサーチや価格改定、需要予測などしか使わないためです。広告運用も使う場合は広告費の5%が別でかかります。

OEMだと広告運用はほぼ必須なので3万円/月+広告費の5%になる方が多いでしょう。

無在庫販売の人も月額3万円です。リサーチなどはeBayのProduct Researchしか使わずAmazonから仕入れないという方はスプレッドシートに取り出し可能なAPIプランで9800円/月で利用してコストを抑えることも可能です。ただし次の項で解説していますがAPIプランでも外部サイトからの取得を可能にする条件があります。

16.APIプランの外部ツールとの提携について(2025年2月予定)

弊社経由でRithumという外部サービスに申し込まれた方限定でAPIプランでも外部サイトのデータ取得が出来るようにすることになりました。料金は9800円+外部サイトからのデータ取得回数×1円になります。

外部サイトからの仕入れを大量に行う場合はAPIプランよりも本家のプランの方がお得になりますが本家のプランだとスプレッドシートへの取り出しは出来ないので結局AmazonやeBay以外で無在庫販売を行いたいという場合は紹介経由でRithumと組み合わせて利用するしかありません。

RithumとはAmazonやeBayを含む海外の主要ECモール(400サイト以上)にまとめて商品を出品し在庫管理・価格改定を行うことが出来るツールです。

例えば

  • Amazon.com
  • Amazon.de
  • eBay.com
  • eBay.au
  • Shopee
  • Shopify

を一元管理することも可能です。発送処理も一元管理可能なのでどのサイトに出品していても一つのサイトのように管理できるのが本当に便利です。

アマトピアでは国内外のAmazon、各国のeBayを含め30サイト以上の価格情報と在庫情報を取得可能なので組み合わせて使うことで理論上最低でも30×400=12000通りの無在庫販売ビジネスを行うことが可能です。

日本からの仕入れに限定するとアマトピアでは20サイト、Rithumでも日本からの輸出で使いやすい主要なサイトは50サイト程にはなりますがそれでも20×50=1000通りは可能です。

アマトピアの方もまだ対応サイトを増やしていく予定ですがRithumもまだまだ増えているのと上級セラーによる攻略が2024年後半から始まっているのでどんどん新しい輸出ビジネスが生まれていきそうで楽しみです。

実際テスターの方々が新規で世界中のECモールを攻略し始めていて私も聞いたことがないようなECモールで無在庫販売しただけでいきなり月商500万円近く出せたという成功事例も共有してもらいました。そもそもRithumは日本に入ってきたばかりで最初にお声がけいただいたので特に今は非常に利益を出しやすい状況にあります。

このような形で日本の輸出産業の発展に貢献できて幸いです。

アマトピアの2024年の改良についてまとめ

気づけばアマトピアのサービスも10年以上続いています。

私は現在は物販に加えクリニックの経営やYoutubeチャンネルの運営など多岐にわたる事業を行いツール事業を取り仕切ることはないのですが唯一会社設立当初からずっと続けている愛着のある事業でもあり、今後もこの事業は長く続けていきたいと思っています。

多くの人にとって今まで以上に使いやすい形になるのでぜひ新形式になってもよろしくお願いします。

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