Amazon輸出の知的財産所有権(著作権・商標権・意匠権)の侵害について

Amazon輸出を続けていると知的財産権(intellectual property rights)に違反してしまうということが稀にあります。

特に無在庫出品をしていると権利関係に無頓着になりやすいので注意が必要です。

では知的財産権とは何でしょうか?

知的財産権とは

以下はWikipediaからの引用です。

知的財産権(ちてきざいさんけん、intellectual property rights)とは、著作物や工業所有権などといった無体物について、その著作者などが、それに対する複製など多くの行為に関して(無体物であるにもかかわらず、あたかも有体物として財産としている、あるいは所有しているが如く)専有することができるという権利である。専門用語的な解釈としては専有権とされることもある。その性質から、「知的創作物(産業上の創作・文化的な創作・生物資源における創作)」と「営業上の標識(商標・商号等の識別情報・イメージ等を含む商品形態)」および、「それ以外の営業上・技術上のノウハウなど、有用な情報」の三つに大別される。

もともとヨーロッパから広まったもので先進国では基本的にどの国でもある考え方です。

知的財産権に違反した場合の対応

知的財産権が認められている商品ページに相乗り出品してしまうとAmazonを通して知的財産権の違反に関するメールが来ます。

また正規代理店がいる商品を並行輸入でなく正規のページに出してしまった場合権利者の申告があれば警告が来る可能性があります。

  1. Copies of invoices(インボイスのコピー)
  2. receipts(領収書), contracts(契約書)
  3. delivery orders(納品書)
  4. authorization letters(委任状)

無在庫販売などをしていた引っかかった場合どうしてもアカウントを守りたい場合は
卸買ってその証明書を使ってクリアするという方法があります。

多くの日本人が謝罪対応で済ましていますがただ謝る事はあまりおすすめしません。

これは文化の違いからです。

日本での販売で同じ事をしたら別の販売者に謝ればたいてい許してくれるでしょう。

アメリカの場合はただ謝ると負けを認めた事になります。

購入を証明できる、と言った上でただ争いたくはないから今後はその出品を控えておく、とした方がいいです。
もちろんこれは購入を証明できる場合です。

ただ謝るだけだとAmazon側から見てもこのセラーは正規の権利がなくて販売しているという疑惑ポイントが上昇します。

そして何回か繰り返すとそのポイントが溜まってサスペンドにつながります。

私はアメリカにも少し住んだ事がありますが権利はきちんと主張しましょう、そういう国です。

なおヨーロッパに輸出する場合はさらに厳しいので出品前に知的財産所有権が絡むページであるかどうか・並行輸入のページがあるかどうかは必ずチェックしましょう。

P.S 最近は出品規制でそもそも出品が制限されているブランドが多く違反しづらくはなっていますが出品規制がかかっていなくても権利を侵害してしまう場合もあるのでやはり事前にチェックするようにしましょう。

一つの判断基準としては出品者が1社(+Amazon)の場合は要注意です。

並行輸入でないページでも多くの出品者が出しているページであれば問題ないケースがほとんどですが100%の判別方法ではないのでその辺りは自己判断でお願いします。

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